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| 【徳之島総局】徳之島の島内三漁協(徳之島漁協、天城町漁協、伊仙町漁協)は十日、合併総会をそれぞれ開催し、合併契約書や事業経営計画など七議案をいずれも全会一致で承認した。合併予定日は八月一日で、名称は「とくのしま漁協」。十七日に合併契約調印式を行う。 合併するのは徳之島漁協(福川敬一郎組合長、正組合員四十八人、准組合員六十人)と天城町漁協(川上重武組合長、正組合員二十六人、准組合員七十一人)、伊仙町漁協(元田隆丸組合長、正組合員四十人、准組合員七十四人)の三漁協。 合併方式は新設合併で、合併組合事務所(本所)を徳之島町亀津の現徳之島漁協事務所に置き、現在の天城、伊仙の事務所を支所とする。理事十二人、監事三人。 合併スケジュールは十七日の合併契約調印式を経て、設立委員会(十二人)を設置。設立委員会で定款の作成や役員の選任、合併認可申請の手続きなどを進め、八月一日の合併を目指す。 二〇〇四年度の三漁協合わせた事業実績は、水揚高九千七百八十一万二千円、購買供給高三千七百二十九万八千円、氷供給高七百五十一万六千円。合併後は事業の機能強化や効率化で経営基盤の強化を図っていく。 徳之島町建設会館であった徳之島漁協の合併総会で、福川組合長は「組合経営は年々厳しくなっており、われわれの力だけでは維持できない。高齢化が進み二十代の後継者もいない。この合併をチャンスと考え、小鉢でなく大地に根を張っていこう」などとあいさつした。 |
| タンカンを盗んだ疑いで名瀬署は七日、名瀬市内の無職女性三人を摘発した。近く書類送検する方針。 調べによると、タンカンを盗んだとされるのは、同市内の六十歳代二人と五十歳代の女性。三人は友人同士。一日午後二時ごろ、同市内の無職男性(68)が栽培する同市浦上のタンカン山へ乗用車で出掛け、タンカン約十キロを盗んだ疑い。 一人はタンカン山近くの車内で待機、二人がタンカンをレジ袋などに詰めて出てきたところ、被害に気付いた男性が声を掛けたが、逃げたという。男性が車のナンバーや特徴などを覚えていたことから発覚した。 三人は「申し訳ないことをした」などと容疑を認めているという。 |
【沖永良部総局】歴史的に結ばれた交流のきずなを消さないで―。与論町の有志一行十五人が四日から二泊三日の日程で長崎県口之津町を訪れ、フットサルで親善交流した。両町はこれまでも交流してきたが、今年三月に口之津町が合併して南島原市となることから、フットサルメンバーを中心に交流試合を計画した。 両町の歴史的つながりは一八九八年に与論で起きた大干ばつや台風襲来のため、翌年から三年がかりで与論町民七百人余りが口之津町に集団移住したことに始まる。一九九五年二月、口之津町が歴史民俗資料館与論館を建設。集団移住当時を再現したり、与論島住民の住居跡地に記念碑を建立したことで結びつきはさらに深まった。以後、行政視察や地域女性団体の相互交流、ヨロンマラソンへの連続参加、中学生の修学旅行、親善ミニバレーなどで交流を深めてきた。 今回の口之津町訪問では三原松朗町長、松尾壽春助役ら約六十人が出迎えた。フットサルは口之津町シニアサッカーとヨロンマラソン愛好会の三チームが総当りで対戦した。 船員福祉センターであった親善交流会では和太鼓グループ瀬詰太鼓メンバーが、うず潮を表現した「瀬詰太鼓」と三池炭鉱の積み出し港として栄えた口之津港情景を表現した「五平太(ごへだ)太鼓」を披露してフットサル一行を歓迎した。 また、十三日には三原町長、松尾助役、町議会議員一行十四人が与論島に来島する予定。 |
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| 奄美の貴重な自然の保護や文化、産業、経済、政治の活性化へ語り合い、行動する「奄美市の未来を考える100人委員会」が発足し、初会合が十日、名瀬市のAiAi広場であった。五人の市民が呼び掛け人となって党派を超えた参加を呼び掛けたもので、趣旨に賛同した会員は約七十人。年数回のシンポジウム開催や市政への提言、公開質問状提出などを検討している。 発足の集い案内文では「三月二十日に奄美市が誕生する。老若男女、あらゆる階層、職種の人たちが意見を出し合う、そこにこそ新しい奄美市の未来が見えてくるような気がする。行政や議員任せではなく、市民の知恵と発想と力で奄美市の未来をつくろう。一人でも多くの市民の賛同を」と呼び掛けた。 発足の集いには約四十人が出席。呼び掛け人らがあいさつし、「奄美が植民地になっているような気がして心配になることがある。正しいリーダーが導いてくれないといけない。意見を堂々と言えるようにしていこう」「全国では知事が自分の退職金を返上する条例を出して財政再建の意気込みを示すリーダーもいる。退職金を半額にした首長もいる」と述べ、名瀬市の特別職報酬や部長級ら職員給与に注文をつける声もあった。 また、「奄美市の議員(四十五人)は県内で最長の一年八カ月の在任特例を採用した。これで一億二千九百万円を無駄に支出する。奄美市は発足から二年間は五億円を超える赤字を予想し、八年間は赤字としている。県下の他市の合併事例での在任特例は四カ月から最長でも十カ月。市民は納得できない。議員は主体性がない。自らの意思で在任特例の期間短縮を決めるべき」という指摘も。会では在任特例の見直しを求める署名活動を検討している。 呼び掛け人らは「おかしいと思ったらみんなで声を上げ、市民の目線で考える行政に変えていかないといけない」「党派、立場を超えて市民の声を行政や議会側に届けることが大事」などと結束を呼び掛けた。 |
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第二十六回名瀬市美術展覧会(2006NAZE市美展)が十一日、同市の奄美文化センターで開幕した。住用村、笠利町との合併で三月に奄美市が誕生するため「名瀬市美展」としての開催は今年が最後。会場には千二百四十六点の中から選ばれた入賞、入選計六百十三点が一堂に展示され、訪れた市民の目を楽しませている。今年は美術、書道、写真の三部門に一般二百五十八点、小中学生九百八十八点の応募があり、入賞百八十六点、入選四百二十七点を選出した。美術部門で鈴木るり子さん(名瀬市)の「浜辺の詩T」、書道部門で徳永正子さん(雅号・華風、同)の「夕暮」、写真部門で福山由美子さん(同)の「フラワーコンテスト」が各部門の市美展賞に輝いた。 奄美最大の公募展として二十六年間親しまれてきた名瀬市美展は、次回から「奄美市美展」に名称を変える。開会式で平田隆義名瀬市長は「奄美市美展でも多くの人が芸術に親しみ、すばらしい作品を創作してほしい」と述べ、新市の美術振興に期待した。 会場には初日から多くの市民が足を運び、一点一点をじっくりと鑑賞する来場者や作品の前で記念撮影する受賞者の姿が見られた。 市美展は十九日まで(開場時間は午前十時―午後六時。最終日は午後五時まで)。入場料は大人二百円(高校生以下は無料)。 |
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| 国旗・国家法が制定されて六度目の「建国記念の日」の十一日、名瀬市と瀬戸内町で紀元節の復活に反対する集会や奉祝の式典、紀元祭があった。「建国記念の日」反対派は憲法の堅持をアピールし、総理大臣の靖国神社参拝問題を考えた。奉祝派は日の丸の小旗を振って建国を祝い、「紀元節の歌」を歌った。 原水禁・憲法を守る奄美支部と奄美ブロック平和運動センターが主催した「紀元節復活反対、思想・信教の自由を守る奄美地区集会」は名瀬市内であり、関係団体などから約五十人が参加した。 同センターの上田久夫代表は「今、憲法改悪に向けた国民投票の動きがある。これは天皇の国家元首制と軍隊の確立、徴兵制を狙い、海外派兵に道をつけるもの。国民一人ひとりが声を上げ、憲法を変えやすくする国民投票法案の成立阻止運動を広げていかなければいけない」と語った。 総理大臣の靖国神社参拝問題は、元教諭の薗博明さん(72)が講話した。薗さんは「総理大臣の公式参拝は宗教的意義を持つ。また靖国神社が戦没者のうち軍人軍属、準軍属のみを対象にし、空襲による一般市民の戦没者は合祀(ごうし)の対象としていない、として小泉首相の靖国参拝を憲法違反とした地裁、高裁判決もある」と問題提起。 その上で、薗さんは「靖国神社は旧日本帝国のイデオロギーが生き続け、かつての日本の戦争と植民地支配が正しかったという歴史観に立っている場所。靖国問題とは、戦死者の追悼でなく、軍隊の戦死者を英霊と顕彰し、侵略戦争を正当化するもの」などと語った。 ◇ 一方、瀬戸内町では町奉祝協賛会(会長・義永秀親町長)が主催する「建国記念の日」のパレードと記念式典が繰り広げられ、町職員や町議会議員、海上自衛隊奄美基地分遣隊の自衛官、親子連れなど約八十人が日の丸の小旗を振って同町古仁屋市街地をパレードした。 高千穂神社での神事に続き、「国旗を掲げ、国の誕生を祝おう」などと広報車が呼び掛けるなか義永会長らを先頭に各種団体代表らが町中央公民館までの約一キロをパレードした。 奉祝式典で義永会長は「これまでの繁栄は、昨年から慶事の続く皇室と国民の努力によって築かれた。先人の偉業に感謝し、郷土を見詰め、誇りと自覚を持ちながら、さらに発展することを願う日にしてほしい」などとあいさつ。 昇清隆町議会議長の祝辞に続き、町民を代表して古仁屋青年団長の久原祐紀さん(25)が「激動の時代だが、(合併問題で)町は独立を選択した。今後は自立の精神で、五十一年前の本土復帰の時のように、まい進していくことを願う」などと述べた。全員で「紀元節の歌」「奄美振興歌」を斉唱した後、信島一同協賛会副会長の万歳三唱で締めくくった。 また、名瀬市の高千穂神社では氏子や市民らが参加して恒例の紀元祭が開かれ、詩吟や舞踊、島唄が特別演芸として奉納されたほか、参加者らは先人たちへの感謝と愛国心の大切さを強調した。 |
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| 【鹿児島総局】県が発表した二〇〇六年度当初予算案によると、奄美関係は〇九年度から始まる新たな砂糖・甘味資源作物対策に対応するための「さとうきび産地活性化事業」や世界自然遺産登録を視野に入れた「奄美群島自然環境保全再生推進事業」、あまみ長寿・子宝プロジェクトの普及、定着を図る「巡るいのちのキョラジマ創造事業」などが新規事業として盛り込まれた。公共事業では名瀬港の本港地区埋め立てに向けた岸壁整備や網野子バイパスの勝浦トンネル(仮称)整備費などが計上された。 さとうきび産地活性化事業(約四億八百万円)では、省力機械の整備、優良種苗の供給などを行う産地活性化実践事業をはじめ、地域の実情に応じた増産計画を推進する増産プロジェクト基金事業などを展開する。またカンキツグリーニング病やアリモドキゾウムシに対応する奄美群島移動規制害虫特別防除事業は、前年度当初比約三千万円増の約一億六千万円を計上。アリモドキゾウムシ根絶事業は、実証事業を展開している喜界島で不妊虫の放飼数を拡大し、施設も整備する。 奄美群島自然環境保全再生推進事業(約三千四百万円)は、〇三―〇五年度に実施した奄美群島重要生態系調査の成果を踏まえ、環境省など関係機関と連携し希少野生生物やサンゴ礁の効果的な保護の方法を探るとともに、住民を対象にした普及啓発活動をさらに進め地元から世界自然遺産登録に向けた機運を高めていく。実証実験では、マングース移動阻止フェンスなどによるアマミノクロウサギの生息地拡大などが案として挙がっている。また県は重要生態系調査の成果を基に保護ゾーンの国立公園指定を国に要望する。 あまみ長寿・子宝プロジェクトは、過去二年間の調査、モデル事業などを経て地元での普及、定着化事業へ発展。全体の進行を管理するプロジェクト戦略ビジョン推進事業(約三百万円)、子宝のまちづくり促進事業(同)、長寿・子宝素材の活用推進事業(約六百万円)に「巡るいのちのキョラジマ創造事業」(約四百五十万円)が加わる。キョラジマ創造事業では、長寿、子宝、癒やしなどの地域資源を生かした市町村事業などを支援する。 名瀬港整備(約七億八千万円)は、本港地区埋め立てに向けて岸壁(延長百六十b)整備に着手するほか、長浜地区の湾岸道路を整備。国直轄で立神、佐大熊地区の防波堤整備も継続して行われる。 離島幹線道路の整備では、網野子バイパスの勝浦トンネル(仮称)の建設が本格化。瀬戸内町の勝浦―網野子間を結ぶ同トンネルは延長千百二十二メートル。三年間で整備する計画で、トンネル本体の総事業費として約三十二億円を見込んでいる。 県立奄美高校・県立奄美図書館整備事業は、〇六年度終了予定の一期工事(管理業務教室棟)の工事費、〇七年度着工の二期工事(特別教室棟)と奄美図書館の実施設計経費として約十億二千万円を計上した。 |
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| あまみ長寿・子宝プロジェクト推進協議会(委員長・宮廻甫允鹿児島大教授、委員九人)が十三日、名瀬市の奄美会館会議室であった。市町村の取り組み状況が報告され、住民主導の事業展開の必要性が課題に挙がった。プロジェクトは来年度から第二段階に入り、モデル町から群島全域への波及を図る新事業を展開していく。 同プロジェクトは、長寿・子宝という特性を生かした奄美の自立的発展と豊かな住民生活の実現を目指すもの。二〇〇四年度からの第一段階は、戦略ビジョンの策定や瀬戸内町や与論町、天城町をモデル町に指定して長寿・子宝素材の活用推進事業などを実施してきた。 来年度から〇八年度までが第二段階。〇六年度は「巡るいのちのキョラジマ創造事業」を計画している。奄美全体への普及・定着を図るために、地元市町村が地域住民や関係機関・団体などと協働しながら地域資源を生かした事業を支援する。また、健康増進・癒やしに効果的な島唄・島踊りのDVD制作も計画している。 協議会には委員のほか十四市町村の担当者らが出席、それぞれの取り組み状況を報告した。長寿食材の活用について金丸弘美委員は「地産地消だけではうまくいかない。観光まで結び付けるように奄美全体でブランド化していくことが大事。食材の背景のドラマを発信してほしい」と提言、久留ひろみ委員は「伝統料理と同時に島の食材を生かしたチャレンジ料理も必要」と語った。 市町村担当者の多くが課題に挙げたのが「行政から住民主導への転換」。瀬戸内町在住の橋本直美委員は「住民の意識が上がってこないが、さまざまな講座を開くことによって参加者が増えてきている」とし、シルバーパワーを盛り込んだ事業の必要性を述べた。 このほか、委員から「タラソ施設を利用した人たちがどれだけ健康になったのか住民健診と連動した調査を」「観光的にはタラソ施設だけでは厳しい。食や伝統芸能とセットでアピールすべき」―などの意見があった。 |
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| 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科の公開シンポジウム「長寿と奄美の豊かな発展のために」が十一日夜、瀬戸内町中央公民館であった。同研究科の吉田浩己科長らが生活習慣病や遺伝子の役割、活性酸素と奄美の長寿についての研究成果を発表した。 同研究科は、二〇〇三年度から厚生労働省、〇七年度から文部科学省の補助で長寿の要因を探ってきた。公開シンポジウムは名瀬市、与論町に続いて三回目。町民約五十人が聴講した。吉田科長が「長寿に関するさまざまな情報を収集し、奄美から発信していきたい」と、これまでの取り組みを紹介した。 嶽ア俊郎教授は生活習慣病予防をテーマに発表した。昨年秋、沖永良部島で約千三百人を対象に血液検査を実施したところ、女性が男性より動脈硬化の進み方が少なく、「奄美には生活習慣病を予防するいいものがあるが、男性はそれを生かしていない。特に若い世代の動脈硬化が進んでいる」と指摘した。瀬戸内町や与論町で行っているタラソテラピー事業の効果を示し「生活習慣病予防に有用なツールになる可能性を持っている」と語った。 馬嶋秀行教授は、奄美の九十歳以上五十二人の血液採取を行い、細胞の中でエネルギーを作っているミトコンドリア関連遺伝子活性の増加が特に大きく認められ、ミトコンドリアと長寿が関連している可能性を示した。 竹内亨教授は、長寿と活性酸素の関連について発表し、酸化的DNA損傷(活性酸素がDNAに誘発する損傷)は高齢になるほど増加し、喫煙とは正に、食酢とは負に相関することを明らかにした。また、県保健福祉部の吉田紀子部長は「あまみ長寿・子宝プロジェクト」について各市町村での取り組み状況などを説明した。 |
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奄美果樹のエース、タンカンの品質向を目的にした第二十三回奄美たんかん品評会が十四日、瀬戸内町のJA奄美瀬戸内支所農協会館で開かれ、生産者らが丹精込めて育てた果実の出来栄えを競った。奄美群島農政推進協議会が主催。十市町村から四十一点が出品され、審査の結果、金賞には徳之島町の豊永八郎さんが選ばれた。糖度は平均で一〇・九一度、最高は一三・二度。酸度平均値は0・94%だった。出品は前回より四点増えた。開催地の瀬戸内町九点、名瀬市と徳之島町がそれぞれ七点、龍郷町五点、大和村と宇検村、住用村で各三点、笠利町二点、喜界町と伊仙町がそれぞれ一点だった。 市町村の農政担当者や同協議会園芸部会のメンバーが外観や糖度、クエン酸などを一つひとつチェックし、県農業試験場大島支場や大島農業改良普及センター、徳之島農業改良普及センターの職員五人が最終選考に残った十一点を改めて審査した。 審査委員長で、県農業試験場大島支場亜熱帯果樹研究室の松島健一室長は「出品の技術は年々向上しているが、品質の向上が一番のポイント。クラスター果(春枝の先端以外の部分に着いた果実)から出品しないよう、糖度の高い高品質のタンカンを作ってほしい」などと講評し、出席した生産者らを激励した。 |
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【東京支社】奄美大島産の魚介類を使ったすしをつまみながら島唄ライブを聴く―。関東一円に十二店舗を持つ寿司・居酒屋チェーン店の株式会社日本海(米川健社長)がそんな粋な奄美フェアを九日から月末まで展開している。同店は職人が握るすしを納得して味わうことのできる店としてサラリーマンや家族連れなどでにぎわっている。同フェアを開催しているのは同社の四店舗。 店内には奄美直送の赤マダラハタ、大ヒメ、八丈赤ムツ、ホオ赤クチビ、ブダイ、ヤコウガイ、アコヤガイなどの魚介類に加え、黒糖焼酎や南国フルーツサワー(タンカン、グアバ、パッション、マンゴー、スモモ)などの盛りだくさんのメニューが並べられている。 十日には瀬戸内町出身の唄者、池田哲也(57)、悦美(52)夫妻が特別出演して店内で島唄ライブ。「朝花節」「長雲節」「ヨイスラ節」などを歌い、拍手を浴びた。店側は同フェアや島唄に対する客の反響のよさに満足している様子。 企画した同店の食材の仕入れ元で瀬戸内町に支店を置く有限会社バリュアブルクオリティ(本社・東京)の岩佐正徳取締役は「奄美の食材、文化をPRする絶好の機会だと思った」と話している。 |
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| 名瀬港を活用しての地域振興などを目的として設立された特定非営利活動法人(NPO法人)「ポートタウンあまみ」(有村忠洋代表)主催の法人設立記念シンポジウムが十三日夜、名瀬市内のホテルであった。「海から見た奄美〜交易・交流史からの視点」をテーマに、郷土史研究家の弓削政己氏、鹿児島大学の原口泉教授、名瀬市立奄美博物館の高梨修学芸員が奄美の交易の歴史などを解説し、かつて奄美が交易などを通して東南アジアに開かれた地域であったことを指摘。同法人に対し、奄美の地理的な意味合いや歴史を再考した上で自由な政策提言を行うよう助言した。 「ポートタウンあまみ」は(社)奄美大島法人会青年部が中心となって二日に設立された。奄美の交通拠点として地域社会の発展を担う名瀬港を中心とした街づくりに向けての政策提言のほか、産業と環境の調和や地域文化の振興など、地域社会全体の利益に貢献する事業や活動を行う。 シンポジウムには約七十人が参加。有村代表が法人設立の趣旨を説明した後、「奄美の交易の歴史をしっかり抑えることでこれからの地域興しにつなげたい」などとあいさつした。 高梨学芸員はこれまでの研究から「中世の奄美諸島が南方物産の交易拠点としての姿を持って浮かび上がってきている」と説明。弓削氏は近世の文献資料などを基に「奄美諸島は東アジアに通じる安定した航路と見られていた」とした。原口教授は「今ほど奄美の港湾や海域の重要性が忘れられている時代はない」と指摘した。 また、原口教授は同法人に対して「政策提言型のNPOとして、名瀬港の重要性を共通認識として持ち、市民の立場から奄美や名瀬の将来像を描いて自由に提言してほしい」などと助言した。 |
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| 電話回線を利用した高速インターネット「ADSL」(非対称デジタル加入者線)の利用が十五日から笠利町のほぼ全域で可能になった。地域間の情報格差是正を目的に県が二〇〇五年度から二年計画で実施している高速インターネット環境整備事業を導入したもので、同じく今年度の対象自治体となっている宇検村でも今月二十日、一部の地域を除きADSLのサービス提供が始まる。〇六年度は大和村と住用村が同事業の対象になっており、来年度中には奄美大島のほぼ全域で高速でインターネット接続できるブロードバンド(高速大容量)の基盤整備が完了する見込み。 ブロードバンドの基盤整備は通常、民間事業者が行うが、離島やへき地においては採算性の問題などで民間による整備が難しいケースもある。このため県は今年度から、基盤整備の遅れている地域を支援する環境整備事業を行っている。同事業では、民間事業者による自主的なADSLサービスの提供が見込めない町村が民間事業者に対し施設・設備の整備に要する経費の一部を補助する場合、その補助額の一部(二分の一以内)を県が助成している。 今年度は笠利町、宇検村を含む五町村が事業対象に選ばれ、各町村にある電話回線の交換局にADSL関連装置を整備している。今年度の県の助成額は約二千三百七十万円。〇六年度は大和村、住用村、東町が対象地区に選ばれており、当初予算案に事業費として約千九百万円が計上された。 |
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名瀬市民の格好の散歩コースとして人気のある朝仁海岸だが、近年東側は砂利が目立ち、西側の天川河口は砂が堆積(たいせき)し、浜里町に向かう旧道下には新たな砂浜が出現している。砂浜の移動について天川河口の導流堤の影響を指摘する声もある。同海岸線は約四百五十メートルで東西に朝仁新川と天川が流れる。一九六〇年代前半までは海水浴場としてにぎわったが、護岸整備や宅地化などで景観は一変した。近年、朝仁新川河口の東側から砂が目立って少なくなってきた。干潮になると波打ち際は大小の石が露出する。 朝仁町内会の井川静男会長(68)は海岸の変化を、「昔は大浜海岸よりきれいだった。水中眼鏡など必要ないほど澄んでいた。東側の先にある砂浜で三月節句を楽しんだものだが、今は砂が全く無くなっている」と話す。 現在、西側にある養護老人ホーム「なぎさ園」下の天川河口付近は、東側とは対照的に砂が堆積している。十年ほど前まで石だらけだった旧道下に新しい砂浜が出来てきている。砂浜は年々面積が拡大しており、海岸線の長さが約百メートルに達している。地元の人の話では、大潮の干潮時には沖合に砂浜も出現するという。 なぜ砂浜が西側へ移動したのか。長年にわたって奄美の砂浜を調査している作田恒勇さんは、天川下流に設置されている導流堤の存在を挙げる。市土木課の河川港湾係によると、導流堤の延長は約百五十メートル。七〇年代後半に砂が天川河口を閉塞(へいそく)しないよう防災目的で建設したもの。 作田さんは「湾内の潮流は海岸線に沿って横流れする。サンゴ礁の砕けた比重の軽い白砂は潮流で動く。構造物がなければ自由に動くが、あればそこで止まり、堆積していく」と指摘する。今後、導流堤付近にますます砂が集まってくる、とみる。 井川会長は「海岸は確実に変わっている。町内の古老が指摘した通りだ。今の状態を住民は喜んでいない。砂の全体量は以前と変わらないが、東側は少なくなっている。町内会としてアダンを植栽するなどして海岸を守っていきたい」と話す。 |
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【東京支社】日本で最大規模の利用者を誇る東京中央郵便局で「奄美ふるさと物産展」(名瀬市など主催)が十五日、開幕した。十七日まで奄美タンカンや健康酢などの展示即売のほか、観光PRを行った。名瀬郵便局(西田節雄局長)などが呼び掛けたもので、地元自治体と郵便局がタイアップした観光物産イベントは神戸、名古屋に次いで三回目。 JR東京駅のそばにある東京中央郵便局(間中幸男局長)は「日本一」の窓口機能を持つ郵便局。同局によると、ATM(自動現金預入機)まで含めると一日平均約八千人の利用者がある。 奄美ふるさと物産展は同郵便局一階窓口ロビーで開かれた。物産コーナーでは奄美タンカン、黒糖焼酎、健康酢、黒糖菓子、大島紬小物製品などを展示即売。観光コーナーでは、観光パネルの展示や観光ビデオの上映のほか、県奄美パーク職員が画家田中一村を紹介。また、名瀬郵便局臨時出張所が開設され、ふるさと切手や奄美風景写真付きはがき、鶏飯セットなどが販売された。 開催期間中、先着五十人に奄美タンカンをプレゼントしているが、初日の十五日は開始十数分で終えた。また、奄美の物産や絵はがきなどを買い求める姿も目立った。 名瀬市職員や名瀬郵便局員らは「都心の真ん中の郵便局で、奄美のPRができて実に効果的」と話す一方、東京中央郵便局側では「これまではどちらかという北国のふるさと展が多かった。南国は珍しく利用者の関心度も高いのでは」と話している。 |
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| 昨年暮れに開通した名瀬市の和光バイパスに対し、近くの住民やドライバーから、「道路沿いにもっと照明を」「渋滞が多くなった」などの要望が相次いでいる問題で、名瀬市土木課や名瀬署は、照明の増設や時差式信号機への変更を検討している。早ければ、照明の設置は今月中、永田橋交差点の時差式信号機への変更は三月中旬にも実施されそうだ。 市街地の交通渋滞改善のため昨年の十二月二十五日に、和光町と伊津部町を全長二千四百四十メートルで結んで開通した和光バイパス。開通当初から、バイパスの市街地側終点である永田橋交差点で、市役所方面から平田町方面への右折がスムーズに行かず、時間帯によっては車が渋滞する。 また、和光町側では道路沿いに照明が少なく、ドライバーや通学する高校生らから「暗くて危険」などの声が上がっている。 自転車通学しているという高校生は「特に日没の早い冬場は、トンネルを出ると真っ暗で怖い。歩道を走っているが、対向してくる自転車同士でぶつかりそうになったことが何度もある」と話したほか、通勤で利用するドライバーは「暗いので道路を横断する人が見えにくい。信号がないことでスピードが出やすい」などと語った。 バイパス沿いに住む住民の一人は「車が増えた。道路を渡るのが怖い。制限速度以上の車が多いようだ。信号を付けてほしい」などと不満をこぼした。一方で、「トンネルができて便利になったことは確か。開通して間もないので、住民もドライバーも慣れるまでしかたない」と柔軟な意見もあった。 名瀬署の吉永大輔交通課長は「時差式信号については、要望はあったものの、交通量を把握するなどの時間や新たな予算計上で三月になった。しかし、永田橋交差点から市役所方面への道路が従来通りの片側一車線のままなので、抜本的な渋滞解消になるのかは不安」と指摘した。 和光町側の照明増設について名瀬市土木課の高崎義也課長補佐は「新しく同町に移転することになった企業から照明設置の申し出があり、六基の照明を設置する予定。すでに二基は設置済みで、残りの四基も二月中には設置される」と話した。 |
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| 三月に誕生する奄美市議会の速やかな自主解散に向けて活動している「46マンモス議会を変える住民の会」(世話人五人)は十五日夜、名瀬市末広町のAiAi広場で「46マンモス議会を変える市民の集い」を開いた。六十人あまりの参加者からは「在任特例の賛否について議員一人一人の考えをただして公表せよ」などと怒りに満ちた意見が噴出。リコール(解散請求)も視野に入れながら自主解散を求める署名運動を行っていくことを申し合わせた。 同団体は十三日に大島支庁記者クラブで会見を開き、三月二十日に名瀬市、笠利町、住用村が合併して誕生する奄美市議会の速やかな解散を求める陳情書提出に向けた署名活動を三市町村で行うと表明。 「合併初年度から八年間、財政赤字が予想される中で、在任特例を採用して法定数をはるかに超えたマンモス議会が誕生し、議員の在任特例期間が一年八カ月にも及ぶと、約一億三千万円もの負担増となって税金の無駄遣い。到底容認できない」というのが解散を求める理由。 集いでは世話人の大津幸夫さんがこれまでの経過を説明し「議員の良識に期待して自主解散を求めるが、それでだめならリコールとなる。住民の意思を反映させて成熟した民主主義の新市をつくっていきたい」と述べた。 世話人の一人、薗博明さんは「これでだめなら命を懸けてリコールを成功させる意気込みがある。この運動を奄美の将来を考えるきっかけにしたい。みんなで意思表示していこう」などと呼び掛けた。 意見交換では「腹が立ってしようがない。即リコールすべきでは」「良識に期待して自主解散というが、良識あるなら既に結果として表れているはず」などと厳しい意見が相次ぎ、超党派での結束を呼び掛ける意見もあった。 その後、マンモス議会の速やかな解散を求める署名運動に市民の協力を訴えるアピール文が読み上げられた。同団体は三月末までに有権者の半数の署名を目標にしている。 |
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【徳之島総局】第三十三回鹿児島県身体障害者作品展(県身体障害者福祉協会など主催)がこのほどあり、徳之島町花徳のユーアイ徳之島自立支援センター(芝田秀子施設長、作業所員十五人)の作品「島ことわざエコカレンダー」が最高賞の県知事賞(金賞)を受賞した。芝田施設長は「四年連続で作品を出しているが、飛び上がるほどうれしい」などと語り、作業所員らと受賞を喜んでいる。同センターは五年前に開所。島内で回収した牛乳パックを再利用した名刺や色紙、封筒、はがきなどを製作している。 知事賞に輝いた「島ことわざエコカレンダー」は、牛乳パックの再生紙を使ったはがきサイズの紙に「親ぬぅ恩や子に返せぇ」(人から受けた恩は、親子の代まで忘れるな)など島のことわざを月ごとに書いた力作だ。作品は同センターで販売中。 同センターは四年前から身障者作品展に作品を出品。これまでに銀賞一回、努力賞二回を受賞している。芝田施設長は「島ことわざは、ボランティアの人に書いてもらった。島の方言を使ったのが良かったかも。受賞を励みに来年も頑張りたい」などと語った。 |
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