集落つなぐエフエムうけん 開局10周年で記念イベント

 

エフエムうけん開局10周年イベントで、村民に感謝を伝えるボランティアスタッフら=23日、宇検村

エフエムうけん開局10周年イベントで、村民に感謝を伝えるボランティアスタッフら=23日、宇検村

 宇検村のコミュニティーラジオ局「エフエムうけん」が開局10周年を迎え、23日、同村湯湾の生涯学習センター「元気の出る館」で記念イベントを開いた。大島高校の吹奏楽部やダンス同好会、島唄漫談ユニット「サーモン&ガーリック」がステージを盛り上げ、多くの村民でにぎわった。

 

 エフエムうけんは、防災行政無線を兼ねたコミュニティーFM。村が放送局を設置し、NPO法人「エフエムうけん」(屋宮喜治理事長)が運営している。2008年、防災行政無線個別受信機が老朽化したため村が整備し、2010年1月4に開局した。周波数は76・3メガヘルツ。24時間体制で行政情報や島唄、トーク番組など16の自主番組を放送している。

 

 23日の記念イベントでは地元高校生や漫談ユニットによるステージショーのほか、景品が当たる抽選イベントもあり、参加者全員が歓声を上げて楽しんでいた。

 

 屋宮理事長(80)は「奄美豪雨災害のときは電気も止まり、道路も寸断される中、FMだけを聞いていた村民もおり『FMがあってよかった』と聞いた。集落をつなぐ共通の話題も提供でき、ラジオが村民の距離を近づけた。家庭、車、畑、職場でも聞いてもらい、新しい情報を発信し続ける放送局を目指したい」と語った。