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2006年度九州中学校体育大会・第34回九州中学校相撲競技大会は11日、日置市の吹上浜運動公園相撲場であり、昨年準優勝の古仁屋が雪辱を果たし優勝、個人も蘇諄一郎(古仁屋)、緒方貴治(同)で決勝を争い蘇が制した。団体3位に亀津、8強に選手2人で挑んだ赤徳が入った。大会には九州各県の精鋭17チーム、約90選手が参加。地元県開催で鹿児島から奄美勢4校を含む5校が出場した。団体の古仁屋は予選リーグ無敗で8強による決勝トーナメントに進出。準々決勝は全勝、準決勝も先ぽうのエース蘇と中堅・隆司将平で2勝を上げ早々と勝負を決めた。三島(大分)との決勝も全勝で、他を圧倒する強さで全国大会へ向け弾みを付た。 亀津は予選を前田拓海、安田貴浩の活躍で勝ち上がり、トーナメント進出。松山尚也の奮闘で準決勝進出を果たした。3人制の団体に林徹平、坂元将悟の2人で挑んだ赤徳がハンディをはねのけ決勝トーナメントに進出した。赤木名は予選で2勝を上げたが、惜しくも敗退した。 個人は蘇、緒方、安田、竪山将平(名瀬)が出場。安田が16強入りした。優勝の蘇は県大会から団体、個人とも無敗で、2冠を達成した。 【団体】▽予選 古仁屋3―0浜玉、亀津2―1森山、赤徳2―1大刀洗、赤木名3―0吹上、伊江2―1赤徳、北野2―1赤木名、浦添2―1亀津、古仁屋3―0三隈、赤木名2―1肥前、亀津2―1長洲、八代第四2―1赤木名、古仁屋3―0阿蘇北、赤徳2―1中野 ▽準々決勝 古仁屋3―0北野、浦添3―0赤徳、亀津2―1八代第四▽準決勝 古仁屋2―1浦添、三島2―1亀津 ▽決勝 古仁屋3―0三島 |
| 大和村の名音―志戸勘を結ぶ志戸勘バイパスの長瀬トンネルで十一日、交通事故と車両火災を想定した防災訓練が行われた。二十二日の供用開始を前に県大島支庁、名瀬署、大島地区消防組合などから約六十人が参加し、万一の事故に備えた対応を確認した。 訓練はトンネル内を走行中の乗用車が対向車に衝突し、両車両の運転手が負傷。さらに車両からガソリンが漏れて火災が発生した―との想定。事故を発見した後続車の運転手が一一九番し、消防隊員が負傷者を救出するとともに消火活動に当たるまでの訓練を迅速に行った。 県大島支庁によると、志戸勘バイパスの総延長は二千五百八十二メートル。一九九三年に事業着手し、志戸勘トンネル(四百八十六メートル)と長瀬トンネル(千四百三十二メートル)などを整備した。長瀬トンネルは村内最長、県内では十番目の長さ。現道は幅員が狭く見通しの悪い山岳道路だが、バイパスの完成によって七分の時間短縮効果が見込まれるという。 |
| 奄美市社会福祉協議会地域福祉課はこのほど、視覚障害者への生活支援を目的とした点訳ボランティアの組織化、活動支援態勢を整え、地域で支えるネットワークづくりを進める。事業の一環で点字文書の作成機材を整備。十四日から点訳ボランティアの募集も始めるため、同課では多くの市民の協力を呼び掛けている。 地域福祉課の新規事業「視覚障害者クオリティーライフ推進事業」の一環。これまで、視覚障害者に対する理解を深めようと健常者への擬似体験学習や障害者への音訳による情報提供を行ってきたが、点字を利用した各種情報の提供や就職、取引の際の点字契約書の必要性なども考慮。独立行政法人福祉医療機構障害者福祉基金助成事業(単年度)助成金を活用し、約百四十万円をかけパソコンや点訳ソフト、点字プリンターを整備した。 事業は今後、点訳ボランティアの養成、地域のネットワーク構築で視覚障害者のニーズに対応し社会参加の促進、交流拡大を図るとともに、奄美群島内の点訳情報提供の拠点づくりに生かす。点訳ができる一般市民は同課で把握しているだけで奄美市に九人、郡内でも十二人と少なく、広く市民に呼び掛け協力を求める。市身障者協との連携を図りながら事業を推進する。 点字ボランティア募集期間は十四日から三十一日まで。問い合わせ、申し込みは奄美市社協地域福祉課TEL0997・53・5177へ。 |
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宇検村の屋鈍、久志両集落で十二日、豊年祭があり、両集落とも出身者らも加わり相撲や八月踊りなどがあり、夜遅くまでにぎわった。同村ではこの日を皮切りに十月初旬にかけて各集落で豊年祭が繰り広げられる。屋鈍集落(崎晃夫区長、三十世帯)では午後二時から行われた。屋鈍神社で五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した後、まわし姿の青年らがミャ―(広場)から公民館広場の土俵まで「ヨイヤー、ヨイヤー、ワイゾー」の掛け声も勇ましく振り出し、祭りの開幕を告げた。 土俵には幼児から五十歳代までの力士たちが上がり、熱の入った取り組みを展開した。団体戦では地元青壮年チームや湯湾、須古など村内他集落、奄美市の専門学校生チームも参加した。 相撲の合間には、女性たちによる伝統の「イッソウ」があった。仮装した約四十人が八月踊り唄に合わせて入場、サンバラに握り飯などを掲げて土俵を三周し、場内を沸かせた。 同集落では、以前はアラセツに豊年祭を行っていたが、過疎化の進展で「伝統行事を伝承していくには若者たちが帰ってきやすい夏休み期間中が適当」(崎区長)と、三十年ほど前から八月の第二土曜日に実施している。 |
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| 奄美市名瀬、同住用町、大和村の渡船業者らは十五日から、一斉に瀬渡し料を値上げする。業者らは「燃料代が掛かりどうにもならない」などと話し、理解を求めた。各業界に影響している原油価格高騰の余波が奄美のレジャー産業にも広がった格好だ。 値上げに踏み切るのは二市村の十一業者。名瀬湾の場合、釣り客を武運崎以南―根瀬部マタ瀬以北にある近い岩場へ三千円で渡していたが、十五日から千円値上げする。貸し切り料金などはこれまで通りで、十五日以降に渡船で渡れば最低四千円は掛かる。 住用町や大和村の業者も同様の料金に改定する予定。渡船のエンジンは軽油、船舶用重油などを使用。十日現在、軽油一リットル当たり百二十二―百十六円、重油でも同八十二―七十八円ほど。業者らは「三十年ほど瀬渡し賃はそのまま。五、六年前は軽油で(一リットル)六十数円、重油は五十二円の時期もあったのに」と振り返る。乗客の保険加入(三千万円以上保証)が義務化されるなど料金改定の機会もあったが、業者間の競争意識もあり据え置かれた。 軽油仕様のエンジンにより安い重油を給油してしのいできた船主も多く「エンジンに悪いと思いながらも苦肉の策。だが、重油も値上がりし、どうにもならない」とこぼす。原油価格は十年前の四倍強。「今後、どこまで上がるのか」と不安は募るばかりだ。 渡船のほかダイビングも手掛ける業者は「一〇トンの船で一時間八十リットル使う。船のタンクは二キロリットルで一円上がれば満タンで二千円違う。その他年間の維持費も百六十万円ほど掛かる。燃料だけの問題ではない」と話す。 奄美には大物狙いなど全国屈指の釣り場が点在する。夏休みや帰省シーズンに加え、名瀬湾ではアヤビキやハージン、カマジなど小魚から大物まで狙える時期。業者は「これまで頑張ってきたが、値段を上げざるを得ない。釣り客には理解してほしい」と願っていた。 釣りが趣味の男性(51)(奄美市名瀬)は「われわれ客は遊びだが、業者さんは仕事。燃料が上がって大変という話は聞いていたのでしょうがない。業者がいなければ渡れない」と理解を示す一方、二十代男性は「値上がりは残念。弁当代や飲み物を節約しなければ」との意見や「道具を運ぶのは大変だが、歩いて行ける地磯も検討したい」(三十代男性)との声もあった。 |
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| 「奄美群島内の郵便局再編計画の撤回と名瀬・沖永良部測候所の継続を求める運動」の母体となる呼び掛け団体の初会合が十四日、奄美市の奄美地区平和運動センターであった。呼び掛け団体となる連合奄美、奄美地区平和運動センター、奄美地区労連などから十二人が出席。「奄美の未来を考える共同の会」を超党派で組織し、群島民の過半数の署名を集める運動などを行って目的達成に向けて取り組んでいくことを確認した。 気象庁は今年五月、全国四十六カ所の測候所を二〇一〇年度までに原則廃止し、職員三百三十八人を削減するなどの公務員削減案を示した。日本郵政公社は六月、集配郵便局の再編計画案を発表。奄美関係では集配業務が廃止される郵便局として奄美市一局、瀬戸内町七局、喜界町一局の計九局が挙げられた。 呼び掛け三団体はこれらの計画が地域の実情を無視し、効率性や採算性のみを優先した地方切り捨てにつながるものであり、奄美の過疎化を一層進行させ、住民の生命や財産に関わる重大な問題をはらんでいると問題視。国家公務員の定員削減ありきによってこれらの計画が進められるのは到底認められないとして、共同の会を立ち上げることになった。 会合では今後の運動方針として@自治体や町村会、関連団体などに対して共同の会への参加を訴えるA郡島民過半数(約六万五千人)署名への取り組み―などを行って、計画の廃止撤廃に向け群島全体で取り組んでいくことを確認した。出席者からは「まず町村会への働き掛けを」などの意見が出された。 |
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福島県南相馬市(旧・小高町)の小学―高校生六人(引率三人)らが十一日、友好都市盟約を結ぶ瀬戸内町を訪問した。十四日までホストファミリー宅などで宿泊し、地元の子供たちと海水浴や観光地巡りなどを通して交流を深めた。同盟約は二〇〇一年、両町の町民が互いに理解を深め、貴重な文化や産業、経済交流を図ることなどを目的に締結。年一回、交代で小、中、高校生を派遣し、人材育成に努めている。三期目となる今年は、旧・小高町の子供たちが昨年同町を訪れた子供たちの家に滞在した。 小高小学校の小林貞雄校長を団長とする一行は十一日の歓迎会で一年ぶりに瀬戸内町の子供たちと再会。十二日は同町の加計呂麻島に渡り、島尾文学碑や諸鈍のデイゴ並木などを巡り、十三日は瀬戸内町のみなと祭り・舟こぎ大会に参加した。大会では両町の子供たち四人が選手宣誓の大役を務め、会場を盛り上げた。子供たちは初めての舟こぎでぎこちなさもあったが、「イチ、ニ。イチ、ニ」と力を合わせ、最後までこぎ続けた。 初めて奄美を訪れた鎌田あゆみさん(小高商業高校二年)は「舟こぎは合わせるのが難しかったが楽しかった。島唄を生で聴き、とても心に響いた。また来たい」と印象を語った。小林団長は「たくさんの歓迎を受け、人の良さを感じる。今後も交流を続けてほしい」と話した。 |
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| 飲食店の使用済み天ぷら油や医療機関から出る使用済み紙おむつを燃料などに変える試みを奄美市名瀬のリサイクル業者・泣潟xラル(前園裕史社長)が取り組んでいる。天ぷら油はクリーン燃料として全国的に利用が広がる「バイオディーゼル燃料(BDF)」に変換し、自社の燃料に使用。紙おむつは炭化剤として、たい肥の促進剤などさまざまな活用方法を模索している。燃料費高騰でコスト削減にもつながるが、前園社長は「島内のごみは島内で処理できるシステムを確立し地域活性化につなげたい」とごみの再資源化に意欲を見せる。 同社は医療廃棄物の収集・中間処理や段ボール、ペットボトルなど一般廃棄物のリサイクルなどのほか、飲食店の使用済み天ぷら油の回収、微生物を活用した飲食店の排水浄化槽へのグリストラップ(油処理浄化装置)の設置などを行っている。 使用済み油はタンクに集め、鹿児島市内に輸送して本土のリサイクル業者に引き取ってもらっていたが、昨年七月にセベック社(本社・東京)製のプラントをリースで導入。一カ月の試運転を経て、使用済み油の再資源化に着手した。 同プラントは一回で使用済み油百gの処理が可能。メタノール、苛性ソーダを加え、洗浄ろ過工程を経て、九十五リットルのBDFとグリセリン二十リットルが製造できる。前園社長によると、月約二千リットルのBDFを製造するという。 BDFは同社の一五トン、四トントラックと処理場で使用する重機など七台の車両のほとんどで使用するほか、炭化設備の燃料としても利用している。 プラント導入で輸送コストと車量の燃料費が削減されたが、問題は使用済みの油の確保。現在、ホテルや弁当店、食堂など飲食店十数軒から回収しているが、自社の全車両を賄える廃油の確保はできていないという。 前園社長は「プラント導入前と比べ、コスト削減になっているが、月のリース料や製造時の電気代、薬品(メタノールなど)を合わせると燃料代すべて削減とはいかない。コスト面だけでなく、奄美で出た廃棄物は奄美で処理する方向を目指したい」とごみの再資源化を強調する。 同社はBDF製造過程で出るグリセリンの利用方法も模索している。医療廃棄物として出る紙おむつの処理に炭化設備を使い炭化剤にしている。この炭化剤とグリセリンは鹿児島市内に送り、リサイクルに回されている。同社は炭化剤とグリセリンを混ぜ、たい肥の促進剤としての利用を計画しており、現在、奄美市内の農家に依頼して試験を繰り返している。 前園社長は「世界自然遺産登録目指す地域なので自ら出すごみは自分たちで処理できるシステムの構築が必要だ。現状はごみも輸送費をかけて本土でリサイクルしている。島外処理では外に金が流れ、地域経済も疲弊する。観光地でもある奄美で自己処理ができない現状を行政も考えてほしい」と訴えていた。 バイオディーゼル(BDF) 日本では約十年前から食用廃油からのリサイクル燃料として全国の自治体や民間企業が取り組み、拡大している。炭素、水素以外に酵素が多く含まれており、排ガスの硫黄酸化物は含まれておらず、黒鉛の発生量は少なく、環境負荷が少ない燃料とされている。 |
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| 六十一回目の「終戦記念日」の十五日、奄美市と大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町で自治体や実行委員会主催の戦没者慰霊祭・追悼式が開かれた。高齢化が一段と目立つ遺族や各界代表らが参列し、太平洋戦争の犠牲者のめい福を静かに祈りつつ、世界の恒久平和と不戦の誓いを新たにした。 奄美市名瀬戦没者合同慰霊祭(同実行委員会主催)は午前十一時半から中央公民館で開かれ、平田隆義市長や前田幸男議会議長、遺族や市議会議員、市職員ら約百五十人が参列した。 君が代の斉唱に続き、浅野秀雄実行委員長(代読)が「国のため、愛する身近な人たちのために戦った英霊に感謝の誠をささげたい。六十一年という月日が過ぎたが、戦争を風化させることなく若者たちに伝えていきたい」などと述べた。 平田市長が「奄美市誕生後の六月定例会で、非核・平和都市宣言を決議した。英霊の遺徳をしのび、悲しみの歴史を繰り返さないよう、安全で安心して暮らすことができるよう平和な社会を築いていくことを誓う」などと追悼の辞を読み上げ、正午の時報を合図に全員で黙とうをささげた。 慰霊祭後、約三十人があかざき公園慰霊塔に移動。焼香し、英霊に手を合わせるとともに恒久平和を祈りつつ、平和の鐘を打ち鳴らした。 夫を台湾で亡くした奄美市の吉正子さん(88)は「苦労の連続だったが、娘や孫が健康に育ってくれて幸せ。これからも平和に暮らせていけたらそれでいい」などと語った。 |
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沖永良部島では熱帯の三大花樹といわれるホウオウボクが咲き誇り、鮮やかな朱赤色が道行く人の目を楽しませている。知名町知名の町道大山線を町役場から五百bほど上った電気業、轟照亜輝さん(61)の畑では満開の花が背後の深緑に浮かび上がる。このほか、町内の下平川幼稚園や和泊町西原の民家などでも見ることができる。広辞苑などによると、ホウオウボクはマダガスカル原産のジャケツイバラ化ホウオウボク属の植物。十メートルの樹高に直径十センチのかさ状になった鮮朱色の花が咲き、シダに似た大きな葉との色合いが美しい。開花時期は五月から十月までと長く楽しめる。 轟さんが十一年前、那覇・奥武山公園であった沖縄産業まつりで鉢植えを買い、植え替えたもの、で八年前から花をつけるようになった。他のホウオウボクと違い枝ごとに一つ花弁に白が混じる。「隣に植えてあるミカンに肥やしを入れるので、大きく育った」(轟さん)という。 |
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| 龍郷町自然観察の森指導員で長年、海中写真を撮り続けている宇都宮英之さん(49)が二十日付で「南の海の生き物さがし―琉球弧・奄美の海から」(南方新社)を出版する。海辺のさまざまな生き物五百三種を収録。“海の宝石”のように美しい生き物たちが目を引く。解説は図鑑風ではなく、海に関するエッセー、メッセージといった内容で、入門書としても適している。宇都宮さんは「(この本を読んで)海に興味を持ってもらえれば」と話している。 写真は主に龍郷湾(笠利湾)で撮影した。生き物たちを@浅瀬A湾内B外海―の三種類に分類し、子供たちが行きやすい「浅瀬」に力を入れたことが特徴だ。外見はあまりよくないナマコも数々の種類があることや、危険な生物についても説明した。 出版のきっかけにもなったリュウグウノツカイは息を飲む美しさ。髪の毛のようなひれが神秘的だ。体長五メートルもの大魚は通常、深海に生息するが、二〇〇〇年夏に偶然、龍郷湾の水深六メートルほどで遭遇し、撮影に成功した。宇都宮さんはその時、リュウグウノツカイが「この海を守ってください」と語り掛けてきたように感じたという。 大魚との出合いはますます奄美の海にのめりこむようになり、宇都宮さんは長年勤めた栃木県の会社を辞めた。昨年春には龍郷町に移住。今年四月からは自然観察の森の指導員として「山を守る」仕事も始めた。 出版に当たって宇都宮さんは「奄美大島の海に興味を覚え、海の保全について考えてくれるきっかけになればうれしい。特に子供たちに見てほしい」と話した。 問い合わせは南方新社TEL099・248・5455へ。 |
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| 【鹿児島総局】総務省は十六日、二〇〇五年十月実施の国勢調査の第一次基本集計結果を発表した。調査時点の奄美十四市町村の高齢化率(六十五歳以上の占める割合)は27・7%で前回(二〇〇〇年)より1・9ポイントアップした。うち30%超自治体は八町村で、前回より三町村増えた。県全体の高齢化率は24・8%で、伸び率は奄美を上回る2・2ポイントだった。 奄美の自治体別の高齢化率は高い順に▽宇検村38・9%▽伊仙町34・5%▽瀬戸内町、笠利町各32・9%▽大和村32・8%▽喜界町32・4%▽住用村31・6%▽天城町30・5%▽龍郷町29・1%▽和泊町29・0%▽知名町28・7%▽与論町28・4%▽名瀬市21・6%。 奄美全体の伸び率は、一九九五年調査比の前回(2・9ポイント)を下回った。全市町村で高齢化率は上昇しているが、その伸び率は鈍化。最大は大和村の3・5ポイントアップで、次いで伊仙町2・8ポイント、笠利町2・7ポイント、宇検村2・6ポイント、名瀬市2・5ポイントの各アップなどだった。 総人口に加え高齢者人口の実数も減少した自治体もあった。 他の区分をみると、住用村で十五歳未満の年少割合が横ばい、生産年齢(十五―六十四歳)割合は龍郷、徳之島、天城、和泊、知名の五町で横ばいから数ポイントのアップとなった。 県全体でみると、高齢化率40%超の自治体が四町あった。最も高いのは笠沙町46・3%、次いで大浦町43・7%、坊津町42・2%、南大隅町41・2%。逆に20%未満は国分市16・6%、鹿児島市18・8%の二市のみだった。 県全体の人口と世帯数は百七十五万三千百七十九人、七十二万五千四十五世帯で前回比1・8%減、1・2%増。奄美は十二万六千四百八十三人、五万二千七百九十六世帯で4・4%、0・2%の各減となっている。 |
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○…徳之島町手々集落(深見公信区長、七十六戸百四十七人)で十五日夜、町無形文化財の伝統行事「ムチタボリ」があった。三味線とチヂンのはやしに合わせて男女が舞い、五穀豊穣を祈願。見物客らが写真に収める姿もあった。○…午後八時すぎから、手々小中学校の山手にある「殿地」と呼ばれる民家を皮切り、計六軒の民家を巡回。白い布を頭からかぶって扇子と棒を手にした男性陣と、豆絞りの手ぬぐいで頭を覆った浴衣姿の女性陣が、三味線とチヂンの伴奏に合わせてどこかユーモラスな雰囲気を持つ踊りを披露した。 ○…踊りは三百年以上前から伝わるとされ、従来は旧盆の十五日に行われていた。集落の過疎・高齢化から、盆で帰省する出身者にも参加してもらおうと五年前に月遅れ盆に変更した。 |
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| 合併後の市議会議員の身分などを協議する「奄美市議会のあり方等に関する特別委員会」(渡京一郎委員長、十四人)の第五回会合が十七日、市役所委員会室で開かれた。来年十一月までの在任特例期間を六月定例議会の最終日までと決めたほか、特例期間中の報酬については「慎重に考えなければならないことであり、審議会で諮問してもらう方向などを含めて次回までに検討する」ことを確認した。特別委は、九月議会前までに結論を出す方針で、二十八日に最終委員会を予定している。この日は、議会の解散を求めている市民グループの傍聴申し入れを認め、委員会の一部を公開した。 在任特例期間の取り扱いは、各委員が政党会派で協議した内容を報告した。意見は「年内に解散すべき」「来年三月の年度末解散」「旧住用村議の任期に合わせた六月議会終了後の解散」「特例期間満了まで」と分かれたが、「六月議会後の解散」案を賛成多数で決めた。 期間中の議員報酬については、「議員は平等であり、身分や報酬に差があってはならない」「合併協議会の審議結果を守るべき」などの意見が出された。検討の結果、@合併協議会での調整額を引き継ぐA旧三市町村の額を平等割りB旧名瀬市の額に統一―の三案を九月定例議会に報告することを申し合わせた。 在任特例期間を来年六月までと結論付けたことについて、協議の一部を傍聴した「43マンモス議会を変える住民の会」の大津幸夫さんは「年内に早期解散し、新しい議員で次年度予算を審議すべき。予算成立後の六月解散は納得いかない。行財政改革に議員自らが範を示さなければならないのに、保身としか見えてこない」と批判した。 |
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| 奄美市献血推進協議会(会長・平田隆義市長)が十七日、市役所会議室であり、九月一日スタートする夏期献血について協議、今年度は市内九カ所で実施し、二百ミリリットル六十五人、四百ミリリットル三百七十五人の合計四百四十人を目指す。理事から四十四年前の九月三日に起きた輸血用血液搬送中の自衛隊機墜落事故を「風化させてはならない」などの声が上がった。 協議に先立ち平田会長から理事、推進員に委嘱状が交付された。平田会長は「血液の需要は医療現場では増加している。献血思想の普及と献血者の組織化を図っていきたい」とあいさつ。名瀬保健所の富加見章所長は「海外渡航者の献血制限などで今後楽観することは出来ない」などと指摘した。 県赤十字血液センターの前田芳夫所長は、県内の血液事業の推移を説明し、「献血者二〇は〇四年度まで毎年、三千人ぐらい減っている。〇五年度は前年度より八千人も減った。今のところ県内の需要は県内で賄っているが、海外渡航者の献血制限で不足する事態もありうる」と、協力を呼び掛けた。 事務局から〇六年度の夏期献血計画について説明があった。それによると、奄美市では、来月一日の市役所名瀬総合支所駐車場を皮切りに八日まで笠利、住用支所や名瀬保健所、県立大島病院、奄美看護福祉専門学校、名瀬合同庁舎などで実施する。目標は二百、四百ミリリットル合わせて四百四十人。昨年度は二百ミリリットル九十九人、四百ミリリットル 三百五十二人の四百五十一人だった。 奄美大島全体では、今月三十一日の大和村、龍郷町両役場でスタート、二百ミリリットル百人、四百ミリリットル五百十人の合わせて六百十人を目標にしている。 奄美市では一九六二年、県立大島病院で手術中の患者への輸血用血液を搬送中の自衛隊機が矢之脇町のらんかん山に接触、十三人の犠牲者を出した九月三日をメモリアルデーとして「献血の日」と定めている。理事から「らんかん山での慰霊祭も終わった。メモリアルデーを風化させてはならない。献血活動に新しい風を吹き込み、広く市民に啓蒙してく必要がある」などの声が上がった。 |
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夏休みを奄美で過ごした帰省客や観光客のUターンラッシュがピークを迎えている。奄美の関係路線は十七日、台風@号の影響で一部の便が遅れたが、全便とも運航した。奄美大島の空の玄関口、奄美空港では出発便の時刻が近づくたびに多くの利用客でにぎわった。航空関係者によると、今年は旧盆の日程が昨年より早かったため夏休み前半の利用客が増えたのが特徴。東京行きの便は二十三日まで予約で埋まり、大阪行きは二十一日まで満席となっている。 奄美空港では十七日、利用客が朝から出発カウンターに並んだ。台風@号の影響で十六日に鹿児島行きの船便が欠航したため、航空便に切り替えた利用客も目立った。 故郷の喜界町で夏休みを満喫した大阪市の主婦石川由佳さん(36)は「海水浴や釣りを楽しみ、心も体も癒やされた。少し名残惜しいが、来年の夏も帰りたい」と話していた。 |
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