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奄美市笠利町笠利の染織工房「奄美のののの」はこのほど、江戸時代の奄美の草木染を、幕末期の奄美の自然や風俗などが絵入りで描かれている「南島雑話」(名越左源太著)の記述を元に再現し、見本帖を作製した。染色家の植田正輝さんは泥染めが生まれた理由やその変遷などを探ろうと、江戸時代の奄美の草木染に挑戦したという。「南島雑話」では植物名が当時の方言で記されているため、植物を特定する作業から始めた。 草木染の材料となった植物はガキナ(メヒシバ)、ヒロキ(メヒルギ)、ハツクワキ(アカメイヌビワ)、ハシノミ(ハゼ)、トイモ(サトイモ)など七種。媒染には、当時も入手できたみょうばん、石灰、泥を使用し、絹と綿の二種類の糸に染めた。 江戸時代の草木染の手法で染められた糸は鮮やかな黄や薄緑、銀などの色に染まった。植田さんは「明るい色ばかりで、当時の人は今の人よりおしゃれだったのかも」と先人の色彩感覚に思いを馳せる。また、「南島雑話」の記述通りに繭を山から取ってきて糸にし、織って染めて反物にまで仕上げてみたいとも語った。 |
〇…龍郷町秋名から芦花部トンネルに向かう県道名瀬龍郷線沿いにあるヒカンザクラ並木の一本が、年越しを待たずに開花した。二十二日現在で三部咲きといったところ。鮮やかな緋色の花が通り掛ったドライバーらを驚かせている。〇…周辺の県道沿いには二百本近いヒカンザクラが植えられている。他の樹はつぼみをかたく閉ざしているのに、花を咲かせているのはこの樹だけ。毎年、早く咲くことで知られており、「日本一早く咲く樹ではないか」と指摘する人もいるほど。前シーズンも年明け早々に一本だけ開花して話題となった。 |
○…深い森を歩き、足元に目をやると、落ち葉の間からイチゴのような花がのぞき、豊かな自然の息吹を感じさせる。奄美の最高峰・湯湾岳(標高六九四・四メートル)でユワンツチトリモチの花が冬本番を告げている。○…ツチトリモチ科の仲間で、奄美の固有種。イジュなどの樹木の根に寄生する。高さは五―十センチ。林道整備や登山者の盗掘などで減少しており、県のレッドデータブックで絶滅の恐れがある植物に挙げられている。 |
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| 環境保全型農業の促進策として国・県が展開する「エコファーマー」の認定を受ける農家が増加している。奄美で認定を受けているのは二百四十三戸。二〇〇七年度から本格展開される農村集落を対象にした農水省事業「農地・水・環境保全向上対策」の支援要件になっていることもあり、集落単位で認定を受けようという動きも広がっている。 一九九九年制定の「持続性の高い農業生産方式の導入促進法」に基づき都道府県知事が認定している。同法は、化学肥料や農薬の多用によって生じる環境汚染や生産力の低下の阻止などが目的。「安心・安全」という消費者意識の高まりを背景に、生産物の付加価値を高めようと認定を受ける農家も増えている。農家にはエコファーマーマークの使用が認められる。 県大島支庁農林課によると、奄美の年度別認定者は〇二年度八戸、〇三年度四十戸、〇四年度四十二戸、〇五年度九十戸、〇六年度は八月二十一日現在六十三戸。市町村別は和泊八十四戸、与論六十四戸、天城三十六戸などで、徳之島以南で多い。品目(重複認定あり)はバレイショ七十五戸、サトイモ五十六戸、ニガウリ四十四戸など。 認定を受けるには「土づくり」「化学肥料低減」「農薬低減」の三つの技術を一体的に導入する計画を作成し、知事認定を受ける必要がある。認定を受けると制度面で、農業改良資金の償還期間延長や貸付金増額、機械導入に対する課税特例といったメリットがある。 県や市町村は、農地・水・農村環境保全向上対策事業の導入をにらんだ普及にも取り組む。同事業は集落ぐるみの農業用水路や農道の清掃活動といった共同活動支援と営農活動支援の二段階からなる。このうち営農活動支援メニューに盛り込まれた土づくりや化学肥料・農薬低減に対する支援を受けるには、エコファーマー認定が必要となるためだ。 奄美では特に和泊町で取り組みが活発。農地・水・農村環境保全向上対策の営農活動支援を念頭に、花きやサトウキビの農家への普及にも力を注いでいる。 |
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| 環境省は二十二日、「絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト」(レッドリスト)の改定版を公表した。今回、改定したのは十分類のうち鳥類、は虫類、両生類など四種類。奄美在来種の主な見直しでは、オオトラツグミなど鳥類五種のランクが下がった一方、オットンガエルは「絶滅危惧TB類(EN)」にランクアップした。ほ乳類や昆虫類など残り六分類のレッドリストは今年度度中に改定する。 環境省のレッドリストは一九九一年に初めて公表され、見直しは二回目。絶滅のおそれのある種は鳥類が三種増の九十二種、は虫類は十三種増えて三十一種、両生類は七種増えて二十一種、その他の無脊髄動物は二十三種増えて五十六種になった。これに伴い、奄美や沖縄関係の絶滅のおそれのある種は鳥類が四十八種、は虫類三十種、両生類九種、その他無脊髄動物二十二種に見直された。 那覇自然環境事務所などによると、奄美に生息する鳥類のうち、オオトラツグミやアマミヤマシギ、オーストンオオアカゲラの三種は絶滅のおそれのある種に変わりはないもののランクが下がり、アマミコゲラとルリカケスはランク外になった。森林植生の回復による生息環境の改善傾向という要因のほか、信頼できるデータが多く集積された面が大きいという。 オットンガエルは、絶滅の危険が増大している種を指す「絶滅危惧U類(VU)」から一つランクアップして、近い将来に絶滅の危険性が高い種の「絶滅危惧TB類(EN)」に位置付けられた。また、奄美関係の両生類では、ランク外だったリュウキュウアカガエルが「準絶滅危惧(NT)」(生息条件の変化によっては「絶滅危惧」の種に移行する可能性がある種)になった。 奄美関係のは虫類では、徳之島や沖永良部島のアオカナヘビがランク外から「絶滅のおそれのある地域個体群(LP)」(地域的に孤立し、地域レベルでの絶滅のおそれが高い個体群)に分類された。その他の無脊髄動物ではアマミミナミサワガニなどカニ類の三種がランクアップまたはランク入りし、オオサワガニがランクから外れた。 奄美大島や沖縄本島などに夏季に飛来して繁殖するベニアジサシは「準絶滅危惧」から「絶滅危惧U類」になり、琉球列島では主に秋に飛来したり、越冬したりするサシバがランク外から「絶滅危惧U類」に入った。沖縄本島北部地域に生息するヤンバルクイナのランクは「絶滅危惧IB類」だったが、生息環境の悪化や外来生物の影響で、ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い種という「絶滅危惧TA類(CR)」に上がった。 |
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| 【鹿児島総局】産官学連携による地域農産物を利用した食品開発シンポジウム(県食料産業クラスター協議会主催)がこのほど鹿児島市であった。ニガウリやタンカンに血圧調整作用などがあることが紹介され、ニガウリを乾燥粉末化した健康保持食品の開発やタンカンの高品質果汁製造技術に関する研究成果が発表された。 ニガウリやタンカンの加工食品化への研究は、規格外品の有効活用などを目的に県農産物加工研究指導センターが取り組んでいる。ニガウリについては、わたの部分を中心に血圧調整作用がある生理活性成分「γ―アミノ酪酸(GABA)」が多く含まれていることが分かり、乾燥粉末化することで食品素材として活用できると報告があった。また酵素などを使い独特の苦味を抑える方法も確立されたとして、ニガウリ乾燥粉末を利用した健康保持食品の例として、ふくれ菓子、かりんとうなどの試作品が紹介された。 タンカンにも@血圧上昇抑制A血糖値上昇抑制Bがんの予防・転移抑制C肌荒れ防止―など多くの機能性があることが報告され、高品質果汁を製造するための瞬間加熱殺菌法やタンカン果実酢の製造方法が紹介された。研究成果を生かした屋久島でのタンカン高品質ジュース製造の取り組みも発表された。 |
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奄美群島の日本復帰から五十三年目を迎えた二十五日、奄美市名瀬の名瀬小学校体育館で「日本復帰記念の日の集い」があった。復帰運動に携わった人々から戦後世代の一般市民、小、中学生まで老若男女約四百人が参加。「平和を奄美から世界に」「奄美の未来は私たちの手で」と記したのぼりなどを手に「日本復帰の歌」を斉唱して無血の民族運動で復帰を勝ち取った先人の偉業をたたえ、奄美と新生奄美市の発展に向けて誓いを新たにした。集いは一九九六年に復帰記念日を制定した市側(旧名瀬市)や「泉芳朗を偲(しの)ぶ会」、かつて復帰劇を演じた「潮鳴会」などが毎年共催してきたが、市町村合併で奄美市が誕生してからは初。降雨のため、復帰運動をリードした泉芳朗の胸像や復帰記念碑が建つおがみ山公園での開催を取り止め、米軍に統治された当時の復帰運動の場で石段にその名残がある名瀬小学校の体育館に会場を移した。 泉芳朗の「断食悲願」の詩を記した舞台に向かって全員で献花し、「日本復帰の歌」を斉唱した後、平田隆義市長が「住民一人ひとりが情熱を持って取り組んだ復帰運動こそ奄美自立の出発点。先人の偉業を胸に刻み、夢と希望あふれる街づくりに努めたい」とあいさつした。 偲ぶ会代表の楠田豊春さん(83)は詩人の元野景一さん(59)の協力を得て泉芳朗の詩や当時の奄美の様子を紹介し、「先人は支え合って苦難を乗り越え、教育を守り、無血の運動で復帰を成し遂げた。復帰の歴史を振り返り、豊かで住みよい奄美にしよう」と呼び掛けた。 参加者を代表して名瀬小の六年生約百人が「断食悲願」を朗読し、名瀬中の三原将生徒会長が「集いで復帰運動を身近なものに感じ、先人の強い意志と願い、努力があったから今の素晴らしい奄美があると思った。きょうの経験を生かし、奄美の発展に少しでも役に立てるように成長していきたい」と語った。同市の前田幸男市議会議長の音頭で全員で万歳三唱し、復帰記念日を祝った。 参加者の有志はおがみ山公園に上って復帰運動を振り返り、集いで献花した菊の花は市職員が泉芳朗の胸像前に飾った。 |
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| 県統計課がまとめた推計人口調査結果(十二月一日現在)によると、県全体の人口は百七十四万二千五百八十二人(男八十一万四千百九十七人、女九十二万八千三百八十五人)で、前年同月と比べ一万五百四人減少した。奄美は十二万四千八百二十二人(男五万九千三百六十一人、女六万五千四百六十一人)で、前年同月比千六百四十五人の減。龍郷町のみ前年同月を上回った。 県全体の世帯数は七十三万三百三十六世帯で、前年同月より四千四百九十世帯増えた。奄美の世帯数は五万二千九百十八世帯で千七百十四世帯の減。 奄美の十一月中の人口動態は、自然動態(出生から死亡を差し引いたもの)が九人減、社会動態(転入から転出を差し引いたもの)五十六人の増だった。 |
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| 二〇〇七年度政府予算案で、防衛庁が喜界島に建設している通信傍受施設・通称「象のオリ」の整備費として総額十七億二千万円が認められた。同施設は、米海軍が沖縄県金武町のキャンプ・ハンセンに移設した「象のオリ」のようにアンテナの高さや形状などは棒状で目立たない近代的な設備で、福岡防衛施設局などが地権者との用地取得交渉に乗り出した一九九四年度からの予算配分は約三百二十一億円に上る。今年三月から一部運用を開始し、〇七年度中にも全面運用となる可能性が高い。 同庁広報によると、内示されたのは施設本体の通信機器購入費に九億三千万円、施設整備費に四億六千万円、通信機器維持費に三億円、生活関連費に三千万円。八月末の概算要求に比べ約八千万円の増額回答となった。 システムの「耳」である高性能アンテナは、外周と内周にそれぞれ十一本あり、鳥取県美保通信所などで運用されている鉄塔のような形状ではなく、棒状で目立たない。アンテナ同士を横につなぐ檻(おり)のような囲いもなく、「象のオリ」の名称にふさわしくない設備だ。 アンテナは、数千キロから一万キロ先の電波の受信が可能といわれ、外周と内周それぞれの受信時間差で発信方向も把握できるという。任務は明らかにされていないが、中国大陸から朝鮮半島の船舶や航空機の通信を傍受するほか、周辺国の軍事演習の規模や内容、ミサイル発射実験の動きを捕そく、分析して情報本部に送信するものとみられている。 「象のオリ」は自衛隊喜界島通信所に代わる電波傍受施設。喜界島での計画は、一九八五年に策定された中期防衛力整備計画の中で、超水平線レーダ基地(OTH)建設計画とともに浮上。住民の反対運動の高まりで、一時は町議会が反対陳情を採択したが、議会も町側も施設誘致へと態度を変えた。 |
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| 町田酒造(株)=龍郷町、町田実孝社長=はこのほど、焼酎粕(かす)処理施設の建設に着手した。黒糖焼酎の製造に伴い排出される焼酎粕を炭化処理し、生産された炭を特殊肥料の土壌改良剤として再利用する。同社によると「焼酎粕の炭化処理は酒造業界でおそらく初めての試み」。施設は来年三月に完成し、四月から稼動して年間約八十トンの炭を生産する予定。 焼酎粕の処理は、来年四月から海洋投棄が規制されることなどから全国各地の酒造メーカーが頭を痛めている問題。同社は十年以上前から最も環境負荷の掛からない処理方法について全国の先進施設を視察するなどして検討し、十月に施設建設に着工した。 処理方法は、焼酎粕を加熱して十倍に濃縮させた後、濃縮液を密封した炭化炉でさらに加熱して炭に加工する。最初の加熱によって蒸発した成分は液体に戻し、排水処理施設で処理を施しきれいな水にして放流する。生産された炭は一定の大きさに砕き、水はけの悪い粘土質土壌の透水性を改善する土壌改良剤として利用する。 同社は二〇〇六酒造年度で四千二百キロリットルを製造する予定。酒造に伴いほぼ同量の焼酎粕が出るが、処理施設完成後はすべて同施設で処理する。処理能力は一日最大十五トン、三百キロの炭の生産が可能。処理エネルギーの有効利用に努め、コストは海洋投棄(トン当たり約五千二百円)より低額になることを目指した。 濃縮装置と炭化装置が入る焼酎粕処理施設は三百六十平方メートル、排水処理施設は百九十平方メートル。同社は施設建設について「大きな費用が掛かったが、企業の責任として一番環境に負担の掛からないものを、との判断でやった」と説明。生産される土壌改良剤は販売も予定している。 |
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| 【徳之島総局】天城町の吉岡光一町長(68)の退任式が二十六日、同町役場であった。役場職員を前に吉岡町長は「それぞれの持ち場持ち場で町のために頑張ってください」などとあいさつした。 退任式は役場四階ホールであった。吉岡町長は「激しい選挙をして初当選した。最初は右も左も分からなかったが、職員の方々に助けられてやってきた。議会の質問にも誠心誠意、真心を持って対応した」と二期八年間を振り返り、職員らに「公の仕事との自覚を持って頑張ってほしい」などと語った。 吉岡町長は退任式後、役場表玄関で職員の拍手を浴びながら庁舎を後にした。 吉岡氏は小学校長を退職して一九九八年十一月の町長選で初当選。二期八年間、町長を務めた。 |
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| 東京支社】自由民主党本部は二十六日付で、徳田毅衆院議員(35)を自民党鹿児島県第二選挙区支部長に選任した。同区の支部長は昨年九月の衆院選で自民党公認候補が落選後、空白だった。 徳田氏は自由連合を離党し、無所属になった後の今月二十日、自民党入りした。その後、党鹿児島県連(会長・宮路和明衆院議員)が、徳田氏の「支部長選任届」を党本部に提出していた。 徳田氏は二十七日、「身を引き締め、自由民主党員各位と連携を取り、党勢拡張に努めてまいりたい」とコメントした。 |
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【沖永良部総局】与論町文化協会長で与論民俗村を家族経営する菊秀史(きく・ひでのり)さん(49)がこのほど「与論の言葉で話そう@ユンヌフトゥバではなそう」を発行した。(1)あいさつ言葉(2)名詞(3)こそあど言葉(4)人の生活と容貌(ようぼう)(5)感動したときの言葉(6)副詞的修飾語―の章で構成している。菊さんは「島の子供たちに日常で方言を使ってほしい」と語った。「与論の言葉で話そう」はB5判、百五十四ページ。税別千五百円。あいさつ言葉の章では「ドゥックーサシ」(お元気で何よりでございます)や「フガンドゥーサイビュイ」(おめにかかりとうございました)など高齢者に会ったときに使う言葉や訪問する際のあいさつ、別れ際の言葉などを掲載している。 第二章は人称、体の呼称、海の生物、衣食住の呼称など十八項目について説明。第三章は「これ・それ・あれ・どれ」のこそあど言葉を物、人、場所(方角)、時刻などに分類して説明している。第四章「人の性格と容貌」は賢い人や怒りっぽい人など二百種以上に分類している。第五章「感動したときの言葉」では相づちを打つ場合や驚き、失敗などを表現した言葉をつづった。 菊さんは「家庭で少しでも方言に関心を持ってもらいたい。読みやすさを重視して作った。子供たちには(活用することで)言葉から島を愛する気持ちを育ててほしい」と語った。 菊さんは今後、本書に加え、動詞の使い方や形容詞・助詞・助動詞の三分類の出版を計画している。 |
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| 【徳之島総局】三日に投開票があった天城町長選挙で初当選した大久幸助氏(68)の町長就任式が二十七日、町役場であった。役場職員や支持者らを前に大久新町長は「掲げた公約を一つずつ実現し、ガラス張りの開かれた町をつくっていきたい」と抱負を語った。 役場四階ホールであった就任式には職員に加えて後援会関係者らが詰め掛けた。花束を受け取った大久氏は「人は一人では何もできない。役場の皆さんと大いに勉強し、天城町発展のために一生懸命取り組みたい。町民参加型の政治など掲げたマニフェストを一つずつ解決していきたい」などと語り、町民や役場職員らに協力を呼び掛けた。 大久氏は元中学校長。三日に投開票された町長選で元職の候補を破り、二度目の挑戦で初当選した。 |
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【鹿児島総局】県産食材を利用した「朝ごはんコンクール」(県、かごしまの“食”交流推進機構主催)の審査結果が二十七日発表された。小学生から一般までの三部門に三百五十四点の応募があり、一般の部で喜界町の竹下美奈子さんの作品「島野菜のみそ汁とサワラのバター焼き」が最高賞の「かごしまの“食”交流推進機構会長賞」に選ばれた。また奄美市の藤山タケノさんの作品が県漁業協同組合連合会会長賞、知名町の東晴美さんの作品が県米消費拡大推進協議会会長賞を受賞したほか、ジュニアの部では宇検村の池谷いつきさん(阿室中学二年)の作品も入賞した。日常の食生活への関心を高めるとともに、県産農林水産物への理解を深めてもらおうと朝食をテーマにしたコンクールを初めて実施した。小・中学生のジュニアの部に九十点、高校・大学・専門学校の学生の部に二百十四点、一般の部に五十点の応募があり、一次審査(書類審査)と二次審査(第三者が行う調理に基づく審査)が行われた。 一般の部で最高賞に選ばれた竹下さんの作品は、(1)カボチャやシイタケ、海藻など具だくさんのみそ汁(2)サワラのバター焼きとナスやピーマンなどの島野菜炒め(3)ソラマメなどを加えた卵の茶巾絞り(4)喜界島特産のゴマをかけた菜っ葉の酢の物―というメニュー。地場産食材が豊富で栄養バランスもよく、手軽に調理できる点などが評価された。 表彰式は一月二十一日に県民交流センターで開催予定の第二回食育セミナーで行う。入賞者のレシピも一月下旬に県のホームページで紹介する予定。 |
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| 【鹿児島総局】県統計課は二十七日、二〇〇五年国勢調査の労働力状態や就業者の産業別構成などをまとめた第二次集計結果を発表した。奄美の就業者数は約五万五千人で前回調査の二〇〇〇年と比べ約千五百人減少している。このうち六十五歳以上の就業者は約七千四百人で全体の13・4%に達した。産業三分類別の割合は、第三次産業が65・3%(前回調査比3・3ポイント増)、第二次産業17・9%(同2・5ポイント減)、一次産業16・8%(同0・8ポイント減)で、第三次産業への傾斜が一段と進んでいる。 県全体の十五歳以上人口百五十万五百十九人の労働力状態をみると、労働力人口(就業者および完全失業者)は八十六万九千五百八十九人で前回調査と比べ二千百二十二人(0・2%)減少した。また十五歳以上人口に占める労働力人口の割合「労働力率」は58%で0・1ポイント上昇した。 就業者は八十万九千八百三十五人で2・3%の減。このうち六十五歳以上の就業者は九万二千四百四人で前回より5・4%増加し全体の11・4%に達している。産業三部門別では、第三次産業が前回より3・2ポイント上昇し、全体の66・7%を占めている。業種では@卸売・小売業18・1%A医療、福祉12・4%Bサービス業11・4%C製造業11・2%D農業10・6%の順。製造業や農業が減少した一方、医療、福祉は2・3ポイント上昇しているのが目立つ。 奄美の十五歳以上人口は十万六千四百十七人。就業者は五万五千四百二十九人、完全失業者は五千二十七人で両者を合わせた労働力人口は六万四百五十六人だった。労働力率は56・8%で前回調査より1・5ポイント上昇。労働力人口に占める完全失業者数の割合は8・3%で前回より3ポイント上昇。県平均と比べても1・4ポイント高くなっている。 |
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| 奄美地方は二十九日、冬型の気圧配置に覆われ寒い一日となり、奄美市名瀬の最高気温が一四・四度、沖永良部が一六・三度とこの冬、最も低い最高気温だった。沖永良部では最低気温も一二・二度とこの冬一番の寒さだった。 名瀬測候所などによると、奄美地方はこの日、寒気が流れ込み、風も強かったため、最高気温が上がらなかったという。最高気温は名瀬が午前十時半ごろ、沖永良部が午後二時ごろに観測した。 同測候所によると、三十日の奄美地方は寒気や気圧の谷の影響を受けるが冬型の気圧配置は次第に緩む見込み。最高気温は名瀬が一五度、沖永良部が一七度と予想している。 |
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○…正月を前に、瀬戸内町加計呂麻島の秋徳小中学校(佐東忍校長、児童生徒十一人)では校門に、地域に伝わる門松を飾った。子供たちにも地域の伝統的な正月の様子を体験させるため、同集落の徳豊志さんと松本直広さんの協力を得て、二学期の終業式前に制作した。○…門松はリュウキュウマツの枝、竹の穂先とシイの木、ユズリハを束ねて、砂で盛り上げて完成。新年を祝い、五穀豊穣と子孫繁栄の願いが込められている。佐東慧君(五年)は「僕は亥(い)年なので、門松を見てわくわくしました。来年が楽しみです」と話していた。 |
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○…二〇〇六年が暮れようとしている。二十一世紀の六年目も国内外ともに混迷の色合いを深めた。国内では皇室として四十一年ぶりの男子が誕生した一方、いじめ自殺や虐待、飲酒運転による交通死亡事故など子供を巻き込んだ痛ましい事件・事故が多発。命の尊さや大切さを痛感した年だけに、世相を象徴する漢字に「命」が選ばれた。○…奄美もいじめ問題をはじめさまざまなニュースが島々を駆けめぐった。景気回復の動きは鈍いものの、南の島の球児が旋風を巻き起こすなど新たな希望の光もともった。世界でこの島にしか生息しない動植物も多い、豊かな自然の価値が世界自然遺産登録の動きに合わせて見直され、花粉症がなく、多様な命をはぐくむ森、川、海に癒やしを求めて人々が島を訪れた。 ○…夕焼けの大島海峡を臨むと、水面に浮かぶ小島のシルエットが心を和ませ、雲の間から差し込む光線が来る年の幸に映る。奄美は非暴力の民族運動で勝ち得た日本復帰から五十三年。改正奄振法に基づく振興計画も三年目を迎えたが、ひっ迫した自治体財政の立て直し、地域経済の振興、環境保全策など課題は山積している。「自立」への新たなスタートを切る奄美にはどんな光が差し込むのだろうか。〇七年の飛躍に期待したい。 |
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