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大和村の大和ダム建設現場で九日、同村内の小学五、六年生五十二人を対象に「大和ダムわくわく探検隊(現場見学会)」があった。児童らはダムの監査廊(点検用トンネル)や周囲を歩き、その大きさを実感。初めて見るダムの内部に、驚きの声を上げていた。見学会は同ダム建設事業で推進している環境保全対策や土木建造物、社会基盤整備への理解を深める目的で、年一回行っている。二〇〇一年から工事着手した大和ダムは現在、水を試験的にためて調査を行っている段階で、見学会は今回が最後。大島支庁河川港湾課河川砂防係土木技師の川上亨さんが案内した。 川上さんがダムの目的や大きさ、奄美の動植物に配慮した同ダムの環境保全対策を説明した後、監査廊を見学した。児童らは四五度こう配の急な階段を恐る恐る下ってダムの内部に入り、「わあーすごい」「怖い」などと声を上げながら、その大きさや構造を学んだ。 初めて見学会に参加した今里小五年の宮田希美さん、安原茜さんは「監査廊は広くて怖かった。ダムは森や動物を大切にして造っているのが分かった」と話していた。 |
| 二〇〇六酒造年度(〇六年七月―〇七年六月)の県本格焼酎鑑評会表彰式が九日、鹿児島市内のホテルであり、優秀な品質が評価された百五十六点の製造場と製造責任者(杜氏)が表彰された。このうち奄美の黒糖焼酎は十九点(十九場)が入賞した。 鑑評会は製造技術と品質のレベルアップを目的に県酒造組合連合会が毎年実施している。今回は百十カ所の製造場から奄美の黒糖焼酎四十三点を含む二百四十七点の出品があった。 表彰式で県酒造組合連合会の本坊喜一郎会長は「本格焼酎は元気がある業界で一千億円産業といわれているが、需要振興対策、税制対策、原料問題、焼酎かす処理など多くの問題を抱えている。さらなる努力を重ねて、鹿児島県の特産品としての地位を確固たるものにしたい」などとあいさつ。 審査講評では熊本国税局の三宅優鑑定官室長が黒糖焼酎について「黒糖由来の甘い香りのあるすっきりした風味で発酵により原料黒糖の良さが十分に引き出されたものが多くみられた。奄美地方で培われた伝統技術を生かし、島外の消費者ニーズにも技術力を生かして対応してきている結果だと思う」と評価した。 県酒造組合連合会によると、〇五酒造年度の県産焼酎出荷量(課税移出量)は、イモ焼酎ブームに支えられて前年度比8・9%増の十四万九千六百五十九キロリットルと過去最高を更新している。 黒糖焼酎の入賞銘柄、製造場、製造責任者は次の通り。(敬称略) ▽天下一(新納酒造)新納仁司▽奄美の杜(町田酒造)長谷場洋一郎▽えらぶ(竿田酒造)石原純子▽はなとり(徳田酒造)宿里英司▽花恋慕(沖永良部酒造)村山治俊▽えらぶ(神崎産業)神崎ハツエ▽奄美(奄美酒類)大沢宝仁▽奄美(高岡醸造)時望▽奄美(松永酒造)松永晶子▽奄美(天川酒造)福地初弘▽奄美(亀澤酒造)前田義清▽奄美(中村酒造)中村裕▽あじゃ・黒(奄美大島にしかわ酒造)黒瀬輝親▽かめ仕込(弥生焼酎醸造)本田博孝▽浜千鳥乃詩(奄美大島酒造)竹山茂機▽氣(西平本家)小俣都美夫▽朝日(朝日酒造)喜禎浩之▽珊瑚(西平酒造)本間泰伸▽喜界島(喜界島酒造)上園田好一 |
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第二十七回奄美市美術展覧会(2007AMAMI市美展)が十日、同市の奄美文化センターで開幕した。過去最多の千四百七十三点から選ばれた入賞、入選計七百五十四点を一堂に展示している。初日は表彰式のほか審査員による作品解説があり、多くの市民でにぎわった。十八日まで。同展は奄美市誕生に伴い今年から名称を変えて開催した。セレモニーは小宿小学校吹奏楽部の演奏でオープニング。平田隆義市長らがテープカットし、「芸術を通じた交流は地域の独自性をつくる核。文化の薫り高いまちづくりを推進するとともに、市民の芸術活動が活発になることを期待したい」とあいさつした。 入場料は一般二百円、高校生以下無料。会場には美術、書道、写真各部門の市美展賞に輝いた三作品をはじめ県内外から寄せられた秀作や児童生徒の力作が飾られ、市民の目を楽しませている。 |
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科学の楽しさを味わってもらおうと龍郷町りゅうゆう館で十日、「科学の祭典2007」(龍郷町理数大好き事業実行委員会主催)があった。子供からお年寄りまで、多くの参加者が科学の実験や体験に目を輝かせていた。同町は昨年度、文部科学省から理数大好きモデル地域に選定され、さまざまな理数教育活動を行っている。科学の祭典は、町内小、中学校の理科教諭らで組織する実行委員会が中心となり、昨年に続き二回目の開催。 会場には町内の小、中学校、奄美市名瀬の大島工業高校、民間企業などが実験、体験、展示部門のブースを設置。参加者らは、親子や友人らと各ブースを自由に見て回り、科学の魅力を存分に味わった。 龍北中理科部は氷点下一九六度の世界をバナナ、キャベツなどを使って表現。子供たちは驚きの声を上げながら、かちかちに凍ったバナナやキャベツを触ったり、バナナでくぎを打ったりして、「超低温」の世界を体験した。 化石のレプリカ、プラホビー作りが子供たちに人気を呼んだほか、同館の駐車場であったロケットの打ち上げは、多くの見物客が集まり、かたずをのんで見守った。打ち上げ操作を体験した龍郷小の四、五年生の女子児童らは「昨年も楽しかったのでまた参加した。(ロケットが)飛ぶまではどきどきしたけど、飛んだらすっきりした」と笑顔で語った。 |
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奄美市住用町川内集落(山田絋一嘱託員)で十一日、集落会主催の「桜・野茶坊まつり」があった。天候に恵まれた祭りでは、集落民や出身者ら約百人が摺勝集落までの往復約三キロの桜並木を思い思いのペースで歩いて汗を流した後、芸能などで世代間の交流を深めた。同祭りは一九九二年に同集落老人会が中心になって植えた桜並木(約二百五十本)を観賞し、健康増進に役立てようと一昨年から始まり今回で三回目。今回は桜の開花が遅かったため前回より二週間遅れで開催した。 川内生活館広場を出発した参加者たちは川内川沿いのヒカンザクラ一本一本を観賞したほか、周囲の自然や親子での会話を楽しみながら約一時間かけて歩き終えた。 ゴールの生活館ではおにぎりや豚汁が振る舞われたほか、「森の川に伝わる野茶坊伝説を後世に残していこう」との目的で野茶坊まつりを開催。参加者や高齢者などが島口漫談や島唄などを楽しんだ。 家族で参加した東城小三年の吉村優樹君は「いつもより暖かく、桜の下を歩くのは気持ちよく楽しかった。来年も参加したい」と話していた。 |
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喜界町の城久集落を取り巻くように立地する城久遺跡群で、十二世紀ごろとみられる石畳の道跡が発見され、同町教育委員会が九日発表した。道跡は白い石灰岩を敷き詰めたもので、十六世紀ごろの沖縄県・首里城の石畳よりも古く、南西諸島で最も古い道跡としている。同町教委によると、道跡は、八つある同遺跡群の一つである前畑遺跡(同町滝川)から出土。直径約十センチほどの石灰岩が幅一―四メートル、長さ約四十五メートルに渡り敷き詰められており、周辺からは掘立柱建物や炉、土坑墓などの遺構が見つかっている。 琉球大学の池田榮史教授は「当時の喜界島が外部の影響を受けていたことを示す貴重な資料。運搬などのために敷かれたものではないかとみられる」などと話した。 |
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鹿児島市の県文化センター宝山ホールの開館四十周年記念コンサート(県文化振興財団主催)は十一日、同ホールであり、合唱とオーケストラのための「鹿児島新世紀」が初演された。作詞は奄美市在住の詩人有光あきらさん、作曲は十五年間奄美大島で暮らした加治木町の作曲家伊地知元子さん。鹿児島と奄美の歴史関係を盛り込みつつ、県民が一つになって新たな時代を切り開いていこうという歌声が管弦楽に乗せて披露された。記念コンサートのため書き下ろされた十五分作品。詩の主題は「愛も憎しみも喜びもすべて人の心が生み出すもの。その事を念頭にすべての県民が心を一つにして二十一世紀の鹿児島をつくろう」(有光さん)。前半で薩摩藩財政の基盤になった奄美での黒糖収奪の厳しさを強調し、その上で歴史を乗り越えて同じ鹿児島県民として手を携えて踏み出そうというメッセージが続く。 初演の合唱は記念コンサートのための公募合唱団コーア・フリューリング(七十人)。管弦楽は鹿児島交響楽団、指揮は鹿児島市出身の尾崎晋也さん。「朝花節」をイメージさせる曲調による奄美の情景から、薩摩藩による圧政の歴史、そして新時代への歩みまでを管弦楽ならではの重奏な表現で、合唱に重ねた。 観衆の反応は、詩の内容の重さのせいか複雑。鹿児島新世紀を応援する会を立ち上げ、初演にも駆け付けた奄美市の会社役員指宿正樹さん(55)は「圧政と未来に向けた力強さの表現に感動した。そして歴史を見つめ直す大切さも感じた」と話した。 |
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第三十二回九州アンサンブルコンテスト(九州吹奏楽連盟など主催)が十―十一、熊本県荒尾市であり、小学生の部で天城小金管バンドが四年連続で金賞を受賞した。四年連続の金賞受賞は鹿児島県勢初。同じく中学の部で県代表として出場した亀津中吹奏楽部は銀賞を獲得した。天城小は、部員十人で「ガーシュインエア」(ガーシュイン作曲)を演奏。見事な演奏で四年連続金賞を射止めた。峯崎幸一郎顧問は「定期演奏会に向けた全体練習もあり、練習時間も少なかったが、普段通りの演奏が出来た。子供たちは既に伝統(連続金賞)を意識していたようだった」と大会を振り返りながら、子供たちの活躍をたたえた。 亀津中はクラリネット四重奏で「ディベルティメント」(ウール作曲)を演奏。音楽性を高く評価されたが、一点差で銀賞にとどまり二年連続の金賞受賞はならなかった。松田慶次郎顧問は、生徒たちの健闘をたたえながら「音楽的に評価されたことはうれしい。練習不足もあったが、大舞台で緊張しないよう精神力も高めていきたい」などと語った。 |
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| 県は十三日、二〇〇七年度当初予算案を発表した。奄美関係で地上デジタル放送中継局整備事業、奄美群島振興開発総合調査、奄美の長寿・健康素材を活用した商品開発を目指す長寿・健康・癒(いや)しのマーケティング事業などの新規事業が盛り込まれた。他に公共事業では名瀬港の本港区埋め立てに連動した岸壁整備費、国道58号おがみ山ルート用地取得費などが計上された。県立奄美高校改築・県立奄美図書館整備事業は図書館建設工事が始まる。かんきつ類に重大な被害を与えるカンキツグリーニング病(CG病)対策で根絶技術確立を目指す緊急防除事業が喜界島で展開される。 地上波テレビ放送は、一一年にはアナログ放送が中止され、デジタル放送に全面移行する。中継局整備はデジタル放送の群島カバーのためで、初年度は中之島と名瀬の基幹中継局整備費三億一千七百万円が計上された。同事業は県内民間放送事業者や地元自治体などが要望。事業費は国、県が各四分の一、残り二分の一を放送事業費が負担する。 奄美群島振興開発総合調査は現行奄振法の一〇年度期限切れをにらんだ調査。改正法の目的に盛り込まれた群島の自立的発展に向けた方策を明らかにする。 長寿・健康・癒しのマーケティング事業は、〇四年度から取り組まれているあまみ長寿・子宝プロジェクトの一環。奄美特有の食材を生かした商品開発や販売供給体制の構築を目指す。体験型観光「ヘルスツーリズム」促進も目指す。 CG病対策では、植物防疫法に基づき国と連携して喜界島で実施する緊急防除事業費二千三百万円が計上された。同事業は指定薬剤の散布、媒介虫ミカンキジラミの分布・保毒調査などを通じて防除技術の確立を目指す。他島での展開事業を含めCG病対策関連予算は計四千七百万円。喜界島で実施中のサツマイモの病害虫アリモドキゾウムシの根絶実証事業は不妊虫の放飼数を増強する。 二年目を迎える自然環境保全再生事業では、引き続き自然環境の保全活動や住民向け啓発普及事業などを展開する。世界自然遺産登録の前提となる保護地域の国立公園指定をにらんだ関係地権者との調整も継続する。 奄美高の改築事業は第二期工事と〇九年度以降の第三期工事の実施設計、奄美図書館整備事業は〇八年度の完成に向けた建設工事にそれぞれ入る。 名瀬港整備では、本港区埋立地に設ける岸壁のケーソン建設や長浜地区の物揚げ場建設を進める。徳之島空港では滑走路の舗装を打ち替える。国道p号関連では奄美市名瀬のおがみ山ルート用地買収費、網野子バイパス勝浦トンネル建設費などが盛り込まれた。 さとうきび産地活性化事業も二年目。引き続き省力機械の整備や優良種苗の供給などを支援する。奄美農業創出支援事業は、平張施設の導入要望などに応じる。〇一年度から継続している黒潮おさかな街道の漁場整備事業では、奄美近海に新たな人工漁礁の設置を計画している。 |
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| あまみ大島、瀬戸内町、徳之島地区の三森林組合で構成する「奄美大島地区森林組合合併研究会委員会」と「奄美大島地区森林組合合併推進協議会」発足式が十三日、奄美市名瀬のホテルであった。推進協議会は、研究会での調査・研究結果を踏まえて具体的な協議を行う組織で、規約、役員選任、事業計画と収支予算、合併スケジュール案を承認した。推進協発足は県内で三例目。合併目標時期は二〇〇八年四月と設定している。海を隔てた合併の取り組みは新たな段階へ移行した。 〇五年五月に研究会を発足させて協議を重ねてきた。この日の推進協議会発足式には、あまみ大島森林組合(伊集院忠三郎組合長、組合員数千六百七人)、瀬戸内町森林組合(慶永達夫組合長、同六百六十一人)、徳之島地区森林組合(勝重藏組合長、同千百五十一人)の役員、関係市町村の首長ら三十人が出席した。 協議会の目的は「経営基盤の強化と業務執行体制の充実強化を図るために地域実情に対応した広域合併を推進する」と定めた。事業内容は合併の基本的事項の審議、合併および事業経営計画の策定、財務確認・調査、合併説明会(集落座談会)実施など五項目。協議会委員は三森林組合の組合長、筆頭理事、関係市町村長ら十八人。下部組織として、会の企画や必要事項の事前協議を行う幹事会、事業にかかわる専門的事項を協議する小委員会、職員会を設置し、事務局はあまみ大島森林組合内に置く。 今後の協議事項は(1)本所・支所について(2)役員数(3)執行体制(4)会計処理(財務システム導入)(5)事業経営計画策定(6)職員給与(7)合併総代会の持ち方(8)規約・規程の策定―など十八項目。 今後のスケジュールでは、各会で協議を重ねた後に合併説明会、今年十一月ごろに合併予備契約書締結、三組合ごとに通常総会(総代会)と合併総代会開催、合併認可申請などを経て来年四月に合併して新組合発足式開催を目指している。 推進協議会役員は次の通り。(敬称略) ▽会長 伊集院忠三郎▽副会長 勝重藏、慶永達夫▽監事 請島勉、世門光 |
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バレイショ「春のささやき」の出荷期を迎えている沖永良部島で十三日、赤土バレイショ仕上げ機(土落とし機)の実演があり、知名、和泊のバレイショ農家や両町経済課職員らが処理能力や価格、手入れのしやすさなど性能を見極めた。実演は知名町屋者の池幸次郎さんの倉庫であり、十五人が見学した。土落とし機は野菜洗浄機メーカー(株)ニシザワ(本社・香川県)が県農業開発総合センターと共同開発した。徳之島や沖永良部の皮の薄いバレイショに対応するため、ブラシの質やローラーの材質選定など開発期間と生産者評価テストに五年かけた。 仕上げ機はゴム、馬毛、ナイロン製の七本のローラー(下部)と上部の馬毛ローラーを通過する「土落とし部」とローラーの上を転がる「選別部」を基本に、繰り上げコンベアーと落下するイモに傷をつけないように衝撃吸収ダンパー付きの「バックスタンド」で構成される。それぞれ分割できるため、作業空間に合わせて自由にレイアウトできる。 処理量は一時間当たり八百キログラム以上。十アール当たりの搬出までの作業時間三十二・三時間(メーカー調べ)が十四・三時間と約50%の労力軽減になるという。メーカーが東京五市場で行った処理後の品質調査では出荷基準に合わない皮向け、傷は百個中三個という結果だった。 問い合わせは総発売元、(株)クリア ニシザワ事業部 電話03・3767・7711、ファクス03・3767・7717へ。 |
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| 日本貿易振興機構(ジェトロ)が二十一日、タイのバンコクで開催する九州地域の「食品PR試飲・試食会」に、奄美大島の養殖クロマグロも出品されることになった。イベントには現地の食品業界関係者など百―二百人が招かれる予定で、関係者は日本食品の販路拡大に期待を寄せている。 急速な経済成長を遂げる東アジア地域では安全で高品質な日本食品に対する評価が高まりつつある。特にタイはその傾向が顕著で、二〇〇五年の農林水産物の輸出額は対前年比46・6%増の百九十七億円と大幅に拡大しつつある。 PR試飲・試食会には九州各県より十八社・百四品目が出品される予定。鹿児島県関係では本土の酒造会社二社が焼酎を出品するほか、(株)マルハが奄美で養殖した生鮮クロマグロや県内産カンパチを出品する。 |
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大島高校三年六組のメンバーは今月初旬から学校近くの新川の美化作業に取り組んでいる。川の下流域から作業を始め、空き缶、ごみ、自転車などを拾い集めており、作業した区域はすっかりきれいになっている。「卒業までやりたい」としており、今月末まで続ける予定。町田智紀君と城村朋希君の二人が中心となって美化作業を始めた。「奄美の世界自然遺産登録に関するパンフレットを見たことがきっかけ。登録を目指している地域なのに学校の周辺はごみが多く、クラスのメンバーに新川美化作業への参加を呼び掛けたところ十人ぐらいが賛同してくれた」(町田君)。 三年生は大学受験を終えており、水曜日以外は自由登校。美化作業日に参加できるメンバーが午前九時から正午まで三時間作業しており、一日で燃えるごみ三袋、燃えないごみ二袋ぐらいずつ拾っている。捨てられた自転車が二台あった日も。ビール缶やビニール類が多いという。十五日は四人の生徒が寒い中、川の中に入って空き缶などを拾い集めていた。 |
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瀬戸内町加計呂麻島の野見山集落。人口四十三人(二十三世帯)の過疎のシマに、新たな特産品「黒糖ピーナツ」がお目見えした。作ったのは嘉野仁志区長(52)。母チヨ子さん(81)と協力し、三度の台風被害に見舞われながら、昨年十二月、やっと完成させた。自家製の黒糖を半年間寝かせて、こつこつ手作りした味は「やわらくておいしい」と好評だ。野見山は、戦前からサトウキビや稲作が盛んな集落。現在も小型黒糖工場が二カ所あり、稼働中。うち、一カ所は嘉野区長らが運営する。 黒糖と落花生を混ぜ合わせて作る黒糖ピーナツは、奄美各地で生産されているが、加計呂麻の小さな集落で生産されるのは初めて。嘉野区長は「以前から(集落の)みんなに(黒糖ピーナツを)やろうと声掛けしていたがまとまらなかった。それなら一人でやろうと思って始めた」と話す。 半年間、試行錯誤した後、昨年十二月完成させた。友人や親せきなどに勧めたところ、「一度口にしたら止まらない」と言われ、好評だった。適度の甘さとやわらかさで土産品やお茶菓子に最適。 味の決め手は、(1)自家製の黒糖の品質が良い(2)黒糖を約六カ月間寝かしてから使う(3)火加減―など。伝統の黒糖の味や香りを失わないようフライパンで少しずつ手作りする。既に、固定客がつき、島外からうわさを聞きつけて買いにくる人もいるが、一回当たり二百c入り百五十袋しか生産ができないため、たちまち売り切れ。目下、野見山でしか手に入らない状態。 甘さを抑え、トロリとしたまろやかな味の「黒糖蜜」も同時生産し、豚骨や肉料理などに使っている。「黒糖蜜」も寝かすのがコツという。 |
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