和泊町新庁舎着工から3カ月、年内竣工へ

2018年04月12日

政治・行政

基礎工事が完了し、外部の足場組立て作業などが始まった和泊町の新庁舎建設工事。左の建物が現庁舎=11日、同町

基礎工事が完了し、外部の足場組立て作業などが始まった和泊町の新庁舎建設工事。左の建物が現庁舎=11日、同町

 和泊町新庁舎建設は本体着工から3カ月が経過した。建物の土台部分の基礎工事を終え、柱や壁など建物の主要な構造体を造る1階部分の躯体(くたい)工事に入った。町側は「工事は順調に進んでいる」とし、年内の新庁舎完成を目指している。

 

 新庁舎は鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積3256平方メートル。事業は県内の市町村役場庁舎としては初の民間資金活用型(PFI方式)を採用した。15年間の維持管理を含む総事業費は約17億1400万円。

 

 2018年度は本体工事や現庁舎の解体などを行う。町の一般会計当初予算に新庁舎建設業務委託料11億4千万円、関連する備品購入費2千万円などを盛り込んだ。

 

 町総務課の担当者は「今のところ工事内容や事業費に変更の予定はない」と説明。同事業の地元企業参画に関しては「事業者に再三にわたり要請しており、事業者側もよく理解している。労力の不足など課題もあるが、地元企業の参画が計画通り行われるよう、月2回の事業者との会議などで今後も確認していく」と述べた。

 

 計画では、新庁舎は今年12月に完成して来年1月に新庁舎での業務が始まる。現庁舎や別館の解体工事は来年3月までの完了を見込む。