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4月14日(土)付 

奄美市の3月末人口は4万8千439人
 奄美市は十一日までに三月三十一日現在の人口を発表した。総人口は四万八千四百三十九人(男二万二千六百八十六人、女二万五千七百五十三人)で、総世帯数は二万三千四百八十三世帯だった。
 地区別人口は、名瀬が三万九千九百五十四人(男一万八千六百七十五人、女二万千二百七十九人)、住用千七百五十三人(男八百二十七人、女九百二十六人)、笠利六千七百三十二人(男三千百八十四人、女三千五百四十八人)。
 人口は前月に比べて千百二十二人(男五百五十六人、女五百六十六人)減少した。外国人登録数は百十八人(男四十人、女七十八人)。
徳之島で「富山丸」戦没者慰霊祭
 第二次世界大戦中に米軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて徳之島町亀徳の沖合に沈んだ輸送船「富山丸」の第四十四回戦没者慰霊祭(遺族会主催)が十三日、同町なごみの岬公園で厳かに執り行われた。本土からの参拝団や町の関係者らが参列。非業の死を遂げた三千七百人余りのみ霊の平安を祈るとともに、恒久平和への誓いを新たにした。
 全国各地から遺族約百二十人が来島。慰霊祭で遺族会副会長の羽立征雄参拝団長は「父は私が四歳の時に亡くなった。三十六歳だった母はその後、懸命に働き私たち三人の子供を育ててくれた。この悲惨な出来事を伝えていくことが私たち遺族の責務」と慰霊の言葉。続いて勝重藏徳之島町長が「愛する人を亡くす苦しみと悲しみ、そして尊い犠牲の上に今の平和がある。そのことを決して忘れてはならない」などと追悼の言葉を述べた。
 続いて川南廣展遺族会会長を皮切りに、参拝団が各県ごとに祭壇へ献花し、み霊の安らかならんことを祈った。
 その後、慰霊碑の建立に尽力した故三角光雄氏の顕彰祭や、当時の惨状を地元の人たちが遺族らに語る「富山丸を語る会」もあった。

4月15日(日)付 

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宇検村の「村まるごとオーナー制度」が本格始動

 宇検村元気が出る公社(社長・国馬和範村長)が事業主体となって進めている「村まるごとオーナー制度」が四月に入り、本格始動している。既に個人会員を三人獲得したのをはじめ、メールや電話の問い合わせが相次いでいる。オーナーに届けるアップルマンゴー用のハウスも新たに三棟整備、今月中に二百本植栽する計画。
 丸ごとオーナー制度は、都会の人たちに宇検村を「第二のふるさと」にしてもらおうとの趣旨。企業などの法人、個人の二種類の会員を募る。
 会員の特典は八つ。一つは奄美ならではのトロピカルフルーツを味わえること。タンカンの木を一本贈呈。収穫量が少なくても、収穫時に来村できない場合でも、年間三十キロを保証する。マンゴーはオーナー専用に栽培、木の成長に合わせて贈呈する。年間平均三十個、十キロを予定している。
 二つ目は年間十四泊分の宿泊が無料になる。村内だけでなく、奄美大島内、与論のホテルに宿泊できる。村内のコテージ(やけうちの宿)に宿泊した場合は黒糖焼酎のプレゼントがある。
 三つ目は夫婦で利用できる予防福祉健康ツアー。東北福祉大学予防福祉健康増進センター・予防福祉クリニックと提携。宮城県の作並温泉の宿泊もついた健康チェックとくつろぎの健康ツアー。二年に一回利用できる。
 このほか、▽SWC(仙台ウェルネス・コンソーシアム)と提携した健康支援▽村内の土地貸与、Iターン支援▽特産品贈呈―などの特典がある。
 村企画課によると、制度に着手したのは二月。贈呈用のマンゴー百本を準備し、会員募集を始めたところ、四月上旬までに三十件以上の問い合わせがあった。今月中には三百本になる予定。農家も新規を含めて五人に増えた。湯湾の干拓地で栽培する。村の主力作物に成長しているタンカンは余裕がある。
 問い合わせは村企画課Tel0997・67・2211、(株)奄美総合研究所Tel03・3837・9501、ホームページアドレスはhttp://www.amami-souken.co.jp/

4月16日(月)付 

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シャリンバイの花が満開

 ○…奄美も春本番。奥深い山々では新緑が勢いを増し、山を背にしたシマ(集落)や海岸沿いにはテーチ木(和名=シャリンバイ)の花が咲き誇っている。
 ○…和名は枝が車軸のように一カ所から放射線状に出て、花が梅に似ることからきている。冬にかけて実が紫色に熟す。幹や根をせんじて大島紬の染色に使用されることでよく知られる。
 ○…昔から大島紬製造が盛んな龍郷町嘉渡集落では、集落内でテーチ木の花が咲き乱れ、近づくと独特の香りが漂った。

奄美市で全国の和装関係者集い、「つくりべ」の大会開催

 第四回「つくりべの会全国大会」(全国つくりべの会主催)が十五日、初めて奄美市の紬会館で開催された。全国つくりべの会(小平真滋郎会長)は後継者育成を目的に国内十大産地の技術者や経営者などで組織する団体。各産地の活動報告やパネルディスカッションがあり、大会アピールを採択した。
 新潟県の十日町や山形県の米沢、茨城県の結城、京都の西陣、石川県の加賀、沖縄県の読谷などからの会員六十数名を含め、奄美の業界関係者など百人余りが参加した。
 各産地での活動報告に続いて、「業界危機をどう乗り越えられるか」をテーマにパネルディスカッション。モノづくりや価格づくり、見込み生産から受注生産への移行、分かりやすい価格表示、産地間交流など、さまざまな角度から和装業界の振興に向けて意見を交わした。
 各産地を代表して意見を述べたパネリストからは「買いやすい価格設定のために、生産コストを下げるだけでは限界がある」として販売や流通を含めた業界全体で取り組みを促す意見や、和装需要を喚起するため、入門編としての帯の革命といった提案などもあった。
 最後は「『買える』価格と『暮らせる』収入を共に実現するために、すべての仕組みを見直そう」などとする大会アピールを採択した。

4月17日(火)付 

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野ユリの季節到来

 ○…新緑の季節を迎え、奄美の野山では野ユリ(テッポウユリ)が咲き始めた。テッポウユリは奄美の春を代表する花の一つ。強風にあおられながらも純白の花を咲かせる姿は、りんとして美しい。
 ○…龍郷町円集落近くの海岸沿いでは、切り立ったがけに野ユリが点在しながら花を咲かせている。春の陽気に誘われ、法面(のりめん)に登り、つぼみを集める集落民の姿も。四月下旬から五月上旬に最盛期を迎える。

和泊町のワンジョビーチで奄美一早い海開き

 奄美群島のトップを切って十六日、和泊町畦布のワンジョビーチで海開きがあった。町関係者が神事を行って海の安全を祈願したほか、多くの子供たちが歓声を上げて海へ駆け出し、初泳ぎを楽しんだ。
 神事では伊地知実利町長ら関係者が玉ぐしをささげて安全を祈り、主催者を代表して大坪繁町観光協会会長が「この一年間、家族や友人と安全に海水浴を楽しんでほしい」とあいさつした。
 浜辺は海水浴シーズンの到来を待ちわびた多くの家族連れでにぎわい、町商工会青年部が企画したアサリ拾いやそうめん流しのイベントも人気を集めた。
 四月は十九日の奄美市や与論町に続いて二十二日に喜界町、二十九日に天城町、知名町などで海開きが予定されている。

4月18日(水)付 

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本場のキムチ作り学ぶ

 韓国人牧師夫婦によるキムチ作り講習会が一七日、奄美市のSDA名瀬キリスト教団であり、島内からの主婦ら十五人が本場韓国の漬物作りに挑戦した。完成後は試食会で自作キムチを味わい、手軽な作業で本格的な味に仕上がったことから「次回は自宅で」と好評だった。
 講師は奄美市名瀬在住の李成厚(イ・ソンフ)さん(34)、高敬美(コウ・キョンミ)さん(32)夫妻。一般住民に広く韓国文化を知ってもらおうと企画した。
 李さんによると、韓国ではキムチ専用冷蔵庫を持つ一般家庭もあるなどごくポピュラーな食品。
 講習会では、細かく刻んだタマネギやニンニクなどの材料と唐辛子などの調味料を混ぜ合わせた後、白菜にまんべんなく刷り込む作業を繰り返した。
 和やかな雰囲気の中、受講生たちは味付けや混ぜるポイントなど熱心に質問した。李さん夫妻も「食卓に出す時は白菜を水で洗った後、しぼらずに二時間ほどざるで水切りして」などと丁寧にアドバイスした。

4月19日(木)付 

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奄美博物館でイシカワガエルがふ化
 奄美市名瀬の奄美博物館は昨年八月以降、県の天然記念物イシカワガエルとオットンガエルの飼育を始めており、二月になってイシカワガエルが産卵・ふ化した。現在、二十匹のオタマジャクシが水槽の中を元気に泳ぎ回っている。親ガエルとともに一般公開中。
 飼育を始めたのは八月二十二日。同市名瀬根瀬部の大海昌平さん(51)=奄美両生類研究会=から貸与されたイシカワガエルの雄一匹と雌二匹、オットンガエル一匹。イシカワガエルは二月八日早朝、産卵した。鮮やかな白色の卵は二百―三百個ほど。博物館の水槽の温度が高いこともあって、卵は奄美両生類研究会員が預かった。
 産卵から数日して卵割が始まり、二週間ほどでふ化。二百匹以上のオタマジャクシが誕生した。研究会によると、これまでの飼育例では、卵がふ化するのは数百個に一個の割合。これほど多くの数がふ化するのは珍しいという。博物館にいるオタマジャクシは三―四センチまで成長した。早ければ夏 には子ガエルになる。
 イシカワガエルを提供した大海さんは天然記念物に指定される前の二〇〇二年、オタマジャクシの状態で保護し、飼育を始めた。博物館に預けたカエルはこの時の子供。

読書活動で赤徳小学校PTA親子読書会と大城小学校に文部科学大臣賞

 長年にわたり優れた読書活動を実践したとして、奄美から龍郷町の赤徳小学校PTA親子読書会と和泊町の大城小学校が文部科学大臣表彰を受けることが決まった。高野会長らは「さらに年数を重ねて活動を盛り上げていきたい」と喜び、大城小司書補の芋高貴理子さんは「これからも子供たちが本との出合いを通して豊かな心をはぐくんでくれたらうれしい」と抱負を語った。
 二十三日の「子ども読書の日」に合わせ、文部科学省は国民に広く理解や関心を深めてもらおうと優秀な読書活動を続ける全国の団体などを表彰している。今年度は学校百四十校、公立図書館五十館、五十九団体・個人が選出された。
 赤徳小PTA親子読書会は一九八二年に発足した。校区内四集落にそれぞれ親子読書会を設け、ほぼ一カ月に一回のペースで読み聞かせなどの地道な活動を展開。県立大島養護学校との交流、学校や地域も参画する合同親子読書会など地域ぐるみで読書に親しむ気風づくりに取り組んでいる。
 大城小は年三回の読書推進週間や「朝の読書タイム」(毎週水曜)、夏休み親子読書会を設け、本の魅力を伝える取り組みを実践した。児童がペアを組んで読み聞かせを行う「リーディングバディ」(読み友)など特徴的な読書活動にも力を入れている。

徳之島町の勝重藏町長が勇退を表明

 徳之島町の勝重藏町長(78)が十八日、町役場で記者会見し、二期目の満了(七月二十四日)で勇退すると正式表明した。理由について勝町長は「三期目の声も支援者からあったが、体調面の不安から次期選挙へ出馬しないことを決めた」と説明した。
 勝町長は「掲げてきた『和の政治』はある程度達成できた」とし、「生涯学習センターの整備や下水道事業への着手などを手掛けることができた」と二期八年を振り返った。また「次の町長には町村合併や亀津市街地の区画整理事業などを進めてほしい」と述べた。
 勝氏は同町亀津出身。琉球大教育学部卒後、琉球ヤンマー農機(株)社長、明治物産渇長などを経て一九九九年の町長選で初当選、二期目は無投票で再選された。
 町長選挙は六月二十六日告示、七月一日投開票の日程。これまでに元徳之島町議の高岡秀規氏(47)一人が出馬を表明している。

オオシマウツギの花が見ごろ

 ○…奄美諸島の固有種・オオシマウツギが見ごろを迎えている。奄美市名瀬長浜町の山すそでも、ぎっしりと咲いたかれんな花が深緑に彩りを添えている。
 ○…低地や山地の林縁に生えるユキノシタ科の落葉小低木。葉は楕円(だえん)形で花弁は長さ六―七ミリ。山すそに満開に咲いた白い花はよく目立ち、「奄美の春」を感じさせてくれる。
 ○…開花は三―四月。徳之島には変種のオオバナオオシマウツギが産し、沖縄島にはオキナワヒメウツギ、西表島にはヤエヤマウツギがある。

4月20日(金)付 

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熊本国税局の酒類鑑評会で奄美の黒糖焼酎は10場、11点が入賞

 熊本国税局は十九日、二〇〇七年酒類鑑評会の審査結果を発表した。鹿児島県関係では、イモや黒糖などを原料とする本格焼酎の百三製造場から二百四十四点の出品があり、四十八場、七十点が入賞した。このうち奄美の黒糖焼酎は十場、十一点が入賞。
 鑑評会は、製造技術や品質の向上を目的に毎年実施している。奄美からは今回、二十四製造場から四十二点の黒糖焼酎が出品され、前年より三点多い十一点が入賞。審査講評で熊本国税局の三宅優鑑定官室長は「黒糖焼酎は、すべてに原料黒糖の特徴を生かした甘い香りがあり、味は濃じゅんなものから、軽快できれいなものまで多様な酒質があった」と評した。
 入賞した黒糖焼酎の製造場と杜氏(とうじ)、銘柄は次の通り。(敬称略)
 ▽天川酒造(株)(福地初弘)奄美▽(株)奄美大島にしかわ酒造(黒瀬輝親)あじゃ・黒▽奄美酒類(株)(大沢宝仁)奄美▽大島食糧(株)酒造所(根釜哲也)あまみ六調▽沖永良部酒造(株)(村山治俊)花恋慕▽(有)竿田酒造(石原純子)えらぶ▽高岡醸造(株)(田中耕平)奄美▽新納酒造(株)(新納仁司)天下一▽(株)西平本家(小俣都美夫)氣▽(有)松永酒造場(松永晶子)奄美

奄美市などでサンガツサンチの行事

 旧暦の三月三日に当たる十九日、奄美市名瀬などでは海開きに合わせ、子供の健やかな成長を祈願する初節句の儀式など(サンガツサンチ)が行われた。
 奄美市名瀬の大浜海浜公園では午前九時半から海開き後、初節句の儀式があり、六組の親子が参加。初節句を迎えた零歳児を抱いた保護者が波打ち際に立ち、子供の足を海水に浸して無病息災を願った。
 同公園内の健康施設「タラソ奄美の龍宮」の支配人を務める平野竜矢さん(32)と妻の陽子さん(同)も長女の愛海ちゃん(七カ月)を抱いて参加し、「感性豊かな子に育ってほしい」などと話していた。
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