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7月21日(土)付 

全国高校野球選手権鹿児島大会で徳之島・徳之島農業・新設徳之島(徳之島連合)は準々決勝進出、惜しくも逆転負け
 第89回全国高校野球選手権鹿児島大会第15日は20日、県立鴨池球場で準々決勝2試合があり、徳之島・徳之島農業・新設徳之島(徳之島連合)が4強を懸け、鹿児島実業(鹿実)と対戦した。徳之島、新設徳之島の全校生徒による大声援が響く中、徳之島連合は初回に先制したものの、リードを守れず、1―3で逆転負けを喫した。
  徳之島連合はシード校・鹿実を相手に緊迫した好試合を演じた。初回、三塁打で出塁した1番麓が3番稲田の遊ゴロの間に本塁にかえり、1点を先制。しかしその裏、エース中島が崩れ、四球、暴投などで2失点。二回以降は持ち直し、継投した永吉、永とも好投を見せたが、打線がつながらず、流れを取り戻せなかった。
龍郷町の円小学校の児童らが漂着ごみ調査
 龍郷町の円小学校(岩下徳男校長、児童十五人)は十九日、学校近くの円海岸で「円BLUE―SEA計画(漂着ごみ調査)」を実施した。従来のごみ拾いでは認識できなかった海洋汚染の詳細な実態の調査を目的に奄美海上保安部と協力して調査。児童らもごみの種類や国産地を知ることで自然保護について意識を高めていた。
 同校の調査は今回で四回目。環境教育の一環で、子供たちに海洋環境を大切にすることの重要性を学んでもらおうと海上保安庁が全管区で実施している。ごみの種類や漂流物の国籍をデータカードにまとめ重量計測し、各地域のデータを集めて分析する。
 児童らは三つのグループに分かれてごみを収集。ラベルの文字で国籍を判別したほか、燃えるごみ、燃えないごみに仕分けをした。作業は約一時間半で終了。集めたごみの総量は七十七キロだった。ごみの種類別ではペットボトルや使い捨てライター、浮きが多く、国別では中国製、韓国製ほか日本製も多く漂着していることが分かった。
 中田大智君(五年)は「日本のごみもたくさん他の国に流れているかもしれない。自分たちもごみを捨てないように心掛けたい」と話した。

ロックバンド「モンゴル800」が喜界島でライブ

 沖縄の人気ロックバンド「モンゴル800」のライブが二十日、喜界町のライブハウスであった。奄美と沖縄の離島を中心に巡る「トロピカルツアー07初日ということもあり、詰め掛けた大勢の若者らは会場が一体となったライブに熱狂した。
 初来島というボーカルの上江洌清作が「何ですか、この沖縄との違和感のなさ。自由にライブを楽しんで」と第一声。MCでは観客とのやり取りで笑わせつつ、反戦をテーマにした「琉球愛歌」などを熱唱。ブレークするきっかけになった「あなたに」、沖永良部出身の大山百合香もカバーした「小さな恋のうた」ではボルテージが最高潮に達した。
 モンゴル800はモンパチの略称で親しまれ、上江洌と儀間崇(ギター)、高里悟(ドラム)からなる。アルバムがインディーズ初のミリオンセラーを記録するなど若者から絶大な人気を誇る。ツアーは奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島を回った後、沖縄へと続いた。

7月22日(日)付 

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ハネナガチョウトンボが産卵期を迎える

 〇…日本国内では奄美大島でしか生息が確認されていないハネナガチョウトンボが産卵期を迎えている。大和村の奄美フォレストポリス内にある池では、ハネナガチョウトンボが交尾したり、雌が水面に産卵する姿が見られる。
 〇透き通った羽の先端と付け根が紫色の美しいトンボで、台湾やベトナムなどに分布する種。一九九三年に住用村で生息が初確認されており、県の絶滅危惧U類に指定されている。近年は水辺の埋め立てなど生息環境の悪化で生息地が少なくなってきているという。
 〇…同施設内から動植物の持ち出しは禁止されているにもかかわらず、希少な同トンボを捕獲し持ち去る人間もいることから、フォレストポリスの関係者は動植物を捕ったり持ち出したりしないよう呼び掛けている。

アオイガイを捕獲

 オウムガイに似たアオイガイとみられるタコの仲間が十九日朝、瀬戸内町加計呂麻島の瀬相で魚釣りをしていた会社員の吉野重明さん(50)が捕獲した。アオイガイとみられるタコの仲間が生きたまま捕獲されるのは珍しく、持ち込まれた奄美市の海洋展示館では長期の展示飼育を目指す。
 吉野さんが波間に浮かぶ全長一〇センチほどのアオイガイとみられるタコの仲間をタモで捕獲したのは午前五時半ごろ。知人や集落の老人らに聞いても分からないとのことで、展示館に連絡した。
 吉野さんは「最初はイカだと思った。逃げないので簡単に捕まえられた。きれいな色が印象的」と驚いた様子で話した。
 貝がらを持ったタコには、アオイガイのほかにタコブネなどがある。アオイガイ(葵貝)の和名は殻を二個合わせると植物の葵の葉に似ていることに由来。貝と呼ばれているものの実際はタコの仲間で殻を持つのはメスだけ、貝殻が産卵した卵の入れ物になるという。
 海洋展示館に持ち込まれたのは一九九八年以来で、前回の飼育期間は十三日。職員らは「前回の期間を超えるように慎重に飼育したい」と話した。

奄美市笠利町で奄美皆既日食音楽祭

 二〇〇九年の皆既日食に向けた「奄美皆既日食音楽祭カウントダウンパーティ2007」が二十一日、奄美市笠利町用安の奄美大島ハナハナイーストでスタートした。地元出身の朝崎郁恵やRIKKIをはじめダンスミュージックを中心に全国のアーティストが集い、二十二日深夜までオールナイトで繰り広げられた。
 主催者のブランニューメイド(本社東京)によると、〇九年七月二十二日の皆既日食は二十一世紀最長とされ、日本では屋久島南部から奄美大島北部にかけての地域でしか見ることができないという。その瞬間に向け奄美を世界に発信しようと昨年から野外音楽フェスを開催している。
 初日は午前中に会場が開放され、鹿児島、福岡、東京など全国から駆け付けた音楽ファンがテントを張って自然を満喫。夕方から特設会場でイベントがスタートし、DJらの刻むリズムを体で感じながら思い思いのスタイルで聞き入った。地元からは奄美道の島太鼓、佐仁地区八月踊り保存会も登場してシマの鼓動や音楽を響かせた。
 また、ステージ両脇に設置されたスクリーンでは世界各国の皆既日食の映像も映し出され、二年後の本番に向けてイベント熱を盛り立てた。

7月23日(月)付 

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「ジャッジ―島の裁判官奮闘記」の奄美ロケ進む

 離島の若い裁判官を描くNHKの土曜ドラマ「ジャッジ―島の裁判官奮闘記」のロケが二十二日、瀬戸内町古仁屋であり、主役の西島秀俊さんと浅野温子さんが出演するシーンを収録した。ドラマは総合・デジタル総合で今秋、五回放送される。奄美市出身の俳優・鶴忠博さんも出演し、方言指導も担当する。
 同ドラマはNHK大阪放送局の制作。南の島の裁判所に赴任した若い裁判官が、島の人たちとの触れ合いなどを通じて成長していく姿を自然の映像とともに描く。
 西島さん、らつ腕弁護士役の浅野さんのほか、裁判官の妻役の戸田菜穂さんや小野武彦さん、的場浩司さん、寺田農さん、国生さゆりさんらが出演する。
 先月九日に大阪でクランクイン、今月二日から俳優・スタッフ約五十人が来島し、奄美市や瀬戸内町、喜界町でロケが行われ、二十二日は瀬戸内町古仁屋のコーラル橋で、西島さんと浅野さんが参加し、船上からの撮影などがあった。
 収録後、西島さんが会見。「裁判官が一つ一つの事件の中で何を考えているのか、ということを大切にしたい。裁判の話だが根底にあるのは人間ドラマ。ぜひ見てほしい」と話す。奄美は今回で三回目。「海のイメージが強いが、森がすごい。居心地のいい島」と印象を語る。
 また、ドラマの主題歌を奄美市出身の中孝介さんが歌う。放送は十月二十七日から十一月二十四日まで毎週土曜日の午後九時―同五十八分まで五回の予定。

2年後の皆既日食活用で実行委員会発足へ

 トカラ列島を中心とする県内離島が世界で最も条件の良い観測地となる二〇〇九年七月二十二日の皆既日食を活用し、観光振興や教育、まちづくりなどにつながるさまざまな事業を展開する産官学共同の実行委員会が発足することになった。鹿児島青年会議所や鹿児島大学、県などが参加し、八月中の実行委設立を目指す。インターネットで皆既日食に関する情報や鹿児島の魅力を国内外に発信するほか、コンサートやキャンプなどのイベント開催も検討していく。
 実行委員会は、数万人規模が見込まれる観測者や観光客などの受け入れ態勢を整えるため六月に発足した関係自治体の連絡協議会とも連携。@日食時における市民生活の保護・安全性確保への貢献A日食を通した観光振興や教育活動の補助B日食に関する事業の企画C日食を生かしたまちづくり活動―などを行う。具体的な事業の内容については、実行員会設立後、関係自治体などと情報交換しながら決めることにしている。
 皆既日食を二年後に控えた二十二日、鹿児島市で実行委員会設立に向けた発表があり、鹿児島青年会議所の山下大介理事長らが「皆既日食を一過性のイベントにするのではなく、観光、教育振興、郷土を見直す機会としてとらえ、市民運動として各種事業を展開していきたい」などと述べた。
 二年後の皆既日食が観測できるのは、屋久島、種子島南部、トカラ列島、奄美大島北部、喜界島の島々。観測時間が最も長いのは悪石島の六分二十五秒で、奄美大島北部では二分五十六秒、喜界島でも一分四十一秒観測できるという。

7月24日(火)付 

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今本さんが国内初、ウミウシの写真集を出版

 「海の宝石」と呼ばれるウミウシ。奄美市名瀬の団体職員今本淳さん(40)が写真集としては日本で初めての「不思議ないきものウミウシ」を出版した(二見書房、税込み千四百七十円)。奄美大島で撮影した百種を鮮やかなカラーで紹介している。今本さんは「見て楽しむウミウシの入門書。身近な海には不思議で素晴らしい生き物がたくさんいることを知ってほしい」と話している。
 今本さんは神奈川県出身。奄美大島の海やウミウシに魅力を感じ、二〇〇三年十一月に移住。コンピューター・システムエンジニアとして奄美市の奄美医療生協本部勤務の傍ら、かほる夫人と二人三脚でウミウシの撮影に励んでいる。これまでに約三百種を撮影した。
 今本さんのウミウシの写真に感動した写真家を通して出版の話が進んだ。「いつか記録に残るものを出版したいと思っていた」今本さん。「小学校低学年生でも見られる本」という出版社の意向に沿って準備を進めた。
 できあがった本は百一種を収載。和名や学名、撮影場所、体長、一部は実物大の絵を添えてある。写真の合間には「ウミウシと奄美大島」「ウミウシの種類」「ウミウシ撮影メイキング」「奄美のウミウシと私」など六編のエピソードも。ウミウシの魅力を「フォトジェニック(写真写りのいい)な姿かたちと、その多様さ」「種類の多さ」とし、さまざまな環境がある奄美大島は「多くのウミウシに出合う可能性が高い島」と記している。
 県立図書館奄美分館に配置されているほか、奄美市名瀬のTSUTAYA名瀬店、龍郷町のネイティブシー奄美で販売予定。

奄美市で奄振シンポ

 奄美の自立的発展に向けた奄美群島振興開発の在り方を考えるシンポジウム(奄美群島広域事務組合など主催)が二十三日、奄美市であった。基調講演で嘉数啓琉球大副学長は奄美の特徴として豊かな自然を挙げて「自然を活用した長期滞在型の観光地づくりを」と提言。パネルディスカッション討議では、世界自然遺産登録に向けた取り組みの強化や景観修繕事業の導入を促す提案などがあった。
 二〇〇八年度末で期限切れを迎える奄振法の延長に向けた機運づくりが目的。群島十二市町村の首長や議会議長、行政機関の職員など二百人が会場を埋めた。
 嘉数副学長は「グローバル化時代の奄美・沖縄の役割」のテーマで講演した。台湾から九州まで連なる島々による「島の道連携軸構想」を紹介して、中国や東南アジアとの新たな関係を見通した地域戦略の構築を提案。沖縄振興開発法(現在沖縄振興法)の成果と課題に触れて「奄美は沖縄よりはるかに自然は豊か。自然を生かした未来型観光を目指すべきだ」と話した。
 さらに世界自然遺産登録について「登録されると、地元に住んでいる人も外の人も変わる。経済発展、開発行為は次の次の世代のことまで考えて自然を残す形でやるべきだ」とも話した。
 パネルディスカッションは「奄美群島の自立的発展を目指して」をテーマにあり、五人のパネリストが意見を発表した。大島郡町村長会会長の平安正盛知名町長は奄振事業によるさらなる社会資本整備の必要性を強調。島々で進むかんがい施設整備事業に触れて「農業振興などを通じて関連産業の振興や定住促進といった波及効果が期待される」と語った。
 二年前に伊仙町にIターンした東京都出身の環境カウンセラー・森林インストラクターの松岡由紀さんは、世界自然遺産登録について「登録することで地域にお金が落ちるというということで目標にするのではなく、まず遺産候補地になったことを契機に奄美の自然にどういう価値があるのか認識を」と問題提起。過去の公共事業の在り方に疑問を呈した上で「景観修繕事業を投げ掛けてみてはどうか」と提案した。
 山田誠鹿児島大教授は〇四年度の延長奄振法から始まった市町村での振興計画素案づくりでの課題を指摘して「地元での計画作成能力をさらに高める必要がある」と指摘。嘉数副学長は「自立には知恵を絞る必要がある。知恵があって行動を起こす所に予算をやることでアイデアのある地域を育てていくこともできるのでないか」と話した。

7月25日(水)付 

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奄美市と瀬戸内町がサンゴ再生のためサンゴ幼生着生試験

 奄美市と瀬戸内町は今年度、サンゴ再生のため幼生着生試験に取り組んでいる。産卵時期に卵を採取し、水槽などで幼生を着床具に着生させた後、着床具を海中に設置して育成、稚サンゴの移植を行うもの。二市町の事務局は「奄美の大切な自然環境であるサンゴ礁の保全のためこれまではサンゴを食い荒らすオニヒトデ駆除を中心に行った。今年度からは駆除に加えて人工的に新規サンゴを増やす試験に取り組む計画を立てた」としており、試験結果に期待している。
 奄美市は奄美群島振興開発事業の「サンゴ礁保全対策事業」で試験を実施する。事業費は七十万円。奄美海洋展示館内に設置した円形の陸上水槽(直径約一メートル、高さ約七十センチ)にセラミック製でこま状の着床具(直径四センチ)千九百二十個を入れて海水を入れる。その中に採取したサンゴの卵を入れ、受精してできた幼生が着生する仕組み。海水は循環させる。
 卵の採取は(株)道の島公社へ委託し、同公社の興克樹さんらが六月下旬に奄美市住用町和瀬沖に潜り、枝サンゴのヒメマツミドリイシなど三種類を採取した。
 幼生は小さく、着生を目視での確認は難しいことから一ミリ程度に成長する三カ月後に顕微鏡で確認。着生した着床具を和瀬沖の海中に設置し、一年半ほど成長を見守る。その後に稚サンゴの移植を計画している。移植海域は未定。
 瀬戸内町は「離島漁業再生支援交付金事業」で試験を実施する。事業費は七十―八十万円の見込み。卵の採取は道の島公社に委託し、加計呂麻島の薩川―芝間のデリキョンマ崎沖でテーブルサンゴ類の採取を計画しているが、今年はサンゴの産卵が遅く二十三日現在、採取は行われていない。幼生着生試験は瀬戸内漁協のコンテナを借りて実施する。
和泊町のジャンボカボチャコンテストで1位は51・3キロ
 和泊町中央公民館で二十四日、第二回ジャンボカボチャコンテストが開かれた。最優秀賞を獲得したのは同町立大城小学校(上原幸一校長)の六年生が育てた五一・三〇キロ、胴回り一七九・五センチのカボチャ。大城小は三位までを独占し、児童らは満面の笑顔を見せていた。
 コンテストは農産物を育てる楽しみを知ってもらおうと愛好者で作る実行委員会が昨年から始めた。実験農場が用意したアトランティックジャイアントの苗を四月に和泊、知名両町の十五団体(個人を含む)へ配布。会場には一団体二個人が手塩にかけた八個が集まった。
 審査員は形状や重量などを調べ、胴回りの長さを基準に順位をつけた。実行委員によると、大きく育てる秘けつは「愛情を注ぐこと」。毎朝交代で水をかけ、成長を見守ってきた大城小六年の山田瑞稀さんらは「自分では持てないほど大きく育ってうれしい」と喜んでいた。
 出品されたカボチャは八月二十日まで町中央公民館、和泊港、和泊町民体育館で展示している。
天城町三京に人懐っこい子イノシシ
 天城町に人懐っこいイノシシが現れて話題を集めている。そのイノシシは同町三京の豊村祐一区長(52)が昨年九月に拾ってきたイノシシの雄の子供。豊村さんはブービーと名付けてかわいがっている。たこ焼きが大好物。
 ブービーは徳之島ダムの工事現場で崖をよじ登っているところを発見された。豊村さんによると、親はおらず一匹でだいぶ弱っていたという。
 自宅に持ち帰った豊村さんは、牛乳やイモなどを与えると徐々に回復し、子ネコほどだった体が今では体重四十キロほどに成長した。最初は警戒し合っていた豊村さんの愛犬クロとも仲良しで、二匹でじゃれ合っている。
 人に育てられたことも影響してか、驚くほど人に懐いており、豊村さん以外の人でも逃げるどころか寄ってきて鼻で人の足を突ついてくるほど。
 豊村さんお手製の小屋もあるが、夜中に山に帰っては早朝や夕方に戻ってくる生活を送っているブービー。サトウキビ畑などを荒らす厄介者でもあるため、豊村さんは「しばらくしたら完全に小屋の中で飼って、イノブタと交配させて増やしたい」と笑顔で話した。

7月26日(木)付 

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「赤房バイパス」が開通
 県が奄美市住用町役勝地内に整備中だった道路改築事業・主要地方道湯湾新村線「赤房工区」(延長二千百メートル)が二十五日開通した。車の離合などの難所が解消され、交通の安全が期待される。
 住用町新村方面から瀬戸内町篠川、宇検村湯湾方面に向う赤房工区は一九九九年度に事業着手、総事業費は約五十四億円、うちトンネル費用は約三十一億円。二千百メートルの区間には、長さ五十八・五メートルのアユの郷橋と長さ四十五メートルの新三川橋や役勝トンネル(延長千百三十三メートル)が整備された。同工区開通でカーブは緩やかな三カ所となり、車の所要時間は現在の約十分から三分に短縮される。
 開通式典はなく、住用町新村側で地元建設会社による開通安全祈願祭が行われた後、午前十時に住用町側と宇検村側の双方からパトカーが先導して交通を開放。待ちかねたドライバーらが次々と通り初めした。

5月27日(金)付 

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住用・戸玉漁港でホンダワラ類が繁殖

 奄美市住用町の戸玉漁港で海藻のホンダワラ類が繁殖し、地域住民の注目を集めている。今月十一日には県大島支庁林務水産課職員が調査し、繁殖を確認した。ホンダワラの藻場には小魚が集まり、シマアジやボラ、ミズイカなども多く漁港に入り込んできている。
 昨年七月ごろに漁師の諏訪原清高さん(62)が戸玉沖でホンダワラを採取。同漁港に持ち帰り、ロープで漁港内にくくりつけていたところ、今年四月ごろから船上げ場のスロープで繁殖が確認され、現在直径七メートルほどの楕円(だえん)状に広がっている。
 ホンダワラ類は東北地方以南の日本沿岸部に分布。長さは五十センチから一メートルほどで卵形の気泡を多数付け、葉はへら状。藻場を形成する藻類として知られている。藻場は多様な生物の産卵場、エサ場として重要な役割を果たしている。奄美でも数十年前まで沿岸でよく見られたが開発の影響などで現在はほとんど消失している。
 諏訪原さんは「約三十年前にはたくさん生い茂っていたので繁殖する要因があったのかもしれない。藻場造成につながるヒントになれば」と話した。
 大島支庁林務水産課職員は「自然再生への取り組みの中で藻場造成は難しい。自然繁殖した今回の例は、はっきりとした原因は分からないが大変珍しいこと」と話している。

徳之島町手々のリーフで高温・酸欠のため魚が大量死

 徳之島町手々の海岸で二十六日、おびただした数の魚の死骸が浮いているのが発見された。リーフ内の海水温が上昇したことによる海中の酸素不足が原因とみられている
 手々集落の深見公信区長(64)によると、同日昼ごろに地元の漁師が異常に気付いて深見区長に知らせた。リーフは海岸線に約一キロ、沖に二百―三百メートルほどで、海岸線を中心にチヌやボラ、アイゴ、ウツボ、ハリセンボンなど多種多様な魚種が浮いている。生存している魚もいるが、その多くは息苦しそうにプカプカと水面に口を開けて泳いでいた。
 現地を調査した徳之島保健所の坂元克行技術主査(38)は「海水温の上昇で海水に含まれる酸素の量が減り、酸欠で死んだとみられる」とし、「潮位も低い時期で、リーフの外側から内側へ海水が流れ込まない日が続いたのでは」などと話した。水温は海岸線で四〇度以上に達していた。
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