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ITF(国際テコンドー連盟)の第14回シニア・第9回ジュニア世界テコンドー選手権大会は1―5日、イギリス・バーミンガムであり、日本代表として出場した奄美市名瀬出身の仁ともか(20)=東京家政学院大3年=が女子個人トゥル(型)一段の部で優勝、女子団体トゥルにも出場し、日本の金メダル獲得に貢献した。同大会女子の部には日本から4月の国内選考で選ばれた6人が出場。個人トゥルは30人のトーナメントで争った。団体戦は6人1チームで構成され、日本はマッソギ(組手)にも出場し、銀メダルを獲得した。 仁は朝日中―大島高を経て同大に入学。多くの日本代表選手を輩出している同大テコンドー部の先輩が見せる、華麗な足技、切れのあるトゥルにあこがれ、小学―高校と続けたバスケットボールからテコンドーへ転身した。 バスケットボールで培った足腰の強さと持って生まれた柔軟性を生かし、めきめきと腕を上げ、数々の国内大会で入賞。先月末に行われた全日本テコンドー選手権大会では個人トゥル一・二段の部で優勝、同マッソギ無差別級で3位入賞を果たし、最優秀選手賞に輝いた。 テコンドーを通じて、生き方を学んだという仁は「軸を真っすぐにすること。人生においても真っすぐに謙虚に生きていきたい」と話し、「幅広い年齢の人ができ、島の人に合ったスポーツだと思う。ぜひやってみてほしい」と島での広がりに期待した。 母親の繁代さん(52)は「名前も知らないスポーツで最初は反対したが、東京で一人暮らしをする娘の護身術になると思った。活躍を聞き、家族が勇気付けられています」と笑顔で話した。 |
生きたカエルを間近に見て、知って、楽しんで―。県の天然記念物のイシカワガエルとオットンガエルを飼育展示している奄美市の奄美博物館で「奄美のカエル展」が開かれている。群島内に生息するカエル九種類の分布や生息環境、生態などをパネルで紹介しており、担当者は「希少野生生物への理解を深めてほしい」と来館を呼び掛けている。九月三十日まで。今年六月、大和村の奄美野生生物保護センターの企画展で展示されたもので、「入館者数の多い夏休み期間に大勢の人に見てもらいたい」と博物館がポスター十五枚を借用、パネルに張り付けて十三日から三階に特設コーナーを設けた。 パネルではカエルの大きさや鳴き方といった特徴を図や写真を使って分かりやすく説明。感染が懸念されているツボカビ症などカエルを取り巻く深刻な状況やその対策なども紹介している。 同博物館ではイシカワガエルの極めて珍しい成長過程を見られるとあって子供たちや観光客の来館が増え、企画展の評判もまずまず。よく遊びに来るという平山龍雅君(名瀬小三年)は「生態や体の色がよく分かるので面白い。イシカワガエルの模様は黒い点だけだと思っていたけど、点の中に緑の模様もあると知ってびっくりした」と話し、興味津々で見入っていた。 |
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| 県企画課が発表した推計人口調査結果(八月一日現在)によると、県全体の推計人口は百七十三万二千二百十七人(男八十万八千四百七十二人、女九十二万三千七百九十人)で、前年同月と比べ一万八百七十八人減少した。奄美の推計人口は十二万三千百七十八人(男五万八千五百十七人、女六万四千六百六十一人)で千六百八十三人の減。前月同様、龍郷町のみ増加した。 総世帯数は七十三万二千六百三十二世帯で、前年同月と比べ百七十六世帯増加している。奄美の世帯数は五万二千八百二十三世帯で、前年同月より七十九世帯増えた。 県全体の六月中の人口動態は、自然動態が二百十八人の減、社会動態は十人の増。奄美は自然動態が三十一人の減で、社会動態は六十七人の増となった。 |
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ケンムンのすむ森や海、川で過ごす「ちびっ子体験学習in奄美大島」が二十一日から宇検村で行われた。関東地区の子供たち二十五人が参加。イカダ作りや川エビ取りなど、自然豊かな宇検村ならではの夏休みを満喫し、友情を深めた。ちびっ子体験学習は今年で二回目。宇検村シマ時間体験センター(事務局・村役場)が主催。泳げる子も泳げない子も、健康な子も花粉症の子も、アトピーの子も元気に参加した。四つの班に分かれて体験学習に臨んだ。 活動の本格開始は二十二日から。イカダ作りやシーカヤック体験、黒糖づくり、タエン浜でのキャンプなど多彩なメニューを用意した。二十五日は河内川でカワエビ取り。冷たい雨も何のその。都会ではできない体験に子供たちは大満足だった。 埼玉県春日部市の小山純平君(小学校六年)は妹の朝日さん(同五年)と一緒に参加した。「小学校の最後の思い出にしたいと思って奄美大島に来た。海や星がすごくきれい。友達もたくさんできた。機会があったらまた来たい」と話した。 |
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奄美群島を学びの時空間ととらえ、表現の可能性を探る奄美自由大学(主宰・今福龍太東京外国語大学大学院教授)が二十四日から、二泊三日の日程で開かた。島内外の参加者四十人は龍郷町赤尾木のガクマルの浜を皮切りに島内の聖地や教会巡りを展開。メーンの二十五日は奄美各地の教会でピアニスト高橋悠治さんのピアノ演奏が繰り広げられ、参加者は荘厳なバッハの響きに思いを巡らせた。六回目を迎えた今回のテーマは「放擲(ほうてき)する愛―バッハたちの島へ」。「死者が帰還する時期の特別な空気を感じてほしい」と旧盆に合わせて行われ、全国から学生や作家、ダンサーらが参加した。 集合場所となったガクマルの浜は龍郷町指定文化財「奇岩群」があり昔から神高い場所とされている。まず儀式が行われ、参加者は今福教授から「マブリ(魂)がこもるように」とチヂンのくさびで作った「プシュケ」(ペンダント)を贈られた。この後、宇検村の枝手久島に渡り海食洞窟(どうくつ)のムィジナーを探訪した。 二日目は奄美市笠利町、同市名瀬芦花部、大和村大棚などの教会を訪れ、高橋さんによるバッハ「パルティータ」などが即興で演奏された。今福教授は「芦花部、大棚に残る木造の教会の中で奄美的な空気を感じるとともに、バッハ音楽が持つ非ヨーロッパ的な要素を聞くことができたら」と語った。 芦花部カトリック教会で地域から訪れた五十代女性は「高橋さんの演奏を聞き不思議な感覚になった。めったに体験できない経験ができうれしく思う」と話した。 |
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第五十二回九州吹奏楽コンクール(九州吹奏楽連盟など主催)の小学校の部は二十五日、長崎県諫早市諫早文化会館であり、鹿児島県代表で出場した徳之島町の亀津小学校吹奏楽部(今釜康絵顧問、部員三十人)が出場し、見事銀賞に輝いた。コンクールには九州各県から二十六校が出場。亀津小吹奏楽部は先月、鹿児島市民文化ホールで開催された鹿児島県吹奏楽コンクールで金賞に輝き九州大会への出場を果たした。同部が九州大会に出場したのは五年ぶり。大会には保護者らも多数応援に駆け付け、部員たちを支えた。 今釜顧問は「本番ではいつもの良さが出せなかったのが残念。九州大会はレベルが高く部員たちにはいい刺激になった」と大会を振り返り、「部員たちは自主的に改善点などを話し合い、お互いに気持ちを高め合ってきた。厳しい条件の中で、どれだけ自分たちの力が出せるかが今後の課題」と部員たちをたたえるとともに今後へ向けた抱負を語った。 |
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県保健福祉部健康増進課は二十七日、奄美市名瀬の国立療養所「奄美和光園」(前川嘉洋園長、入所者五十九人)で療養所訪問事業を行った。奄美市笠利町の大島北高校(牧野信市校長)の生徒二十四人が参加し、施設見学や入所者との交流を通して、ハンセン病への理解を深めた。講堂であった講話では同所の牧園忠義自治会長がハンセン病の歴史や自身の体験を語り、「ハンセン病を正しく理解し、自分の目で見て分かったことを他の人にも伝えてほしい」と訴えた。その後、参加者は納骨堂で献花と焼香を行い、園内で亡くなった人々のめい福を祈った。 入所者との交流では、参加者が「これまで楽しかったことは」などと質問。勇前宜美さん(90)は「みんながきょう来てくれて、いろんな話をしてくれたことが何よりも大きな喜び」と話した。交流会の最後には北高生が校歌を合唱。お返しに入所者たちも歌を披露した。 萩原由衣さん(二年)、森亮太君(一年)は「これまで大変な思いをしてきたと思うが元気に生活している姿を見てよかった」「入所者の方々はとても話しやすく元気があった。もっと元気でいて長生きしてほしい」と話した。 訪問事業は二〇〇二年から実施。ハンセン病の正しい知識の普及活動を進め、差別や偏見の解消を図るのが目的で、毎年同園ほか鹿屋市の星塚敬愛園で行われている。 |
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| 西郷隆盛を巡る女性や子供たちの生涯を描いた歴史小説「南海物語〜西郷家の愛と哀(かな)しみの系譜」が郁朋社から出版された。著書では綿密な取材の下、これまでスポットを当てられることの少なかった島妻愛加那との夫婦愛、その子菊次郎、菊子について多くを割いた。鹿児島県出身で東京在住の著者、加藤和子さんは「時代によって人々の価値観は違うかもしれないが、生活感情はいつの世も同じだということを感じ取ってほしい」と話している。 西郷は台湾、奄美大島、鹿児島で四人の女性との間に六人の子供をもうけた。同書では明治維新の中心的役割を担った西郷の軌跡をたどるとともに、その裏で波乱の人生を送った女性と子供たちの苦悩や献身的な愛を描いた。 著者の加藤さんは一昨年から西郷ゆかりの地を巡って取材を進め、昨年二月には奄美大島に来島して龍郷町の愛加那の墓に手を合わせた。 愛加那の妹乙千代金のひ孫を取材する中で、加藤さんは「西郷が赦されて鹿児島に帰る際、連れて行けない愛加那を『手に入れ墨をしているから侮べつにさらされてしまう』と慰めの言葉を掛けたこと、愛加那は標準語(薩摩弁)を話していたということが印象に残る」と話す。 また、菊子の墓の所在については膨大な文献から都内に多数存在する「大円寺」だと突き止め、探し訪ねた結果、最終的に杉並区の寺で墓石を直接確認した。 三十年前から構想を温め、定年退職した後に文芸サークルに入ったことがきっかけで執筆活動に入ったという加藤さん。くしくも西郷生誕百八十年、没後百三十年の節目。あとがきの中で「西郷の影で女たちは自立精神の気品に満ち、懐の深さに感動する。愛加那の生涯に光を当てたいと思いつつも、時が流れようやく実現することができた」と出版の喜びを語っている。 |
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奄美市名瀬の(株)IBC(福澤峰洋社長)は二十九日、奄美発の酵素洗剤「エスプリ」を発売する。果実から抽出した酵素をブレンドして作ったエコ洗剤で、化学薬品を使用していない。福沢社長は「家庭から出る生活排水の改善に役立ててほしい」と話している。IBCによると、洗剤は@南方系果樹から抽出した酵素をブレンドし、複合酵素をベースにして作った。環境を考慮し、化学薬品を使用していないA油分などを酵素の力で分解するため、泡が少ないB残さかごの悪臭、パイプの付着物も分解除去する―などが特徴。 福沢社長は「製品の開発に当たっては酵素関係に詳しい学者のアドバイスを受けた。まずは生活排水の改善に役立ててもらい、奄美の世界自然遺産登録に少しでも貢献したい」と話す。 洗剤は五百ミリリットル、一リットル、二リットルの三種類。価格は四百八十円―千八百円。環境に優しい洗剤は量り売り。さらに、「障害者雇用や地域の起業グループを応援したい」(福沢社長)の思いから、奄美市名瀬のあしたば村、ゆてぃもれ、グループあいかな(龍郷町)などで取り扱っている。 |
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奄美市通り会連合会や奄美市社交飲食業組合などで組織する「なぜまち『Come(カン)モーレ』プロジェクト」(川畑孝信実行委員長)の情報発信委員会はこのほど、無料情報誌「machi‐iro(まち色)」の創刊号を発行した。通り会に所属する店舗や事業所の広告だけでなく、商店街の魅力や活用法を紹介するコーナーや特集記事なども掲載されており、好評を博している。同プロジェクトは、県の二〇〇七年度魅力あふれる商店街活性化支援事業を受けて旧名瀬市の市街地を中心に活性化に取り組んでいく活動。 編集責任者の泉力さんは「商店街から地元に発信する情報誌はできないかとの発想から動き出した。商店街の魅力を伝えることが一番の目的で、読み物としても楽しめるよう心掛けた」と語る。 A四サイズの十六ページ建て。五月に奄美市内に開局したFMラジオ局「あまみFM」を取り上げた特集のほか、和装での夏の楽しみ方、人気店の教える美味しいパスタの作り方、商店街の便利な利用法なども紹介している。 「キュウリ一本から買える八百屋さんの記事を載せたら、本当に買うことができたと読者から反応があった。手応えを感じることができてうれしかった」と泉さん。スタッフは泉さんを含め五人。五千部を刷り、市内の金融機関や市役所などに置いた。 第二号は社交業組合の情報誌「まち色ナイト」を抱き合わせて十月に発刊する予定。年四回、最低でも三年以上の発刊を目指している。同プロジェクトはブログやホームページでの活動紹介も行っている。 |
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奄美市名瀬の叶矢(ただし)さん(29)は十九日、同市名瀬新港で一三三・五センチ、二六・八キロのカマジ(ローニンアジ)を釣り上げた。自己最高サイズの大物に「やっと(大物)一匹目。これからも(記録を)更新していきたい」と喜びを語った。叶さんはこの日、友人と二人で釣行。「新聞でここでも上がっているのを見た」と初めて同港で竿(さお)を出した。釣り始めたのは夜中の午前一時ごろ。初めは「いつものように」全く釣れなかったが、二時間ほどして大きな当たりが来た。 これまでエイばかりを釣ってきた叶さん。「またエイかな」と思ったが、結構強い引きに「大きなエイかな」と思い直し、さらに二十分ほどの格闘でこれまでにない引き方を感じ、「エイじゃない」気がしてきた。海面に魚影が見え、初めてエイではないことを確信。友人に手伝ってもらい、取り込んだ。 【仕掛け】イシダイ竿20号、道糸ナイロン30号、ハリスワイヤー37番、クエ針20号、餌=冷凍ミズイカ1匹掛け |
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