龍郷、大崎両町と台湾 鹿児島市で友好記念式典

記念式典で特産品を贈り合い、交流深化を期待する(右から)竹田龍郷町長、陳処長、東大崎町長=26日、鹿児島市

記念式典で特産品を贈り合い、交流深化を期待する(右から)竹田龍郷町長、謝代表、東大崎町長=26日、鹿児島市

 「東京2020オリンピック・パラリンピック大会」で台湾のホストタウンに登録されている龍郷、大崎両町と同国の友好記念式典が26日、鹿児島市の市町村自治会館であった。龍郷町からは竹田泰典町長が出席し、記念品として台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表に奄美特産の黒糖焼酎を贈呈。オリンピック・パラリンピック開催後も台湾、大崎町との交流が続くことに期待を寄せた。

 

 龍郷町は同町出身で名誉町民の西郷菊次郎が1897年に台湾の初代宜蘭庁長に就任したことなどから、宜蘭市との交流宣言を行うなど台湾と縁が深い。2019年6月には台湾のホストタウンに登録し、20年1月には台湾のパラリンピック卓球選手ら5人が同町を訪れ交流した。

 

 式典には龍郷町、大崎町、台北駐日経済文化代表処の関係者ら約20人が出席。謝代表は、新型コロナの世界的な流行による日本と台湾の交流縮小を残念がりながらも「こうした時期だからこそ、台湾と日本がこれまで以上に力を合わせてコロナ禍を乗り切ろう」と述べ、記念品としてパイナップル100個をそれぞれ両町に贈った。

 

 竹田町長は、今年が西郷菊次郎生誕160周年の節目であることなどを紹介し、「今回の友好記念式典によって台湾との交流に拍車がかかるのではないか」とも期待。台湾から贈られたパイナップルは「町内の学校給食として子どもたちにおいしく食べてもらいたい」と喜んだ。

 

 大崎町の東靖弘町長も地元産のうなぎの目録を謝代表に手渡し、オリンピック・パラリンピックを契機とした地域間交流の促進に期待した。