向井、林氏が初陣飾る/現職の永井、禧久氏再選=県議選

2015年04月13日

政治・行政

トップ当選を決め支援者らと万歳三唱する永井章義氏=12日午後10時08分、奄美市名瀬井根町

トップ当選を決め支援者らと万歳三唱する永井章義氏=12日午後10時08分、奄美市名瀬井根町

 任期満了に伴う鹿児島県議会議員選挙は12日投票が行われ、即日開票の結果、奄美市区(定数2)は、7890票を得た自民現職の永井章義氏(58)=公明党推薦=がトップで4選を決め、無所属新人で会社社長の向井俊夫氏(65)も7600票を獲得して混戦を抜け出し、初当選を果たした。これまで2回連続無投票だった大島郡区(定数2)は、初の選挙戦を戦い抜いた自民現職の禧久伸一郎氏(58)が1万859票を得てトップで3選を決め、8686票を獲得した無所属新人で会社役員の林健二氏(37)が2位で初当選を果たした。奄美市区は自民現職の勇退に伴い、現職1人、新人3人が争った。大島郡区は定数3だった2003年以来12年ぶりの選挙戦。現職1人、新人4人がしのぎを削った。注目された投票率は、奄美市区が58・51%で07年の69・22%より10・71低下し、大島郡区が67・58%で03年の75・74%より8・16下落。両区ともに1979年選挙以来、過去最低を更新した。