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11月4日(土)付 

奄美の推計人口は124,777人
 県企画部はこのほど十月一日現在の推計人口調査結果を発表した。県全体の推計人口は百七十四万三千二十一人(男八十一万四千四百七十八人、女九十二万八千五百四十三人)で、前年同月と比べ一万百五十八人減少した。奄美は十二万四千七百七十七人(男五万九千三百五十六人、女六万五千四百二十一人)で千七百六人の減となった。
 県全体の世帯数は七十三万八十六世帯で、前年同月より百二十七世帯増加した。九月中の人口動態は、自然動態(出生から死亡を差し引いたもの)が百三十五人の減少、社会動態(県外転入から県外転出を差し引いたもの)は百八十二人の減少。奄美の世帯数は五万二千八百九十八世帯で、前年同月より千六百九十五世帯の減。人口動態は、三十六人、社会動態は十九人の各減。人口は全市町村で減少している。

奄美の少雨傾向続く

 名瀬測候所は二日、七月から十一回目となる「奄美地方の少雨に関する気象情報」を出した。先月三十日からの三日間で奄美各地で雨は降ったが、奄美市名瀬で八ミリの降水量しかなく、七月からの雨量は平年の23%と降水量の少ない状態が続いている。
 同測候所によると、奄美地方では梅雨明け以降、高気圧に覆われ晴れる日が多く、低気圧や前線の活動が不活発で、一部で降水量が少ない状態が続いている。
 平年比でみると、奄美市名瀬で23%にとどまっているのをはじめ、喜界島33%、沖永良部43%、瀬戸内町古仁屋47%、伊仙町49%、与論島50%など平年値の半分以下となっている。
 九月に入っても少雨傾向は続き、九月一日から今月一日までの降水量は▽奄美市笠利町 八三ミリ▽天城町 一〇七ミリ▽与論島 一一五ミリ▽同名瀬 一二二・五ミリ▽沖永良部 一二三ミリ▽古仁屋 一二七ミリ▽喜界島 一三一ミリ▽伊仙 二一一ミリなど平年の二―六割程度の雨量となっている。
瀬戸内町で子ども島口伝統芸能大会開く
 瀬戸内町制施行五十周年記念「第一回子ども島口伝統芸能大会」(町中央公民館主催)が三日、同館であった。町内のほとんどの小、中学校が参加し、見事な島口や伝統の踊りなどを披露。審査の結果、島口の部では三年連続で諸鈍小中、伝統芸能の部では篠川中が最優秀賞に輝いた。
 同館は今年度から島口大会と伝統芸能大会を併せて開催。審査には渡哲一委員長のほか六人が当たった。大会では多くの保護者、学校関係者、地域民などが見守る中、島口の部で十、伝統芸能の部で九校がそれぞれ日ごろの練習の成果を発表した。
 篠川中は日ごろから練習に励んでいる島唄「よいすら節」と「豊年節」を全校生徒十二人で発表。息の合った三味線演奏と田井陽子さん(二年)の張りのある歌声で観客を魅了した。
 諸鈍小中は「諸鈍長浜ものがたり」と題して、久田博法君(中学三年)をはじめ、四人の子供たちが諸鈍のデイゴ並木や伝統の諸鈍シバヤなどをユーモアを交えて紹介。巧みな島口トークで来場者をうならせた。
 渡審査委員長は「みんな、いっちゃりょーた(すべて良かった)」と前置きし、「シマジマで(集落ごとに)特徴があるアクセントやなまりに注目した。諸鈍小中の子供たちは、シマの言葉をよく理解している」など方言で講評した。
 最優秀賞以外の入賞者は次の通り。
 【島口の部】▽優秀賞 久慈小中▽公民館賞 須子茂小▽努力賞 与路小中
 【伝統芸能の部】▽優秀賞 薩川中▽公民館賞 薩川小▽努力賞 俵中

11月5日(日)付 

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奄美憲法九条の会が奄美大島南部で戦跡めぐり

 奄美憲法九条の会(治井文茂代表世話人)は四日、大東亜戦争や太平洋戦争などの戦跡が数多く残る瀬戸内町で「南部大島戦跡巡りバスツアー」を行った。弾薬庫や砲台跡などを見学した約三十人の参加者は戦争のつめ跡に触れ、平和の尊さを改めて実感していた。
 ツアーは日本国憲法の発布六十年などを記念して初開催し、会員らが案内役を務めた。奄美大島南部を一日で巡るコースは一九二三年、現在の古仁屋高校敷地に開庁した奄美大島要塞(ようさい)司令部跡の標石を皮切りに西古見の旧日本軍観測所跡、砲台跡、日本軍官舎跡など約十カ所を見学する内容。移動中の車内では空襲の体験談や憲法九条の意義を語り合い、平和の大切さについて理解を深めた。
 旧陸軍が南西諸島の弾薬貯蔵補給基地として一九三二年に整備した手安の弾薬庫跡では網の目に組まれた鉄骨やコンクリートの二重壁を見学。施設の規模や風圧を防ぐち密な構造に見入る参加者も多く、会員の説明に熱心に耳を傾けていた。
 同会は加計呂麻島の戦跡巡りなども検討しており、事務局の大津幸夫さんは「戦争の悲惨さを伝える戦跡を保存し、平和学習に取り入れてもらえるよう行政にも働き掛けていきたい」と語った。瀬戸内町から参加した男性(65)は「地元に住んでいても知らない戦跡が多い。自然豊かな大島海峡を平和のために利用してほしいと思った」と話していた。

瀬戸内町でシマユムタ・島唄大会

 「ハゲー、ムル、ウムィシリサタ(面白かった)」。第三回シマユムタ・島唄の夕べ(南海日日新聞社、瀬戸内町、シマユムタ伝える会共催)が四日、瀬戸内町の古仁屋小学校体育館で開かれた。本紙創刊六十周年と瀬戸内町町制五十周年を記念して、瀬戸内町で開催となった大会は、小学生から島口の名手までがユーモアたっぷりの「ヒギャ(瀬戸内)ユムタ」を中心に、方言劇や島唄、新民謡などを披露。観客は会場に飛び交う懐かしいシマの響きを堪能した。
 主催者を代表して村山三千夫南海日日新聞社長があいさつした後、義永秀親瀬戸内町長が祝辞。古仁屋高校二年の米田みのりさんが「長朝花節」を披露し、開幕を告げた。
 トップを切って登場したのは同町芝の伊島秀彦さん(80)。貝とカラスの昔話でことわざなどを披露。住用村出身の城利文さん(82)は島口漫談で会場を盛り上げた。同町の子ども島口大会で最優秀賞に輝いた諸鈍小中は巧みな島口で来場者をうならせた。同町篠川出身で同町議会議長の昇清隆さん(59)はマチムン(ハブ)捕りの話を熱演したほか、同町嘉鉄出身の沖島義一さん(88)が「出生届と死亡届」の題目で会場を笑いの渦に包んだ。
 島唄では、同町の保田大介さんらが「ほこらしゃ節」を歌って会場を盛り上げたほか、同町出身の重原勝子さん、田村美和子さんが新民謡で自慢ののどを披露した。舞踊もあり、一条流彩華会と竜柳流茂教室が花を添えた。
 シマユムタ伝える会は、昔の結婚式の模様を再現した方言劇「シマの嫁取り」と各地の島口を披露する「島めぐり」を熱演。独特のリズムとアクセントを交えたにぎやかな掛け合いなどを披露して、会場を沸かせた。

堀晃さん、廃校にギャラリー 絵画展開く

 一年前から瀬戸内町の嘉徳集落で創作活動を行っている画家の堀晃さん(54)による「水のゆくえ・風のすみか―」と題した絵画展が四日から、昨年四月から廃校となった嘉徳小学校に設けられた「ギャラリー嘉徳」であった。堀さんが嘉徳の地から得たイメージを表現した十一点の作品が展示されている。
 堀さんは山口県出身。現代日本絵画展グランプリを受賞したほか、モダンアート展協会賞などさまざまな絵画展で受賞、個展も各地で数多く開催している。
 昨年十一月、同小学校に「創作空間ムンユスィ」を開所。かつての教室をアトリエとして活用しながら絵画の創作活動を続けている。今回の絵画展は「ギャラリー嘉徳」のこけら落とし。
 嘉徳の景観、くり舟、月などをモチーフにアクリルで描かれた作品には、深い静けさの中に張り詰めた緊張感が漂い、不思議なエネルギーが充満している。幽玄な雰囲気を醸す色使いや、印象深い構図も見どころの一つだ。
 堀さんは嘉徳について「人が生きるのに必要な森、川、海、道、家が美しいまますべてある。嘉徳で得たイメージをこの空間で描く事が大事」と語る。同ギャラリーでは今後、何らかの作品を常時展示していく予定。

11月6日(月)付 

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奄美の05年農業産出額は230億円

 九州農政局がこのほど発表した二〇〇五年の県農業産出額(概算)によると、奄美群島の産出額は前年並みの二百三十億一千万円。種別ではサトウキビ、葉タバコなど工芸農作物が前年並みを維持してトップ。次いで肉用牛、花き、イモ類、野菜、果実の順となった。成長著しい肉用牛はほぼ全市町村で伸ばし、伊仙、与論の両町では十億円に迫る勢いだ。
 主な種別産出額は@工芸農作物七十二億九千万円(前年比0・6%増)A肉用牛五十四億四千万円(同6・7%増)B花き三十六億四千万円(2・2%増)Cイモ類三十三億二千万円(11・2%減)D野菜十七億五千万円(7・9%減)E果実八億六千万円(10・3%増)。
 このうち肉用牛は伊仙で九億八千万円、与論で九億二千万円に達するなど各地で産出額を伸ばし、全体を底支えしている。花きとイモ類は主産地の沖永良部島での出来が、全体を左右した。
 工芸農作物の大部分はサトウキビ。〇五年産キビは群島で約五千トンの増産。奄美大島で二千トン、徳之島で一万四千トンの各増産、沖永良部島、与論島で各五千トンの減産だった。喜界はキビ生産量は前年並みだったが、ゴマ生産の伸びもあって工芸農作物産出額は一億円増加した。
 市町村別の種目別産出額トップは奄美市笠利、喜界、徳之島、天城、伊仙が工芸農作物、和泊、知名が花き、奄美市名瀬、同住用、龍郷が果実、瀬戸内、与論が肉用牛などとなった。与論の肉用牛産出額は〇五年産キビの不作もあって、町全体の56%を占めた。

加計呂麻島ジョギング大会に500人がさわやかな汗

 第19回加計呂麻島ジョギング大会(瀬戸内町主催)が5日、同島の県道安脚場―実久線であった。瀬相を発着点に3キロ、5キロ、10キロ、駅伝の各コース合わせて500人近くが参加し、波穏やかな大島海峡と緑美しい山並みを楽しみながらゴールを目指した。
 午前9時すぎから開会式があり、義永秀親町長が「さわやかな秋風を受けながらさわやかな汗をかいてほしい。町制施行50周年にふさわしい大会になることを祈念します」とあいさつ。県大島支庁瀬戸内事務所勤務の脇浩史さん親子が力強く選手宣誓を行った。
 10キロ・駅伝コースに次いで5キロ、3キロの順にスタート。快晴の秋空の下、参加者は思い思いのペースで緑滴る加計呂麻路を駆け抜けた。
 ゼッケン1番を胸に3キロコースに参加した満寛治さん(53)=同町須子茂=は「1回大会から18回参加している。年々県道が整備されて走りやすくなっている。来年以降も走れる限り参加したい」などと語った。

沖永良部郷土研究会で守護神アムトゥについて報告

 【沖永良部総局】沖永良部郷土研究会(先田光演会長)の第三十六回例会が四日、知名町中央公民館であった。愛知学院大学の蛸島直教授が一九八〇年代に地域の古老から聞き取りした調査結果「沖永良部におけるアムトゥ(守護神)の伝承」について報告した。中でもアムトゥの地縁の原理に着目し、血縁ではなく集落内の小区画を形成する信仰であることを説明した。
 例会には会員ら約三十人が出席した。先田会長は長崎県口之津へ移住した明治三十年代の沖永良部島の人々の職種について報告。川上忠志さんは幕末の志士坂本龍馬が沖永良部島に来島し、西郷隆盛と初対面したという一冊の歴史本を紹介した。
 蛸島教授は土地の守護神としてのアムトゥを紹介。@昔からの古木、重い病気の時に祈祷A集落内の組々にあるB死後にアムトゥノーシ(治し)する―など土地の守護神としての側面を紹介した。一方で切ると病気にかかったり死んだりするという怖い存在であることも紹介した。
 さらに語源説やアムトゥの管轄のほか、儀礼、知名町住吉を例にアムトゥの樹種を説明。チーギ(アカテツ)、マンク(クスノハカエデ)、ビブ(クワノハエノキ)など主な木を挙げた。

11月7日(火)付 

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地上デジタル放送完全移行を前に県が自治体説明会

 二〇一一年の地上デジタル放送完全移行に向けた自治体説明会が六日、奄美市の奄美会館で開かれた。県情報政策課が国に要望した中継局の整備計画を説明し、〇七年の名瀬局を皮切りに一〇年まで奄美群島内(中之島を含む)に二十四局を建設するスケジュールを示した。地理的条件による経費負担が奄美の課題に上り、市町村長からは「離島の特性に配慮し、負担割合を軽減してほしい」との要望が相次いだ。
 同課によると、県内の民放各社が試算した中継局の整備事業費は約二十八億円。名瀬、瀬戸内など基幹局の工期は八カ月、整備期間は〇七年から一〇年十二月を見込んでいる。一局当たり数千万円から一億円の整備費が掛かるが、市町村の負担割合は決まっていない。
 同課が示した計画によると、〇七年の中之島、名瀬を皮切りに奄美群島各地に順次中継局を建設し、一〇年までに計二十四局(中之島を含む)の整備を見込んでいる。同課担当者は支援措置に関する国の方針や要望の経過について報告。民放各社は協議会を設置して対策を協議しており、代表が今後の見通しについて説明した。
 同協議会によると、県内の予定中継局七十七局のうち十九局を奄美地区が占める。奄美地区の整備には多額の設備投資が掛かるため、県と同協議会は奄振や交付金などを活用した公的支援を引き続き要請していきたいとした。
 質疑では中継局整備に掛かる市町村の負担割合について意見が相次ぎ、市町村長からは「奄美の地理的条件に配慮し、自治体の負担割合を軽減すべき」「県と民放各社が足並みをそろえ、適切に対応してほしい」との要望が出た。

10月の大島紬生産は1,940反

 本場奄美大島紬協同組合(赤崎拓郎理事長)のまとめによると、十月の大島紬の生産反数は前年同月比12・9%減の千九百四十反だった。男物は34・6%減と大きく落ち込み、女物も7・6%の減となった。
 十月の生産反数を経(たて)糸の密度で表す算(よみ)別でみると、十五・五算は千三百八十五反、十三算は五百五十五反。前年同月比で十五・五算は16・9%、十三算は1・1%それぞれ減少した。
 染色別では主力の泥が千二百十七反で14・8%減、化染は六百三十六反で16・5%減、草木泥は十四反増の五十六反、泥アイは六反増の三十一反だった。
 製品の男女別では男物が二百八十四反、女物は千六百五十六反。男物は百五十反、女物は百三十七反それぞれ減少した。
 不合格は二十六点で不合格率は1・34%。内訳は傷九点、筋引き七点、絣(かすり)不ぞろい六点、尺不足と汚れ各二点だった。

奄美市が独自に、保護すべき野生生物の指定へ

 奄美大島の希少な野生生物の保護に向けて奄美市は六日、環境保全審議会(会長・中山清美市歴史民俗資料館長)を設置した。審議会は動植物や環境保全の専門家、公募の委員十五人で構成する。市側は審議会の答申と罰則を盛り込んだ市の環境保護に関する条例に基づいて二〇〇七年七月をめどに、特に保護すべき種を市独自に指定する。その後、世界自然遺産登録に向けた国立公園化の動きもみて生息地等の保護区域設置を検討する。
 奄美大島はアマミノクロウサギをはじめ世界的に希少な野生生物が多数生息するが、人間の手でその存続が脅かされており、世界自然遺産登録にも向けて「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(種の保存法)や県の「希少野生動植物の保護に関する条例」を補完して貴重な野生生物を守っていこう、との趣旨。
 市の保護指定種は、種の保存法や県の条例で希少種に指定していない国や県の天然記念物五種(トゲネズミ、ケナガネズミ、カラスバト、オカヤドカリ、オットンガエル)や環境省や県のレッドデータブックの掲載種などを対象に@種の存続に支障を来すほど個体数が著しく少ないA種の個体数が著しく減少しつつあるB種の個体の主要な生息地または生育地が消滅しつつある―など五つの要件のいずれかを満たす種を指定する方針。
 また、商取引や観賞用として価値が高いといった人為的な要因で個体数が減り、緊急に保護対策が求められる動植物を保護種に指定する考え。来月から委員の関係団体会員を加えた▽植物▽鳥類・ほ乳類等(は虫類・両生類含む)▽昆虫類▽魚・貝類等―の四分科会で指定すべき保護種を検討する。
 市役所であった同日の審議会初会合で、委員から「希少種の保護では保護区域指定は欠かせない」「希少な動植物が取られ、売られている。取り締まりや監視体制も整える必要がある」「住民への問題意識啓発や環境教育も進めるべき」「自然破壊の主要因は公共工事」などの指摘があった。
 〇六年三月二十日に施行した条例では指定種を捕獲・採取した場合、保護区域内で市長の許可を得ずに建築物を新築・改築・増築した場合は一年以下の懲役、または五十万円以下の罰金を科すといった罰則がある。

「島唄・島踊りによる健康づくり」のプログラムDVDが完成

 【鹿児島総局】奄美の島唄・島踊りを健康づくりに活用するため県が制作したDVDの完成報告会が六日、県庁であった。奄美の地域資源を有効活用し自立的発展を目指す「あまみ長寿・子宝プロジェクト」の一環。八月踊りや六調の動作を取り入れ、島唄をアレンジした音楽に合わせ体を動かす四種類の健康づくりプログラムが収録されている。DVDは三百枚制作し、奄美の各市町村や県の関係機関、観光・運動施設などに配布するほか、七日の奄美市を皮切りに今月から来年二月にかけて奄美各地で講習会を開催し普及を図る。
 県が昨年実施した長寿・子宝プロジェクトの検証事業で、島の踊りに健康増進や癒やし効果があることが明らかになり、健康増進課が地元関係者の意見も取り入れて制作した。
 健康づくりプログラムは@初心者を対象にした体験編(約五分)A毎日無理なく取り組める基礎編(同)Bゆっくり楽しく体を動かす「ゆっくり編」(同)C運動量を増やした「じっくり編」(約二十分)―の四種類。島踊りの特徴である「手まねき」や「はらい」などの振り付けを取り入れ、関節などの柔軟性を高める体操などが組み込まれている。音楽は朝花節や稲すり節などの島唄をアレンジした。
 県保健福祉部の吉田紀子部長は「健康づくりのツールとして広く活用してほしい」と語っていた。

11月8日(水)付 

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ニシ(北風)にセイコノヨシなびく

 ○…七日は二十四節気の一つ「立冬」。奄美地方は七日、寒気が入り込んで冬型の気圧配置となった。朝から日中にかけてニシ(北風)が強く、南国・奄美にも冬の訪れを告げていた。
 ○…十一月に入って奄美地方は最高気温が二五度を上回る「夏日」を記録する日もあるが、六日には最低気温が一八・三度を記録するなど朝夕は涼しくなった。
 ○…七日の奄美市名瀬では最大瞬間風速で一七・二メートルの北風を観測。日中の最高気温は二三・二度までしか上がらなかった。奄美大島の山々ではススキが花穂を咲かせている。大和村の大和川ではイネ科のセイコノヨシが白い花穂を強風にたなびかせ、冬を迎えたことを告げていた。

名瀬中学校の温水プール、一般開放へ

 奄美市立名瀬中学校の屋内温水プール(二十五メートル、五コース)は、八月に完成し、十一月十二日から有料で一般開放される。奄美市教育委員会によると、学校施設のプールが一般開放されるのは県内で初めて。同日午前十時から行われるセレモニー終了後に一般開放を始める。市民の健康増進に寄与するものと期待されている。
 一般開放時の管理運営業務は、奄美水泳連盟・名瀬中学校プール管理事業部に委託する。
 利用時間は月ごとに変わり、月―金曜日は一―四月が午後一時から九時まで、五―七月が午後五時から九時まで、八月が午前九時から午後九時まで、九月が午後五時から九時まで、十―十二月が午後一時から九時まで。土曜日、日曜日、祝祭日は月に関係なく午前九時から午後九時まで。ただし、@昼休み時間(正午―午後一時)A年末年始(十二月二十八日―翌年一月三日)Bプール清掃など保守管理の日―などは利用できない。
 利用料金は大人三百十円(六十歳以上は無料)、高校生百五十円、中学生以下百円。団体料金などは定めていない。
 学校施設であるため特に専用駐車場は設けておらず、「公共交通機関の利用、その他の方法で来場してほしい」と協力を呼び掛けている。また、小学生三年生以下の児童が利用する場合は、保護者が一緒にプールに入ることが条件となるなど注意事項がある。
 奄美市名瀬総合運動公園内にある社会体育施設のプールなどは一般開放されているが、学校施設プールの一般開放は県内で初。名瀬中学校周辺住民を中心に利便性が高まり、市民の健康増進に寄与するものとみられる。
WWFジャパンが製作した外来種問題の新教材使い、大島北高校でモデル授業
 世界自然保護基金日本委員会(WWFジャパン)は奄美や沖縄の希少動植物の保全に向けて外来種問題を啓発する教材を製作し、環境教育を進めている奄美市笠利町の県立大島北高校(牧野信市校長)でこの教材を使ったモデル授業をした。教材は南西諸島を中心に国内の在来種と外来種各二十六種を描き、その情報を書き込んだトランプカード形式。ゲームを楽しみながら外来種問題を理解できるとあって、生徒に好評だった。
 WWFジャパンは環境省の地球環境研究総合推進費で進めている「侵入種対策研究プロジェクト」の一環で、森林総合研究所と二〇〇五年に奄美大島と沖縄本島で外来種に関する意識調査をした。両島とも外来種問題の認知度は高いものの、教育機関で外来種問題を体系的に学ぶカリキュラムと教材がないことが分かり、外来種の侵入を防ぐための緊急課題として教材を製作することにした。
 生態系が脅かされている状況から「ピンチくん」と名付けた教材は外来種を黒のカードに、在来種は赤のカードに統一。カードに生き物のイラストを描き、外来種なら「原産国はどこで、日本の生態系への影響」といった情報を書き添えている。
 ハブの駆除で持ち込まれながら希少な野生生物を捕食しているジャワマングースなど特に南西諸島で問題になっている種を外来種の半数で取り扱い、在来種もマングースに生息が脅かされているアマミノクロウサギなど南西諸島で特に重要な在来種を半数取り上げた。WWFジャパンの草刈秀紀自然保護室次長と森林総合研究所関西支所の山田文雄研究調整監が監修し、WWFジャパンの竹村真由子さんがイラストとデザインを担当した。
 モデル授業を受けたのは普通科の二年生二十三人。草刈さんから外来種が引き起こす問題について学んだ後、「ピンチくん」を使ってカルタと花札のゲームを楽しみ、カルタでは読み上げられる情報を聞いて外来種のカード取りに集中した。松元恵里奈さんは「外来種がどんな影響を与えるのかがゲームでよく分かった」と話していた。
 草刈さんらは「反響がよければスポンサーを見つけて商品化して環境教育に広く活用してもらいたい」と話していた。要望があれば奄美群島内他の学校でも授業をするという。
ウミガメ上陸数が減少
 【鹿児島総局】県環境保護課は七日、二〇〇六年のウミガメ上陸状況を発表した。今年は砂浜のある県内四十市町村のうち三十一市町村で延べ三千五百五十二頭が確認された。前年と比べ二千百五十九頭の減で、過去最高を記録した〇四年の七千三百六十二頭の半分以下となっている。奄美での上陸数も前年比約45%減の五百五十八頭にとどまった。
 上陸数は、各市町村が委託しているウミガメ保護監視員やボランティアの調査を基にまとめた。県全体の上陸数は〇四年以降減少傾向にあり、今年は過去十年間で六番目の上陸数だった。環境保護課は、減少の原因については不明だが長期的に今後の推移を見守る必要があるとしている。また日本ウミガメ協議会によると、今年は全国的にも上陸数が大幅に減少しているという。
 県内で最も上陸数が多かったのは上屋久町の二千九十七頭で、次いで中種子町二百五十二頭、和泊町百八十八頭、屋久町百四十九頭、日置市百十三頭、西之表市百頭など。
 奄美では、和泊町が前年の四百八十頭から半分以下に減少しているほか、与論町や奄美市笠利町なども大幅に減少している。一方、龍郷町や知名町は前年より上陸数が増えている。

11月9日(木)付 

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県大島支庁が国道拡幅で独自に環境調査実施へ
 県大島支庁土木課は、奄美市住用町新村での国道58号特殊改良事業(新村拡幅)で環境調査を自主実施することを決めた。環境影響評価法や県環境影響評価条例に求められた工事規模ではないが、希少野生動植物の生息環境への配慮から同種調査を実施した先行事業との整合性を図る必要があると判断した。来年一月にも専門機関に調査を委託し、結果によっては学識経験者による工事検討委員会を設置する。
 工事個所は新村から主要地方道湯湾―新村線の分岐点までの六百メートル。道路拡幅と線形改良による交通の安全性向上が目的で、河川の付け替えも含まれている。具体的には現道(六―七メートル)を九・七五メートルに拡幅して歩道も設けるため、一部で並流する役勝川の左岸側を埋め右岸側の自然河岸を削る計画だった。
 法と条例で環境調査を義務付けているのは、国立公園や国定公園など特別地域を除いた道路工事の場合、最低基準で「四車線四キロ以上」の事業。予定工事は「二車線〇・六キロ」で特定地域でもないため、自主的な環境調査となる。
 大島支庁発注予定工事では、これまでに湯湾―新村線赤房工区、大和ダム、国道58号おがみ山バイパスで環境調査を実施している。いずれも法や条例が求める規模ではなかったが、自然保護団体や専門家らからの指摘を受けて調査に踏み切った。
 赤房工区の場合、一九九七年に県環境技術協会に調査を委託。一帯でアマミノクロウサギやアマミトゲネズミなど国指定天然記念物八種の生息が確認されたことから、学識経験者三人による検討委員会を設け、ルート選定や工法などで助言を受けた。
 新村拡幅の周辺では、過去の調査でアマミノクロウサギやリュウキュウアユなど希少種の生息が確認されている。最近では、支庁土地改良課が役勝川の約一キロ下流沿いで着手済みだった農面農道整備事業の大幅な見直しを決めた例がある。
 中河昭憲土木課長は「世界自然遺産登録に向けた取り組みもあり、今後も環境の保全に配慮した工事施工に努めたい」と話す。調査によって新村拡幅は着工が一―二年先送りされる見通し。認められていた初年度の工事費一億円は、近隣の国道58号線形改良事業に振り替える。
県栽培漁業協会が徳之島でスジアラ6,800匹放流
 【徳之島総局】(財)鹿児島県栽培漁業協会は七日、徳之島三町の沖合いで地元の漁協やダイバーらと共同でスジアラ(ハージン)の稚魚六千八百四十三匹を放流した。今後は地元の協力を得てスジアラの放流効果などを追跡調査していく。
 スジアラは奄美で高級魚として放流の要望が高い魚。奄美栽培漁業推進事業の一環で、県栽培漁業協会が県の補助事業を導入して群島各地で三年前から実施している。
 放流した稚魚は、水産総合研究センター八重山栽培漁業センターから提供された稚魚八千五百匹を七十四日間かけて中間育成したもの。
 約80%に当たる六千八百四十三匹が体長平均八十三ミリまで順調に成育し、徳之島町の母間、伊仙町の面縄、前泊、鹿浦、天城の平土野、松原の計六ポイントに放流。放流ポイントには管やブロックなど人工漁礁を設置し、スジアラが定着しやすい環境をつくった。
 今年度の放流は徳之島のみで、来年度の実施場所は県側と協議して決定する方針。
九州高校放送コンテスト県予選で、徳農高製作の番組に最優秀賞
 【鹿児島総局】第二十八回九州高校放送コンテストの県予選大会(県高等学校文化連盟主催)が七日、鹿児島市の県民交流センターであり、テレビ番組部門で徳之島農業高校の「マーサムン 究極の長寿料理」が最優秀賞を受賞した。十二月中旬、宮崎県で開催される九州大会に出場する。同校放送部は、今年夏のNHK杯全国高校放送コンテスト県予選でも黒糖をテーマにした作品が最優秀賞を獲得し、全国大会に出場している。部員たちは二度目の全国大会出場に意欲を見せている。
 今回の受賞番組は、長寿の島として知られる徳之島の食文化にスポットを当てた作品。島の暮らしは、かつての粗食の時代から、現在の豊かな食生活に変化したが、一方で肥満、生活習慣病などの問題が顕在化していることを指摘し、食文化を見直す必要があると訴えている。テレビ番組部門に出品された八作品の中で、地域に根差した視点やデータを基に問題点を分かりやすく説明する工夫、編集技術などが高く評価された。
 徳農高放送部は昨年十月に同好会として発足、今年四月から部として活動を続けている。現在の部員は木村枝里香さん、町由香梨さん、寶照美さん、北郷奈々子さん、伊藤由里香さんの五人で全員二年生。地元のインターネット放送では、放送部が手掛けた島で頑張る人々を紹介する番組も定期的に放送されている。
 部長の木村さんは受賞後「テーマ選択に二週間ほどかかったけれど、事前に十分話し合いを行った分、撮影はスムーズにいった。みんなと一緒に全国大会へ行きたい」と喜びを語っていた。顧問の高野えみ教諭も「みんな元気で、土日も一生懸命取り組んでいた。今回の受賞がいろんな面で自信につながるのでは」と教え子たちの活躍に目を細めていた。

奄美CC選手権大会(ゴルフ)で上津さんがクラブ選手権

 第20回奄美カントリークラブ選手権大会決勝は8日、奄美市名瀬の同クラブであり、4選手権の優勝者が決まった。注目のクラブ選手権は上津利春が10年ぶり3度目の優勝を飾り、グランド(G)シニアは山田一郎(71)が初出場で初制覇。シニアは浜田好義が制し、レディースは大崎純子が優勝した。
 3日の予選に約60人が参加。好天に恵まれた決勝は、勝ち上がった各選手が腕前を披露した。決勝第1ラウンドで76の好スコアを記録した上津が、第2ラウンドで後続の猛追を振り切り優勝した。
 表彰式ではクラブの植村一社長が「各部門でレベルの高い戦いがあった。奄美から県、九州で活躍する選手がどんどん出てほしい。楽しいゴルフ場づくりに努めたい」とあいさつ。各優勝者へ優勝旗を手渡した。
 上津は「大変な思いをした。孫のために優勝したかったのでうれしい。次は孫にゴルフを教えたい」と笑顔。浜田は「せっかく優勝できたのだから、練習を重ねて狙いたい」と連覇へ意欲を見せた。

11月10日(金)付 

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奄美大島北部で干ばつによる松枯れ

 奄美大島北部では八月以降、山の一部の松の葉が赤くなる松枯れ現象が確認され、住民らから県大島支庁農林課などに情報提供や原因調査依頼が入った。十月初旬ごろから顕著になったらしい。同課が十数件の木くずを採取して県林業試験場龍郷町駐在で検査した結果、松くい虫被害ではないと判明した。今年は梅雨明けの六月下旬以降、極端に雨が少なく、また、現場の土層が浅く、その下に岩盤が多いことから「干害」が主な原因ではないかとみている。少雨で松の木も悲鳴を上げている。
 同課などによると、松枯れ現象が見られるのは奄美市名瀬の小浜―佐大熊間、山羊島、大熊、塩浜、龍郷町の戸口、赤尾木、龍郷、奄美市笠利町の赤木名地区など。赤くなってから日にちがたっていることもあってか赤色は色あせている。
 山羊島では、小さい山の三分の一程度が赤くなっている。奄美シーサイドホテルの関係者によると、十月初旬ごろから赤くなり、葉がしなって元気がなかったが、十一月初めに雨が降って以降に緑の葉が一部出てきた。「雨が降ると少し回復するんだと思いながら観察してきた」と話した。
 ドリルのようなもので木くずを採取して検査した結果、松くい虫被害の原因であるマツノザイセンチュウは確認されなかった。支庁農林課は「今回の場合は一部に緑の葉の部分も混在している。松くい虫被害なら一度に葉が赤くなる。松くい虫ではない」としている。
 名瀬測候所発表の気象情報によると、奄美市名瀬の七月一日から十一月七日までの降水量は、二六三・五ミリで平年比23%となっている。
奄美磯釣連盟の06年度大会、中野さんが2冠
 奄美磯釣連盟(浜川恕一会長)の二〇〇六年度第十回大会は十月の一カ月間、奄美大島内であり、ヒラアジの部で岩崎将士さん(奄信組釣研)が優勝した。スジハタの部は村田朋享さん(奄美i会)が制し、中野幸一郎さん(荒磯会)がバラフエダイ、アジ科で二冠に輝いた。
 結果は次の通り。(敬称略)
 ▽ヒラアジ @岩崎将士(奄信組釣研)131センチ、33・3キロA久永勝文(荒磯会)115・5センチ、21・8キロ▽スジハタ@村田朋享(奄美i会)75センチ、4・5キロ▽バラフエダイ @中野幸一郎(荒磯会)92・0センチ、11・8キロ▽アジ科(カスミアジ) @中野幸一郎(荒磯会)78センチ、5・3キロ▽サバ科(ツムブリ) @大保光年(荒磯会)118センチ、10・2キロ▽チヌ @岡山忠洋(龍磯会)52・0センチ、2・1キロ
徳之島で県主催の離島物価問題懇談会開く
 【徳之島総局】県主催の離島物価問題懇談会は九日、徳之島町であった。消費者と事業者らが意見を交換。消費者からは高騰している石油製品への不満が出される一方で、業者側は本土と比較してガソリンスタンド一店舗当りの販売量の少なさなどが格差の要因などと説明し、理解を求めた。
 徳之島町内の油槽所やLPガス充填所を視察後、同町役場で懇談会を開催。県や徳之島町など行政関係者、運輸、石油取扱業者、小売業者、地元の消費者代表ら約三十人が出席し、離島物価をめぐって意見を交換した。
 県は二〇〇五年度の地域差指数を提示。鹿児島地区を一〇〇とした場合、大島地区は一一四・九と県内八地区で最も高かった。今年七月に実施した価格調査で鹿児島地区のレギュラーガソリン(一リットル当り、現金売り)が百四十三円に対し、大島地区は二十三円高い百六十六円だった。
 消費者からは「車のない生活は成り立たず、一番こたえるのはガソリン価格。離島で輸送コストが掛かるのは理解するが、本土との格差が大きすぎるのでは」「キャベツやキュウリなど本土のスーパーなどで値段を見ると安くて驚く。税制面で優遇するなどできないか」など本土との格差解消を求める意見が相次いだ。
 事業者側からは「輸送コストが高いことに加え、一店当りの販売量が少なく本土のスタンドと比較して人件費が掛かる」「本土では元売り各社がタンクローリーでスタンドまで輸送してくれるが、島では備蓄タンクを持つ必要があり、その維持管理コストも負担となっている」―などと説明し、理解を求めた。
知名町の福さん、バレイショ植え付け機を開発
 【沖永良部総局】沖永良部島は現在、バレイショの植え付けの時期。知名町知名の農機具販売会社社長でサトウキビ植え付け機などの開発を手がける福西興さん(58)がこのほど、これまでの技術を応用したバレイショ植え付け機を製造した。同町赤嶺の岡村寛さん(58)が所有する竿津の畑(三ヘクタール)で九日、植え付け実演と操作を指導した。
 バレイショ植え付け機はこれまでのキビ植え付け機と同様、トラクターの後輪から動力を取り、後輪軸上に設置したバケットから半割りした種イモとたい肥が滑り落ちる仕組み。肥料が落ちる個所などに苦心の跡がうかがえる。車輪の動力は現在特許を出願している。 土中七センチから八センチの深さにこれまでの植え付け、すき込み、たい肥散布が一度で行える。岡村さんの妻スエさんは腰を痛めており、「労力軽減になった」と手放しで喜ぶ。岡村さん夫婦は障害を持つため、ビデオ撮影を兼ねて農機具販売会社従業員の大平美由樹さん(33)が筆談で使い心地などを聞き取った。
 福社長によると、肥料を落とすポイントが一番苦労したという。さらにバゲットを水洗いできるように改良した。バレイショ植え付け機は役場前に展示している。問い合わせ先は(株)栄興TEL0997・93・5013、0997・93・2119(工場)。
俳優永島敏行さん主催の青空市場で奄美コーナーに人気
 【東京支社】俳優永島敏行さんが主催する青空市場がこのほど、東京都の銀座の紙パルプ会館であり、奄美からも「奄美きょら島グループ」(四本翠代表)が特産品をPRした。
 青空市場は永島さんが俳優業の傍ら農業コンサルタントとして、食の安全や生産者、消費者の直接的な触れ合いの場を設けることなどを目的に発足。二〇〇四年五月に「東京のど真ん中で」と銀座で開催。今回で十回目の節目に、初めて奄美から出展した。
 奄美コーナーのテナントには人気の黒糖焼酎やキビ酢のほか、グァバ茶やパッションフルーツが並び、きょら島グループの満田真智子さんが作った海ブドウに南郷兼代さん作のドレッシングをかけたものを試食として振る舞い、コーナーには人だかりができた。
 海ブドウを試食した女性(60)は「初めての食感。プリプリしておもしろい。おいしい」と目を丸くしていた。午後は会館内でイベントがあり、都内在住出身者で組織する「奄美紬の会」の女性メンバーが山下義光さんのサンシンと唄に合わせ、八月踊りを披露。六調では観衆を踊りに誘い盛り上がった。
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