「奄美」2項目を重点提案-県開促協総会

2014年06月14日

政治・行政

 【鹿児島総局】県内各分野の主要44団体の代表ら52人で構成する県開発促進協議会(会長・池畑憲一県議会議長)の2014年度総会は13日、鹿児島市のホテルであり、政府の15年度予算編成へ向けた重点提案項目16、提案項目51の計67項目を決定した。奄美関係では前年度に引き続き重点提案項目として「奄美群島振興開発の推進」と「『奄美・琉球』の世界自然遺産登録」の2項目が盛り込まれた。来年度予算概算要求前の7月中・下旬ごろに中央提案活動を予定している。
 総務、財務、農林水産、国土交通の4省に関係する奄美群島振興開発の推進では、「地域特性を生かした持続可能な自立的発展や住民の生活安定、福祉の向上、定住の促進を図る」として①奄振事業を着実に実施するための十分な予算額の確保②14年度に創設された奄美群島振興交付金の特別交付税措置の維持・拡充③ソフト・ハード事業双方の補助対象事業の拡充と補助率のかさ上げ―を求めている。
 提案項目として奄美群島振興開発基金の充実や国税の割増償却制度の延長、地方税の課税免除または不均一課税の延長、地方交付税補てん措置の継続も引き続き提案する。