空き家調査始まる 大学生18人が協力 瀬戸内町

空き家の状況を調査する大学生=5日、瀬戸内町

空き家の状況を調査する大学生=5日、瀬戸内町

 利活用できそうな空き家、空き店舗などを把握する「空きキャパシティ調査」が5日、瀬戸内町で始まった。町内の住環境の整備、改善が目的で本土の大学生18人が協力。初日は古仁屋市街地を歩いて回り、建物の状況や使用の有無などを調べた。

 

 調査は、同町と県大島支庁瀬戸内事務所が昨年度から実施している「チームせとうち我が事・丸ごと支え愛事業」の一環。調査に協力するため、福山市立大学都市経営学部の根本修平講師とそのゼミ生9人、鹿児島大学大学院理工学研究科の小山雄資准教授とそのゼミ生9人が来島した。

 

 学生はこの日、町すこやか福祉センターで町の状況や調査方法などの説明を受けた後、2人ずつ9組に分かれて調査を開始。空き家などの窓や外壁の破損、庭の雑草、ごみの状況など、あらかじめ決められた調査項目を目視で確認し、記録した。

 

 初日の調査を終え、前田玲明さん(21)は「思ったより建物がしっかり管理されていると感じた。町の必要としている施設として活用できたらいいと思う」、半田萌夏さん(20)は「判断に迷う建物もあったが、こんなにじっくりと空き家を見る機会がなかったのでいい勉強になった。手を加えることで使える建物もあると思う」と話した。

 

 6日は加計呂麻島全集落を回り、2日間で計291軒を調査予定。学生は今後も複数回来島し、調査を続ける。

 

 調査終了後、県と町は結果を基に、緊急対応が必要な危険家屋については家財飛散防止措置などを講じるほか、その他の対象建物についても所有者、近隣住民の承諾を得て、民間と協力して最終的な解決を図るとしている。

 

 

 

 

 

※写真はタテ・ヨコ2枚入稿。いずれか1枚利用ください。