瀬戸内町汚泥処理センターが建設着工

2019年01月30日

政治・行政

建設工事が着工した瀬戸内町汚泥再生処理センター(仮称)のイメージ図(同町提供)

建設工事が着工した瀬戸内町汚泥再生処理センター(仮称)のイメージ図(同町提供)

 し尿処理施設となる瀬戸内町汚泥再生処理センター(仮称)建設工事が29日、同町古仁屋芦瀬原で着工した。同日、事業に関係する町、企業代表者ら約30人が出席して安全祈願祭を執り行い、工事の成功を祈った。

 

 同センター建設は、町内への自衛隊配備による処理量増加に伴い、老朽化した衛生センターを更新するもの。事業費は22億2480万円で、防衛省の防衛施設周辺民生安定施設整備事業(補助率約50%)を活用する。

 

 工事はクボタ環境サービス㈱九州支店(福岡市)と㈱伊東組(同町)で構成する特定建設工事共同企業体が請け負い、2020年12月末に完成予定。

 

 最新機能の設備を導入し、1日当たりの処理量はこれまでより8キロリットル増の23キロリットル。処理方式は使用水量が少なく、小さな水槽で処理できる高負荷脱窒素処理方式と主処理によりきれいになった処理水をさらに浄化する高度処理を採用。資源化方式は助燃剤化し、ごみ処理施設で活用する。

 

 安全祈願祭では神事の後、発注者を代表して鎌田愛人町長が「無事故で工事が進められることを願う」とあいさつ。施工者を代表してクボタ環境サービスの岩部秀樹社長は「新しい施設に対する町民の期待を感じ、責任の重さに身の引き締まる思い」と語り、安全に工事を進めるための理解と協力を求めた。