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1月27日(土)付 

徳之島3町合併へ再スタート
 徳之島三町の首長が二十六日、徳之島町役場町長室で共同で会見し、合併新法内(二〇一〇年三月末)の合併を目指すことなど四項目で基本的合意に達したと発表した。早ければ次の三月定例議会に三町枠の新合併協議会を立ち上げる議案を提案したいなどと説明した。
 勝重藏町長(徳之島町)、大久幸助町長(天城町)、大久保明町長(伊仙町)の三町長が基本的合意に達したのは(1)合併新法内の合併(2)名称は“徳之島町”(3)総合支所方式の採用(4)三町の町長・議長を中心に勉強会を重ねて三月議会以降に協議会を立ち上げる―の四項目。
 会見で三町長は「徳之島の発展のためには三町の合併が望ましい」「合併こそ究極の行財政改革」「人口の少ない自治体が生き延びることは難しい」「合併で島の発展が望める」などと基本的合意に達した背景を説明。三町長自らが合併を推進する立場を明確にし、議会や住民の理解を得ていく方針を示した。
 また、これまでの経緯から大久保伊仙町長は「前回のような失敗はできない。合併のメリット、デメリットを十分に示して協議会の立ち上げを図っていきたい」、勝徳之島町長は「前回は住民への説明が不足していた」と語り、昨年十二月に初当選した大久天城町長は「合併は時代の流れ。個人の考えを通すことは難しく町民本位で考えていきたい」などと話した。
 徳之島地区の合併問題では、徳之島町が住民投票の結果を受けて〇五年二月に三町枠の合併協議会から離脱。天城町と伊仙町が二町枠で協議を続行したが、県の方針などもあり〇六年五月の第二十五回協議会で「一島一自体が望ましい」との意見が多数を占め、休止を決定。同年九月議会で伊仙町、天城町とも協議会の廃止を可決し解散していた。 
名瀬出身の栄選手、天皇杯レスリング51`級で3位
 天皇杯2006年度全日本レスリング選手権大会(日本レスリング協会主催)は26日、東京都の駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で初日があり、女子51キロ級に出場した中京女子大の栄友菜(奄美市名瀬出身)が3位入賞と健闘した。栄は「故障、課題を克服し、次の大会へ生かしたい」と手応えをつかんでいた。
 天皇杯全日本大会は男女別7階級あり、各級とも16人以下のトーナメントで競う。ジュニア、学生、社会人など各選手権で優勝、上位入賞しなければ出場できない大会。栄は前年の全日本学生選手権で上位入賞し、出場資格を得て、同級第2シードで出場した。
 2回戦から試合に臨んだ栄は初戦の鈴木幸子(壬生高)を1―0、1―0で圧倒、難なく準決勝へ進んだ。準決勝では中京女子大学院の服部美奈子と対戦。互いに攻め手を知り尽くしている同門対決で敗れ、3位に終わった。
 試合後「意義の大きい大会だった」という栄は「課題が見付かった。体の動きもよく、攻めて、いなすまでは思い通りだった。その次のタックルに行けなかったことが敗因。また練習して、ポイントにつなげられるようにしたい」と振り返る。「次は春のクイーンズカップ。自分はけがも多いので、今回の教訓を生かして体調管理、課題をしっかり克服したい」と次回への意気込みを語った。
写真家が漁船をソーラー船に改造
 太陽光発電で動かすソーラー船が二十六日、龍郷町の龍郷港にお目見えした。排ガスが出ないなど環境にやさしい船を造ったのは写真家で、同町の「奄美自然観察の森」指導員の宇都宮英之さん(49)。「ソーラー船の実用はおそらく奄美では初めて。県内にも他にないのでは」と言い、地元の小学生と進水式を楽しんだ宇都宮さんは「子供たちが環境保全への関心を高め、海、物作りに夢を抱くきっかけになれば」と期待している。
 「環境に負荷をかけない船を造ろう」と昨年秋、陸に上げられたままだった小型漁船(一トン、四人乗り)を譲り受けて休日に手を加えてきた。太陽光を取り込むパネルや蓄電量を調整するコントローラー、バッテリー、電動船外機など小型のソーラー船に適した機器を探し出して搭載した。
 教科書はなく、周囲に聞いたり、インターネットで探してもソーラー船の造り方を知る人は見当たらなかったが、以前、車製造の大手メーカーでエンジニアを務めた技術を生かして一カ月余りで完成させ、船舶検査もクリアした。
 市販の電動船外機は湖畔のバス釣りなどで小範囲の移動に使われる一馬力のものしかなく、ガソリン燃料の船外機も備えた。それでも太陽光発電システムだけで時速六キロで二時間は走行できる。また二、三日で電力をフルに蓄えるという。
 一緒に進水式に臨んだのは環境教育に取り組み、学校にソーラーカーのある龍郷小学校の全校児童二十九人。「流星号」と名付けたソーラー船の進水式は放課後に龍郷港であり、児童たちは約一メートル四方のビニールシートに青い海と楽しく泳ぐ魚たちを描いた旗を宇都宮さんにプレゼントした。
 音の出ない船で散歩を楽しんだ児童らは「環境にやさしい船がもっと増えたらいい」と話し、宇都宮さんは「流星号で奄美の海を探索し、サンゴの観察や魚介類の撮影をして環境保全もアピールしていきたい」とも話していた。

1月28日(日)付 

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民間立ち上げの「奄美観光バス」が運行スタート

 (株)奄美エーストラベル(本社・奄美市、川田光弘社長)がこのほど設立した貸し切りバス事業「奄美観光バス」のお披露目・出発式が二十七日、同市和光町にある車庫であった。関係者によるテープカットなどがあり、一般客と招待客合わせ百十四人が三台の大型バスに分乗して北大島地区を回る記念ツアーを楽しんだ。関係者からは奄美の経済振興や観光振興に期待する声が寄せられた。
 出発式で川田社長が「低迷する奄美経済を考えるとき、今こそ観光バス事業の充実を図るべきと考え、このたびの事業参入となった」などとあいさつ。「今年度中に分社化して奄美を代表する観光バスに育てたい」との構想も明らかにした。
 奄美大島商工会議所の伊集院聰志会頭と奄美大島観光物産協会の越間多輝鐘副会長が来賓祝辞を述べ、同社の貸し切りバス事業への参入によって、多様化する観光ニーズへの対応や奄美の経済と観光の振興につながるよう期待を寄せた。
 同社の保有する貸し切りバスは大型(座席数五十一―五十五)三台、中型(同二十七)一台、小型(同二十七)一台。各車両はカラオケやテレビなどの装置があり、中型を除き冷蔵庫も備えている。
 既存のバス会社二社との競合が懸念されることに対し、同社は繁忙期に不足していた貸し切りバスの台数が従来より確保されることや、予備車両を抱えることによる採算面のリスクが分散されることなど、お互いのメリットは多いと説明。また「将来的には定期観光バスを運行させたい」としている。

06年ハブ咬傷者は過去2番目少ない64人

 ハブ対策推進協議会(事務局・県大島支庁総務課)が発表した「ハブ情報」によると、二〇〇六年に奄美大島(加計呂麻島、請島、与路島含む)、徳之島でハブにかまれた人は六十四人で、統計を取り始めた一九五四年以降二番目に少なかった。七〇年代まで二百人を超えていた咬(こう)傷者は、八〇年代から百人台で推移したが、二〇〇〇年からは二けた台にとどまるなど減少傾向が続いている。ハブ買い上げ数は、前年より千五百二十三匹多い二万一千百十六匹だった。同協議会は「ハブ取り扱い中の咬傷者十一人と多く、草刈りや雑用中に被害に遭うケースが多く見られた」としている。
 咬傷者六十四人の内訳は奄美大島二十七人(前年比十四人増)、徳之島三十七人(同三人減)。両島でハブにかまれた人は、過去最少だった前年に比べて十一人増加し、死亡者はゼロだった。
 市町村別では、徳之島町十五人、奄美市十四人、天城町と伊仙町でそれぞれ十一人、龍郷町五人、宇検村四人、瀬戸内町三人、大和村一人。咬傷者は、奄美市や龍郷町、宇検村、大和村で前年より七―一人増えた。
 月別では、六月と十月にそれぞれ十一人と十人台が続き、九月に七人、四月と八月ににそれぞれ六人だった。
 一方、ハブ買い上げ数は、奄美大島で一万二千二百四十五匹(前年比千六百二十六匹増)、徳之島で八千八百七十一匹(同百三匹減)となっている。

1月29日(月)付 

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奄美の人口は12万4千733人(1月1日現在)

 県企画部はこのほど推計人口調査結果(一月一日現在)を発表した。県全体の推計人口は百七十四万二千五百八十二人(男八十一万四千百六十二人、女九十二万八千二百十四人)で、前年同月に比べ二百六人減少した。奄美は十二万四千七百三十三人(男五万九千三百四十人、女六万五千三百九十三人)で、前年同月より千六百六十八人の減となった。
 県全体の世帯数は七十三万二百十七世帯で、前年同月と比べ四千三百九十三世帯増加した。昨年十二月中の人口動態は、自然動態(出生から死亡を差し引いたもの)が四百十四人の減少、社会動態(県外転入から転出を差し引いたもの)は二百八人の増加。奄美の世帯数は五万二千八百七十四世帯で、前年同月と比べ百三十四世帯の増。人口動態は、自然動態が五十九人の減、社会動態は三十人の減。人口は龍郷町で三人増加した以外は減少している。

県地区対抗女子駅伝競走で大島は10位

  第20回記念鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会(県、県教委、南日本放送主催)は28日、県内12地区が参加し霧島市隼人運動場を発着点とする6区間21・0975キロであり、肝属が1時間11分59秒で4連覇を達成した。大島は1時間20分5秒でゴール。目標にしていたCクラス優勝は果たせなかったものの、前回より順位を一つ上げ10位に入った。
 競技は午前10時スタート。快晴、微風の好コンディションに恵まれ、コース沿道にも多数の住民が集まった。レース序盤は日置がリードし、3区から肝属が先頭に立って鹿児島、日置を振り切った。
 大島チームは、松田恵(樟南高=龍郷出身)、川照美(エクササイズプラザ・メッツ)、備聖南(龍南中)、成山育恵(樟南高=奄美市出身)、稲村亜衣(鶴翔高=天城町出身)、猪俣由佳子(大島支庁)のメンバーでレースに臨んだ。
 序盤から出遅れたが、中学生区間3区の備が区間6位の力走を見せB位から10位に順位を上げた。その後、順位を1つ落としたものの、終盤は稲村らの踏ん張りで再び10位に浮上し、そのままゴールした。
 【総合】(1)肝属1時間11分59秒(2)鹿児島1時間13分2秒(3)日置1時間13分13秒(4)曽於1時間14分35秒(5)川薩1時間16分13秒(6)揖宿1時間16分22秒(7)姶良1時間16分45秒(8)伊佐1時間17分11秒(9)出水1時間17分23秒(10)大島1時間20分5秒(11)熊毛1時間20分15秒(12)川辺1時間22分39秒

南海日日旗争奪6人制男子バレーボール大会

 第32回南海日日旗争奪6人制男子バレーボール大会(南海日日新聞社主催、奄美市バレーボール協会主管)は28日、奄美市名瀬総合体育館であり、15チームが競った結果、和泊クラブが2年連続13回目の優勝を飾った。
 大会には社会人、高校チームが参加。トーナメントで優勝を争った。決勝には優勝旗奪還を狙うビベーレ・モリと連覇を目指す和泊クラブが勝ち上がった。和泊クラブは攻撃の厚さを生かし、昨年に続き全試合ストレートで優勝を飾った。

1月30日(火)付 

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古い「さたぐるま(砂糖車)」を復元展示

 【徳之島総局】天城町のユイの館に「木製のさたぐるま(砂糖車)」が復元、展示されている。明治時代中期ごろまでにサトウキビを圧搾するために使われていたとみられるさたぐるまが発見され、復元したもの。同館では「当時を知る貴重な文化財」として正面玄関前に展示している。
 さたぐるまは三年前に天城町内の山中の沼地で発見された。乾燥などを防ぐ目的で水中に沈めてあったとみられている。材質は島内で一番硬い木材「ウラジロガシ」で、歯車には巧みな技術で凹凸が刻まれている。
 枠組み用として徳之島ダム建設現場で伐採したウラジロガシを調達。水田に沈めて強度を高めてから組み立てた。
 同館は「鉄の需要が少ない時代にあって島の先人の苦労や巧みな技術がしのばれる。黒糖の歴史を知る貴重な文化財」として、広く来館を呼び掛けている。

1月31日(水)付 

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奄美市名瀬の知名瀬港にサンゴ殻の浜「ウンクル浜」出現

 奄美市名瀬の知名瀬港に数年前から大量のサンゴ殻が堆積(たいせき)した通称「ウンクル浜」が現れている。東京からのツアー客が三十日に同地を訪れ、美しい風景に感嘆の声を上げていた。
 一行を案内した自然観察指導員の作田裕恒さんによるとウンクル浜は面積約三アール、容積約三百立方メートル。作田さんは昨年末に海浜調査を実施した際、同港岸壁の大浜地先でウンクル浜を確認した。周辺の港湾建設の影響で潮流が変わり、サンゴ殻などが漂着したのではないかという。
 観光客らは一面に広がるサンゴの白浜に感激した様子で、旅行の記念にとサンゴ殻を拾い集める姿も見られた。初めて奄美を訪れたという女性(67)は「都会では見られない自然の魅力を味わえた」と話し、ウンクル浜の観光利用を提案する作田さんは「昔はサンゴ殻を遊び道具や石垣に利用していた。一度は足を運び、懐かしい光景に親しんでほしい」と語った。

県警の交通安全コンテストで瀬戸内町の「ピーナス5チーム」が1等

 交通安全意識の高揚を目的に県警が主催する「2006セーフティ・チャレンジ180交通安全コンテスト」の抽選会が二十五日、鹿児島市内であり、瀬戸内町の「ピーナス5チーム」(山田義広代表)が一等を獲得した。
 同コンテストは運転免許保持者が五人一組でチームを作り、二〇〇六年五月一日から十月二十七日までの期間中、無事故・無違反を目指す内容。県全体で三千八百三十チーム(一般ドライバー部門三千六百六十三チーム、高齢ドライバー部門百六十七チーム)が参加し、二千九百十七チームが目標を達成した。
 無事故・無違反を達成したチームを対象に抽選を行った結果、二チームが特賞、ピーナス5を含む七チームが一等を獲得した。特賞は海外旅行券、一等には国内旅行券が贈られる。

2月1日(木)付 

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県フラワーコンテストで知名町の平さんが農政局長賞
 二〇〇六年度県フラワーコンテストが三十一日、鹿児島市であり、県内の花き生産農家から出品された約三百点が品質と商品性を競った。奄美関係では平秀徳さん(知名町)のユリが九州農政局長賞に選ばれるなど、三点が特別賞を受賞した。最高賞の農林水産大臣賞は、日置市の吉田孝市さん出品のソリダゴが受賞した。
 コンテストは県や県内の花き生産・出荷団体などが主催。鹿児島の花の生産技術向上や消費拡大を目的に毎年開催している。今年はスプレーギク、ユリ、グラジオラス、洋花、葉物など八部門に十九市町村から三百十六点の応募があり、県農業改良普及センターや農協、花市場関係者ら五十人の審査員が、金賞(特別賞)、銀賞、銅賞の各二十点を選んだ。
 奄美関係では知名町の平さんのほか、栄友一さん(奄美市)のスターチスが鹿児島園芸花市場社長賞、吉岡正夫さん(喜界町)の小ギクがかごしまの美人クラブ会長賞の特別賞を受賞した。

ブランド想起調査の非食品分野で大島紬が11位

 (株)ブランド総合研究所(本社・東京都)は、全国の産品ブランドに関し、インターネットで各分野ごとに思いつくブランド名を挙げる「想起調査」を実施、工芸品などの非食品分野で大島紬が十一位に入り、ブランド力の強さをみせた。
 調査は昨年十二月二十―二十四日、全国を六地域に分け、地域別に二十歳以上の消費者を各年代別にほぼ同数ずつ対象に行った。回収数は千四百八十八人。調査対象は「地域名+商品名や慣用名等」からなる産品ブランド。食品が十四分野、非食品が十三分野を提示し、想起する産品ブランドを挙げてもらった。
 非食品分野で最も多く人が想起したのは輪島塗で25・5%、次いで有田焼22・4%、西陣織8・8%、伊万里焼7・8%の順。大島紬は5・8%で十一位に入った。布製品では西陣織と大島紬の二ブランドだけが二十以内に入っている。そのほか、鹿児島県関係ではガラス製品の薩摩切子が3・8%で十八位となっている。
 同分野では陶磁器・焼物の産品ブランドが五位までに三、十位までに信楽焼など含め七ブランド入っており、焼物に対する興味の高さを示している。食品分野では、あきたこまちがトップで松阪牛、讃岐うどんの順で鹿児島県産品は二十位内に入っていない。
 ブランド総合研究所は、地域ブランドに関する調査とコンサルティングの専門企業。「産品ブランドの消費者の客観的な評価はこれまであまり注目されてこなかった」として、地域ブランド事業に取り組んでいる人々に参考データを提供しようと調査を実施した。また、ブランド購入経験・購入意欲やイメージについて調査する「評価調査」を一月に実施済み。

福岡、広島の旅行情報誌関係者が奄美視察

 福岡、広島両県で旅行情報誌などを扱う出版関係者の奄美視察が三十一日から始まった。奄美の観光資源をPRしようと鹿児島県福岡観光連絡協議会が立てた観光戦略の一環。初日は奄美市内の観光施設を訪問し、地元の観光関係者との意見交換会も開いた。
 鹿児島県内の観光地に出版関係者を招く同事業は二〇〇二年度から始まり、奄美訪問は今回が初めて。奄美の自然や文化を情報誌の担当者に印象付け、読者に周知することで観光客誘致につなげようと二泊三日の旅程を計画した。
 参加団体は旅専門誌のほか高齢者、若者をターゲットにした情報誌の出版社など七社。初日は奄美市の県奄美パークや「タラソ奄美の竜宮」を見学し、施設職員の説明に耳を傾けた。
 案内役を務めた鹿児島県福岡事務所の田中瑞穂観光課長は事業の狙いについて「鹿児島県を訪れる観光客の四分の一が九州北部。広島県からの観光客は数%にとどまり、潜在的な観光客の掘り起こしが課題となっている。県本土とは違った奄美の自然文化を発信してもらい、知名度アップにつなげたい」と語った。
 広島県から参加した天満直子さんは「奄美のスローライフに注目している。癒やしのスポットとして沖縄とは違った魅力を伝えられたら」と話していた。視察二日目は加計呂麻島を訪れ、黒糖作りなどを体験する。

2月2日(金)付 

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奄美市美展の市美展賞に中村さんら入賞

 第二十七回奄美市美術展覧会(2007AMAMI市美展)の作品審査会が一日、同市の奄美文化センターであり、入賞・入選作品を選出した。応募総数千四百七十五点の中から美術、書道、写真各部門の市美展賞には美術部門で中村哲郎さん(奄美市)の「ヤマザクラ(日本画)」、写真部門で森美佐子さん(同)の「夏の思い出」、書道部門で山口憲さん(鹿児島市)の「招福壽春(篆刻)」がそれぞれ選ばれた。同賞受賞は中村さんは二〇〇一年(当時は市美展大賞)以来2回目、森さん、山口さんは初めて。
 各部門の出品数は美術部門七百九十四点、書道部門五百四十八点、写真部門百二十八点。県本土の学校を含む小中学生からの応募が全体の約八割を占めたほか、東京や沖縄など奄美外からも作品が寄せられ、昨年より約二百点増えた。
 市美展賞作品について、美術部門では久保剛審査委員長が「独自の世界を持っている」、写真部門は管洋志審査員が「やさしい視点で奄美の海への思いが伝わってくる」、書道部門は有岡俊高審査員が「技量が抜群。緊張感の高い作品。文字の配列も見事」とそれぞれ講評した。

徳之島で「新じゃがまつり」

 赤土新バレイショ「春一番」の収穫開始に合わせて一日、徳之島町体育センターで「徳之島新じゃがまつり」があった。新じゃがの試食会や「地産地消・直売市」、お楽しみ抽選会など趣向を凝らしたプログラムでにぎわった。
 新じゃがまつりは昨年に続いて二回目。あまみ農協徳之島地区野菜部会が徳之島地域かごしまの“食”交流推進協議会と共催。平日の日中だったにもかかわらず、町内外から生産農家や一般の女性らが詰め掛けた。
 「新じゃが汁」や「ふかしじゃがいも」などの試食コーナーは行例ができたほか、「百円で袋に詰め放題」や地元農産物、加工品の直売も好評だった。来場者は掘りたてのバレイショを味わいながら島唄や郷土芸能を楽しんでいた。商品券やバレイショ(十キロ)などが当たるお楽しみ抽選会もあって活気付いていた。
 野菜部会の福田明正部会長は「女性グループなど各種団体の協力を得てまつりを続けて地元の住民に春一番の良さを知ってもらい、農家の誇りや町おこしにつなげたい」と話していた。
 主催者は同日、地元の小、中学校の給食にバレイショをプレゼントした。地産地消を推進する目的で二月の一カ月間、「徳之島新じゃがフェア」(あまみ農協徳之島地区野、菜部会など主催)として徳之島町と天城町のホテルや飲食店など協賛する十三店舗は徳之島産バレイショを使ったメニューを追加し、期間中に料理を注文した人の中から抽選で賞品が当たる。

宇検村と徳之島町でタンカンのはさみ入れ式

 タンカンの収穫、出荷シーズンを迎え、「たんかんはさみ入れ式」が一日、宇検村と徳之島町の農園であった。
 JAあまみが主催した宇検村のはさみ入れ式は、湯湾干拓地内にある屋宮史芳さん(67)の農園であり、約五十人が参加した。
 JAあまみ大島事業本部の政一成本部長、生産部会連絡協議会果樹部会の平井学部会長らがあいさつし、「全体生産量は八百五十トンと推定しており、共販率は20%に満たない状況。来年度は新しい果樹選果場建設を計画しており、共販率がアップすれば弾みがつく。タンカン産地の課題は、品質格差問題と産地の知名度向上策。生産農家の技術力を高め、農家所得の向上につなげていこう」と述べた。
 平井部会長、屋宮さんら六人がタンカンにはさみを入れ、共販率向上や農家の手取り額アップなどを祈念した。
 今期のJA共販量は前期目標比38%増の二百七トン、販売金額は36・7%増の七千百七十五万円を見込んでいる。今期産は台風被害がほとんどなく、品質向上が期待されている。
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