職業人生広げるきっかけに 徳之島視察「力強さ」感じた 中村かおり副知事

中村かおり副知事インタビュー190107鹿 国が成長戦略の柱とする「女性活躍」。鹿児島県では昨年10月、厚生労働省出身の中村かおり氏(47)が副知事に就いた。県政史上初の女性副知事を任された小林洋子氏(52)に続いて2人目。鹿児島県でどう手腕を振るうのか。抱負を聞いた。

 

 ―鹿児島の印象は。

 

 「全国的にみても存在感の高い地域。知り合いの鹿児島県出身者に温かい人が多く、安心して赴任できた。副知事就任前から旅行でたびたび訪れていることもあり、楽しい思い出ばかりが残っている」

 

 ―奄美群島との関わりは。

 

 「鹿児島の離島に行ったことはなかったが、徳之島を2回訪ねた。1回目は農水省幹部の被災地視察に同行したとき。台風の被害は大きかったが、地元を愛する人たちが自分の仕事に誇りを持ち、困難な状況でも立ち直ろうとしている姿に力強さを感じた。2回目に訪問した伊仙町はとても美しいところ。空気感も違うが、食事も魅力的だった」

 

 ―厚生労働省での経験をどう生かしていく。

 

 「地方創生や高齢社会対策に携わってきた。地方創生では雇用が大切な部分。鹿児島は全国に先んじて高齢化が進んでいる一方、健康な人も多い。これまでの経験を生かし、高齢者の生きがいづくりを掲げる三反園訓知事をサポートしたい」

 

 ―自分の性格をどう見るか。副知事に就任したプレッシャーは。

 

 「真面目だけれど、わりと楽観的。つらい局面に立たされても何とか乗り越えてきた。2人目の女性副知事で、珍しい立場ではないという安心感もある。職員と政策を議論している時間が楽しい」

 

 ―女性活躍への考えを。

 

 「政策を議論するときにさまざまな目線が入ることは大事。主婦だからこそ、女性だから気付くこともある。(管理職への挑戦などに)尻込みする人もいる中で、職責を果たせれば自分の可能性を開いていこうと思ってくれる人が出てきてくれるかもしれない。いろいろな人が幸せな職業人生の領域を広げるきっかけの一つになれたらうれしい」

  (聞き手=鹿児島総局・池田由紀子)