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| 笠利町の水不足問題で上水の水源は回復したとして、奄美市は同町全域で行ってきた夜間減水の制限を十六日に解除した。水不足が深刻だった赤木名校区の給水は約三カ月ぶりに正常化し、他地区の給水制限も二カ月ぶりに解除された。多目的の須野ダムの貯水率は十五日現在、25・3%にとどまっており、同ダムを利用した農業用の散水制限は継続する。市の渇水対策本部(本部長・平田隆義市長)は同日、解散した。 笠利町では六月の梅雨明けから十一月下旬までまとまった雨が降らず、赤木名校区(約七百五十戸、千六百人)は鍋比川に四基設けた簡易ダムの三基が枯れた九月十六日、圧力を下げて水量を減らす夜間減水(午前零時―五時、減水率40%)を開始。さらに同地区は十月二日に午後十時から午前五時までの減水(減水率50%)に切り替えた。 他地区の水源も日に日に減り、赤木名地区を除く町全域(事業所を含め約二千五百五十戸、五千四百人)でも同月十五日午前零時から減水率50%の給水制限(午前五時までの五時間)に入った。市は同月十七日、渇水対策本部を設け、水源確保に努め、赤木名校区では水脈も見つけて給水してきた。 須野ダム(有効貯水量九十五万トン)は梅雨明け以降の干ばつで貯水率が初めて70%を割り、ダムを管理する市土地改良区の理事会は九月に農業用の散水制限に踏み切り、貯水率が20%を切った十月下旬から施設園芸(ハウス)と野菜(露地)のホースでの散水のみ許可している。収穫期であまり水を使用しないことも踏まえ、年内は散水制限を維持する考えだ。 |
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奄美署(岩元修一署長)で十六日、九重親方(元横綱・千代の富士)を迎えて年末・年始特別警戒の激励会があった。激励会には署員のほか、スポーツ少年団員や中学生ら約百人も参加。九重親方は「自分の目標を見つけ努力してほしい」などと激励した。激励会は九重親方が来島したのを機に今月八日に始まっている年末・年始特別警戒に当たる署員らを激励しようとあった。九重親方は十六日に奄美市住用町である全九州高校相撲新人選手権奄美大会を視察した。 岩元署長のあいさつに続いて、九重親方が「地域の皆さんと一緒になって署員が事件、事故を防止し平穏な生活を守っている。自分の目標を見つけ努力してほしい」と子供たちや署員を激励した。 この後、九重親方は署員の通常点検に立ち会ったほか、子供たちと一緒に記念撮影。激励会後は白バイの試乗や指紋採取体験、制服の試着などミニ警察展もあった。 |
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南海日日新聞社(村山三千夫社長)は十一月十一日付で、新訂「奄美復帰史」(村山家國著)を出版した。南海日日新聞創刊六十周年記念事業の一環で初版の発行から三十五年ぶり。米軍政下―日本復帰運動―復帰(一九五三年十二月二十五日)―復興と続く、激動の戦後奄美を詳細に記録した。「復帰史」はこれまでも基礎文献として高い評価を受けてきたが、今回は各種表記を統一したほか、人名に加えて事項索引、年表も収録。読みやすく、使いやすい内容になっている。復帰史は初版の刊行が七一年、二版は七二年、三版が八三年に出た。著者の村山氏(一三―七五年)は新聞人として報道に携わる一方、復帰運動にも尽力した。六一年、社内に復帰史編集委員会を立ち上げ、十余年にわたって心血を注いで執筆に当たった。 「復帰史」は序章、後章を含め十二章で構成した。終戦から本土との行政分離、群島政府の発足、復帰運動、ダレス声明、復興事業と時代を追って内外の情勢を詳細に記述。郡民大会や国会の決議、声明なども盛り込んでいるほか、密航陳情団をはじめ復帰運動に関係した住民の生の声、吐血を隠しながら演壇に立った泉芳朗・奄美大島日本復帰協議会議長のエピソードなども紹介した。 知名町公民館の前利潔さん(46)は「今でも復帰(運動)史研究にとってのバイブルであることに変わりはない。米国の占領政策、(沖永良部・与論の)二島分離反対運動など個別研究はかなり深化し、新しい史料も発見されているが、総論として『復帰史』を乗り越えることはできてない」と高く評価する。 新訂は二版を基に、誤植を訂正し、各種表記を統一、事項索引を新たに加えた。さらに、「復帰史」後の研究も踏まえた注釈、年表、群島政府も掲載。巻頭には復帰関係のミニ写真集をつけた。 著者の二男で新訂版編集代表を務めた村山三千夫社長は再刊に当たって「『復帰史』のきちんとしたテキストを送りだすことは、現在のみならず後世の読者のためにも少なからぬ利益をもたらすと考える」と前書きに記した。 新訂版は定価六千五百円(税込み)。奄美市の楠田書店、TSUTAYA、ブックス十番館、同プラス1、あまみ庵で取り扱っている。 問い合わせは南海日日新聞社総務局TEL0997・53・2121かメールbook@nankainn.comへ。 |
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【徳之島総局】ミネラル豊富な自然食品として人気の高い「海ぶどう」。天城町兼久の千間海岸にこのほど完成した養殖場で、年末年始贈答用の収穫作業が始まっている。養殖を始めた(有)勇田水産の勇田勇社長(56)は「島の特産品に」と意気込んでいる。勇田さんは沖縄など先進地を視察し、奄振基金を活用して事業に着手。島内のダイビングスポットとして知られる千間海岸に整備したビニールハウス内に二十基の水槽を設置した。 海ぶどうは別名グリーンキャビアと呼ばれ、緑の粒々が葉の両側についていて口の中でプチプチとはじける食感が一番の特徴。ミネラル分を多く含んでおり、サラダや酢の物用などとして人気が高まっている。 島内でさまざまな事業を手掛けてきた勇田さんは「島から輸出する事業をして外貨を稼がなければと常に考えていた。海ぶどうは農作物などと違って年に何度も採れる。島内外に販路を拡大していきたい」と島興しを目指している。連絡先はTEL0997・81・2892の勇田水産。 |
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龍郷町文化協会(畦町廣和会長)主催の第一回ヨイスラ節“新人”大会が十六日、りゅうゆう館であり、小学生から七十歳代までの四十六人が出場して三部門別に自慢ののどを競った。中学生以下の部は田原瑞希さん(龍北中学校二年)、成年の部は隈元巳子さん(52)=秋名=、高年の部は前田チズ子さん(72)=手広=が最優秀賞に輝いた。特別ゲストとして唄者の中田和子さん、福山幸司さん、中村瑞希さんが出演して初大会に花を添えた。伝統文化の島唄の継承と底辺拡大を目的に初めて企画し、子供らにも歌いやすいようにと「ヨイスラ節」を選んだ。 中学生以下の部に十六人、成年の部に十五人、高年の部に十五人が出場した。会場には多数の町民が来場し、出場者の伸びのある裏声に聞き入っていた。合間に伊勢勝義さんと柳田政廣さんが島唄観光ガイドを披露し、最後は六調で締めくくった。 審査の結果、三部門で最優秀賞、優秀賞、奨励賞が決まった。入賞者は次の通り。 【中学生以下】▽最優秀賞 田原瑞希(龍北中2年)▽優秀賞 前田寛乃(龍南中3年)▽奨励賞 栄ちさと(龍南中3年) 【成年】▽最優秀賞 隈元巳子(秋名)▽優秀賞 隈元範久(同)▽奨励賞 別府秀和(芦徳) 【高年】▽最優秀賞 前田チズ子(手広)▽優秀賞 里ゑつ子(同)▽奨励賞 牧カチ子(同) |
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盲目の放浪芸人として知られ、二十一年前に六十六歳の生涯を閉じた里国隆(さと・くにたか)さんが、一九七五年(昭和五十年)に東京のテイチク杉並スタジオで収録したオリジナル・アナログLPレコード「奄美の哭(な)きうた」の復刻CDが二十日、全国で発売された。味のある独特のだみ声、小ぶりで金属音のするたて琴の音、リズミカルな竹片。幻の大道芸が鮮やかによみがえってくる。CDは、同年八月九日に録音されたレコードから制作した。当時のルポライター竹中労さんが企画・構成・編集を担当。嘉手苅林昌さん、登川誠仁さん、知名定繁さん、知名定男さん、照屋林助さんなどといった琉球民謡界の大御所の協力を得て録音した。 「カンツメ節」「野茶坊」「俊良主節」「くるだんど」などのほか、「こーき節」「あがれ日ぬ春加那節」「うらとみ節」など未発表の三曲も収録されている。 里さんは一九一九年六月、奄美市笠利町崎原の生まれ。幼少期に失明。唄者だった祖父から三線と島唄を習い、十代で行商。以後、奄美の島々から沖縄へと大道芸で生きてきた。その芸を高く評価する者は多く、里さんの唄を聴いた俳優・小沢昭一は「土下座をしたいようなすごい唄」などと絶賛した。 CD化を実現したテイチクレコード制作宣伝本部のプロデューサー所信哉さんは「この世に残していきたい音源」と評価する。 CDは二千円。発売元はテイチクエンタテイメント。 |
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房状にかわいらしい白い実を付けるシラタマカズラが見ごろを迎えている。奄美市名瀬のあかざき公園では、ガジュマルの枝に絡みついたカズラが垂れ、粒状の実が白く熟している。見ごろは来年二月まで。シラタマカズラは四国南部、九州南部以南に自生するアカネ科の常緑つる性植物。奄美でも広く分布し、一般的にはリュウキュウマツに絡むことが多い。くだんの公園ではガジュマルを伝ってつるを伸ばし、幹伝いに白い実を下げている。 |
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| 十二月定例奄美市議会は十九日、最終本会議を開き、二〇〇六年度一般会計補正予算案(第三号)など議案五十三件を可決。リハビリテーション打ち切りの実態把握と改善のため政府へ意見書提出を求める陳情・請願二件を採択し、それぞれ意見書案を可決した。奄美市議会の早期解散に関する請願を不採択とし、財政再建について議会の対応を求める陳情は一部採択した。スケートボードパークの設置を求める請願は採択した。人権擁護委員に春山昭氏(65)=名瀬平田町=、保科トシ子さん(74)=同伊津部町=を推薦することに同意した。 | |
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| 【徳之島総局】JAあまみ徳之島地区さとうきび部会(太孝一郎部会長)主催のサトウキビ出発式が十九日、同JA駐車場であった。今期は生育もよく関係機関・団体の代表らは「農家の努力のおかげで前期を約一万三千トン上回る見込み。一丸となって無事故、無災害で製糖期を乗り越えよう」などと呼び掛けた。 出発式には五十人余りが参加。大久保明徳之島さとうきび生産対策本部長(伊仙町長)、勝重藏徳之島町長(代理)、中村研治南西糖業(株)常務、太部会長、立山昌一徳之島農業改良普及センター所長があいさつに立ち、「農家にとってキビは大変な時期に来ているが、徳之島に欠かせない基幹作物。関係機関が一致団結してキビ作りの良さを訴え、増産につなげていこう」などと関係者に協力を呼び掛けた。 収穫作業や輸送作業など操業期間中の無事故を祈願し全員で清涼飲料水で乾杯。サトウキビを満載したトラックを拍手で送り出した。 南西糖業では四月十日に搬入を終了し、百十三日間の操業で十九万九千三百八十六トンの処理を見込んでいる。 |
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喜界町の「親子もの作り教室」(同町子ども会育成連絡協議会、同町教育委員会主催)が十七日、同町役場であった。参加した親子は原料にサトウキビの葉を使用するしめ縄の作り方を学んだ。現代の子どもになじみの少ない手作り工芸品や遊び道具などを親子で創作し、鑑賞したり遊んだりすることを通して親子のきずなを深め、家庭の教育力の向上を図るのが教室の目的。 子ども十八人、保護者十三人が参加。しめ縄作りは志戸桶集落のM田正己さん(76)、隆子さん(67)夫妻が指導した。サトウキビの葉を使ったしめ縄は、稲わらが手に入らなくなったことから二十四年前に濱田さんが思案の末に編み出した。 参加者はサトウキビの葉でしめ縄が作れると聞いて驚いた様子だったが、親子で力を合わせて挑戦し、二時間ほどかけて長さ約五十センチのしめ縄を完成させていた。 |
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| 【東京支社】財務省は二十日、二〇〇七年度(平成十九年度)予算の財務省原案を内示した。奄美群島振興開発関係予算(国土交通省一括計上分)の公共、非公共を合わせた総額は三百十四億二千五百万円、対前年度比96・3%と六年連続の厳しい緊縮型予算となった。公共は水不足に悩む沖永良部島地下ダムの本格着工費がほぼ要求通り認められた。非公共は県立奄美図書館(奄美市名瀬、二年間事業)の建設費が内示された。独立行政法人奄美群島振興開発基金は前年同様三億円が内示されたほか、奄美群島における所得税・法人税の特別償却制度の二年間の延長・拡充が認められた。同予算はこれで最終内示。 来年度予算の基本方針は歳出の抑制と所管を超えた予算配分の重点化・効率化。予算措置の総額は原則的に公共、非公共とも対前年度比97%に抑制された。 公共事業の内示額は三百九億六千六百万円、対前年度比96・2%。事業項目別では、治山・治水は喜界町の白水海岸の新規整備などで十三億五千百万円。道路整備は国道58号網野子バイパス(〇三〜一二年度)、県道伊仙ー天城線などで総額五十六億九千六百万円。港湾・空港は名瀬港や徳之島空港などの整備で七十億一千六百万円。都市環境整備は大幅増で五億七千二百万円。これは奄美市末広地区都市区画整備事業(〇四〜一七年度)が用地取得などで本格化するため。下水道・水道・廃棄物処理は十五億七千八百万円。農業農村整備は徳之島や沖永良部島(地下ダム)の国営かんがい排水事業などで百二十五億七千六百万円。森林水産基盤は古仁屋漁港の整備などで二十一億七千七百万円。 一方、非公共事業の内示額は総額四億五千九百万円、対前年度比99・1%。ソフトとハードを一体的に総合的な施策を展開する。事業項目別では、「産業振興等地域資源活用」は次期奄振事業を念頭に置いた自立促進基礎調査一千四百万円や水産資源の有効活用調査で総額一千九百万円。「奄美群島体験交流」は、あまみ長寿・子宝プロジェクト、奄美ミュージアム交流ネットワーク形成推進事業、観光拠点施設整備(天城町、伊仙町)などで八千三百万円。 「人材育成支援」は総額一億八千七百万円が内示。そのうち県立奄美図書館整備として一億八千万円が認められた。同館建設は県主体事業で補助率国二分の一、二年間事業。鉄筋コンクリート四階建て(延べ床面積三千二百平方メートル)を奄美市名瀬古田町に建設する。このほか「生活・環境保全対策」はハブ対策やサンゴ礁保全対策などで二千九百万円。 奄美の園芸農業の推進を図るため奄美農業創出支援事業に九千百万円が内示。ハーベスターや被害防止施設(平張り施設)などの事業のメニュー拡大を図る。奄美群島振興開発調査五千百万円。 税制改正要望で、製造業・旅館業や農林水産物等販売業に関する機械、設備などに係る所得税・法人税の特別償却制度の延長(二年間)・拡充が認められた。 |
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| 【東京支社】自民党本部は二十日、自由連合を離党後、無所属になっていた鹿児島2区選出の徳田毅衆院議員(35)の入党を認めた。関係者によると、同党は来夏の参院選を控え、現職の徳田氏を迎え入れることを有利と判断する一方、徳田氏が九月の首相指名選挙で阿倍晋三首相に投票するなど、同党に歩調を合わせた政治活動を評価した。 徳田氏の入党問題は、郵政民営化反対組の復党問題と一部連動し、政治的配慮で新年に持ち越さず、今臨時国会の会期末の十五日にも入党で決着する予定だったが、同国会が十九日まで延長したため、二十日に延びたとい言われる。入党のために必要な国会議員の推薦人は「党幹部」(関係者)。 徳田氏は同日午前、祝い事で帰っていた鹿児島県内から空路帰京。午後に党本部から「入党了承」の連絡を受けて、党本部などへあいさつに赴いた。 徳田氏は二〇〇五年九月の衆院選で父・虎雄氏(68)=医療法人徳洲会理事長=から地盤を継ぎ、初当選。自由連合代表に就任した。その後、十一月二日に「政治活動に幅広い選択肢を持たせたい」などの理由で自由連合を離党し、無所属となった。今後の身の振り方について「白紙」としていたが、同月二十九日付けで自民党に入党願を提出していた。 自民党は徳田氏の入党願の取り扱いを巡って、党本部の谷津義男選挙対策総局長が十二月五日、地元の情勢把握のため鹿児島入りし、党県連や県医師連盟など関係三者から個別に意見を聞いた。地元の反応は「時期尚早」「党で判断を」などと賛否両論だった。 一方、奄美群島の市町村長・議長らは連名で自民党本部や党鹿児島県連に「政権与党・自民党に入党することが奄美群島の発展に寄与する」との要望書を提出していた。 |
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龍郷町の民家にこのほど、黄金色の葉を持つソテツがお目見えした。戸口集落の満誠吉さん(66)宅で、「まだ栽培は勉強中。黄金ソテツがつくれるようになれれば」と笑顔で話していた。満さんは建設会社に勤める傍ら、趣味で観葉植物の栽培をしている。二十年以上も畑や庭でトラノオなどを観賞用に育て、ソテツも同様に六年前から一つ一つ丁寧にナリ(実)から育てた。庭園管理士資格を持つだけに、どの植物も順調に生育。そのかいあってか、珍しい葉のソテツも育った。庭には全体が明るい色のものから葉先だけが黄色のものまでさまざま。さらにナリの鉢植えも増えた。 「黄金色のソテツは普通のものに比べ、葉が固い」と語る満さん。「うわさを聞いた人が見に来ることもある。譲ってくれと言われたが、まだ試行錯誤しているところ。いずれは販売できるようにしたい」と話していた。 |
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| 【東京支社】二〇〇七年度奄美群島振興開発関係予算の財務省原案内示に関連して、自民党の奄美振興委員会(保岡興治委員長)が二十一日、党本部で開かれた。この中で、総務省は〇七年度から地域情報通信基盤整備推進交付金のサービス対象を地上デジタルテレビ放送中継局・有線共聴施設にも拡充すると述べ、国が同中継局整備に補助する道筋を明らかにした。「拡充」措置は同中継局整備に補助を求めている奄美にとっては「大きな前進」となる。 同委員会には二十日に入党した徳田毅代議士(鹿児島2区)、復党した森山裕代議士(鹿児島5区)ら国会議員十数人と関係省庁幹部が出席。冒頭、伊藤祐一郎県知事と平安正盛奄美群島市町村会会長らが奄振事業やデジタル放送の円滑な推進などを要望した。 質疑ではデジタル放送の問題に意見が集中。「本土と奄美で情報格差が生じないように」と早期の対応を求める要望が相次いだのに対し、総務省側が同交付金の拡充を説明した。 総務省は年末から年明けにかけて、全国のデジタル化に向け各地でヒアリングをした後、整備地域の個所付け、予算の成立を経て、本格的な事業整備に乗り出す予定だ。奄美地域についても「地域の(デジタルの)整備能力の実情を地元自治体などと相談しながら見極めたい」と述べた。 また、国土交通省側は、奄振事業枠で奄美のデジタル整備をすることは厳しいとの見方を示した。 同委員会は同交付金が個所付けされる三月上旬にも臨時会合を開き、交付金の「奄美への重点配分」などの対策を取ることを決めた。 一一年七月から始まる地上デジタルテレビ放送には新たな中継局整備が必要で、県本土と海を隔てた奄美群島は総額約二十八億円の整備費が見込まれ、県内民放各社と県、地元自治体は国に補助を求めている。 一方、同交付金は〇六年度予算で、地域の特性に応じた情報通信基盤の整備や地域間の情報格差の是正などを目的に新設した。〇七年度はサービス対象をデジタル放送中継局、有線共聴施設にも拡充し、前年度よりも四億四千三百万円多い総額五十七億円が内示された。 |
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身近にある川を調べて壁新聞を作る「第五回小・中学生『私たちの川』壁新聞コンテスト」(国土交通省九州地方整備局主催)の審査がこのほどあり、瀬戸内町立阿木名小学校(竹下安秀校長)の六年生(七人)が応募した「森が守る命の川 勝浦川」が小学生の部で優秀賞を受賞した。児童らは「この新聞を読んで、命の源となっている川の大切さを感じてもらえたら」と話し、受賞を喜んでいる。コンクールは河川美化、愛護思想の啓発、普及を目的に実施。九州内すべての小学三―六年生、中学生を大賞に募集したところ二百四十五点の応募があり、小、中両部門で最優秀賞一点、優秀賞二点が選ばれた。 同小の新聞は、森の浄化作用に着目。特に、奄美の森はハブがいるために人間が入りにくく、アマミノクロウサギなどの森の貴重な生き物を守っていることに触れ、奄美らしさをアピールした。 児童らは総合的な学習の時間を利用して、周辺住民へのインタビューや川の調査を行った。森から流れ出る川がイメージできるよう、レイアウトを工夫し、川の生き物や歴史も盛り込んだ。 「新聞作りは大変だったが、川の水が畑に使われていたり、生き物を育てたりしていることを学んだ。大切にしたい」と児童ら。担任の上山留美教諭は「子供たちの奄美の森、川への思いが伝わり、評価されたのでは」と目を細めた。 |
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