9月に歌詞一般公募 市民歌制定委が初会合 奄美市

2019年07月27日

政治・行政

高校生を含め委員16人を委嘱した奄美市民歌制定委=26日、同市名瀬

高校生を含め委員16人を委嘱した奄美市民歌制定委=26日、同市名瀬

 奄美市民歌制定委員会(委員16人)が26日発足した。同市名瀬のAiAiひろばで初会合が開かれ、選定の基本方針や選考方法、歌詞募集要領などを決めた。歌詞は9月2日からの一般公募で優秀作品を決定後、制定委選任の作曲家へ作曲を依頼する。

 

 奄美市は2006年3月の市町村合併で誕生。市民歌は合併協定書で「新市において制定」と規定されていた。

 

 委嘱式で朝山毅市長は「合併から13年。市民憲章や市章は既に制定され、3地域の一体感もできつつある。それぞれの地域を表すような誇れる歌を作れたら」とあいさつした。

 

 制定委は地域代表、有識者、高校生、公募委員らでつくる。委員長に田丸友三郎名瀬町内会・自治会連合会代表を選出した。

 

 市民歌の歌詞は広く一般公募する。制定委員の中から選出した選考委員会(委員5人)で3点まで絞り込み、市民アンケートを経て最優秀作品を選ぶ。制定委で最終決定後、作曲を依頼する。賞金は最優秀賞50万円。

 

 歌詞は3番までで、「荘厳で格調高い」「奄美市の情景が思い描ける」「親しみやすく後世まで歌い継がれる歌」などのイメージとする。

 

 委員から「歌詞はそのまま採用か」と質問があり、事務局は「要領で『選考委や作曲者の加筆補正もある』と規定している」と説明。年齢制限の有無については「小学生からも応募があれば受けたい」とした。