三反園知事、台風被災地を視察 キビ被害、増産基金活用へ

2018年10月13日

政治・行政

サトウキビの被害状況などについて説明を受ける三反園訓知事(右)=12日、奄美市笠利町

サトウキビの被害状況などについて説明を受ける三反園訓知事(右)=12日、奄美市笠利町

 三反園訓知事は12日、奄美大島を訪れ、9月末に奄美群島を縦断した台風24号の被災地を視察した。基幹産業のサトウキビ被害について「増産基金を活用した支援策も検討していく」と述べた。

 

 暴風雨で折損や葉部裂傷の被害を受けたサトウキビほ場や、倒壊した畜舎などを視察し、奄美市の担当職員や関係者から説明を受けた三反園知事は「被害の大きさを実感した。県としても全面的に支援していきたい」と強調。畜舎など施設被害については「どのような支援ができるのか検討する。国に対しても万全の対策を求めていく」と話した。

 

 畜舎が大きく壊れる被害を受けた肉用牛生産農家の郡和樹さん(26)=同市笠利町節田=は知事の視察を受け「今後、さらに大きな台風の襲来もありうる。劣化した施設の建て替えやリフォームなどの費用補助があればありがたい」と県の支援に期待した。