川内原発再稼働めぐり臨時議会/県議会

2014年11月06日

政治・行政

臨時県議会の招集理由を説明する伊藤祐一郎知事=5日、県議会庁舎

臨時県議会の招集理由を説明する伊藤祐一郎知事=5日、県議会庁舎

 九州電力川内原発(薩摩川内市)1、2号機の再稼働の是非を議論する臨時県議会は5日、開会した。本会議で伊藤祐一郎知事が招集理由を説明し、「私が(再稼働の賛否を)判断するに当たって重要な要素となる県議会の意見を取りまとめていただきたい」と要請し、各会派代表による質疑が行われた。会期は7日までの3日間。6日は原子力安全対策等特別委、7日は最終本会議があり、それぞれ川内原発再稼働に関して提出されている賛成、反対双方の陳情・請願を審議・採決する。
 県議会(定数51、欠員2)は、原発の再稼働を推進する立場の自民党県議団が35人と過半数を占め、公明党(3人)と無所属の一部も同調するとみられ、7日の本会議で賛成の陳情が採択される見通し。その後、伊藤知事も同意を表明し、再稼働に必要な地元手続きが完了する。