障がいへの理解促す展示開始 奄美市役所

2020年04月03日

政治・行政

自閉症など発達障がいの特徴や支援策を紹介する展示=2日、奄美市役所

自閉症など発達障がいの特徴や支援策を紹介する展示=2日、奄美市役所

 国連が定める「世界自閉症啓発デー」の2日、奄美市役所で自閉症など発達障がいへの理解を促す展示が始まった。日本が定める「発達障害啓発週間」(2~8日)の間、各種障がいの特徴や支援策などを紹介する。

 

 自閉症は▽対人コミュニケーションがうまくできない▽周囲の音や光に過敏に反応する│などの症状がみられ、脳の発達の違いによる先天的なものだと考えられている。周りの人には特性を踏まえた対応が求められる。

 

 同市役所では初の試みとして、関連書籍や市民にできる障がい者支援を紹介する展示コーナーを開設。世界自閉症啓発デーのシンボルカラーである青色の風船や電飾で彩り、2日は職員も青色の服装を着用した。

 

 福祉政策課障害福祉係によると、当事者からは発達障がいのある子の学校生活や自立支援に特化した「療育」に関する相談が寄せられており、担当者は「社会全体で理解を深めることが大切」と呼び掛けている。