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| 【鹿児島総局】九州農政局鹿児島農政事務所は二十七日、鹿児島県の二〇〇五年農業産出額(概算)を発表した。県全体の農業生産額は、四千百六十八億円で前年に比べ二十六億円(0・6%)増加した。畜産部門は過去最高の二千三百八十六億円を記録し全体の57・2%を占めた。農産物別では、肉用牛が豚を抜いて一九六〇年の統計開始以来初めて一位に入った。サトウキビは熊毛地区の増産などで百億円台に回復、花きはユリ球根の価格低下などで1・7%減の百七十七億円だった。 鹿児島県の農業産出額を部門別でみると、畜産二千三百八十六億円(前年比3・3%増)、耕種千六百九十六億円(同2・4%減)、加工農産物八十七億円(同9・4%減)となっている。 畜産は肉用牛が国産枝肉価格の上昇などで前年比7・3%増の七百七十八億円となったほか、豚も1・2%増の七百五十五億円、鶏も2・6%増の七百六十億円と伸びた。耕種部門は、いも類が焼酎用の需要増加で生産量が増え二百八十四億円(同6%増)と好調だったが、野菜や果実、花きは生産量の減少で前年を下回った。前年、台風の影響などで百億円を割ったサトウキビは、種子島地区の増産で百三億円に回復している。加工農産物は、荒茶の生産量減少や価格定価で八十七億円(同9・4%減)にとどまった。 市町村別では末吉、大隅、財部の三町が合併した曽於市が三百四十五億円でトップ。次いで頴娃町二百二億円、鹿屋市百九十六億円などの順。 大島地区は全体で二百三十億円。市町村別では和泊町四十七億五千万円、伊仙町三十一億三千万円、知名町三十億四千万円、天城町二十九億四千万円、徳之島町二十七億五千万円、喜界町二十一億二千万円、与論町十六億五千万円、奄美市(調査時における名瀬、住用、笠利三市町村の合計)十五億八千万円、瀬戸内町四億五千万円、龍郷町三億三千万円、宇検村一億七千万円、大和村九千万円となっている。 このほか産出額でみた九州各県のシェアは鹿児島が24・8%でトップ。次いで宮崎19・1%、熊本18・5%、福岡13・3%、佐賀8・2%、長崎・大分8・1%の順。 |
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| (社)発明協会鹿児島県支部は二十六日、第五十四回鹿児島県発明くふう展入賞者を発表した。奄美からは与路小中学校が学校賞を受賞するとともに同校中学一年の泰綾香さん(発明考案の部)と同三年の東千尋さん(絵画の部)が県小中高等学校理化教育研究協議開会長賞を受賞、同二年の東俊平君と石原雅大君が奨励賞を受賞した。一般の部では瀬戸内町の川島国彦さんが鹿児島市長賞を受賞した。 泰さんが考案した「野菜作成栽培器」は、太陽エネルギーの有効利用という視点から野菜ブランドとしてアイデアと工夫を具現化したもので、「外見だけでなく見えない部分に細やかな工夫がされ、簡単な電源回路の使用による創意」が評価された。東さんが描いた「ハブたんちき」については、「ハブによる被害を減らし、島に住む人々の不安をなくしてくれる素晴らしい道具」であることを選考理由に挙げている。 川島さんが考案した「トローリング用餌魚保持仕掛け」については、構造がシンプルでトラブルの発生がなく、素早く交換できる点や大きな重りを付けなくても仕掛け、餌魚が潜行しやすく、自由に水中速度を設定できる点などを評価。「餌魚の脱落や損傷がなく、本物の生きた魚が泳いでいるように見えて魚の食いつきも良い。従来ある各種仕掛けの欠点をすべて解決したもの」としている。 五百十六点の出品の中から入賞した合計六十三点の作品は十一月三日から五日までかごしま県民交流センターで展示され、五日には表彰式がある。五日は今年度の知的財産教育支援事業「発明っておもしろい」も同時開催する。 |
| 第四十八回奄美群島社会福祉大会(奄美群島社会福祉団体連絡協議会主催)は二十七日、奄美市笠利町の太陽が丘総合運動公園総合体育館であり、長崎ウエスレヤン大学の田中英樹教授が記念講演し「地域福祉がまちづくりの基幹。結(ゆい)の精神で奄美から日本のモデルとなる福祉をつくり上げてほしい」などと語った。 「地域で支え合う福祉のまちづくり」をテーマに開かれ、奄美各地の福祉関係者約五百人が参加した。主催者を代表し岡山光樹会長が「介護保険の見直しに伴う介護予防事業は不透明で障害者自立支援法も利用者に不安を与えるなど社会福祉を取り巻く環境は厳しい。社会福祉の進展は福祉関係者では限界があり、地域住民の力を結集しなければならない」などとあいさつした。 田中教授は「島の暮らしやすいまちづくりを考える―地域福祉の現代的役割を改めて問う」と題して講演した。戦後の社会福祉の流れを説明し、「昔は施設を造り、収容することが福祉だったが、いまは住み慣れた自分のまちで最後まで暮らすことが求められている。福祉ニーズが先鋭化し、地域福祉がまちづくりの基幹にならなければならない」などと指摘した。 同教授は、住みやすいまちのイメージとして@希望があるA経済的に暮らしが成り立つB精神的な安心感が得られるC自然と文化的な環境に恵まれている―など八点を挙げ、「奄美には相互扶助の結(ゆい)の精神やゆったりした時間の流れ、大自然がある。一人ひとりが福祉の視点を持って隣りとどう付き合っていくか。顔の見える奄美の福祉をつくり上げてほしい」などと語った。 表彰もあり、民生委員・児童委員永年在職者ら六十個人・団体に表彰状や感謝状が贈られた。また、福祉作文コンテストで優秀賞に輝いた一野浩美さん(金久中一年)らが作品発表した。 |
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○…奄美ではなかなか見られないナベヅルが四羽、田袋地帯として知られる龍郷町秋名地区で二十八日に確認された。住民によると、同地区にツルが飛来したのは五年ぶり。数日前に舞い降りたという。○…環境省の自然観察指導員、常田守さんによると、奄美大島へのナベヅル飛来は二〇〇一年十月以来。シベリア地方から越冬地の鹿児島・出水方面に群れで向かう途中、迷ったとみられる。 ○…四羽とも全長約一メートル。頭部から首にかけて白く、体は灰黒色。収穫後の田で仲良く落穂をついばんで力を蓄え、住民らが遠目から見守る中、安心して長旅の疲れも癒やしていた。常田さんも「歩いて近づかず、車から静かに観察してほしい」と話している。 |
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| 【徳之島総局】第二十七回奄美群島農業祭(奄美群島農政推進協議会主催)が二十八日、徳之島町文化会館であった。優良農家・団体の表彰があり、「若者が定着できる高収益な農業経営体の育成と魅力ある農村社会の建設を推進する」とした大会宣言を採択した。次回は三年後に宇検村で開催する。 協議会長の加藤啓雄喜界町長は開会あいさつで「より収益性の高い農業を目指して取り組んできたが、生産者の粘り強い努力によって着実に基盤が築かれている。さらなる躍進に向けこれまで以上に担い手の育成や安全安心な農業に向け経営改善を進めよう」、開催地の勝重藏徳之島町長は「経済の国際化や貿易自由化の進行により農業は転換期を迎えている。和を一つに奄美農業の大きな飛躍を目指そう」と呼び掛けた。 優良農家・団体の表彰に続いて、@意欲ある担い手の確保・育成、生産基盤の整備など効率的な地域農業の確立Aサトウキビ増産プロジェクトに基づく担い手育成や単収向上と収穫面積の維持拡大B消費者の信頼を得られる安心・安全な園芸ブランドの確立―など五項目の大会宣言を採択。記念講演もあり、女優の岸ユキさんが「二十一世紀・今できること」をテーマに講演した。 第三十三回徳之島町農業祭も並行して開催され、会場前に出展された農産加工品や生鮮野菜、花きなどを買い求める家族連れなどでにぎわった。 |
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県保健福祉部健康増進課による「奄美 癒やし&健康ツーリズムIN加計呂麻〜島唄・島踊り、タラソ、長寿食材で健康づくり」モニターツアーは二十六日、瀬戸内町で始まり、二十七日には加計呂麻島で本格的な健康づくりがスタートした。ツアーは三十一日まで。奄美の貴重な文化である島唄、八月踊りなどを活用し、健康づくりプログラムに海洋療法(タラソテラピー)を取り入れた滞在型で、加計呂麻島での癒やし効果などを検証する。 四十―六十五歳を対象に全国から高血圧症や高脂血症などのおそれがある参加希望者を募ったところ、宮城県などからも含め百二人の申し込みがあり、当選した県外者十五人を含む二十人が参加した。 参加者はモニターとして、島唄、八月踊り、自然散策などを通した運動、エクササイズを図り、どのような効果が得られるかを体験する。東京都から参加した福西敏宏さん(42)は「血圧が高く、日ごろのストレスが気になる。心身ともにほぐしたい」と期待。また横須賀市から応募した田中洋子さんは「旅行とは違った楽しみもある。地元の方とのふれあいも楽しみ。ゆったりしたい」と話した。 加計呂麻入りした二十七日は、渡連の集会場で、地元町民から手ほどきを受け、「シャックルベ」や「六調」などを一時間にわたって踊った。運動後は血圧測定、休憩など挟み、温海水を利用したエクササイズ、リラクゼーションに臨んだ。プールでスクワットなどの運動をした後、波の音を聞きながらゆったりとプールに浮かんだ参加者は「最高、言うことないね」と満足げに語っていた。 |
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瀬戸内町清水集落(代美原二次郎区長、百七世帯)の厳島神社で二十七日夜から二十八日朝にかけて、同集落に伝わる伝統行事「ティンヤ」が行われた。参加した住民はソテツ葉を神前に供え、無病息災と五穀豊穣を祈願した。旧暦の九月六―七日に行われる。六日の夜は集落民が一重一瓶を持って神社に集まり、境内で唄い踊って夜更かしする。古老によると、線香を上げることから「お香祭り」の呼び名もある。 七日の早朝になると、参加者が「ヒヨヒヨ、ヒヨヒヨ」と唱えながら社殿の周りを走ってソテツの葉を社内に投げ込み、十枚ずつ束ねたソテツ葉が祭壇に供えられる。古老の話ではかつて同集落で大火があり、火難を除ける意味で「ヒヨヒヨ」と唱えるという。 その後、前日から神前に供えられていたお神酒と団子、お守り代わりに使われる米と塩が集落民に配られて祭礼は幕を閉じた。 |
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| 奄美市誕生前の旧住用村、旧笠利町の二〇〇五年度一般会計決算概要によると、旧二町村税の滞納税額のうち、「回収不能」と判断し、滞納分を帳消しして損失処理した不納欠損額が二千四十万円余りに上っていることが分かった。町村税に関連する収入未済額も旧住用村で千六百四十八万千七百四十円、旧笠利町で三千九百八十二万七千円となり、地方交付税をはじめとした国からの補助金の大幅な削減を受けるなど、深刻な財政危機に直面している奄美市にとって、自主財源の確保と徴税率アップは急務の課題となっている。 旧住用村が処理した不納欠損額は八百八十三万二千八百九十八円で、税種別では村民税八十八万八千六百九十八円、固定資産税七百六十三万三千百円、軽自動車税三十一万千百円。 旧笠利町が処理した不納欠損額は千百六十万九千三百六十一円で、税種別では町民税二百三十七万千七百六十一円、固定資産税八百九十一万九千六百円、軽自動車税三十一万八千円。 特に旧笠利町は六百十三件を処理しており、回収不能額は前年度に比べて千三十八万円余り増えた。「支払能力がない」 「所在不明」が主な理由だという。 自治体は、悪質な税金滞納者に対して財産の差し押さえなど「強硬手段」に踏み切ることができる。 一方で、地方税法は@生活保護を受けるなど処分を課すことができない状態が三年間続くA滞納者の死亡や廃業で未納が確定B法定納付期限から五年経過―の場合には回収不能とみなし、決算に損失として計上できる。 ただ、自治体には回収不能かどうかを判断する詳細な統一基準はなく、不納欠損の確定は各自治体の運用に委ねられている。 旧住用村と旧笠利町の担当者は、回収不能と判断した理由について「生活保護を受け、滞納税額を支払う能力がない」「滞納者が死亡し、相続人もいない」などと説明。旧二町村の場合も、五年の消滅時効を迎えて徴収が不可能になったケースが多かった―ことを明らかにしている。 旧二町村の歳入歳出決算を審査した奄美市議会特別委は、旧町村税の滞納問題で当局の「消極姿勢」を批判しつつ「財政状況が厳しい中で徴収率向上に努めるべきだ」と指摘。これを受けた当局は「税の公平性を十分意識しながら、徴収体制を強化していきたい」としている。 |
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第11回奄美大島相撲選手権大会(県相撲連盟大島支部主催)は29日、瀬戸内町町制施行50周年、同町体育協会設立50周年を記念して、同町の中央公民館土俵であった。奄美一を決める一般1部は栄雄誠(奄美市笠利町)が5連覇、中学三年の部で蘇諄一郎君(古仁屋中)が8年連続の栄冠を手にし、「横綱」に就いた。大会には奄美各地から約二百人が出場。未就学児から一般1部まで13部門でそれぞれ予選リンク、トーナメント戦などを行い、横綱、大関、関脇、小結を決めた。会場には多くの保護者、指導者、相撲ファンが訪れ、好取組に声援や拍手を送った。 「突き落とし」で一般1部を征した栄は「いつも対戦するメンバーで、若い子も育っている中、きつい試合だった。決勝ではこれまでの試合の流れを見て、作戦を考え、迷わずいった」と冷静に振り返り、「来年も頑張りたい」と意欲を見せた。 |
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| 二十年後の奄美の人口はかろうじて十万人台を維持し、六十五歳以上の高齢者一人を支える現役世代(十五歳―六十四歳)が奄美市では一・五人、大島郡では一・一人―。鹿児島地域経済研究所がこのほど発表した「鹿児島県内市町村の将来推計人口」からこのような姿が明らかになった。人口減少と超高齢化がいっそう深刻化する事態を前提とした対策を求めている。 厚生労働省は、二〇〇五年の合計特殊出生率一・二五を将来は一・四〇(中位推計)程度まで上げる方針を示している。同研究所のレポートは、中位推計の出生率と過去十年間の国勢調査、性別・年代別の出生・死亡者数などの統計データを基に将来人口を推計した。 〇五年国勢調査での県人口は約百七十五万人。中位推計ではこれが一五年に百六十七万人、二五年には約二十二万人減の百五十三万人になる。出生率が回復しない低位推計では二〇年には百六十万人を割り込み、二五年には百五十一万人にまで減少する。 一方、奄美は〇五年の十二万六千人が一五年には十一万五千人と約一万人減少し、二五年には奄美市が〇五年対比で20・9%減の三万九千二百五十七人、大島郡が18・2%減の六万二千八百八十八人の計十万二千百四十五人と推計する。 年齢別構成比については、〇五年に24・8%だった県全体の高齢人口率が二五年には32・3%と三人に一人が高齢者という超高齢社会を迎える。一方、生産年齢人口は〇五年の60・8%から二五年には54・7%まで落ち込むと推計。これは、高齢者一人を支える現役世代の割合が〇五年の二・五人から二五年には一・七人と二人を割り込むことを示している。 奄美の場合はさらに深刻で、〇五年と二五年の数値を見ると、奄美市が23・6%から34・2%、大島郡は30・4%から36・7%となる。〇五年国調で宇検村の高齢化率は38・9%で南大隅町の41・2%に次ぐ高率だったが、二五年にはトップとなり49・7%、村民の二人に一人が六十五歳以上になると推測されている。 同レポートは、今後の国および県の政策や社会情勢、交通インフラ住環境の変化などによって「推計結果とは異なる推移となることも十分考えられる」としつつ、国レベルで少子高齢化が進んでいる状況下で、鹿児島県は十年先行しているため自治体レベルでの行政サービスなどは困難となることから「対策は急務」と指摘しているが、奄美ではさらに急がれることになる。 |
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瀬戸内町加計呂麻島の諸鈍集落(中林生貴区長、百八戸)の大屯(おおちょん)神社境内で三十日、国の重要無形民俗文化財に指定されている「諸鈍シバヤ」が行われた。集落民のほか多くの観光客などが見守る中、素朴で典雅な趣きを持つ伝統芝居が紙面(カビディラ)をかぶった男衆によってユーモラスに演じられた。二部構成のシバヤは近くの浜でみそぎを済ませた出演者が拍子木や鉦(しょう)、ほら貝などを鳴らしながらガクヤ入りして開幕。山高帽の翁が登場して口上を述べる「サンバト」、平家の残党がさまよう様子を演じた「ククワ節」、躍動感あふれる棒踊り「スクテングヮ」、美女を襲うイノシシを退治する「シシ切り」などの演目が披露された。 シバヤの前には諸鈍小中学生による奉納相撲やエイサーが披露されたほか、幕間には朝崎郁江さんが「朝花節」などの島唄を披露。青壮年団の土俵入り後には観客に力飯が振る舞われた。 諸鈍シバヤは八百年の歴史を持つとされ、平資盛を祭る大屯神社で保存会(上田伊津夫会長、二十五人)と諸鈍小中の児童生徒によって旧暦の九月九日に毎年演じられている。 |
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| 効率的な市政の実現を目指す奄美市行政改革推進委員会(吉田利夫会長、委員十二人)の第五回会合が二十八日、市役所であった。これまでの協議を基に奄美市の行政改革についての提言案をまとめた。提言は市役所、市民サービスの改革のほか、市民参画による改革を提言し、各施策・事業は地域組織や各種団体・企業などの協働で推進することを求めている。同委員会は十一月に平田隆義奄美市長に提言を答申する。 市役所と市民サービスの改革、市民と市政の協働、推進体制からなる提言案では、初めに「民間的発想で新たな財源の確保や歳出の総抑制に取り組み、聖域なき行政改革断行により、危機的状況からの克服」を求め、行政と市民、議会が情報を共有化し一体となった行革を求めている。 具体的には市役所改革で住民ニーズに的確に対応できる組織機構や社会経済に即応できる組織編成の検討などのほか、人件費を含む全庁的な支出総抑制、民間的に「稼ぐ市役所」としての意識改革を提言している。 また、職員については職員の意識改革を図るため、タイムカード導入や日報提出、朝礼の実施のほか、「職員数を市民百人に対し一人を目指すことが必要」としている。 市民サービスの改革では、時差出勤や休日出勤制度の導入による市民サービスの向上と指定管理者制度の積極的な推進、各種イベントの再構築などを求めている。 市民と市政による協働では、市民と行政との意思伝達方法を構築して集落に持つ風習や伝統、文化に見られる「結(ゆい)のこころ」を全市に広げ、奄美市の振興につなげるよう提言している。 同委員会は市の行革について第三者的立場から意見具申するため平田隆義市長の諮問機関として七月に発足。市行政改革推進課によると、同委員会の提言を受けて同市の行政改革大綱素案(事務局案)を作り、市民、議会からの提言などを受けながら、今年度中に計画を策定するという。 |
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| 奄美地方は三十日、南にある前線の影響で所により雨が降った。少雨傾向の続く奄美地方北部での降雨は午後六時現在までに「お湿り程度」だが、奄美市笠利町のアメダスは二十四日ぶりに雨量を観測した。 同日午前零時から午後六時現在までに観測した降水量は、奄美市笠利町、瀬戸内町古仁屋、沖永良部島でそれぞれ七・五ミリ、奄美市名瀬で六ミリの雨。 奄美空港に設置してある笠利町のアメダスは今月に入って四、五日に合わせて一五ミリの降水量を観測して以来、二十四日ぶりの雨量観測。 名瀬測候所によると、同日夜から三十一日朝にかけて奄美地方は雨の予報で、三十一日はにわか雨の降りやすい天気となる見込み。 |
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| 奄美群島水産振興協議会主催の奄美群島漁業振興大会と全国豊かな海づくり推進協議会主催の現地研修会が三十一日、奄美市の名瀬漁協であった。奄美の各漁協はじめ群島内外の関係機関の代表ら約九十人が参加。漁業貢献者や永年勤続者の表彰に続き、奄美群島水産青年協議会や研究機関が取り組んでいる藻場造成の活動や研究が示され、「地域資源を保全して水産業の振興につなげよう」との提案があった。 振興大会は今年で二十回目。奄水協会長の叶良久瀬戸内漁協組合長はあいさつで燃油の高騰や漁獲の減少、魚価の低迷に伴う厳しい漁業環境に触れ、「抜本的な燃油価格対策を早急に打ち出す必要がある」とも述べた。来賓の中野実県大島支庁長や県漁連の上野新作会長(代読)は水産業の振興に向け、「浮き漁礁や奄振の補助制度の活用、漁場環境と資源の保全も図って漁場環境と資源の保全に努め、従事者や漁協の経営を安定化させよう」と呼び掛けた。 藻場は稚魚の隠れがや草食魚やウニなどの餌場、産卵場となり、海水の浄化機能を持ち、藻場の造成は沿岸漁業資源の増大や小魚を追う瀬物の漁獲増につながる。奄美群島水産青年協議会は県大島支庁や県水産技術センターと連携し、会発足後の一九九五年から奄美大島北部などでブロックを利用したホンダワラの移植、増殖などの藻場造成活動を行っている。 事例発表した岩田浩二さん(36)=奄美漁協龍郷支所青壮年部=は「直接母藻を移植するより、ブロックに海藻を繁茂させてからブロックごと移植する方が有効。藻場造成は自然に頼ることが大きいが、食害生物を駆除するなど自然の手助けをすることで大きな藻場を造成できると思う。海の豊かな資源が形成されるのを夢見て藻場を造成していきたい」と語った。 研修会では、独立行政法人水産総合研究センター瀬戸内海区研究所藻場干潟研究室の吉田吾郎主任研究員と県水技センター漁場環境部の今吉雄二研究員が藻場造成について講話し、今吉研究員は「奄美のリーフ性のホンダワラは二年に一度大きな藻場が形成される。そのメカニズムを解明したい」と語った。 奄美海区漁業調整委員会がシラヒゲウニの資源管理で検討している奄美群島統一の禁漁期間と体長制限の案が示され、参加者から「ウニの資源管理でぜひ取り組んでほしい」との意見があった。 |
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骨髄バンクチャリティー第38回オープントーナメント全日本空手道選手権大会(新極真会主催)は10月21、22の両日、東京都体育館であり、128人による無差別級トーナメントで熱戦が繰り広げられ、与論町出身の吉田富和(新極真福岡支部)が2年連続の8強入り、瀬戸内町出身の渡辺大士(福岡)が技能賞受賞、16強入りの活躍を見せた。前回8強の吉田は安定した戦いで、4回戦を勝ち、2年連続で準々決勝に名乗りを上げた。渡辺は4回戦で敗れものの16強入りと健闘。3回戦で一本勝ちを飾った華麗な上段ひざ蹴りが評価を受け、技能賞を獲得した。奄美勢は吉田、渡辺のほか、徳澤隆博(奄美市名瀬)、森健太(福岡、瀬戸内町出身)、徳田則一(同、奄美市住用出身)、菊庸介(与論町出身、東京城南支部)が出場。森が16強に名を連ねたが、前ウエート制王者久野(城南川崎支部)に敗れた。徳田は160センチと小柄ながら180センチの相手を判定で破り、場内の大歓声を誘った。 5度目の全日本選手権で連続8強入りを果たした吉田は「前回は喜びもあったが、今年は喜びも薄い。世界大会出場権のある4強を目標にしていたが」と試合を振り返る。「世界大会出場が目標。次のウエート制で決勝まで上がれば代表権を得るが、決勝進出ではなく、優勝を狙っていきたい」と強い決意を見せる。 緑健児新極真会代表は「吉田は軽量級から中量級に体重を増やし、無差別の大会で2年連続で結果を残すことは並大抵の努力ではできない。素質では渡辺や森らに劣るが、地道に積み重ねた結果」と評価。「福岡支部をまとめる存在。全日本ウエート制で世界大会への出場を決めてほしい」と話し、他の出身選手にも世界大会出場への可能性が高まっているだけに「森、渡辺らも自力で世界への切符を手にしてほしい」と期待した |
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| 名瀬クリーンセンターで十月二十四日、搬入が禁止されていた農薬が粗大ごみに混入して持ちこまれ、原液が容器からこぼれて作業員が目やのどの痛みを訴える事故が発生した。同施設を管理する大島地区衛生組合は再発の恐れがあるとして、家庭用の農薬の排出基準を改めることになった。 施設管理係によると、これまで農家や事業所から多量に排出される農薬は特別管理産業廃棄物としてJA奄美が回収し、処理業者によって処理されてきた。しかし、家庭から排出される少量の農薬について同センターでは搬入禁止という基準しかなく、家庭用の廃農薬は行き場がない状態だったという。 今回の事故も市販されている少量の農薬容器(一リットル入り)で引き起こされており、再発の恐れもあることから、再発防止と市民の排出先を確保するために緊急仮対策として排出基準を改めて対応することになった。 仮の基準は「家庭内で使用されていた少量の農薬に限り、内容物を使い切り、容器を不燃または可燃ごみとして排出できる。残留物がある場合は新聞紙や布などに染み込ませて可燃ごみとして排出すること」。正式には次期大島地区衛生組合検討委員会で決定される。 今回の事故は風通しの良い場所で発生し、避難も早かったことから、作業員の健康に問題はなかった。しかし、農薬が直接肌に掛かったりすれば健康面で大きな問題が生じ、他の施設では作業員が通院を余儀なくされた事例もあるとして、同組合では排出基準の順守を呼び掛けている。 |
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南海日日新聞創刊六十周年記念日に当たる一日、第三十回南海文化賞(南海日日新聞社主催)の贈呈式が奄美市内のホテルであった。今回の受賞者は和泊町の泉貞吉さん(80)=地方自治部門=、奄美市名瀬の築愛三さん(72)=産業・経済部門=、鹿児島市の小川学夫さん(66)=郷土・民俗部門=、大分市の田畑千秋さん(53)=同=の四氏(写真左から)。式には歴代受賞者や各界代表ら約二百が出席し、奄美の文化振興に貢献した受賞者の功績をたたえ、受賞の喜びを分かち合った。泉氏は一九二六年、和泊町出花生まれ。町議をを経て八五年から町長、連続五期無投票当選。付加価値の高い農業を推進し、「沖永良部台風」の後遺症に苦しむ島を立て直した。 築氏は一九三四年、奄美市笠利町屋仁生まれ。奄美大島信用金庫理事を経て九〇年から理事長。奄美の産業経済、人づくりに寄与できる地元金融機関を確立した。 小川氏は一九四〇年、北海道北見市(旧留辺蘂町)生まれ。六一年、早稲田大学演劇科に在学中、初めて奄美の島唄、八月踊りに出合い、調査・研究。九〇年から鹿児島純心女子短大教授。 田畑氏は一九五二年、旧名瀬市生まれ。ドイツ・ボン大へ留学、ヨーゼフ・クライナー博士に師事を受けた。九七年大分大教授(大学院兼任)。父の田畑英勝氏は南海文化賞の第六回受賞者。親子での受賞は初。 贈呈式で南海日日新聞社の村山三千夫社長は「受賞された四氏の輝かしい業績に敬意を表すとともに、地域に根ざした文化賞として顕彰し、堅持していきたい」と述べ、受賞者の功績をたたえた。 祝辞に続いて受賞者あいさつに立った四氏は、「今後も花の島づくりに協力したい」(泉氏)、「今後も地域の金融機関として精進したい」(築氏)、「今後も著作活動に努力したい」(小川氏)、「奄美方言の辞典が目標。次世代に引き継ぐためにも頑張りたい」(田畑氏)などと喜びと抱負を語った。 南海文化賞は長年にわたり郷土奄美の文化、福祉、産業、医療、地方自治などの向上に功績のあった人々を顕彰しようと、七二年(昭和四十七年)に創設され、九六年には創刊五十周年を記念して特別賞を新設。第一回の島尾敏雄、大山麟五郎、金久正の三氏以来、今回を含め七九人(うち女性八人)、七団体が表彰された。 |
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| 南海日日新聞創刊六十周年記念祝賀会は一日、奄美市のホテルであった。本土や沖縄の報道各社、県や奄美の各界代表者、南海日日新聞社のOBや関係者など約二百人が出席。本社が迎えた六十年の節目を盛大に祝った。 南海日日新聞は一九四六年(昭和二十一年)十一月一日、それまでの南日本新聞大島版の版権を買い取り、敗戦後の米軍政下で誕生した。発行所は名瀬市金久町、初代社長は故村山家國。六十年の歩みの中で、米軍政下から祖国復帰運動、その後の振興復興事業をはじめ、奄美の政治、経済、教育、文化、スポーツなどさまざまな分野の報道、各種主催事業に取り組んできた。現在の発行部数は約二万六千部。社員数六十六人。 記念祝賀会の式辞で村山三千夫社長は「六十年かけた道のり、ここに至るまでに労苦がなかったわけではない。読者の励ましがあって会社がある。今後も将来に向けて努力したい」と述べた。 続いて村山社長と徳田毅衆議院議員、中野実大島支庁長、平田隆義奄美市長ら八人が壇上に上がり鏡開きがあった後、義永秀親瀬戸内町長の音頭で乾杯。ステージでは、築地俊造さん、坪山豊さんが島唄を披露した。 会場では出席者同士が、それぞれの六十年と重ねながら思い出を語り合い、さらに今後の新聞の在り方や奄美の将来などについて意見を交わしていた。 |
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| 【沖永良部総局】地域主導型の農業、農村整備を目指してキャンペーン活動を展開している「KAM(かごしまアグリミュージアム)あまみ21」(平井美保子会長)主催の座談会が一日、知名町フローラル館であった。「奄美農業の今を語り、未来へつなぐ」をテーマに、沖永良部島の農家八人が事例発表など行い、サブテーマともなっていた「農の魅力、シマの魅力」を再確認した。 座談会にはKAMあまみ21会員や同島の農家など約百五十人が出席。第六回あまみフォト農美展表彰式、農家二人の事例発表、和泊町の農業平豊さん(65)をコーディネーターにしてのパネル討議と続いた。 事例発表では就農四年目という和泊町の新屋政志さん(26)らが就農経緯や経営内容など紹介した。新屋さんは、数値的な経営分析や営農分析に基づいて、経営をソリダゴ栽培に特化させ、経営効率の観点から転居や経営農地の集約を図ったという事例を発表。「数字は私に進むべき道を教えてくれた。ゆとりのある農業を目指し、次の目標である品質向上を図りたい」と話した。 パネル討議では平さんのほか、和泊、知名両町の農家五人が登壇。フロアの聴衆や事例発表者も交えて、農とシマの魅力を語り合い、島の農業や農村が抱える課題も出し合った。 農の魅力について知名町の花き農家外山利章さん(34)は「努力したら努力しただけ返ってくる魅力ある職業だと考えている」と話した。同町の葉タバコ農家市来治美さん(48)は「自由に時間が使える。それに何といっても収入。努力次第で、働きに出たのでは得られない収入がある」と率直に語った。 肝属郡から嫁いできた和泊町の撰よしえさん(47)は「最初感じたシマに対する戸惑いが払しょくできたのも農業をしたから。家族で仕事ができ、子育てに合わせて時間の調整もできた」と農業を通してシマになじんでいった経験を紹介した。 新屋さんと知名町の複合農家牧野宏秋さん(26)は「農業経営者として自分が成長したら会社も成長する。自分自身を磨いていける仕事だ」「努力して育てた花の値段が市場で評価された時の喜びは何事にも替え難い」と語り、若手農家の意欲の高さを示した。 このほか、家族経営協定の効果や来年度着工予定の地下ダムへの期待、農村環境の保全策についても意見交換した。 |
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| 政府は三日付で、二〇〇六年秋の辱受章者を発表した。本籍地を含む鹿児島県関係の受章者は、旭日中綬章を受章する元南日本新聞社社長の日高旺氏(77)ら旭日賞二十四人瑞宝章六十六人の計九十人(うち女性五人)。奄美関係では保護司の栄暢夫氏(71)=奄美市笠利町=、元公立中学校長の實島明良氏(87)=伊仙町=、元名瀬測候所長の仁禮三郎氏(73)=宮崎県西都市在住=の三人が瑞宝双光章を、元喜界町消防団長の中山續氏(76)=喜界町=、元伊仙町消防団長の大高旺氏(74)=伊仙町=、元郵政事務官の濱崎行雄氏(67)=龍郷町=の三人が瑞宝単光章を受章する。総務省、消防庁、厚生労働省関係分の知事伝達式は六日に県庁で、その他の省庁分は八日から十三日にかけて東京で伝達式が行われる。 | |
| 【鹿児島総局】鹿児島2区選出の徳田毅衆院議員(35)は二日、県庁で会見を開き、同日付で自由連合の代表を辞任し離党したことを明らかにした。離党について「自由連合という枠組みの中では解決できない問題も多い。もう一度党を離れて自分自身の選択肢や可能性について考えていきたい」などと説明し、当面は無所属で活動する考えを示した。自由連合の今後については、党を立ち上げた前代表の父、虎雄氏(68)に任せたいとし、代表後任についても「党の方で考えている」と説明した。 徳田議員に関しては今後、自民党入りを目指すのではないかとの見方も出ているが、会見では「今は白紙の状態」と明言を避けた。しかし、非公式ながら他の党の議員から入党の誘いがあることを明らかにし、「これから二大政党制が進むと予測される中で、そういうことも考えていかなければならない。正式な形での要請があり、必要性を感じたらその時点で決断し報告したい」とも述べた。 また徳田氏は離党に至ったもう一つの理由として「今まで父と保岡先生との間にあった『保徳戦争』という歴史を何とか私の代で乗り越えていきたい。そのためには私自身が代表として自由連合という枠組みを守るのではなく、『奄美の心を一つに』という言葉通りの行動を示していかなければならないと考えている。その中で大きな矛盾も感じていた」と説明。虎雄氏には十月以降、数回相談し離党について了承してもらったという。 地方議員への影響については「動揺も広がっていると思うが、議員の皆さんとの距離感が広がるわけではない。皆さんの目指すところは一緒だと思うのでしっかりと話し合っていきたい」と語った。 離党届は徳田議員の秘書が二日、東京の党本部に提出。徳田氏は県庁で会見後、鹿児島市谷山地区の事務所で同地区や指宿地区の後援会幹部らに離党を報告した。今後、奄美の支持者に対しても説明していく予定。 鹿児島2区では、昨年の衆院選で徳田氏と選挙戦を繰り広げた自民党系の園田修光氏と打越明司氏の二人が次期衆院選への出馬を目指しており、選挙後に自民党から離党していた打越氏は、一日付けで自民党県連に復党願いを提出している。 |
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| 【徳之島総局】任期満了に伴う天城町長・町議選は二十八日告示、十二月三日に投開票される。町長選には新人の大久幸助氏(68)と元職の寿洋一郎氏(62)=五十音順=が立候補を表明しており、両氏の一騎打ちが濃厚となっている。投開票まで一カ月と迫り、後援会側の動きも慌ただしさを増している。立候補予定者説明会は九日午前十時から町役場である。 新人の大久氏は九月十一日に出馬を表明。会見で「強い後押しで出馬を決めた。現町政の良い部分を受け継ぎながら課題の解決に努めたい」と述べ、町民参加型の政治の実現などを政策に掲げて意欲を見せている。 四期目を狙う寿氏は九月二十二日に出馬を表明。会見で「出馬の意思を明確に持っていた。八年間の浪人生活中に励ましてくれた方々に感謝したい」とし、町民の誠の融和の確立などを掲げて返り咲きを目指している。 大久、寿両陣営とも同町平土野に既に後援会事務所を設置。各集落に連絡事務所を配置するなど両陣営とも選挙戦に向け態勢固めを進めており、ミニ集会などで支持の拡大を図っている。出馬を断念した現職の支持者らの票の動きも注目されている。 徳之島署によると、これまでに町長選関係の二陣営に対し文書掲示違反の警告一件ずつが出されている。 同日程の町議選には定数十四に対して、現職十二人、元職三人、新人三人の計十八人の立候補が取りざたされており、前回選から定数が四減ることもあり、激戦が予想される。 立候補届け出の受け付けは二十八日午前八時半から午後五時まで町役場三階会議室で。投票は十二月三日午前七時から午後六時まで町内十投票所であり、午後八時から町中央公民館で即日開票される。 九月一日現在の登録有権者数は五千六百五十人(男二千八百二十八人、女二千八百二十二人)。 |
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奄美市と龍郷町は二日、外来種のセイタカアワダチソウの駆除作業を国道58号沿いなどで実施した。茎を刈り取るのではなく、根こそぎ抜き取る手間のかかるやり方で、二トントラック六台分を駆除した。市農林振興課では今後、他町村にも駆除活動が波及することを期待している。セイタカアワダチソウはキク科の多年草で北アメリカ原産の帰化植物。本土では河原や空き地などで繁茂して大群落を形成し、在来植物群落に取って替わるなど生態系に影響を与えることで知られている。 根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を分泌するほか、種子と根の両方で繁殖するため、いったん増えると駆除に苦労する植物で、農業の大きな阻害要因ともなる。 同課によると、奄美ではのり面工事などによる種子吹き付けで広がったものと見られ、四―五年くらい前から国道沿いなどで繁茂しているのが目立つようになった。「住民への啓発も必要だが、まず行政が行動を起こそう」とこの日の作業につながった。 午後二時から出発式が龍郷町中勝であり、両自治体から四十人余りの職員が参加。平田隆義市長が「この植物の繁茂を放置して、休耕地などに入られたら手遅れになる。駆除は難しいと見る人もいるが、やってみるしかない」などと語り、職員を激励した。 その後、職員らは国道に沿って流れる中勝川の土手を移動しながら作業を開始。カマなどを使わずに、黄色い花を咲かせたセイタカアワダチソウを一本ずつ根こそぎ引き抜いて駆除に努めた。 |
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