オスプレイ着陸、「極めて遺憾」 五輪 国体と共に盛り上げ 三反園訓知事

2018年08月18日

政治・行政

定例記者会見で質問に答える三反園知事=17日、鹿児島市の県庁

定例記者会見で質問に答える三反園知事=17日、鹿児島市の県庁

 【鹿児島総局】奄美空港(奄美市笠利町)に14日、米軍機オスプレイが緊急着陸した問題を受け、三反園訓知事は17日の定例記者会見で「米軍機の緊急着陸が連続していることは極めて遺憾だ」と述べた。情報提供や原因究明、再発防止の徹底を米軍などに申し入れるよう防衛省に要請したことを説明した。

 

 オスプレイは昨年6月以来、奄美空港に4回緊急着陸している。県は15日、職員を九州防衛局に派遣して小野寺五典防衛相宛ての要請文を提出。奄美大島の5市町村長が安全対策を要請した経緯に触れ、低空飛行訓練で日米合意を守るよう求めた。

 

 2020年東京五輪の聖火リレーで、三反園知事は県内ルートを選定する実行委員会を近く立ち上げることを発表した。県内のリレー日程は20年4月28、29日。行政や議会関係者らが委員を務め、ルート案を大会組織委員会に提出する。

 

 三反園知事は同年秋に国民体育大会が県内で開かれることを踏まえ、「五輪と同じ年に開かれる国体はしばらくない。一緒に盛り上がれるような取り組みを考えたい」と語った。

 

 

 

 

 

 

【編注】

三反園訓(みたぞの・さとし)小野寺五典(おのでら・いつのり)