自然遺産推進室を移管―奄美市異動

 奄美市は27日、2018年度の定期人事異動を発表した。異動規模は254人で前年度比21人増。昇任は55人。部長級7人が昇任した。奄美群島の世界自然遺産登録に向け、全庁的な取り組みを推進するため市民部環境対策課の世界自然遺産推進室を総務部プロジェクト推進課へ移管する。名瀬・住用地区学校給食センター供用開始に伴い学校給食センター課を新設するほか、幼保窓口の一元化を図る。

 

 組織機構改革ではプロジェクト戦略推進課をプロジェクト推進課に改称。新たにプロジェクト推進監を配置し、体制強化を図る。

 

 このうち世界自然遺産推進室が担う業務は保全と活用の調整、普及啓発など自然遺産登録全般。猫対策など自然保護関連は環境対策課に新設の自然環境係へ集約する。

 

 また、教育委員会所管の幼稚園事務の一部を福祉政策課こども未来係へ移し、幼稚園・保育所の入退園手続き一元化など市民サービスの向上に努める。

 

 部長級は11人中7人が昇任。議会事務局長に前田賢一郎氏(57)、総務部参事兼契約・検査指導課長兼建築検査監に有村純一氏(59)、保健福祉部参事兼福祉事務所長に中村博光氏(58)、商工観光部長に武下義広氏(57)、農政部長に山下仁司氏(58)、上下水道部長兼水道事業担当参事に橋口義仁氏(57)、住用総合支所事務所長に手蓑利文氏(58)を起用した。

 

 課長級は38人が異動し、昇任は23人。課長補佐級は60人(昇任14人)、係長級は67人(同11人)、一般職員は78人が異動した。新規採用は36人で、うち民間企業経験者7人を採用した。退職者は40人。再任用は22人だった。職員数は589人で、前年度に比べて4人減となった。

 

 人事異動の発表に当たり朝山毅市長は「定員適正化計画を念頭に置き、効率的な事務作業ができる体制を考慮した。世界自然遺産推進室を移管することで登録をスムーズに進め、また実現後の保護や継承、時代に合った体制づくりにも対応する」と述べた。