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喜界町の滝川小学校(吉多津也校長、児童十四人)はこのほど、愛知県で開かれた第六十一回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」で野生生物保護功労者として環境省自然環境局長賞を受賞した。表彰式は十三日、同県瀬戸市文化センターで開催された。「全国野鳥保護のつどい」は野鳥保護・自然保護思想の普及を目的に一九四七年から毎年開催。愛鳥週間(五月十日―十六日)に伴い、全国の野生生物の保護活動に尽力している個人や学校、団体に対し、都道府県知事の推薦審査を経て表彰している。 同校は二〇〇一年から海を渡るチョウ「アサギマダラ」のマーキング調査による生態研究を実施してきた。総合的な学習の時間や生活科の時間を利用して学校全体で取り組んでいる。同様にマーキング調査を実施する石川県の宝達小学校との交流を促進、NHKのクローズアップ現代などで取り上げられるなど幅広い活動が評価された。 吉校長は「アサギマダラのマーキング活動や宝達小との交流活動を行ったことで大きな賞を頂き、大変光栄。子供たちにとっても今後の自然体験活動の励みになる」と話した。 |
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| ○…鹿児島地方気象台は二十六日、奄美地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より十六日、昨年より十五日それぞれ遅い。統計を取り始めた一九五一年(昭和二十六年)、二〇〇〇年に並んで最も遅い梅雨入りになった。 ○…二十六日は前線の影響で各地で雲が広がる天気となったが、時折強い日も差し、奄美市名瀬では日中最高気温は二九・四度となった。大浜海浜公園は午前中から観光客や家族連れが訪れ、海水浴やビーチの散歩を楽しんでいた。 ○…同気象台によると、今年は平年より梅雨前線が南に停滞することが多かったため梅雨入りが遅くなった。梅雨期間中の降雨量は、平年よりも少なくなる見通し。平年の梅雨明けは六月二十八日ごろ。昨年は六月二十二日ごろだった。 |
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二〇〇七年度龍郷町「子ども博物学士」講座(龍郷町教育委員会など主催)の開講式が二十六日、龍郷町中央公民館であった。同町内の小中学生ら八十二人が参加。講師紹介や講義についての説明後、第一回講座「昆虫の不思議を学ぼう!」があり、参加者は同館周辺で昆虫採集、観察などをした。同講座は奄美の豊かな自然を通して自然科学に対する不思議さやおもしろさに気付かせ、調べてみたいという興味、関心や探求意欲の向上などを目的とし、今年で三年目を迎えた。開講式では講師の前園泰徳龍郷町環境教育プロジェクト代表を紹介。「夜の海岸を探検しよう!」「カウントダウン皆既日食がやってくる」「奄美に来ているエイリアン」など開催される十講座について説明した。 第一回講座では外に出て昆虫を採集。大きな虫取り網を持って父母らも一緒に昆虫を捕まえていた。前園代表は講話で子供らが採集したモンシロチョウやタイワンクツワムシなどを紹介したほか、「奄美には約二千五百種の昆虫がいるが、未発見や記載されていない種を合わせると四千から五千種いると言われている。昆虫はみんなにとって一番身近な友達であり、先生でもある。捕まえるだけでなくじっくり観察することが大事」と話した。 同講座は今後、龍郷町環境教育プロジェクトと連係して行うほか、講座生には一年間の学習活動を記録するファイルを配布、博物学士号の認定なども予定している。 |
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| 九州運輸局鹿児島運輸支局大島自動車検査登録事務所が三月末現在でまとめた奄美群島の保有車両数は八万一千七百九十三台で前年同期に比べて千七台減少した。車両一台当たりの人口比(車一台を保有する人数)は一・五三人。年々増加している軽自動車の登録数は過去最多の四万七千五百九十台に上り、全体の58・2%を占めている。 市町村別の登録台数は奄美市が二万八千百二十七台と最も多く、次いで徳之島町八千九百十六台、喜界町六千百四十六台、伊仙町六千十一台など。 車両一台当たりの人口比は瀬戸内町が一・一八人、天城町一・一九人、和泊町一・三二人、知名町一・三五人、喜界町一・三八人、宇検村一・四二人だった。 全車両に占める軽自動車の割合は、喜界町の65・2%をトップに伊仙町63・5%、与論町63・2%、天城町62・4%、徳之島町61・9%など。二〇〇二年に普通車と軽自動車の登録台数が逆転し、それ以降は軽自動車が大きな伸びを見せている。 軽自動車の人気が高まっている理由について、奄美市内の自動車販売店担当者は「低価格、維持費の安さが増加要因の一つ。最近はガソリンの値上げで、長距離通勤者や中高年を中心に軽自動車へ買い替える人が増えた。車内装備も充実し、普通車との差が縮まっていることも人気につながっているのではないか」などと話した。 |
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龍郷町立大勝小学校(加治木正志校長、児童九十八人)の新校舎落成祝賀式が二十七日、同校体育館であった。奄美の学校では珍しい太陽光発電システムを導入して環境に配慮したほか、内装にリュウキュウマツを活用して温かみや奄美らしさを演出。児童、保護者、地域住民、来賓らが多数出席して完成を祝った。新校舎は旧校舎の老朽化に伴い昨年六月に着工した。総事業費は約六億三千百四十七万円。鉄筋コンクリート二階建てで延べ床面積は二千八平方メートル。 太陽光発電システムは一日三十キロワットの発電が可能で、校舎内の電力は年間を通じて十分に供給できるのが特徴。L字型の校舎内はバリアフリー設計でトイレが全自動。普通教室以外の特別教室はすべて空調設備を完備した。玄関には高倉風デザインを取り入れた。 式典では加治木校長が「子供たちは四月から待ち望んだ新校舎で充実した学校生活を送っている。歴史と伝統の上に、さらに高く確かな教育を打ちたてていきたい」と謝辞。 児童会長の田邉楓さんは「初めて校舎に入った日は驚きの連続だった。広い玄関、自動で明かりがつくトイレ、木の香りが漂う教室。校舎にかかわった人たちへの感謝の心を忘れずに過ごしていきたい」と喜びを語った。 |
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○…瀬戸内町加計呂麻島諸鈍のデイゴ並木が花を咲かせている。島唄にも歌われた諸鈍海岸には樹齢三百年以上と言われる巨木が並んでおり、深紅の花が深い緑と鮮やかなコンストラストを描いている。デイゴはマメ科の落葉高木で五月下旬から六月上旬にかけて開花する。○…このデイゴ並木周辺は映画「男はつらいよ・寅次郎紅の花」の舞台となった場所でもあり、休日には島外から観光客らが訪れ、散策していた。同島の於斉や阿多地集落にも巨木があり、琉球との交易が盛んなころに植えられたものだという。 |
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| 奄美大島海区漁業調整委員会(会長・田畑浩奄美漁協理事)は二十五日、奄美市名瀬の大島支庁であり、シラヒゲウニの採捕について、奄美群島全体で禁漁期間を十一月一日から翌年六月三十日までとすることなどを決めた。 シラヒゲウニの採捕規定は資源保護の一環。同案件に対する委員会指示を協議して承認された。これまで各町村ごとに設置していた禁漁期間を奄美全体で統一することで資源の枯渇に対応する。漁業関係者や住民に広報していく方針。有効期間は二〇一〇三月三十一日まで。 採捕規定の指示内容では「殻長制限(トゲの長さを含まないウニの直径)」も設けられ、五・五センチ以下の採捕を禁止。研究者や増養殖などの関係者には適用除外があり承認証が交付される。同委員会指示は漁業法に基づいて規制され、指示に違反した場合は罰金などが科せられる。 協議ではこのほか、伊仙町の「のり養殖業」計画や同委員会事務規定改正などが承認された。 |
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徳之島郷土研究会会長の本田碩孝さん(63)=徳之島町出身、日置市在住=がこのほど、奄美の島々に伝わる民話を分類した「奄美のむかし話」を出版した。本田さんは「まだ埋もれている話があるはず。民話は奄美の心の財産。自然、歴史、文化、社会の各分野の研究資料に役立てるためにも、読者も身近な話を記録に残してほしい」と話している。税込み八百円。著書は(財)奄美文化財団の奄美文庫第七号。@神話・伝説A琉球・薩摩との交流B豪傑・名手・智将Cむかし語りD継子話E笑い話F動物話G年中行事―の八項目に大別される。 本田さんが採集したものや他の民話集、町誌などから抜粋したものが収められ、島や集落ごとに同様の話がある場合はそれらを列記して比較している。 全国各地に残る「姥(うば)捨て山」について本田さんは「宇検村久志では薩摩から琉球の殿様へ難題を出される話として伝えられており興味深い」とし、喜界島から与路島にかけて伝わる流れ島伝説は「徳之島以南では現在のところ確認されていない」という。 著書は大島教育事務所を通じて奄美の各学校に配布しているほか、県内外の公共団体へ寄贈している。一般購入も可能。問い合わせは電話0997・69・2248同財団へ。 |
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八十二種類の奄美の生物の声や文化の音を収録した新しい図鑑「聴き歩きフィールドガイド奄美」が今月、東京都新宿区にある文一総合出版から発行された。奄美市名瀬在住の鳥飼久裕さん(NPO法人奄美野鳥の会)が解説、野鳥録音家の上田秀雄さん(ネイチャーサウンド運営)が録音を担当した。税込み千四百七十円。奄美の新しい案内役となる図鑑は、B6判変形で手で持ちやすい。八十ページ。国指定特別天然記念物のアマミノクロウサギ、県指定天然記念物のイシカワガエルとオットンガエル、数々の野鳥などの写真、解説文を収載、音声も聞くことができる。文化の音は八月踊り、島唄、ショチョガマ、平瀬マンカイ、島口、大島紬など。 音声はサウンド・リーダーSR300という機器(別売り、税込み八千九百二十五円)を使って本の一部分をなぞると聞くことができる。また、各ページにあるQRコードを携帯電話で読み取って聞ける。 「島外の人々に魅力的な音があふれる奄美を知ってもらい、島の人々にも身近に聞こえてくる自然や文化の音に関心を持つきっかけになれば幸い」とPRしている。 問い合わせは文一総合出版(電話03・3235・7342)の中村友洋さんへ。 |
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俳優の永島敏行さんが二十八日、テレビ番組撮影のため奄美大島を訪れた。同日夜には永島さんが交流を続けている地元グループと交流。島唄や郷土料理などで歓迎を受け、地域住民との親ぼくを深めた。永島さんは一九九九年に宇検村でロケを行った際、小学生当時の担任だった四本翠さん=奄美市芦花部=と再会。四本さんが代表を務める地場産品の「きょら島グループ」が、東京・銀座であった永島さん主催の「青空市場」へ出店したり、事務局を務める古代米・黒ごめづくりに取り組む「あぶし会」(城村典文会長)で、永島さんが秋田県で作った稲の収穫に出掛けるなど、交流を図っている。 永島さんを迎え、四本さん宅にはグループ会員や集落民ら約五十人が集まり、今年の奄美民謡大賞壮年の部で新人賞を受賞した村上和子さんがのどを披露するなど、楽しいひとときを過ごした。 永島さんの来島は、NHKのゆうどきネットワークで、日本各地の漬物を紹介する「つけもの紀行」の収録のため。 「奄美はパパイア漬けがある。奄美は集落すべてが家族のような感じ。皆が何かを持ち寄って島唄が流れる。都会にはない自然と生きる姿がある」と改めて感動した様子。 |
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奄美市農業研究センター(理事長・平田隆義奄美市長)の理事会が三十日、同市であり、地域新生コンソーシアム研究開発事業で〇六年度から取り組んでいる黒糖焼酎かす有効利用研究の継続研究費千八百万円を補正予算に盛り込んだ。事務局によると、同研究で試作化粧品が出来上がり、効果試験に進む。地域新生コンソーシアム事業は経済産業省の助成金事業。同センターでは黒糖焼酎製造で出る副産物(焼酎かす)に含まれるポリフェノールを使った商品開発を目指している。研究は地元の関係企業と鹿児島大学が共同で取り組んでいる。 〇六年度事業報告によると、初年度事業で効率的なポリフェノール分離技術を確立し、試作化粧品三点セット(化粧水、乳液、クリーム)の製造までこぎつけた。〇七年度は製品化をにらんで、学生らを対象にした効果試験、特許出願などを計画している。 |
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世界三大花木の一つで中南米原産のジャカランダ(ノウゼンカズラ科)の花が奄美市名瀬平田町で満開となっている。元持ち主の本田冨男さん(80)によると、大木になってから移植したため開花はまだ本調子ではない。「早くいっぱい咲いてくれれば皆に楽しんでもらえるのに」と話す。本田さんは沖縄県で教職生活を終え、約二十年前、帰郷。その際、沖縄のビール会社から熱帯花木のイッペー、カエンボクなどとともにジャカランダの種子を譲り受けた。自宅に植えたが成長しすぎて移植先を探した。十年前、隣接地を管理する所有者の奄美市に四本を寄贈し、移植した。 四年ほど前から咲き始めたが、枝の先に少し花を付けるだけだった。七メートル前後に成長した今年は半月前に開花し、花芽は例年より多い。「ようやく体力が付き始めたのでしょう」と本田さんも喜ぶ。紫色の花が次々と膨らみ、鮮やかさを増しつつある。 |
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NPO法人ポートタウンあまみ(有村忠洋理事長)主催の「みなとあまみポートスクール」が三十一日、名瀬港に寄港中の東海大学の海洋調査研修船「望星丸」(二一七四トン)であった。三回に分けて行われ、奄美市内の幼児や児童、市民らが研修船や海の果たす役割について学んだ。スクールは「地域と子供」をベースに海や港を活用して地域振興につなげようと第四弾。奄美大島で海洋実習を行っている東海大学の協力を得て実施した。 一回目は伊津部小学校の六年生六十人が参加した。グループごとに船内を一巡した後、同大海洋学部の上野信平学部長が講演し、地球の表面の71%が海であることや海の平均的な深さが三千八百メートルであることなどを説明した。 「マリンサイエンスラボ」ではロープの先に白い円板と重りを付けた「透明度板」を使って海のにごり具合を調査。海面に沈めた円板が見えなくなる深さを調べる実験で、児童たちは興味津々な表情で「一メートル、二メートル」と元気いっぱいに計測、十一メートル付近で白い陰が消えた。 上野学部長は「太平洋の真ん中で透明度は二十五メートルほどだが、湾の中で十一メートルというのは十分にきれい。これ以上見えなくならないためにもごみを流さないよう気を付けて」と呼び掛けた。 |
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