| 10/21 | 10/22 | 10/23 | 10/24 | 10/25 | 10/26 | 10/27 | バックナンバーへ | ||||||
| 【鹿児島総局】県市町村課は二十日、県内四十九市町村の二〇〇五年度普通会計決算概要を発表した。財政の弾力性を示す経常収支比率は、過去最悪だった前年度より0・7ポイント上昇し95・4%とさらに悪化。全市町村が硬直化が懸念される80%を超えた。このうち使途に制限の無い一般財源で経常的経費が賄えない経常収支比率100%超団体が八市町村あり、大和村の105・9%が最も高かった。奄美関係では天城町、知名町、宇検村も100%を超えている。 四十九市町村全体の決算規模は歳入八千九十八億円、歳出七千八百五十三億八千二百万円で対前年度比1・9%減。実質収支は百八十三億千六百万円の黒字で、すべての市町村が黒字となっているが、ほとんどの自治体が財源不足を補うため基金(貯金)を取り崩しており、依然厳しい財政運営が続いている。 基金取り崩し額は全体で約三百九十三億円に上り、積立金残高は前年度比7・3%減の千五百七十七億九千七百万円でピーク時(一九九四年度)と比べ約八百六十億円減少している。また借金にあたる地方債の残高は0・6%増加し一兆四百八十二億四千三百万円に膨らんでいる。 歳入の主なものをみると、地方税は固定資産税や市町村民税が増加したことから全体で3・7%増の千七百四十九億円。地方交付税は0・7%減少の二千四百八十八億五千百万円で五年連続の減少となった。また国県支出金は普通建設事業費や生活保護負担金などの増加で1・1%増の千三百九十九億三千百万円となっている。 歳出では、人件費が合併に伴う一部事務組合の職員分加算などで0・8%増の千五百二十六億四千八百万円。扶助費も合併により生活保護などの事務が新市に移ったことなどから4・4%増加し千四十六億九千八百万円。普通建設事業費は、厳しい財政状況を反映し各市町村が事業の重点化を図ったことから全体で6・1%減の千六百五十五億円となり、九年連続のマイナス。性質別にみると、人件費や扶助費、公債費の義務的経費の割合は1・6ポイント上昇し48・1%となった。 また自治体の財政健全度を示す新しい指標として今年度から導入された「実質公債費比率」を市町村別にみると、地方債発行に県の許可が必要となる18%以上の団体が十五市町村あり、天城町、知名町、宇検村、大和村、徳之島町、奄美市、瀬戸内町の奄美関係七市町村も含まれている。 県市町村課は「引き続き集中改革プランなどに基づく行財政改革を推進するとともに、経費全般についての節減・合理化、受益者負担の適正化、自主財源の確保、計画的な地方債管理などに努めていく必要がある」としている。 |
|
|
| 今年で町制施行五十周年を迎える瀬戸内町と福島県南相馬市との友好都市盟約調印式が二十日、同町役場であった。南相馬市は、二〇〇一年五月に瀬戸内町と友好都市盟約を結んだ旧小高町が周辺の一市一町と今年一月に合併して誕生した市。町と市は今後、文化や産業などさまざまな分野でさらなる交流と相互理解を深めることになった。 作家の島尾敏雄氏の出身地が旧小高町だったことを縁に両町の交流が〇〇年に始まり、これまでに児童生徒や商工業者などの交流が活発に行われてきた。新市の誕生でさらに結び付きを深めようと友好都市盟約を結ぶことになった。 町側は義永秀親町長や山下福也収入役、徳永敬次教育長らが顔をそろえ、同市からは渡部通助役や江井績小高区長らが参加した。 町と市の沿革について説明があり、盟約書に調印を済ませた後、渡部助役が「相互の交流がより一層多様で実り多いものとなるよう祈念する」などとした渡辺一成南相馬市長のメッセージを代読。義永町長は「これからも多くの分野で相互理解を深めてまいりたい」などとあいさつした。 記念品贈呈では、同町が三味線、太鼓、なんこ台を贈り、同市からは陣羽織が贈られた。 |
【沖永良部総局】子牛生産の技術向上を図る第二回ヨロン黒牛まつり(同実行委員会主催)は十九日、与論町流通センターであった。一部から三部までの部門に町内から三十四頭が出場。各部門で最優秀賞、優秀賞を決めたほか、特別賞を選んだ。第二部に出場した本実智世さん=朝戸=の「みつひら号」がグランドチャンピオンに輝いた。黒牛まつりには若雌一部(月齢十二―十六カ月)に十四頭、同二部(同十七―二十三カ月)に十一頭、育種価(同十二―二十三カ月)に九頭が出場。全国和牛登録協会鹿児島県支部登録課の福田祐貴係長ほか三人が発育状況や体積、バランスなどを審査した。 特別賞の資質品位には池田克也さん=朝戸=の「あい号」、後躯賞に叶敏典さん=立長=の「たかゆき号」が選ばれた。団体賞は朝戸支部が一位になったほか、二位立長、三位東区、茶花の順だった。 結果は次の通り。(敬称略) 【一部】▽最優秀賞 池田勝也「あい号」▽優秀賞(1席) 山下秀信「まどか号」▽同(2席) 原田ゆう子「あずさ2号」 【二部】▽最優秀賞 本実智世「みつひら号」▽優秀賞(1席) 叶敏典「たかゆき号」▽同(2席) 原田ゆう子「とよてる号」 【三部】▽最優秀賞 市山繁範「てるしげ号」▽優秀賞(1席) 林年充「あさひ号」▽同(2席) 堀行教實「りんだ号」 |
|
|
| 県高校新人体育大会空手道競技は20日、県体育館で個人形、組手の決勝までがあり、組手、形の男女個人4部門を奄美勢で占め、全8部門中、奄美勢は7部門を制した。形男子は榊遼平(大島)、同女子で豊山智子(沖永良部)が優勝。組手は男子で前田稔(徳之島)、女子は決勝で同校対決を制した平島亜梨沙(大島北)が優勝を飾った。 奄美関係分の九州大会出場は、団体の組手で初優勝を飾った与論女子、同形で優勝した大島男子、徳之島女子のほか、男子は形の徳之島、組手の徳之島、大島、女子は組手の徳之島、形の大島。個人組手は8強、形は4強が九州への切符を手にし、奄美から優勝者を含む14選手が出場権を得た。 九州大会は11月18、19日、鹿児島県体育館である。 |
| 先頭へ戻る ホームへ | |
|
|
|
一九五六年(昭和三十一年)九月一日、古仁屋町、西方村、鎮西村、実久村の合併による町制施行から今年で五十周年を迎えた瀬戸内町は二十一日、同町清水の町総合体育館で記念式典と祝賀会を開いた。町内外から約六百人の関係者が出席し、五十年の節目を祝うとともに、さらなる町勢発展を誓った。式典の席上、二代目町長を務めた房弘久氏とロシア文学者の故昇曙夢(本名・直隆)氏に名誉町民の称号が贈られた。記念式典は午前十一時からあり、町民憲章を朗読し物故者への黙とうをささげた。義永秀親町長は式辞で町勢発展に貢献したすべての関係者に感謝の意を表し、「古仁屋大火の廃虚から立ち直った瀬戸内町は政治経済、教育文化の振興とともに優秀な人材を輩出し、あらゆる試練の嵐を乗り越え今日の繁栄を迎えることができた」などと述べた。 名誉町民称号授与に続いて、町勢発展に功労のあった百五十四人に表彰状や感謝状を贈った。その後、県知事、奄美関係の国会議員、県議会議員、郡市町村会代表(代読含む)らが来ひん祝辞を述べ、同町のさらなる発展に期待を寄せた。 祝賀会では、冬柴鐵三国土交通大臣があいさつしたほか、島唄の武下和平さんが祝い歌を披露。国の重要無形民俗文化財に指定されている諸鈍シバヤや児童生徒による島唄なども披露された。 名誉町民の称号を受けた房氏は古仁屋町議会議員や瀬戸内町議会議員を経て、一九七二年(昭和四十七年)から八十年(同五十五年)まで二期八年間町長を務めた。 故昇氏は早稲田大学教授やニコライ露語学院院長を務めたほか、「大奄美史」「ロシア・ソビエト文学史」などを刊行。五一年(同二十六年)には奄美大島日本復帰対策全国総委員長に就任、奄美の日本復帰にも尽力した。 |
|
|
|
|
一九五六年(昭和三十一年)に四町村が合併して誕生した瀬戸内町の初代町長を務めた故川井順英氏(享年八十五歳)の胸像建立除幕式が二十一日、同町役場正面玄関前であった。川井氏の業績を末永く語り伝えようと胸像の建立に尽力した関係者に対し、川合氏の親族は感謝の言葉を繰り返した。川井氏は一九〇四年(明治三十七年)東方村古仁屋生まれ。奄美群島議会議員や琉球政府立法院議員、鹿児島県議会議員などを歴任し、同町の初代町長として四期十六年務め、町勢発展に尽力した。七二年(昭和四十七年)には福祉事業協力者としてローマ教皇から祝福状を贈られ、勲五等双光旭日章も受章した。 除幕式には親族を含め約百五十人が参加。奄美群島の祖国復帰に尽力したほか、電力普及や給水拡充など町民生活の安定に大きく寄与した川井氏の功績を義永秀親町長が紹介し、「幾久しくその遺徳を顕彰していきたい」などと語った。 除幕後、川井氏の長女寿賀ナイルさんが「町の海や山々、人々の深い人情、どこからか漏れ聞こえる三味の音色。瀬戸内町を愛してやまなかった亡き父に代わって幾重にもお礼申し上げます」と謝辞を述べた。 |
|
| 先頭へ戻る ホームへ | |
|
|
|
| 筑波技術大学と鹿児島大学は奄美市名瀬小(杉本匡隆校長)などと連携し、ブロードバンドによる聴覚障害児に対する教育支援に取り組んでいる。二十日、同小と鹿児島聾学校をテレビ会議システムで結び、両校の児童生徒が交流した。 筑波技術、鹿児島両大学、鹿児島聾学校関係者らが見守る中、名瀬小側は汾陽きくのさん(同小三年)、鹿児島聾学校側は高等部の生徒と今年三月まで名瀬小で聴覚障害児通級教室を担当していた堀之内恵司教諭が参加した。 汾陽さんにとって堀之内教諭とは半年ぶりの対面。パソコン画面の同教諭と手話で近況報告するなどうれしそうだった。また、高等部の生徒の中には奄美出身者もおり、自己紹介した後、じゃんけんをするなど交流した。 プロジェクトは、両大学と鹿児島聾学校に指導者側機器、名瀬小に学習側機器を整備し、光ファイバー式ブロードバンドシステムを使って離島へき地の難聴児の教育支援を目指す。名瀬小は昨年光ファイバーを導入、同システムを使った学習体験など実施している。 同小では今後、通級指導担当者と両大学や鹿児島聾学校の教諭との情報交換や児童生徒の交流、さらに県内離島の通級児童生徒同士の交流など計画しており、「わたしたちがシステムに慣れ、子供同士の交流や専門教諭による遠隔授業などに生かしていきたい」と話している。 |
|
|
|
|
| 【沖永良部総局】障害者や独居老人など社会的弱者の自立支援を目的とした知名町初のNPO(特定非営利活動)法人「イータバ」(森雅次理事長、十四人)の設立報告会が二十二日、知名町フローラルパーク会議室であった。理事のほか名里武也町議会議長、東善一郎町議会副議長、名間武忠総務課長ら来賓十八人が出席してNPOの船出を祝った。 「イータバ」は助け合い、協働の意。九月二十一日に伊藤祐一郎県知事の認証が下りた。初年度は入会金三千円と会費月千円を運営費に充てる。障害者自立援助活動の普及啓発事業として十一月二十五日、おきえらぶ文化ホール「あしびの郷・ちな」で障害者の絵画展示販売のほか、情報収集やボランティアスタッフの募集・あっせんなどを実施。チャリティーゴルフコンペも計画している。 来賓祝辞で平安正盛町長(代読)は「町制施行六十周年の節目の年にNPOが設立されることは誠に意義深い。障害者や高齢者など弱者が地域で自立していく社会実現のために寄与していただきたい」と激励した。 理事長ほかの役員は次の通り。(敬称略) ▽理事 大山倭、池上勉、吉俣文一、伊集院達之佑▽監事 今井吉男、松元道芳 |
|
|
|
|
○…「雨を恵んでください。大雨よ降れ」。奄美開びゃくの祖と伝えられる女神「阿麻弥姑」(あまみこ)を祭った奄美市笠利町の節田校区で二十二日、その神話(口碑)にあやかり、水不足が続く同町への降雨を祈る雨ごい祭りがあった。○…校区で約五十年ぶりの雨ごい祭りは、地域の芸能や文化の伝承活動を行っている校区の村づくり推進委員会(奥輝人会長)が音頭を取った。老若男女約百人が「雨で洗い流してください」と顔に墨を塗り、みのかさを着けたり、天の川にちなんで七夕飾りを手にしたりして参加した。 ○…一行は、阿麻弥姑が降臨した地とされる山中「アマンディ」(天孫嶽もしくは奄美嶽=標高約百三十メートル)で降雨を祈願し、さらに節田集落の阿麻弥姑神社を参拝して六調を踊って願を掛けた。奥会長らは「水は命、五穀豊穣(ほうじょう)の源であり、早く雨が降るように期待したい」と話していた。 |
|
|
|
|
〇…知名町の上平川集落に元禄時代から伝わる伝統芸能「上平川大蛇踊り」が二十二日、県奄美パーク(宮崎緑園長)で公演された。沖永良部島以外で公演されるのは今回を含めわずか五回しかなく、奄美大島では初の公演。激しく身をくねらせて宙を舞う大蛇の姿に、観客席からは歓声が上がった。〇…劇仕立てで一貫した筋書きを持ち、地元では百人以上が出演する。やぐらを組んで十二メートルの大蛇を宙で操るなど大掛かりな芸能。琉球、中国、日本の文化が混じり合った貴重な芸能として一九八四年、県無形民俗文化財に指定された。 〇…大正時代までは毎年秋の祭りで演じられていた。一時途絶えた時期もあるが、戦後は大きな催事などで演じられてきた。保存会(河田兼彦会長)を中心に集落上げて伝承に努めている。 |
|
| 先頭へ戻る ホームへ | |
|
|
|
| 奄美の自然や風物をテーマにした「第五回奄美を描く美術展」(同実行委員会主催)の入賞作品がこのほど決まった。応募総数百二十五点の中から中村哲郎さん(奄美市)の日本画「海の香」が奄美を描く美術展記念大賞に輝いた。入賞十四点、入選四十一点は十一月三日から奄美市笠利町の田中一村記念美術館で開幕する美術展で展示する。 同展は今回から実行委員会を組織して開催し、買い上げ賞四点を設けた。応募の内訳は奄美在住者四十人、県内の奄美群島外在住者十六人、県外在住者十六人。西村康博・鹿児島中央高校教諭、久保井博彦・奄美市名瀬美術協会会長、寺園康一・大島工業高校教頭が審査を担当した。 記念大賞を射止めた中村さんは一九九九年から奄美文化センターの絵画講座で日本画を学び、二〇〇一年に名瀬市美展大賞を受賞。奄美を描く美術展には四度目の出品で、用岬のアダンを描いた日本画で最高賞を獲得した。中村さんは「思いがけない受賞に驚いている。今後も奄美に暮らす中でしか感じられないものを形にしていきたい」と抱負を語った。 記念大賞以外の入賞者は次の通り。(敬称略) 【入賞】▽奄美を描く美術展大賞 吉田隼人(千葉県)▽田中一村記念美術館賞 東條新一郎(日置市)▽奄美空港ターミナルビル賞 久遠未泱(埼玉県)▽鹿児島県観光連盟賞 師玉アツミ(奄美市)▽奄美群島観光連盟賞 高山法雄(熊本県)▽佳作・奄美の海賞 野呂千鶴(鹿屋市)▽佳作・奄美の空賞 丸山良二郎(鹿児島市)▽佳作・奄美の杜賞 上田泰徳(東京都)▽奨励賞 大江弘治(奄美市)内山要一(鹿児島市)渡洋子(奄美市)濱村譽一(鹿児島市)丸山芳弘(姶良町) |
|
|
|
|
| 奄美市立中学校で、二年の女子生徒(14)が一年生時の担任だった三十代の男性教諭からいじめを受けたとして、ショックでその後不登校となっていたことが二十三日、分かった。女子生徒は「人生をだいなしにされた。死んでやる」などと、自殺をほのめかす手紙を学校に送っている。学校側は「生徒に対して不適切な対応や発言をするなど、教師によるいじめがあった」と認め、両親らに謝罪したという。生徒の母親(44)は「学校も教育委員会もすべてを明らかにしてほしいと訴えてきたのに事実を隠し、問題教師をかばい合っていることが許せない。いじめを隠す体質は何も変わっていない」と怒りをあらわにしている。 女子生徒によると、市内の別の中学校から転校してきた昨年九月以降、男性教諭は学習プリントや体育大会で使用する鉢巻きなどを渡してくれなかった。日直を飛ばされ、朝の会で出欠を取る際には名前を呼ばず、「次の人」などと言ったり、にらみつけたり、逆に無視したりの態度を取ったりしたという。 男性教諭と学校に不信感を抱いた女子生徒はその後、学校を休みがちになった。女子生徒は「悪いことしていないのに、何でいじめられるようになったのか分からない」と話し、学校あての手紙について「時間が経過しているのに何も解決しない。勉強も分からない。これ以上周りの人に迷惑をかけるだけだと思ったから」と語った。 学校長は「不登校の原因は教諭によるいじめだと認識しており徹底して指導してきた。教諭は昨年三月に保護者に謝罪したが、女子生徒には直接会えない状況にあり、謝罪できていない。学校は女子生徒の幸せを一番に考え、心の交流を図る努力を続けている」などと説明している。 母親は「娘が身体の不調を訴えたとき、裏門の玄関外に放置されていたこともあった。謝罪に訪れたときの校長の態度は腕組みしてとても威圧的で恐怖を覚え、これが教育者かと思った。いじめの発端は、学校内の教師同士のトラブルだと考えている。被害に遭った娘は何一つ悪いことしていない。こんな理不尽なことが通るのだろうか」と学校側の対応を批判している。 |
|
|
|
|
奄美市と龍郷町は農業に被害を及ぼす恐れがある外来植物・セイタカアワダチソウの駆除に本格的に乗り出す。二十三日には奄美市農業委員会(平井学会長、委員三十四人)の定例総会で市側がセイタカアワダチソウの特徴などを説明して委員に協力を求めた。市は今後、農家や繁殖している地域住民にチラシなどを配布して駆除への協力を求めるほか、奄美大島北部を中心に一斉駆除などを検討して、セイタカアワダチソウの根絶を目指す。セイタカアワダチソウは北米原産のキク科アキノキリンソウ属。高さは一―二・五メートルになる。花期は十月から十二月で濃黄色の小さな花をつけソリダコと似ている。種子だけでなく地下茎でも増えるため、繁殖力は強い。日本では昭和四十年代以降に全国で繁殖するようになった。 奄美市農林振興課によると、奄美では四―五年前から多く見られるようになったという。今月調べたところ、奄美大島全域で確認され、特に道路や河川ののり面を中心に繁殖していたという。セイタカアワダチソウは根から周囲の植物の生長を抑制する科学物質を出すため、農地で繁殖すると農作物に被害を及ぼすという。 奄美市名瀬農業環境改善センターであった農業委員会の定例総会には農業委員をはじめ、同市農林振興課、龍郷町産業振興課の職員ら約四十人が出席。奄美市農林振興課の平豊和課長がセイタカアワダチソウの特徴や駆除方法を説明し「今のうちに駆除すればまん延を抑えられる。種子を出す前に根っこから抜いて駆除してほしい」と呼び掛けた。 委員からは「危険性を全く知らない人が多く、周知されていないのではないか。住民に呼び掛けて駆除しては」「道路工事ののり面吹き付けなどで広がったのではないか。関係機関にも注意を呼び掛けてほしい」などの意見が上がった。 市側は龍郷町などと協力して、農業関係の各種会合で駆除を呼び掛けるほか、チラシを作成し、農家や繁殖する地域住民に配布する予定を明らかにした。また、住民の協力を得て、一斉駆除を実施する方針を示した。 |
|
| 先頭へ戻る ホームへ | |
|
|
|
| 奄美市議会の一般会計決算審査特別委員会(与勝広委員長)と特別会計決算審査特別委員会(崎田信正委員長)は二十四日、二〇〇五年度決算内容についての質疑を続開し、奄美市誕生前の旧名瀬市の主要施策などをただした。一般会計特別委の中で当局は「スポーツアイランド構想に基づいて実業団陸上チームなどの合宿を誘致に努めたところ、プロ野球選手の自主トレも含め、過去最高の千四百人あまりが来島した」と説明した。 一般会計決算審査特別委で、地籍調査事業について当局は「知名瀬と朝仁で一・二二平方キロメートル(百八十六筆)を調査し、名瀬地区で調査対象面積百二十一・五五平方キロメートルのうち、の十六平方キロメートルの調査を終えた」と説明した。委員から「調査、測量を実施する業者は地元を優先すべき」との指摘があった。 スポーツアイランド戦略の成果について当局は「合宿誘致では陸上や野球、テニス、バドミントンなど九十六団体・千四百七十九人が来島した。関東、関西、九州、北海道が主で、内訳は実業団七百七十九人、学生七百人だった」と説明。「スポーツ合宿の経済効果は約六億円で、今後も他の競技チームや企業などに来島を働き掛けたい。収益が伸びる見込みは十分にある」などと強調した。 奄美海洋展示館については「一万八千四百七十一人の入館があり、うち児童は千百二十五人が利用した。入館料は七百二十六万四千三百四十円。今後も特別企画展の開催などで利用者の拡大に努めたい」と答えた。 |
|
|
|
|
【沖永良部総局】和泊町教育委員会が九月初旬から調査している同町根折の根皿原(ニーザラバラ)遺跡からこのほど、江戸時代のものと見られる青磁の茶碗が出土した。青森県浪岡城で出土した中国製青磁と同一とみられることから、町教育委員会と県立埋蔵文化財センターで詳しく調べることにしている。根皿原遺跡は江戸時代に存在したウッタ集落の上に位置することから命名された。二十四日の調査は同教育委員会の北野堪重郎さんと県立埋蔵文化財センターの寺原徹主事が当たった。 遺跡は個人の畑にあり、水はけを良くするイシゴウラ(水溝)が外側に二カ所見える。四つの高倉遺構と住居跡と見られる柱の跡があり、住居は中央に二本の柱跡がある。寺原主事は柱跡などから一回以上建て替えしたと推考している。 今回青磁が見つかったのは台所跡と見られる縦四・五メートル、横三・八メートル、深さ一・五メートルの土溝。青磁は孔子と弟子の絵柄と文字、内外の雷紋帯磁などから中国南東部に位置する浙江省龍泉県の龍泉窯で十四世紀後半に焼かれたものと見られる。同じ青磁がある青森県の浪岡城(北畠顕家城主)は十五世紀後半から十六世紀中ごろまで十三湊(とさみなと)を貿易港に中国と陶磁交易があったことから、埋蔵文化財センターでは関連を調べることにしている。 同遺跡は調査終了次第、埋め戻すことになっている。教育委員会は二十九日午後二時から現地説明会を開催し町民に公開する。 |
|
| 先頭へ戻る ホームへ | |
反対の全郡運動へ |
|
奄美群島内の郵便局集配局再編計画の撤回と名瀬、沖永良部両測候所の存続を求める「奄美の未来を考える共同の会」の発足総会が二十五日、奄美市の名瀬公民館であった。群島内の各種団体が参加した総会では署名活動を展開して両問題の解決を求めることを確認したほか、奄美全体で両問題に関する運動を強化していくことを申し合わせた。同会の発足は連合奄美や奄美地区平和センター、奄美地区労連の三団体が中心になって各種団体に超党派の「共同の会」発足を呼び掛けていた。加盟団体は二十五日現在、知名町や各労働組合、市民団体など二十団体。この日の発足総会には約二百人が参加した。 総会では呼び掛け団体を代表して連合奄美の大海正一朗議長が「奄美で大きな問題が持ち上がっている。地域の実情を無視した地方切り捨てであり、効率性だけでなく、公益性を重視しなければ大都市と地方の差は広がる。政治の上で離島をつくるのを阻止しなければならない」などとあいさつした。 この後、平田隆義奄美市長、徳田毅衆議院議員(ともに代読)が来賓あいさつし、郵便集配局廃止計画の見直しと名瀬測候所の気象台昇格、沖永良部測候所の存続を訴えた。 基調報告の後、瀬戸内町議や漁業と製糖、気象の関係者代表四人がそれぞれ決意表明。「地方切り捨て、過疎を進行させる計画」などと批判し、最後はガンバロウ三唱で運動の強化を誓った。 同会は今後も群島内のあらゆる団体に参加を呼びかけるほか、街頭署名活動などを展開して住民の過半数に当たる六万五千人の署名を目標に取り組む。便局集配局再編問題については十二月中に要請団体を編成して郵政公社九州支社に署名を届ける方針。 郵便局問題では、日本郵政公社が今年六月、集配局の再編計画を発表し、奄美関係では奄美市、瀬戸内町、喜界町の計九局で集配業務を廃止する方針。名瀬・沖永良部測候所問題は気象庁が五月、全国の測候所を二〇一〇年度までに原則廃止する方向を示したため表面化した。 |
|
【東京支社】自由連合代表の徳田毅衆院議員(35)=鹿児島2区=は二十五日、南海日日新聞社の取材に対し、「政治活動に幅広い選択肢を持たせたい」などの理由で近く離党することを表明した。今後の身の振り方で「自民党入りが濃厚」と言われていることに対し「白紙段階」を強調した。徳田氏は離党を決意した理由を「自由連合は父虎雄の政治信念で作り上げた政党だが、二大政党時代という新しい政治状況の中で自由連合という枠組みだけでは解決できないことが多々ある。私はバッジを着けるのが目的ではなく、選挙民の方々のために何ができるか大切に考えたく、自分自身の今後の政治活動についてさらなる選択肢と可能性を求めて党を離れて考えてみたい」とコメントした。 特に、十月九日に地元で国政報告をした時に「超党派の有権者が駆け付けてくれたことが、離党の大きなきっかけになった」と話した。 徳田氏は衆院内では会派に属さない無所属。昨年九月の衆院選後の首相指名では自由連合代表である自分自身に投票した。一方その後、法案の採決で自民党に同調しているほか、今年九月の首相指名では連立与党の推す阿倍氏に一票を投じた。こうしたことから、一部では今回の離党表明は「自民党入りの布石」と見られている。これに対し、徳田氏は「白紙段階」を強調した。 徳田氏が離党すれば、自由連合の議員は国会にいなくなり、政党交付金の対象外となる。徳田氏は「自由連合は解散しない。新しい党代表などは今後、協議する」と述べた。徳田氏は昨年九月の衆院選で父・虎雄氏(68)の地盤を引き継いで初当選した。 |
|
| 先頭へ戻る ホームへ | |
|
|
|
| 奄美市の中学校で女子生徒が男性教諭からいじめを受けて不登校になっている問題で、同市教育委員会(徳永昭雄教育長)は二十六日、同市長浜町の奄美博物館研修室で臨時の校長会を開いた。市内二十八小中学校の校長が出席し、再発防止を協議するとともに、教師の生徒への指導のあり方について確認したほか、いじめに関する実態把握を早急に行うことを申し合わせた。 問題となっているのは、現在二年生の女子生徒(14)が一年生時の担任だった三十代の男性教諭からいじめを受けたとして、ショックでその後不登校となっている件。学校側は「教師によるいじめがあった」と認め、両親らに謝罪。教諭らで支援チームをつくり対応に当たっているが、女子生徒は不登校の状態が続いている。 会は非公開となったが、冒頭で徳永教育長は「いじめはあってはならないこと。何気ない言葉が子供たちを傷付ける。言葉を大切にし、教師の指導徹底を行ってほしい。どのようにしたら生徒が学校に来てもらえるのか、何が一番大切なのか考えてほしい」とあいさつした。 同会終了後に市教委会議室で記者会見した徳永教育長と折田浩仁市教委学校教育課長によると、会では「いじめ」に関する問題は今回のような教師と生徒だけの問題ではなく、生徒同士などあらゆる関係が予想されるとして、「どの学校でも起こり得る問題と認識し、生徒一人ひとりに目配りすることが大切」などの認識で一致。徳永教育長は「危機意識を持って臨むよう指示した」と述べた。 会では、今回の問題以外にいじめに関する報告はなく、市内の小中学校では早急にいじめに関する実態把握に取り組むという。 折田課長によると、今回の問題で学校側は教諭らで支援チームを発足させ、女子生徒への対応に努めているが、女子生徒は不登校の状態が続いているという。折田課長は「男性教諭も新任で体育祭などの行事が重なり、精神的なゆとりがなくて女子生徒につらく当たったことを認めている」と報告。 保護者と学校側に意見の食い違いが見られる点については、「学校側には誠意を持って対応に当たるよう指導しており、お互いが早急に溝を埋めてほしいと願っている。女子生徒が早く学校に戻れることが一番大事。できる限りの対応をやっていきたい」などと話した。 |
|
| 【沖永良部総局】和泊町は十月上旬、町一般廃棄物適正処理監視指導員設置規則を公布した。監視指導員の委嘱状交付を受けた同町国頭の南実一さん(62)が二十六日、役場保健福祉課(前幸貴課長)を訪れ、町内の不法投棄の現状を報告した。 監視指導員は@海岸線の不法投棄Aごみ収集場の分別確認・指導―を主に週二回、町内を視察する。不法投棄に関する苦情処理も受け付ける。 辞令からこれまで二回パトロールした南指導員は「空き缶、ペットボトルのポイ捨てが多い。海岸線など見える場所にごみが点在する。今後確認するが、やぶの中など見えにくい場所はさらに多いのではないか」と危ぐする。ごみ集積場や道路などに散乱したごみは南指導員がクリーンセンターに持ち込んだ。 不法投棄について南さんは区長会で事例三件を報告し、発見・通報の協力を求めた。町保健福祉課は「不法投棄は許されない。発見した場合には法にのっとって対処する」と厳しい態度で臨む。メーカーの補償期間が過ぎ、修理に実費を伴うクリーンセンター焼却炉延命のため、ごみ分別徹底も訴えた。 分別については女性団体の会合などで協力を依頼することにしている。 |
|
| 先頭に戻る | |