応募要領を公表 名瀬港本港地区埋め立て事業

2019年07月20日

政治・行政

地図 鹿児島県と奄美市開発公社がマリンタウン地区の名瀬港本港地区で進める公有水面埋め立て事業で、分譲に関する応募要領が19日公表された。分譲方法は公開公募方式。業務施設用地計3・59㌶を17区画に区割りした。1平方㍍当たり単価の最高は、臨港道路や県道に面する観光関連施設用地12万3968円、最低は交通関連施設用地9万4159円に設定。22日から応募受け付けが始まり、同日午後7時からは奄美文化センターで法人向け説明会がある。

 

 分譲予定地は▽観光関連施設用地(ホテル、土産店等)▽娯楽・サービス施設用地(遊技場、ファストフード店等)▽流通関連施設用地(貨物運送業、ガソリンスタンド等)▽交通関連施設用地(レンタカー事務所、タクシー会社等)―の4エリア。

 

 単価は土地処分検討委員会で事業経費や周辺路線価、不動産鑑定などを勘案し、区画ごとに設定された。それぞれ計画面積を乗じた売却額は1883万1800円~7億7170万6160円。

 

 応募資格者は奄美大島に本店があり、3年以上の活動実績がある法人。応募は1法人につき1回までで、第2希望まで申し込める。購入できるのは1区画、または隣接する2区画(道路に囲まれた区画内に限る)。

 

 選考時の優先順位として公共事業(末広・港土地区画整理事業やおがみ山バイパス事業など)の建物移転予定者を1位、2区画希望者を2位とする。

 

 8月21日の締め切り後、応募者全員に区画ごとの応募状況を通知し、区画変更の有無を確認する(公共事業の建物移転予定者は不可)。9月以降に1次審査(資格審査)、2次審査(プレゼンテーション)を実施。売却先の決定時期について同公社は「年内をめどにしたい」としている。

 

 問い合わせは電話0997(52)8233市開発公社へ。価格