土曜授業、県内全域で導入

2015年02月20日

政治・行政

 県教育委員会は19日、県内の全ての公立小中学校で実施を要請していた「土曜授業」について、全43市町村教委が導入を決め、2015年度から小学校526校、中学校225校の全校で実施すると発表した。導入の判断を委ねられていた市町村教委がゴーサインを出したことで、完全学校週5日制に移行した02年度以来、13年ぶりに土曜授業が年度内に一斉復活する。導入時期は4月が10市町村、5月が7市町、9月が8市町、10月が14市町、検討中が4市町村だった。
 市町村教委を通じ13日時点で確認。大規模校が多く、学校内での検討や関係団体との調整に時間を要する市町村では2学期からの導入が多かった。
 奄美の12市町村は天城、伊仙、和泊、知名、与論の5町が4月、龍郷、喜界両町は5月、徳之島町が9月からの導入を決定。検討中とした奄美、大和、宇検、瀬戸内の4市町村も「実施時期や回数、内容について各学校で調整中」としており、遅くとも5月ごろには実施される見通しだ。