町長2・町議14陣営出席 W選、立候補予定者説明会 喜界町 告示まで1カ月

2020年08月22日

政治・行政

 任期満了に伴う喜界町の町長選挙と町議会議員選挙は9月22日の告示まで1カ月に迫った。同町役場で21日、立候補予定者説明会があり、町長選に新人2陣営、定数12の町議選には14陣営の関係者が出席し、立候補に関する手続きなどについて説明を受けた。町長選は2000年以来、20年ぶりの選挙戦となる見通し。

町長選に2陣営、町議選に14陣営が出席した立候補予定者説明会=21日、喜界町役場

町長選に2陣営、町議選に14陣営が出席した立候補予定者説明会=21日、喜界町役場

 町長選挙は、現職の川島健勇町長(76)が今年3月議会で勇退を表明。元副町長の隈崎悦男氏(66)=赤連=と、元県職員で学校薬剤師の米澤守光氏(71)=西目(五十音順)の新人2人が立候補を表明している。

 隈崎氏は喜界高卒。15年3月まで34年間町役場に勤務し、建設課長、総務課長などを歴任。今年6月まで約1年2カ月間、副町長を務めた。現在は町シルバー人材センター理事長。

 米澤氏は明治薬科大卒。10年3月まで約36年間、県職で保健福祉部参事兼薬務課長などを歴任。16年に古里の喜界町へ住居を移転。日本総合医療学会県支部副支部長も務める。

 両氏とも8月1日に記者会見して正式に立候補を表明。選挙戦に向けて準備を進めており、一騎打ちとなる公算が大きい。

 町議選は現職3人が勇退する見通しで、現職9人に加え新人5人が説明会に出席した。

 説明会で、町選挙管理委員会の益一幸委員長は「活発な選挙戦が予想されている。公職選挙法に基づきそれを踏み外さないようにしてほしい。また新型コロナウイルスへの対策もしっかりと取ってほしい」と呼び掛けた。

 立候補の届け出は9月22日午前8時半から同10時まで町役場コミュニティセンター、同10時から午後5時まで町選挙管理委員会室で受け付ける。期日前投票は告示翌日の23日から26日の午前8時半から午後8時まで同センターで。投票は27日午前7時から午後6時まで町内9カ所であり、午後8時から同センターで即日開票される。

 6月1日現在の選挙人名簿登録者数は5887人(男2881人、女3006人)。