紬産業の担い手に期待 織り学んだ3人に修了証書 本場奄美大島紬専門学院

1年間織り技術を学び修了証書を受け取る修了生=28日、奄美市名瀬

1年間織り技術を学び修了証書を受け取る修了生=28日、奄美市名瀬

 大島紬の織り技術者を育成する本場奄美大島紬専門学院(校長・山田伸一郎本場奄美大島紬協同組合理事長)の2017年度修了式が28日、奄美市名瀬の旧鹿児島県工業技術センター奄美分庁舎であった。1年間、織り技術を学んだ3人に修了証書が手渡され、出席者は大島紬業界や産地の将来を担う技術者の誕生に期待を寄せた。

 

 16年度は学院生の入校がなかったため、2年ぶりの修了式。同組合事務所の同旧分庁舎への移転に伴い、本年度から会場を変更した。本年度の修了生は、奄美市名瀬の四元美保さん(45)、伊藤昌代さん(29)、大谷果歩さん(23)。

 

 山田校長は「この1年間の経験を基礎に技術向上に努め、産地活性化に頑張ってくれると期待している」と激励し、来賓祝辞では朝山毅市長(代読)と県大島支庁の鎮寺裕人支庁長(同)が期待の言葉を贈った。

 

 修了生を代表して四元さんが「細い糸を縦と横に合わせながら織る作業は根気のいることで、毎日が自分との戦いだった。初めて一反を織り上げた時の感激は一生忘れられない」と謝辞。優秀学院生表彰では大谷さんに奄美市長賞が贈られた。