漁解禁期間2カ月に短縮/奄美大島海区のシラヒゲウニ

2016年02月11日

政治・行政

 奄美大島海区漁業調整委員会(会長・茂野拓真瀬戸内漁協組合長、委員10人)の第228回会合が10日、奄美市名瀬の奄美会館であった。資源保護の観点から、シラヒゲウニ漁の禁漁期間を2カ月間延長する同委員会指示の改正案を承認。これに伴い、解禁期間が7~10月の4カ月間から7、8月の2カ月間に短縮される。指示の有効期間は2016年4月から19年3月まで。

 シラヒゲウニは漁業権の対象。現行制度で11月1日から翌年6月30日までに設定されている禁漁期間を、9月1日開始に改正する。漁の解禁期間は、基本的に漁協組合員以外の採捕ができないが、漁協が許可証を兼ねた帽子を販売するなどして、一般にウニ漁を開放している地域もある。