要約筆記奉仕員養成へ 22人受講、講座初開催 奄美市社協

奄美大島で初めての要約筆記奉仕員養成講座の開講式=26日、奄美市名瀬

奄美大島で初めての要約筆記奉仕員養成講座の開講式=26日、奄美市名瀬

 奄美市社会福祉協議会主催の要約筆記奉仕員養成講座が26日、奄美市名瀬の同社協会議室で開講した。奄美大島で初開催となる同講座には奄美市、瀬戸内町、龍郷町から22人が受講。来年3月まで、鹿児島市登録要約筆記者の会会長の池端てるみ氏を講師に13回の講座を受け、要約筆記奉仕員としての技術や知識を習得する。

 

 要約筆記奉仕員は、主に手話を使わない聴覚障がいのある人に、話されている内容などを要約し、文字として伝える役割を担う。奄美市では2020年度から、要約筆記者・同奉仕員の派遣事業が始まったが、派遣できる登録人員が少なく、人材養成が課題となっている。

 

 開講式で、同社協の福山敏裕会長は「難聴者、中途失聴者の方々は、人がたくさんいるところでの会話や講演会での聞き取りなど、さまざまな場面で聞き取りが難しく、つらい経験をしている。要約筆記奉仕員は大変頼もしい存在になると確信している。心に寄り添える支援者となってほしい」と呼び掛けた。

 

 開講式後は第1回講座があり、受講生は聴覚障がいや要約筆記の基礎知識などを学んだ。受講生の市内男性(49)は「新聞記事を読んで要約筆記に興味を持った。奉仕員になれたら、ボランティアで技術を役立てたい」と意欲を語った。