移転作業に大忙し 奄美市

2019年02月10日

政治・行政

段ボール箱を積み上げた新庁舎内で引っ越し作業に汗を流す市職員ら=9日、奄美市名瀬

段ボール箱を積み上げた新庁舎内で引っ越し作業に汗を流す市職員ら=9日、奄美市名瀬

 12日の開庁が迫る奄美市役所新庁舎で9日、現庁舎からの移転作業が始まった。窓口フロアとなる2階配置課を優先。市職員や運送業者らが庁舎間を何度も往復しながら段ボール箱や機器類の搬出入に汗を流した。作業は平日を挟んで休日や祝日に行われ、18日には全部署で業務がスタートする。

 

 市民サービス向上をうたう新庁舎では、現庁舎や港町仮庁舎など4カ所に分散した行政機能を集約する。奄美博物館内の文化財課など一部を除き、ほとんどの部署が入ることになる。

 

 作業第1弾は11日までの3連休。第2弾は16、17日に行う。

 

 初日は市民、税務、国保年金、市民協働推進などの課が対象。運送業者の作業員約30人も加わり、各種書類の入った段ボール箱やパソコン、キャビネットなどを次々と運び入れた。搬入後は真新しくなったデスク回りを片付けたり、機器類の動作チェックをしたりと忙しそうに動いていた。

 

 移転は基本手作業のため、業務終了後などの時間を利用して前日までにこつこつ運び入れた荷物も。課長の一人は「1月から箱詰め作業を進めてきた。開庁日にはどうにか間に合わせたい」と汗をぬぐった。