宇検村消防団に新消防車

2020年03月11日

政治・行政

宇検消防団に新たに配備された救助資機材・小型動力ポンプ搬送車=10日、宇検村

宇検消防団に新たに配備された救助資機材・小型動力ポンプ搬送車=10日、宇検村

 宇検村消防団(保池久団長)が、総務省消防庁から新しい消防団車両の無償貸与を受け、10日、大島地区消防組合宇検消防分駐所で受領式があった。村消防団に配備されたのは救助資機材・小型動力ポンプ搬送車。保池団長は「最新の設備で省力化が図られる。火災予防啓発活動に役立てたい」と述べた。

 

 同団は、大規模な地震や自然災害に備えるため、消防庁による消防車無償貸与に関する事業に応募。総務省の2019年度当初予算貸付先市町村47市町のうち、県内から唯一選ばれた。同団に消防車両が貸与されるのは2008年以来。

 

 車両は全長約3・3㍍、幅約1・47㍍、高さ約2㍍の軽自動車タイプ。新型の可搬消防ポンプはボタン操作で自動吸水したり放水することができ、音が静かなのが特徴。壊れた車のドアを切ったりするコンビツール、エンジンカッターやチェーンソーなど救助資機材もそろっている。

 

 受領式で保池団長は「実際に活躍することなく、予防啓発と安心安全のために活用していきたい」とあいさつ。元山公知村長は「備えあれば憂いなし。使いこなす準備を皆さんでしていってほしい」と話した。