第2期創生総合戦略策定 仕事・人材・住居確保に注力 龍郷町

 

龍郷町総合戦略を策定した(右から)竹田町長と中村座長=30日、町役場

龍郷町総合戦略を策定した(右から)竹田町長と中村座長=30日、町役場

  龍郷町は30日までに、第2期龍郷町創生総合戦略(2020~24年度)を策定した。仕事・人材・住居の確保を軸に地域商社の整備や多様な働き方の推進、空き家対策などに力を入れ、「将来にわたって持続可能で活力ある地域社会の実現」を目指す。

 

 同町は15年に第1期総合戦略を策定し、人口減少や経済の低迷などの課題解決に向けた取り組みをスタートさせた。

 

 第2期総合戦略は、官民一体のシンクタンク「たつごうみらい会議」(座長・中村安久町田酒造社長)のメンバー25人が同戦略策定有識者会議の委員を兼任。基本目標として①安定した雇用の創出②結婚、妊娠・出産、子育ての支援③魅力的な地域づくり④人材の確保と育成─を掲げた。

 

 具体的な施策は、農業法人による営農受託の促進、若い世代の経済的安定と子育て支援の充実、UIターンの促進など。各目標ごとに「就業人口の2600人台維持」「来島再訪率50%」といった業績評価指標も定めた。

 

 新たな取り組みとして▽地域資源や特産品の情報発信、販路開拓、販売などを担う地域商社の体制整備▽リモートワークやワーケーション、時短勤務、兼業・副業など多様な働き方の推進▽空き家(住居)対策の推進─に力を入れる。

 

 空き家対策では、秋名幾里地区に建設中の体験交流型拠点施設「荒波龍美館」内に新たに地域おこし協力隊2人を配置し、空き家バンク機能や移住相談窓口などを整備する。

 

 有識者会議を代表して中村座長は「地方創生には地元生産者、加工者、販売者が稼ぐ仕組みづくりが不可欠。仕事創生と住居確保で若い人材を呼び込みたい」。竹田泰典町長は「総合戦略を基に行政としてしっかり取り組んでいく」と語った。