鹿児島港本港区まちづくりデザイン素案示す

まちづくりのグランドデザイン素案が示された鹿児島市の鹿児島港本港区=17日(二宮忠信さん撮影)

まちづくりのグランドデザイン素案が示された鹿児島市の鹿児島港本港区=17日(二宮忠信さん撮影)

 鹿児島港本港区(鹿児島市)のまちづくりを検討する委員会(宮廻甫允委員長、11人)の会合が17日、鹿児島市であり、県がグランドデザインの素案を示した。奄美・喜界航路が利用する北埠頭は船の接岸場所や荷役作業場を確保し、旅客ターミナルなどを活用する方向性を提示。港湾機能と一般利用客の分離に配慮した開発の必要性を強調した。

 

 本港区エリアは水族館や商業施設「ドルフィンポート」があり、グランドデザインは約30ヘクタールが対象となる。北埠頭は離島航路の拠点だが、待合所や貨物上屋が十分に利用されていない。

 

 素案は「国際都市にふさわしい観光拠点」を開発のコンセプトとした。北埠頭の活用について民間からは▽桜島を眺める景観と水族館の集客力を生かした機能▽アミューズメント機能や既存ターミナルの空きスペースを活用したオフィス機能―の導入が提案された。

 

 オブザーバーとして参加した鹿児島港運協会の小原英明氏は開発の方向性に賛成の立場を示しつつ、「荷役エリアと観光エリアを明確に区分けし、受け入れ体制を充実させてほしい」と意見を述べた。

 

 グランドデザインは県議会での議論やパブリックコメント(意見公募)を経て本年度中に策定する。