龍郷エリア開通 80人が記念ウオーク 奄美トレイル

奄美トレイルの開通記念イベントでコースを歩く参加者=9日、龍郷町

奄美トレイルの開通記念イベントでコースを歩く参加者=9日、龍郷町

  「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録に向け、鹿児島県が奄美各島でコース設定を進めている「世界自然遺産 奄美トレイル」の龍郷エリア開通式が9日、同町瀬留の町りゅうがく館前であった。開通を記念し、トレイルウオークも実施。参加者は会場から同町屋入の加世間峠まで約5キロの山道を思い思いのペースで歩き、豊かな自然や景観を満喫した。

 

 奄美トレイルは、奄美の自然と文化への理解を深め、人の交流を通して地域の活性化や奄美ファンの獲得を目指すのが目的。県が2016年度から奄美各島でコース設定を進めており、残る加計呂麻・請・与路島(瀬戸内町)エリアも今年度中に開通し総延長約550キロのロングトレイルがつながるという。

 

 龍郷エリアは①東シナ海の荒波を眺めながら集落を歩く秋名・幾里・嘉渡・円・安木屋場コース(12・1キロ)②西郷隆盛ゆかりの地をたどる安木屋場・龍郷・久場・瀬留・玉里コース(10キロ)③絶景ポイントを巡るりゅうがく館・加世間峠・行盛神社コース(11キロ)の3コース。

 

 開通式で県環境林務部の原口義明次長は「トレイルコースを通して魅力ある奄美の自然・文化を伝えてほしい」とあいさつした。

 

 関係者によるテープカットの後は③コースの一部を使ったウオーキングイベントがあり、住民ら78人が徒歩やマウンテンバイクで参加。東シナ海と太平洋を同時に見渡せる加世間峠の「二つの海が見える丘」を目指し約5キロのトレッキングに挑戦した。

 

 職場の仲間と参加した県大島支庁総務企画課の岩崎あかね主事(28)は「素晴らしい眺めが待っていて、頑張ったごほうびをもらった気分」と笑顔。娘の理湖奈ちゃん(1)を抱いて参加した奄美市の俵悠斗さん(29)は「いい運動になったし最高の景色を見られた。観光客だけでなく奄美の人にもぜひ体験してほしい」と話していた。

 

コースの見どころの一つの加世間峠から見える景色=9日、龍郷町

コースの見どころの一つの加世間峠から見える景色=9日、龍郷町