電子表決導入へ 奄美市議会

2019年03月21日

政治・行政

電子表決を行う投票機。賛否のボタンを押すと奥のモニターに結果が表示される。左から「賛成」「反対」=20日、奄美市議会議場

電子表決を行う投票機。賛否のボタンを押すと奥のモニターに結果が表示される。左から「賛成」「反対」=20日、奄美市議会議場

 奄美市議会は6月定例会から、これまで起立や投票(記名、無記名)で行ってきた議案採決に電子表決システムを導入する。議員は議席に設置された投票機のボタンを押すことで賛否の意思を表明できる。奄美では初。

 

 新庁舎に採用された議場システムの一環。7日の全員協議会で議会事務局から説明があったほか、20日の議会運営委員会(伊東隆吉委員長)でも運用方法が議題に上げられた。

 

 電子表決は議員がマイク台(投票機)の賛成、反対いずれかのボタンを選ぶと、議場モニターやインターネット中継画面に採決結果が表示される仕組み。

 

 結果表示についてはシステム上、①賛否の数のみ②議員ごとの賛否―の2通りが可能となる。各会派で意見が分かれており、引き続き検討を進める。

 

 25日の3月定例会最終本会議には、電子表決を可能とする関連項目を追加した市議会会議規則改正案を上程する。