徳之島空港でもサーモ設置

2020年04月18日

政治・行政

徳之島空港で運用が始まったサーモグラフィーと到着客=17日、天城町浅間

徳之島空港で運用が始まったサーモグラフィーと到着客=17日、天城町浅間

 県は新型コロナウイルス感染症対策の一環で17日、徳之島空港(天城町)に体の表面温度を測るサーモグラフィーの運用を開始した。県と天城町の職員が3人体制でチェックし、体温が高いとみられる到着客に再度検温を行い、保健所などの相談先を記したチラシを配布して感染対策を強化する。

 

 奄美空港(奄美市笠利町)や屋久島空港(屋久島町)では3月下旬から、離島地域での水際対策としてサーモグラフィーを運用している。徳之島空港では今月4日から、非接触式体温計での検温を実施してきたが、到着客の検温の待ち時間を解消しようと、17日からサーモグラフィー運用に切り替えた。

 

 伊仙町犬田布の実家の様子を見るため、鹿児島市から訪れた80代男性は「全国的にコロナの感染が拡大しており、検温は当然の措置。島にコロナウイルスが入ってこないようにするためいい対策だと思う」と話した。

 

 同日、甑島航路のフェリーが発着する串木野新港(いちき串木野市)、高速船が発着する川内港(薩摩川内市)にもサーモグラフィーを設置した。県港湾空港課は「離島の感染防止と住民の不安解消に努めたい。今後も状況に応じて対策を充実していく」としている