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県が大和村思勝で建設を進めてきた大和ダムで、来年四月の供用開始に向けた試験湛水(たんすい)が始まった。実際に水をためて漏水の有無や貯水量調整設備の機能などを確認する作業で、いったん最高水位まで水をためる。現地で十三日、湛水式があり、工事関係者や地権者らが見守る中で、水をせき止めるための湛水ゲートが降ろされた。ダムは思勝湾に注ぐ大和川の支流三田川上流にある。大和生活貯水池と銘打つ多目的ダムで、大和川下流域の洪水防止や村内五地区の水道用水の安定確保などが目的。 二〇〇一年に工事が始まり、このほど完成した。総事業費七十七億五千万円。堤の高さ四十五メートル、延長九十五メートル。有効貯水量七十二万トンで、利水容量二十万トン、洪水調整容量五十二万トン。平常時の排水口は高さ三十七メートルの所に設けられている。 湛水式には関係者三十人が出席。県大島支庁の宇都博美河川港湾課長の指揮で本体下部の排水口がゲートで閉じられた。中野実支庁長は「大和村の浮揚発展と安心安全な生活基盤を担ってくれることを期待する」とあいさつ。永野豊村助役は「ダム湖を命の水がたたえ、村民の暮らしが潤うことを期待する」と述べた。 |
| 宇検村選挙管理委員会(喜島孝行委員長)は十三日、二〇〇七年一月二十四日に任期満了となる同村長選挙について、同年一月九日告示、一月十四日投票、即日開票とする日程を発表した。 同村長選挙にはこれまでに現職の元山三郎氏(66)と前同村議会議長で議員の國馬和範氏(54)が出馬を表明。既に後援会組織を立ち上げるなど準備を進めている。これまでのところ現職と新人の一騎打ちの公算が高い。立候補予定者説明会は十二月中旬に予定されている。 期日前投票は〇七年一月十―十三日の四日間あり、午前八時半から午後八時まで同村役場で行われる。有権者数(九月二日現在)は男性八百六十二人、女性九百五十九人計千八百二十一人。 |
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| 政府は十一日、第七回危険業務従事者叙勲の受章者を発表した。発令は十一月三日。受章者は全国で瑞宝双光章が九百四人、瑞宝単光章が二千七百人(うち女性九人)の計三千六百四人。鹿児島県在住者は五十七人で、奄美からは奄美市名瀬の川口里志氏(71)が瑞宝単光章(消防功労)、喜界町志戸桶の渡部福冶氏(61)も同じく瑞宝単光章(防衛功労)を受章する。 同叙勲は二〇〇三年の栄典制度改革に伴い創設された。春、秋の叙勲とは別に、五十五歳以上の警察官や自衛官、消防吏員など現場で危険な業務に精励した経験者らを対象に、四月二十九日と十一月三日に発令される。 |
| 県立奄美高校(迫田孝司校長)の商業科三年生二十四人が運営するアンテナショップ「てぃだぬくゎ」が十三日、奄美市名瀬末広町のAiAiひろば前の空き店舗にオープンした。初日は開店セレモニーがあり、通り掛った買い物客らが野菜や加工食品などを買い求める姿があった。 課題研究「空き店舗の活用講座」の一環として初めて実施。来年一月十九日までに計十回の営業日(金曜日)が設けられ、生徒らは仕入れから決算に至るまでの体験実習を通して業者から委託された商品を販売する。 開店セレモニーでは同校の郷土文化研究部「太陽の子(てぃだぬくゎ)」が三味線とチヂンの演奏を披露。迫田校長らがテープカットを行って開店を祝った。 店舗内には生徒らが仕入れを行ったキビ酢や黒砂糖、乾燥アオサといった地場産の加工食品が主に並び、店舗の外棚にはハンダマやサトイモなど生鮮野菜が置かれた。生徒らは少し緊張した面持ちで入り用の品を買い求める客に応対していた。 店長を務める長田航一君(18)は「学校の勉強だけでは身に付かないものを実際に体験することで取得していきたい」などと抱負を語った。学校関係者は「この取り組みを学校全体に広げていき、最終的には商店街の活性化につなげたい」と話していた。 |
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| 奄美市は二〇〇五年度の一般会計と特別会計の決算認定議案を市議会の決算審査特別委員会に付託した。合併前の名瀬、住用、笠利旧三市町村分と合併後の奄美市分の収支を合算した普通会計(公営事業以外を除いて一般、特別両会計を総合した決算統計)では、翌年度に繰り越すべき財源を除いた実質収支は約二億一千万円の黒字だが、前年度(旧三市町村総計)の実質収支を差し引いた単年度収支は約六千八百万円の赤字だった。自治体収入に対する借金返済の比率を示す実質公債比率は19%余に達した。向こう七年間、行革を軸とした公債費負担適正化計画の推進が求められる。 普通会計では歳入三百八億二千百九十四万九千円に対し、歳出総額は三百四億五千四百八十七万三千円。歳入の財源構成比をみると、市税や諸収入などの自主財源は前年度比4・81ポイントアップの28・14%。性質別に歳出をみると、人件費と扶助費、公債費からなる義務的経費は前年度比4・75ポイント減の51・40%、普通建設事業などの投資的経費は0・27ポイント減の15・23%。地方債(借金)残高は三百八十四億八千九百万円余で年間予算を上回った。 普通会計ベースを基準に算定する財政力指数(三カ年平均、1に近いほど財政力が強い)は0・270で、前年度に比べ0・01ポイント上昇したが、財政構造の弾力性をみる経常収支比率(70―80%が適正)は99・5%で前年度比で1・3ポイント悪化。自主財源で返すべき借金(公債費)の割合を示す起債制限比率(三カ年平均)は14・1%だった。 実質公債比率は自治体財政の健全性をみる新しい指標。総務省が〇六年度に導入した。奄美市は過去十年ほどの公共事業の借金が影響し、税収に地方交付税を加えた自治体収入に対する借金返済額の割合(三カ年平均)は19・1%(旧市町村別では名瀬18・2%、住用26・3%、笠利19・1%)に達した。 この実質公債比率が、地方債(起債)を発行して借金をする際に県の許可が必要となる「18%以上」を突破したことから〇六年度から七年間で比率を18%未満に抑える公債費適正化計画を〇六年内に定めて県に提出しなければならない。 |
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豪華客船の入港が相次ぐ名瀬港に十四日、商船三井客船所有の大型客船「にっぽん丸」(二一、九〇三トン・全長一一六メートル)が寄港し、乗客約四百人が秋の奄美路を楽しんだ。にっぽん丸は、日本に四隻あるクルーズ客船のうちの一隻。毎年、百一日間の世界一周クルーズなどを実施している。約二百室の客室を備え、乗客定員は最大で五百三十二人。 船内にはプールや展望大浴場、シャンデリアのある二階吹き抜けのホールなどの設備があり、長旅にも不便を感じさせない工夫がある。 名瀬港への寄港は二年ぶり六度目。熊本県の旅行会社が「感動航海奄美大島」と題したパック旅行でチャーターし、十三日に熊本県の八代港を出港し、十四日午前八時ごろ名瀬港に到着した。 三万トンバースでは、奄美市などが歓迎セレモニーを開き、村上寛船長らに花束と黒糖焼酎を贈った。セレモニー後、乗客らは秋晴れに恵まれた奄美大島を巡り、同日夕には八代港に向け出発した。 名瀬港には、十月から十一月にかけて「ぱしふぃっくびいなす」「飛鳥U」などの寄港が予定されている。 |
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奄美市誕生記念の市民コンサート「新民謡育ての親・村田正男と共に」(同実行委員会主催)が十五日、同市名瀬の奄美文化センターホールであり、音楽一家の村田さんの家族や音楽仲間らがステージに上がり、新民謡を中心にクラシックやジャズなど多彩な音楽で大勢の観客を魅了した。村田さんは奄美市名瀬生まれの七十五歳で新民謡の父・村田実夫さん(故人)の実弟。戦後沖縄で音楽活動を始め、一九五九年に名瀬で音楽教室を開設、「農村小唄」や「本茶峠」などの編曲を手掛けるなど実夫さんの音楽活動を支えてきた。 新民謡やクラシック、ジャズ、琉球民謡など幅広い音楽活動を続けてきた村田さんの「集大成となるコンサートを開こう」と音楽仲間らが中心になり実行委員会(文秀人委員長)を組織し、コンサートが実現した。 会場には千人を超す音楽ファンが詰め掛けた。二部構成で行われ、一部では長男・孝史さん(ピアノ)ら子供二人とおいのミッキー村田さん(ボーカル)と共演、映画音楽やジャズのスタンダードを披露した。また、村田さんが指導する大正琴、琉球三味線、コーラスグループも登場し、新民謡など披露した。 第二部は新民謡中心のプログラム。村田さんがバンドリーダーを務める名瀬音楽同好会の演奏をバックに「アダンの実」や「名瀬セレナーデ」など実夫さん作曲の名曲を泉清次さんらが熱唱した。 フィナーレでは、村田さんが最も思い出深いという「農村小唄」をこの日の出演者全員で合唱した。村田さんは「私の人生は人を愛し、家族を愛し、音楽を愛し、多くの恵みをいただいてきた。これからもすべてのものを愛し続けます」と来場者にメッセージを贈った。 |
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第5回世界新相撲選手権(女子)団体戦の日本メンバー3人の中に奄美2世の里山美紀(23)=大阪市西淀川区在住=がおり、3位入賞に貢献した。日本は準決勝で優勝したロシアに敗れたものの3位に入り、中堅を務めた里山は3試合で2勝を挙げた。女子団体戦には13カ国が出場。シードの日本は2回戦から登場し、台湾を3―0で退けたが、準決勝でロシアに0―3で敗れた。しかし、3位決定戦でオランダに2―1で勝ち、地元開催の面目を保った。 里山は身長153センチ、体重80キロ台。ロシアの選手は3人とも身長180センチ以上、体重150キロ以上と巨漢ぞろいだったという。「大会当日は体調が良かった。ロシア戦では中堅の自分が勝って大将戦に持ち込みたかったが、敗れてしまい悔しかった」と振り返った。 瀬戸内町加計呂麻島出身の里山明光さん(54)、満代さん(47)夫妻の長女。 今回の世界選手権に向け、関西奄美会相撲連盟クラブで子供たちに指導しながら自身のけいこに精進してきた。世界選手権には今回を含め4回出場、団体優勝1回など輝かしい実績を持つ。4回目の世界選手権は頂点に届かなかった。「来年スイスである世界大会出場に向けて頑張りたい」と話し、次の目標に気持ちを切り替えようとしている様子だった。 |
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宇検村湯湾の新小勝(アランガチ)地区に住む関山武基さん(69)宅の庭先でこのほど、「モンキースター」という種類のバナナが実を付けた。「モンキーバナナ」と比べると実の太さは約三倍。甘味もあり、知人らに喜ばれているという。関山さんがバナナを植え始めたのは約二十年前。最初は「島バナナ」と「小笠原」の二種類を栽培していたが、一九九〇年に、勤めていた知的障害者授産施設の施設生らと沖縄旅行に出掛けた時に、滞在したホテルから株分けしてもらったという。成長したバナナの木は約四メートルほどで、通常の「島バナナ」などと見分けはつきにくい。 関山さんによると、バナナ栽培に欠かせないのは風対策。関山さんは、バナナの木の重心を考えながら添え木を丁寧に当てて補強。肥料は梅雨ごろと十一月ごろに混合肥料や鶏糞(けいふん)などを与えるという。 関山さんは、「バナナはしっかり補強すれば、次々と成長して実を付けてくれる。モンキースターはほかのバナナと比べると成長も遅いが、珍しいので大切にしたい」と話した。 |
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| 笠利町の水不足問題で、奄美市は十七日、水道水渇水対策本部(本部長・平田隆義市長)を笠利総合支所に設けた。対策本部は、市の関係部課長以上で構成する。第一次対策として町内全域での夜間減水措置を維持しながら住民に節水と理解を呼び掛け、水の確保に努める。特に水不足が深刻な赤木名校区については市単独事業を導入して十八日以降、水源地以外から一日百トンの水を搬送するほか、校区周辺の地下水を利用して給水する考え。状況次第で同校区をはじめ町内の減水時間の延長や減水率を検討する。 笠利総合支所によると、同町では東部と西部の二地区に分けて水源を確保し、事業所を含めて町全体で約三千三百戸、七千人(うち赤木名校区は約七百五十戸、千六百人)に水を供給している。 しかし、梅雨明け以降、まとまった雨が降っておらず、鍋比川に四段階に分けた簡易ダムのうち最も下流の一号ダム(貯水能力一万二千トン)以外水が枯れた赤木名校区は九月十六日、圧力を下げて水量を減らす夜間減水(午前零時―五時、減水率40%)を開始し、十月二日に第二弾(午後十時―午前五時、同50%)の減水に切り替えた。 他地区の水源でも日に日に水量が減少しており、十五日午前零時から赤木名校区以外でも夜間減水(午前五時までの五時間、同40%)に踏み切った。赤木名の一号ダムも使える水は残り少なくなり、東海岸側約千戸に上水を供給する須野ダム(有効貯水量九十五万トン)も十七日に貯水率が20%余りに落ち込んだ。 本部長の平田市長は「水源の水量は回復しておらず、住民の理解と協力を得て緊急事態を乗り越えなければならない。東部地区は減水で何とかなるが、赤木名地区は深刻。同地区を重点に水を確保したい。その予算を簡易水道事業特別会計に専決処分で約一千四百万円組んだ」と述べた。 市側によると、赤木名校区については民間の散水車(貯水量四トン)を借り上げて十八日以降、同町節田の奄美パークが利用している地下水や鍋比川の下流などから取水するほか、閉鎖された民間の井戸を利用して地下水を校区の浄水場に送る。さらに未利用の水脈がないか調査して使える水は利用していく方針だ。 50%減水の時間帯は断水状態になっている赤木名校区の町営住宅三階以上に入居する三十四世帯にはタンクなどを利用して給水し、理解を求めていきたいという。 |
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〇…日中の最高気温も三〇度を割り込んで過ごしやすい日々が続く奄美地方。山野ではハイビスカスの仲間のサキシマフヨウ(アオイ科フヨウ属)が開花の季節を迎え、秋の到来を告げている。〇…九州以南の南西諸島などに分布し、日当たりの良い山地に小群落を作って自生する。五メートルほどの高さに成長する小高木で、白色や淡紅色の花は大ぶり(約八―十三センチ)でよく目立つ。山間の林道だけでなく、国道沿線などでも見ることができる。 |
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| 【鹿児島総局】県は十七日、二〇〇六年度の県民表彰者受賞者の五個人、二団体を発表した。奄美からは元和泊町長の泉貞吉さん(80)=和泊町出花=が地方自治部門で表彰される。表彰式は十一月二日、県議会本会議場で行われる。県民表彰は今年度から対象者を団体・グループにも拡大したほか、表彰部門も見直し「くらし・環境部門」などが新設された。 泉さんは、和泊町議会議長などを経て一九八五年七月から町長を五期二十年間務め、「活力と潤いと魅力あふれる花の町」実現のために農業を中心とした産業振興をはじめ社会資本整備、社会福祉や教育文化の充実など、地域社会の発展に貢献。昨年十一月に和泊町名誉町民となったほか、旭日小綬章(地方自治功労)、総務大臣表彰(同)、農林水産省農村振興局長表彰、全国町村会会長表彰などを受けている。 |
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| 第40回全空連県秋季空手道大会((財)全空連県空手道連盟主催)が15日、県体育館であり、奄美市の心道館が成年男子形で12連覇を達成、同組手で2年ぶり7度目の優勝を飾った。 県秋季大会は団体のみで、幼児から一般まで134組約900人が出場した。奄美からは奄美市の心道館(西決造代表)が形、組手両部門に出場。里島伸司監督率いる形心道館Aは中山晋平、萩原広幸の布陣で臨んだ。形は今回大会からフラッグ制となり、予選でセーパイを披露した心道館Aは鹿児島心道館に5―0と圧勝。決勝もクルルンファで5―0とし、糸洲会を圧倒した。 成年組手は奄美市の田代克明、優希(鹿児島市在住)、優介の親子3人で出場。高校空手道の名門・鹿児島城西、宮崎第一OBで占める国分糸東会と初戦で当たり、2―1で退けると、準決勝で錬養会出水Bをストレートで下し決勝進出。決勝の錬養会出水A戦では先ぽう田代克が4―6で惜敗したが、息子2人が奮闘。逆転で2年ぶりの優勝を奄美にもたらした。 里島監督は「形は連覇記録が懸かり、重圧もあった」と圧勝にも余裕はうかがえず、「今後も連覇を絶やさないよう頑張りたい」と気を引き締める。一家で優勝を果たした組手について「県でも初のこと。うらやましく思うと同時に感動した」と快挙に笑顔を見せていた。 |
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第六回全国障害者スポーツ大会のじぎく兵庫大会は十四―十六日、兵庫県であり、奄美からただ一人、県代表として出場した重田一さん(62)=奄美市住用町=が卓球競技の身体障害者部門で三十七年ぶり日本一の栄冠を手にした。優勝報告のため、妻の初美さん(57)と共に南海日日新聞社を訪れた重田さんは「全国でも強い人がいる中、優勝できて良かった。試合を楽しめた」と喜びを表した。卓球競技は十四、十五の両日、神戸市立中央体育館で行われた。重田さんは四十五歳以上の選手が出場するトーナメント戦で四回戦を戦い、五セットマッチをすべてストレート勝ち。年齢を感じさせない圧倒的な強さで優勝した。 重田さんは小学五年の時に卓球を始めた。二十五歳で出場した全国大会でも優勝経験があるが、「それはまだ両足があった時。右足の痛みに耐えながらの優勝だった」と振り返る。三十八歳の時、腫瘍(しゅよう)が見つかり、右足を切断。手術後は競技を離れたが、四年後に復帰した。現在でも、週一、二回の練習や筋力トレーニングをこなす。 今年五月に行われた県予選で優勝し、全国大会への出場権を獲得。七月の県民体育大会大島地区予選(郡体)では一般の部(六十歳以上)に出場し、二連覇を飾った。「足が続く限り、頭がついていく限り、競技を続けたい」とまだまだ重田さんの体力、気力は衰えを知らないようだ。五年間は全国大会への出場はできないが、「まずは郡体三連覇、県予選にも出場し、連覇を目指したい」とさらなる飛躍を誓った。 |
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【沖永良部総局】知名町はこのほど、町制施行六十周年を記念して切手を発行した。「おきえらぶフローラルホテル」の全景が切手シートを飾るほか、奄美十景として知られる「田皆岬」や「昇竜洞」「ウジジ海岸」「屋子母海岸」など町内の名所を撮影した十枚の図柄になっている。沖永良部を代表する花「エラブユリ」や、無形民俗文化財「瀬利覚獅子舞」「上平川大蛇踊り」「正名ヤッコ踊り」「西目イシシハカマ踊り」「久志検チンカラ踊り」など特色ある集落の踊りの図柄も入っており、特製ホルダーに収められている。 記念切手一部につき千二百円、送料三百円。申し込み期限は十一月十日まで。現金書留封筒に郵便番号、住所、氏名、電話番号、申し込み部数を記入の上、合計額を同封して〒891―9295鹿児島県知名町役場総務課、TEL0997・93・3111へ。直接受け取りを希望する場合は役場総務課窓口へ。 |
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| 【鹿児島総局】九州沖縄農業研究センターは十九日、サトウキビの新品種「Ni22」(農林22号)、「Ni23」(農林23号)と畜産飼料用としては国内初となる「KRFo93―1」を今月登録出願したと発表した。農林22号は、早期糖度性や株出し栽培の収量確保を目的に育成、同23号は干ばつに強く従来の品種より可製糖量が多いなどの特性を持つ。同センターは新品種導入で南西諸島地域のキビ生産性向上と粗飼料自給率の向上を図りたいとしている。農林22号、23号は県も今年一月に奨励品種に採用し普及準備を進めており、一般の農家には二〇〇九年の春植えから導入予定。 農林22号は@発芽、萌芽などに優れ、育成初期から茎伸長が良いA春植え、株出し、ともに可製糖量は現在の主要品種「NiF8」(農林8号)と同程度か多い―などの特徴がある。今後は農林8号の糖度が低い地域や株出し栽培での収量が不安定な地域を中心に、熊毛地域で六百ヘクタール、奄美地域で二千ヘクタールの普及を見込んでいる。特に十二月収穫を推進する地域での活用が有効としている。 また農林23号は@干ばつが発生した年でも生育が良く、農林8号などと比べて原料茎重が重く、可製糖量が多いA奄美地域では春植え、夏植え、株出しいずれの作型でも現在の主要品種の一つ「F177」より原料茎重が多い―などが特徴。干ばつが発生しやすい地域での「F177」の代替として千ヘクタールの普及を見込んでいる。 このほか飼料用の新品種は、大部分を島外から購入している畜産用粗飼料の自給率向上を目的に育成した品種で、初期伸長が早く、生草収量、乾物収量が多いなどの特性を持つ。黒穂病抵抗性が不十分であることから、今後は黒穂病が発生していない熊毛地区で普及させる予定。 |
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| 干ばつで水量の低下が続いている奄美市笠利町の須野ダム(有効貯水量九十五万トン)は十九日、貯水率が20%を下回り、ダムを管理する同市土地改良区(白内慶治理事長)は、二十三日から施設園芸(ハウス)と野菜(露地)はホースでの散水のみ許可する、と決めた。市側が希望農家を対象にサトウキビの新植夏植えに限ってタンク車で散水するのも踏まえ、ダムの農業用水のキビ畑への散水全面禁止は継続する。 須野ダムは一九九六年、多目的ダムとして供用開始。笠利町の東海岸一帯の三百四十ヘクタール(四百九十二戸)のかんがい用水、ダム周辺集落から奄美空港にかけた約一千戸の飲料水の水源となっている。 しかし、今年は梅雨明け以降、干ばつで初めて貯水率が70%を割り、土地改良区理事会は35%を切った九月六日、散水品目を新植夏植えキビ、野菜、施設園芸品目に絞り込んだ。さらに貯水率が25%以下になった同月二十九日、キビ畑への散水全面禁止に踏み切った。 さらに十月に入ってダムの雨量が一ミリしか観測されず十九日に19・95%(十八万九千六百トン)になったことから、土地改良区は同日、笠利地区農村環境改善センターで緊急の理事会を開いて今後の対応を協議した。 今後もまとまった雨が降らなければ野菜やハウスも散水を停止しなければならないが、そうした場合の被害は増大することから、一定の制限をかけることを決めた。文書で農家に通知し、防災無線や集落放送で周知を図るという。 同市の笠利総合支所によると、タンク車による新植夏植えキビへの散水は市のキビ部会での決定を受けて二十日にも対応する。希望農家は支所に申し込み、容量約四トンのタンク車一台当たり五百円で利用できる。 須野ダムは現在、上水道の夜間減圧やキビへの散水ストップ措置を取っている現在も一日当たり約二千七百トン水が使われており、今後も少雨が続けば二カ月で枯れる見込み。また、その前に水位の低下で上水供給停止に陥る恐れがあるという。 白内理事長は「飲料水に事欠く恐れもあり、農業用水の制限拡大はやむを得ない。野菜やハウスにホースでの散水も貴重な水を大切にするように心掛けてほしい」と、農家に理解を求めている。 |
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島嶼(とうしょ)地域の一般住民や大学生・高校生が交流する「やしの実大学」が奄美大島で十九日始まった。沖縄・八重山地域住民や太平洋島嶼国の大学生らが来島、奄美市笠利町の歴史民俗資料館や県奄美パークを見学後、地元住民と交流を深めた。二十一日は水問題をテーマにフォーラムを開く。来島したのは石垣島の住民十七人と太平洋島嶼国の大学生と引率教諭六人、今年八月にパラオ共和国での研修に参加した学生ら琉球大学関係者六人、笹川平和財団関係者三人の合わせて三十二人。奄美入りした一行は、あやまる岬にある歴史民俗資料館や城間のトフル墓群、県奄美パーク・田中一村記念美術館など見学、夜は宿泊先の「ばしゃ山村」で地元の「やしの実会」(奥篤次会長)のメンバーらと交流した。 水問題のフォーラムに参加する砂川勝莉華(宮古農林高二年)さんは「奄美は宮古島と似た所もあるが気候が違う。いろんな所を回り多くのことを学びたい」と話す。水問題に関する作文コンテストで選ばれ、来島したミクロネシア短期大のダンディーン・ジョンソンさん(19)は「いろんな人と出会えると思う。奄美の自然に触れ、文化を知りたい」と意欲的。 やしの実大学は、琉球大学アジア太平洋島嶼研究センター(センター長・大城肇教授)が笹川太平洋島嶼国基金の助成を受けて実施する公開講座。一九九四年に第一回講座が奄美で開かれ、九回目の今回は十二年ぶりの実施。二十日は、瀬戸内町加計呂麻島などで主に自然を学ぶ。二十一日は、笠利町の農村環境改善センターで午前九時から高校生・大学生による水問題のフォーラムが開かれる。 |
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| 魚食の良さをアピールしよう」と、奄美市の名瀬漁協(久保良蔵組合長)はホームページで「料理コーナー」を設けて魚のさばき方を紹介している。今後、魚介類の良さを知る海の男ならではの調理や料理法も教えたい、という。 ホームページは魚食の普及を兼ねて十月に開設。漁協の各種事業のほか、漁具を安値で販売して一般の利用者も多い購買部など施設もPRしている。新鮮な魚介類の通信販売も検討中。料理コーナーは第一弾としてソデイカを取り上げ、カラー写真を添えて刺し身用のおろし方を教えている。 総務課の玉城善好さん(22)は「今後、魚介類の一番おいしい食べ方とその料理法を知っている漁師を手本に、カツオやシビ(キハダマグロ)といった一般的な刺し身をはじめ、その魚介類に適した調理法を紹介したい。皆さんの意見や要望も踏まえて取り上げる魚種を考えたい」と話している。 ホームページへのアクセスはhttp://www.minc.ne.jp/jfkgnaze/。近く、関係機関団体のホームページにリンクする予定。 |
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