初の国際交流親善大使に任命  瀬戸内町

2019年04月05日

政治・行政

鎌田愛人瀬戸内町長から委嘱状を受け取る長谷部俊昭さん=4日、瀬戸内町

鎌田愛人瀬戸内町長から委嘱状を受け取る長谷部俊昭さん=4日、瀬戸内町

 瀬戸内町は4日、ハンガリー在住で同国外務貿易省アジア方面政府代表の長谷部俊昭さん(40)=東京都出身=に、同町初となる「国際交流親善大使」を任命し、同町役場で委嘱状を手渡した。格闘技が縁で同町と結ばれた長谷部さんは「瀬戸内町の良さを海外の人に一人でも多く知ってもらえるよう発信していきたい」と意気込みを語っている。

 

 長谷部さんは15歳で渡米し格闘技を開始。19歳で総合格闘技(MMA)で北米王者になると、ハンガリー政府から同国で格闘技を指導してほしいという申し込みがあり、ハンガリーへ移住した。現在、全世界空手道連盟新極真会(緑健児代表理事)のハンガリー支部の会長を務める。

 

 瀬戸内町阿木名出身で「せとうち創生プロモーター」の緑氏が、瀬戸内町長に長谷部氏を紹介。長谷部さんは島根県奥出雲町の国際親善大使も務めており、同町の豆腐をハンガリーでも製造販売するなどの実績を積んでいることなどが評価された。

 

 長谷部さんは2013年に初来島し、今回で3度目。「瀬戸内町は海、山、人が魅力。瀬戸内町とハンガリーの子どもたちの交流を促進したい」と意欲を語った。鎌田愛人町長は「国際化の流れの中で海外を知る第一歩となる。農産物などを発信していきたい」と話している。