遊泳事故防止呼び掛ける 海保警察合同パトロール 奄美大島

海水浴を楽しむ子どもの保護者らにリーフレットを配る奄美海保職員=5日、奄美市名瀬の大浜海浜公園

海水浴を楽しむ子どもの保護者らにリーフレットを配る奄美海保職員=5日、奄美市名瀬の大浜海浜公園

 海難事故防止の啓発を目的に奄美海上保安部と奄美署は5日、奄美市名瀬の大浜海浜公園と大和村の国直海岸で合同パトロールを実施した。奄美海保職員と同署員6人で海岸周辺を歩いて見回り、海水浴客らに有事の事故救命策や118番通報などを呼び掛けた。

 

 奄美海保は毎年、マリンレジャーが本格化する夏休み時期を前に啓発活動を推進している。この日、大浜海浜公園では海水浴客らに▽ライフジャケット着用▽緊急時の連絡手段確保▽海の事件事故は118番通報│などを呼び掛けるリーフレットを手渡した。

 

 奄美海保は8月上旬にかけて、各地の海岸などで同署や海上安全指導員らと合同パトロールを実施予定。管内では漁船やプレジャーボートなどの海難事故も目立っていることから、船舶による沖合での警戒も強め、陸海両面で海難事故防止啓発に取り組む。

 

 奄美群島近海では、2015年から19年の5年間、124人が人身海難に遭っている。マリンレジャー中の事故が53人で全体の約4割を占め、うち約6割が遊泳中の事故。マリンレジャー中の事故では29人が死亡、2人が行方不明となっている。

 

 一方、この5年間で海難事故に遭った船舶は74隻。うち57隻が漁船やプレジャーボートなど小型船舶で、全体の約8割を占めた。小型船舶の海難は、整備不良などによる運航不能が最も多く、見張りが不十分だったことによる衝突や乗り揚げ事故も目立った。