橋本君(古仁屋小2年)が特選 地場産水産物に着目 県統計グラフコン

2019年11月19日

政治・行政

特選の表彰状を受け取る橋本群蔵君=16日、鹿児島市

特選の表彰状を受け取る橋本群蔵君=16日、鹿児島市

 【鹿児島総局】県統計協会主催の2019年度統計グラフコンクールの入賞者がこのほど発表された。奄美関係では、第1部(小学校低学年)で瀬戸内町立古仁屋小学校2年の橋本群蔵君が特選に入賞した。

 

 コンクールは身近な出来事や資料を調べて分かったことをグラフで表現し、統計的なものの見方を身に付けてもらうことが目的。

 

入賞作品「地元の魚をみんなで食べよう」(県提供)

入賞作品「地元の魚をみんなで食べよう」(県提供)

 橋本君の作品は「地元の魚をみんなで食べよう」と題し、地場産水産物の水揚げ高ランキングや消費状況、同級生を対象とした「好きな魚」アンケートの結果などをイラストとグラフで解説した。漁協など関係機関を訪れ調査したという。

 

 橋本君は16日に鹿児島市の天文館アーケードで開かれた表彰式に参加。「受賞はとてもうれしい。また、(コンクールに)挑戦したい」と話した。表彰式に同行した父、博さんは「協力いただいた漁協や同級生のおかげ」と感謝した。

 

 コンクールには県内の児童生徒から1250点の応募があり、小学校の低・中・高学年、中学生、高校生の5部門とパソコン統計グラフの計6部門で特選各1点、入選と佳作の各5点、応募全体から審査員特別賞1点、奨励賞5点、WeLove天文館賞1点、学校賞6点を選んだ。

 

 橋本君以外に奄美からは、奄美市立赤木名中3年の土岐直也さんと同中1年の土岐英寿さんの合作「危険 ハブは1年中あなたを狙っている」がパソコン統計グラフ部門で入選、与論町立茶花小5年、髙田三貴君の「私たちの与論の海」が奨励賞を受賞した。