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12月8日(土)付 

泥、パパイアのせっけんを開発
 奄美発の商品開発を進めている奄美市名瀬の(株)IBC(福澤峰洋社長)は泥、パパイアの二種類のせっけんを開発し、十二月、販売を始めた。大島紬を染める泥に含まれるミネラルとパパイン酵素に着目。福澤社長は「新たな特産品にしたい」と意欲的だ。
 せっけん開発を思い立ったのは昨年十月。「大島紬は奄美の文化、歴史をつくってきた。風格ある泥染めを他に使うことができれば紬の起爆剤にもなるかもしれない」と考えたのがきっかけ。酵素研究の専門家の協力も得て商品化に成功した。
 せっけんはすべて手作り。泥やパパインを抽出した後、精製作業を繰り返し、一カ月近くかけて製造するという。島興しの一環とするため、泥染めの布に包んで販売する。
 価格は一個(八十グラム)三千五百円。五十五グラムの二個入りは三千円。問い合わせはTel050・3375・6477IBCへ。

12月9日(日)付 

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喜界町で「ヤコウガイと正倉院螺鈿」テーマに講演会

 喜界町教育文化講演会(町教育委員会主催)が五日、町役場であった。登壇した熊本大学文学部の木下尚子教授は奈良の正倉院に残されたヤコウガイ製品に着目し、「国産のヤコウガイ螺鈿(らでん)が活発になる九―十二世紀ごろ南西諸島と大和の交易が活発になり、九州の文化が奄美へ継続的にもたらされたのではないか。城久遺跡群はこうした動きにかかわっていたと思われる」と考察した。
 木下教授は城久遺跡群の視察目的で来島。「ヤコウガイと正倉院螺鈿」のテーマで登壇した。
 南西諸島各地の七―九世紀の遺跡からはヤコウガイが大量に発見されており、貝殻の移動も見られることから食用にとどまらず別の利用目的によって捕獲された可能性が考えられる。
 螺鈿とは貝殻の持つ複雑な光沢を利用した装飾法。正倉院には七―八世紀の唐の琵琶や鏡、聖武天皇が使用した帯や国産初の螺鈿琵琶などが納められている。
 これらの状況を踏まえ、木下教授は「化学分析して生産地を特定することが困難なため、遺物や遺跡を細かく調査する必要がある」としつつ、正倉院に残る同時期のヤコウガイ螺鈿製品が琉球列島産である―との仮説を立てた。
 粗悪な貝殻も使用していることから(1)奈良の工人は殻の特性を十分に理解していたとは言えない(2)不良品であっても大切に保管されていた―とし、「八世紀の大和の中央部に経常的に入っていなかった可能性が高い。琉球列島の交易相手は唐だったのではないか」と推測。
 大和との交易が活発になるのは国産の漆螺鈿が完成する九―十二世紀を待たなくてはならず、「多くの商人が頻繁に往来した結果、九州の文化が移植された」と分析した。

12月10日(月)付 

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休刊日


12月11日(火)付 

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復帰記念駅伝で男子は奄美市、女子は喜界町が優勝

 第49回日本復帰記念大島地区駅伝競走大会(奄美大島市町村体育協会主催)は9日、喜界町であり、男子は奄美市が10連覇、女子は地元・喜界町Aが初優勝を果たした。女子の奄美市は競技規則違反で10秒のペラルティーを科され2位となった。
 喜界町での開催は5年ぶり。10市町村から男子10、女子8の計18チーム(オープン参加2チーム)が参加した。同町湾の町役場前を発着点に男子は南回りで島内を一周する5区間33・1キロ、女子は先山集落手前を折り返す5区間17キロのコースで健脚を競った。
 女子は午前10時にスタート。中高校生に強力メンバーを揃えた喜界町Aがレースを引っ張り、3連覇を狙う奄美市が追う展開。最終5区で奄美市が喜界町Aをかわしたが、道路中央線を越えて右側に出る競技規則違反で10秒加算されたたため、最終的に喜界町Aが2秒上回った。オープン参加の同町Bも4位相当の記録を残し、地元の期待に応えた。
 男子は午後1時にスタートし、序盤は奄美市、和泊町、喜界町Aが激しい先頭争いを演じた。終盤に入ると奄美市が地力を発揮、4区で和泊町を抜いて先頭に立つと最終走者の重野が快調なペースで飛ばし2位以下に大差をつけた。
 〈男子〉【総合】@奄美市1時間52分35秒A和泊町1時間55分16秒B喜界町A1時間57分46秒C瀬戸内町1時間58分6秒D龍郷町2時間0分21秒E知名町2時間2分38秒
〈女子〉【総合】@喜界町A1時間8分36秒A奄美市1時間8分38秒B徳之島町1時間9分39秒C与論町1時間11分52秒D宇検村1時間13分12秒E龍郷町1時間14分1秒

奄美は製糖シーズンに

 喜界島の生和糖業は十日、群島の大型製糖会社のトップを切って操業を開始した。昨年より三日早い操業。二〇〇七―〇八年期の原料処理量は六年ぶりの八万トン台を見込んでいる。徳之島の南西糖業は十五日に操業開始し、奄美大島の富国製糖、沖永良部島の南栄糖業、与論島製糖は年明け操業となる。
 生和糖業では午前八時半からサトウキビ関係者約五十人が出席し、原料輸送出発式があった。JAあまみ喜界事業本部の嶺禎一郎専務理事が「今年は台風や干ばつなど自然災害が無く、六年ぶりに八万トン台の豊作となった。これ以上の生産量を今後も維持していきたい」とあいさつした。
 加藤啓雄町長は「キビの豊作は生産農家はもちろん町経済に及ぼす影響は大きい」などと来賓あいさつ。同社の赤松幹雄社長も「自然が味方している。キビ産業に携わる人たちが一致団結し盛り立てていこう」と述べた。
 奄美署喜界幹部派出所の速水進所長が、過積載や転落防止など交通安全上の注意を呼び掛け、運転者を代表し喜界運送の清水竜一さんが「交通ルールを守り安全運転を心掛けます」と無事故宣言した。最後に加藤町長らがテープカットした。
 今期は気象条件に恵まれ、収穫面積が増加し、地下ダムによるかん水の好影響もあって同社は原料処理量八万二千トン(前期実績比11・2%増)を見込んでいる。初日の搬入量は六百六十四トン、平均甘しゃ糖度は一四・〇九度だった。年内は二十七日まで操業し、年明けは七日再開する。

県ソロ・アンサンブルコンテスト小学生の部で天城小金管バンドが県代表へ

 九州アンサンブルコンテストの県予選を兼ねた第三十四回鹿児島県ソロ・アンサンブルコンテスト(県吹奏楽連盟など主催)が八―九日、加治木町文化会館であり、アンサンブル部門の小学生の部で天城小金管バンドが六年連続で金賞を受賞、県代表にも選ばれた。奄美勢では大島高、天城中も金賞を受賞したが、二校とも県代表には選出されなかった。ソロではチューバで天城小六年の豊山誓也君が金賞を受賞した。
 天城小は、部員十人で「ハレルヤ」(ヘンゼル作曲)を演奏。見事な演奏で六年連続金賞を射止めた。中村仁美顧問は「子供たちは緊張もなく、伸び伸びと楽しそうに演奏してくれた。もっと曲に強弱を付けられるように練習して九州大会に臨みたい」と語り、子供たちの活躍をたたえた。
 奄美関係の結果は次の通り。
 ▽小学生の部 金賞(代表)=天城小、銀賞=名瀬小、亀津小▽中学生の部 金賞=天城中、銀賞=名瀬中、金久中、銅賞=東天城▽高校の部 金賞=大島高、銀賞=徳之島高、銅賞=古仁屋高、沖永良部高

12月12日(水)付 

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全日本小学生相撲優勝大会6年生の部で川畑明生(瀬戸内町)が優勝

 第20回全日本小学生相撲優勝大会(日本相撲連盟主催)が9日、東京両国国技館であり、6年生の部に出場した川畑明生(古仁屋相撲クラブ、篠川小)が優勝し、全国制覇を果たした。奄美勢の優勝は、18回大会での福島京介(古仁屋中)以来、2年ぶり3人目の快挙となった。
 大会は全国8ブロックを勝ち抜いた各代表が4年以下、5年、6年の3部門に出場し、個人トーナメントで競った。6年の部は33人が出場。九州ブロック3位で出場した川畑は初戦から関西1位の前田周司(京都)と対戦。さらに3回戦は優勝候補・新保杏也(青森)と当たった。3年連続優勝を狙う新保に左からの下手投げで完勝。鎌田愛人古仁屋相撲クラブ監督も「あの勝利で優勝が見えた」と振り返る。
 準々決勝では、四国王者・鬼谷智之(高知)を下し4強入り、準決勝では関東王者の藤原虎太朗(茨城)に勝利し決勝へ。優勝を懸けた大一番は全国大会2位の実績を持つ斉藤学(岩手)との取組。これを得意の下手投げで制した川畑が初優勝を果たした。
 「3回戦で勝って優勝できると思った。自分の相撲ができた」という川畑は「うれしい気持ちでいっぱい。いろいろ教えてくれた鎌田監督、古仁屋中学のコーチや先輩、両親に感謝したい」と話し、「中学ではさらに自分の相撲を磨き、先輩に追い付きたい。また全国制覇を目指す」と意気込んだ。
 奄美勢は4年以下の徳島幸輝(名瀬相撲、大棚小4年)、5年の廣尾達成(亀徳相撲、亀津小)がそれぞれ九州大会で代表権を獲得し、全国の舞台に立ったが、健闘及ばず3回戦までで敗れた。

沖永良部島のため池に白鳥が飛来

 沖永良部島・和泊町国頭の農業用ため池にこの冬、白鳥が一羽飛来した。白鳥はシベリアから飛んで来て北海道で越冬することが知られている。沖永良部まで飛んでくるのは珍しいという。カモと一緒に暖かな島の冬を楽しんでいるようだ。
 白鳥を撮影したのは知名町中央公民館の前利潔さん(47)。九日午後一時十分ごろ。「沖永良部で白鳥と出合うなんて思ってもみなかったから、夢中だった。写真は知名町図書館で展示したい」(前利さん)。
 奄美野鳥の会の鳥飼久浩さんは「若鳥なので判別が難しいが、コハクチョウだと思う。過去に奄美でも確認したことがあるが、ここ七、八年はなく、貴重なケースだと思う」と話した。
 図鑑「奄美の野鳥」によると、コハクチョウの成鳥は全長一二〇センチほど。全身が白く、オオハクチョウに似ているが、くちばしや足の色が違っている。若鳥は体全体が淡い灰褐色をしていて、頭と首は色が濃い。
 沖永良部の白鳥は体長が一〇〇センチほどで、少し灰色がかっている。(写真は前利潔さん撮影)
新型インフルエンザで危機管理模擬訓練
 新型インフルエンザ患者発生を想定した危機管理模擬訓練が十一日、名瀬保健所と県立大島病院であった。同保健所や大島地区消防組合職員ら十数人が参加し、防護服の着脱や専用車両を使った搬送訓練などを実施し、いざという時に備えた。
 新型インフルエンザ発生時の封じ込めと感染拡大防止が訓練の狙い。外国旅行から帰島した奄美大島と喜界島の住民二人が新型インフルエンザを発症したとの想定で実施した。
 名瀬保健所で防護服に身を固めた参加者らは、カプセル型の搬送ベッド・TI(トランジットアイソレーター)を使ってSARS車へ搭載、患者二人をSARS車と救急車で県立大島病院へ搬送した。同病院では医師と看護師が待ち受け、患者を受け入れ、消毒。最後に防護服の脱衣訓練を行った。
 ほとんどの参加者が防護服の着用は初めて。戸惑いながらも汗びっしょりになり、訓練に取り組んでいた。大島地区消防組合警防課の奥茂樹さんは「防護服を着けたのは初めて。実際にやってみると資料だけでは分からないことがある。大変勉強になった」と話す。
 新型インフルエンザは今までヒトが感染したことのない新しいタイプのインフルエンザ。県は発生状況を六段階に分け、ヒトからヒトへ感染するフェーズ4以降について年内にも行動計画を策定する。
 名瀬保健所は、十月下旬に感染症危機管理大島地区現地対策協議会の初会合を開き、フェーズ4以降の対応について協議し、この日の訓練もその一環。小野星吾所長は「時間通り進行し、順調な訓練だった。本番では別のことが出てくるが、きょうの経験を生かしてほしい」と振り返った。

12月13日(木)付 

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奄美市の一集落一ブランド推進委員会が17ブランドを認定
 奄美市一集落一ブランド推進委員会(委員長・朝山毅副市長)の会合が十二日、市役所であり、申請のあった二十ブランドのうち十七ブランドの認定を承認したが、三ブランドについては判定結果が評価基準に達しなかったことから認定を見送った。近く、奄美市として正式にブランド認定を行い、来年四月一日からブランドマークの使用や体験メニューの提供といった一集落一ブランド事業が展開される。
 「一集落一ブランド」は奄美市が進める地域資源を生かしたまちづくりの一環。今回は十五集落一地区一団体が計二十ブランドを申請。内訳は名瀬が二集落三ブランド、笠利が十一集落一地区一団体十五ブランド、住用が二集落二ブランド。
 これまで四回の委員会を開き、代表者からの聴き取り、現地確認、評価基準の議論を重ねた上で、十一人の委員全員が共通認識を持って下した認定審査の結果を示した。
 審査項目は(1)消費者ニーズとのマッチ(2)事業化の可能性(3)計画性(4)活動状況(5)申請者の熱意・アイデア―の五項目。認定基準は認定とする評価者が過半数を超え、委員がつけた得点の平均および得点率が基準点(15点以上・得点率60%以上)を超えているもの。
 認定が見送られたのは喜瀬地区の「シイノキカズラ」、外金久集落の「スダゲダの湧水」、平集落の「泉水拠の湧水」で、いずれも審査結果が認定基準に達しなかった。
 認定された地域は集落ブランドを生かした体験・周遊観光の推進や集落ビジネスの創出などを目指す。市側は集落ホームページを開設しての各ブランド紹介、看板設置、ブランドマーク製作、集落担当職員の配置、受入窓口の運用といった取り組みで支援する。
「長寿の秘訣」テーマにシンガポールから取材班
 シンガポール政府系ニュース専用テレビ局「チャンネル・ニュース・アジア」の日本人スタッフらが十二日、養殖クロマグロの取材のため瀬戸内町を訪れた。同町久根津の奄美養魚で養殖の模様をカメラに収めたほか、養殖クロマグロの現状を取材した。
 同社は、農林水産省の農林水産物等海外販路創出・拡大委託事業の関連で、海外(香港・シンガポール・台湾など)に設置されている常設店舗での販売促進のため、RP番組を制作しており今回の取材はその一環。同社による日本の農林水産品の取材は全部で五つのテーマだが、うち三つが鹿児島県。十三日には「長寿の秘けつ」をテーマに奄美市の長寿宅や老人ホームなども取材する。
 奄美養魚を訪れた三人のスタッフらは、成長段階ごとにいけす内で養殖されるクロマグロや出荷のためいけす内から釣り上げられるクロマグロの様子を丹念にカメラに収めていた。
 同社日本支局長の石田三千代さんは「今回の模様はシンガポール国内のほか、アジア二十カ国で放送予定。アジアでもクロマグロの需要は高まっており、販路拡大につながってほしい」などと話した。

12月14日(金)付 

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奄美市で野生生物保護対策検討会・奄美希少野生生物保護増殖分科会開く

 二〇〇七年度野生生物保護対策検討会・奄美希少野生生物保護増殖分科会(検討員八人)が十三日、奄美市内のホテルで開かれ、アマミノクロウサギ、アマミヤマシギ、オオトラツグミの保護増殖事業、奄美大島ジャワマングース防除事業の実施状況についての報告があった。今年一―二月に行ったクロウサギの生息状況モニタリング調査結果では奄美大島で近年糞(ふん)粒密度(生息密度)に回復傾向がみられるエリアが多く、徳之島では南部地域を中心に低下傾向としている。
 検討員のほか環境省の担当職員、県や地元の関係者ら二十五人が出席。クロウサギの生息密度の変化の把握は、調査地一キロ当たりの糞粒密度を算出し、森林総合研究所などが一九九四―九五年、二〇〇二―〇三年、〇五―〇六年に実施したほぼ同じルートの調査結果と比較。また、奄美大島を九つのエリアに区分し、糞粒密度の経年変化を出した。「奄美大島では五つのエリアで生息密度の回復傾向がみられ、マングース防除事業の効果の現れかもしれない」と考察している。
 徳之島では〇三年と〇七年の生息密度を比較した。北部生息域の西側で増加し、東側で低下。南部生息域では全体的に大幅な低下傾向を示した。「南部生息域では、生息地の改変等により、生息環境が悪化している可能性があるため、今後の動向が注目される」としている。
 幼獣調査では「林道における糞塊の出現傾向から、野生化における主な繁殖期は秋―冬と推定された」とし、赤房林道での巣穴調査では「百二十八個の巣穴を確認。うち二十一個の利用を調査した結果、四個は利用している可能性が高いと判断した。利用率は低い」と説明した。
 〇六年九月―〇七年十月の間に野外で拾った犬や猫の糞の内容物を分析した結果、「全八十七個のうち二十五個(29%)からクロウサギの毛や骨を検出した」とし、「捕獲した猫十三匹のうち一匹からクロウサギの毛が検出された」と報告。
 アマミヤマシギの行動観察による生態調査では「住用の三太郎地区は多数が同時に生息できる好適環境とみられる」との説明があった。
 出席者から(1)傷病のクロウサギを受け入れるきちんとした施設が必要ではないか(2)野ヤギの実態把握と対策を(3)奄美の希少植物がインターネット販売されている。取られて絶滅の危機にある植物も多数あり、真剣に対策を考えてほしい―などの指摘が出た。

復帰記念中学英語暗唱・弁論大会開く

 日本復帰記念第三十回大島地区中学校英語暗唱・弁論大会が十三日、徳之島町文化会館であった。徳之島での開催は三年ぶり二度目。審査の結果、弁論の部は山鹿萌子さん(朝日中三年)、英語暗唱の部は兼田文音さん(喜界第二中三年)が最優秀賞に輝いた。
 奄美群島の日本復帰を記念して開かれている大会。学力向上はもとより豊かな人間性や社会性を持って国際社会に生きる生徒の育成と、先人の知恵や熱い思いを子供たちに引き継ぐことなどが開催の趣旨。英語暗唱、弁論両部門に同地区市町村の代表各十六人が出場し、熱弁を振るった。
 英語暗唱の部は課題文の暗唱とショートスピーチが審査対象となり、暗唱力や表現力、発音、発表態度、審査員からの英語の質問に適切に答えられるかなどを審査。弁論の部は話の内容や構成、論旨の明確性、言葉遣い、演出などに着目した。
 弁論の部で最優秀賞を受賞した山鹿さんの論題は「平和を伝えていく為に」。祖父母の体験から戦争の悲惨さについて述べ、過去の悲劇を風化させないよう伝えていきたいと訴えた。
 会場には島内の児童生徒らが訪れ、舞台上の発表に耳を傾けた。
 各部門の優秀賞は次の通り(敬称略)。
 ▽英語暗唱 伊集院恵(井之川中)永井千尋(亀津中)▽弁論 平紫音(城ヶ丘中)、榮海人(笠利中)
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