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1月26日(土)付 

奄美市が、小湊フワガネク遺跡群と赤木名グスクを国指定文化財の申請へ
 二〇〇七年度第一回奄美市文化財保護審議会(山下文武会長、委員八人)が二十五日、同市笠利町のばしゃ山村旧安田家住宅であった。国指定登録を視野に入れる小湊フワガネク遺跡群(同市名瀬)と赤木名グスク(同市笠利町)は、七月に申請書を提出して来年度登録を目指すことが報告された。
 小湊フワガネク遺跡群はヤコウガイや兼久式土器が大量出土し、奄美の古代史を解明する重要な遺跡と位置付けられている。赤木名グスクは九州系統の中世山城の特徴を示し、当時の按司の勢力を知る手掛かりとして研究者の注目を集めている。
 市教育委員会文化課の高梨修主査が「昨年十二月に県文化課に出向いて取り組みの進ちょく状況を説明し、調整協議した」と報告した。文化庁への申請時期が一月から七月へ変更された理由について中山清美課長補佐は「グスクの定義付けを明らかにし、地権者の同意を得るため」と説明。さらに赤木名グスクは「中世山城の特徴から、『グスク』の呼称を『城(しろ)』へ変更することも検討課題」との見解を示した。
 旧三地区(名瀬、笠利、住用)の指定文化財百四件のうち、笠利地区の八十件を協議。県指定となったノロ衣や台風で一部崩壊した西郷岩など五件を解除する方向としたほか、残り七十五件を含む全文化財の見直しは年度内二回の保護審を経て完了させることを申し合わせた。
瀬戸内町手安地区の船だまり完成
 鹿児島県が瀬戸内町手安地区の県道79号沿いに建設を進めていた古仁屋港の安全祈願祭と完成式が二十五日あり、延長六十メートルの物揚げ場や延長百五十メートルの防波堤などを備えた小型船の船だまりとして供用開始された。埋め立て面積は二千百八平方メートル。周辺整備を含めた総事業費は約六億四千万円。関係者は「水産業振興の発展に大きく寄与するものと期待している」などと語った。
 県大島支庁瀬戸内事務所によると、事業は二〇〇四年度に埋め立てが始まり、道路(延長百七十四メートル)や港湾施設用地(二千平方メートル)、護岸(百メートル)、物揚げ場(水深二メートル)などを整備した。
 古仁屋港は大島本島と加計呂麻島間の大島海峡に二千七百五十ヘクタールもの広大な水域を有する港湾で、奄美群島が日本復帰した翌年の一九五四年に避難港として指定された。
 これまで、加計呂麻島の生間地区に定期船の接岸施設が建設されたほか、海上交通の利便性を図るため油井と渡連、勝能地区に浮き桟橋、須手地区に貨物船バースが整備された。
 避難港として位置付けられている古仁屋港だが、漁船などの小型船舶は台風時の高波被害を避けるため、西方の阿鉄、篠川などの入り江に避難していた。

2月27日(日)付 

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和泊町で世界遺産登録に向けた公開講座

 奄美群島の世界自然遺産登録に向けた公開講座「『世間遺産』から世界遺産へ―島の地域資源を活用する」(県、奄美群島広域事務組合主催)が二十六日、和泊町であった。NPO法人「かごしま探検の会」の東川隆太郎さんを講師に迎え、ワークショップや講演会を実施。和泊、知名両町の約四十人が参加し、「地域の魅力を住民自らが掘り起こし、発信することが重要」との考えを共有した。
 前半のワークショップは「集落の再発見」と題して約二時間、手々知名集落を散策した。西郷隆盛とかかわりが深い同集落には南洲神社や私塾などの史跡が残る。黒糖作りに使った石灰小屋跡やサンゴの石垣、防空ごうなど隠れた名所も多く、新たな発見に感動する参加者の姿も目立った。
 後半はえらぶ長浜館で講演会を開いた。東川さんが提唱する世間遺産は「見慣れた風景の中に奥深さと懐かしさを持って隠れているもの」。奄美大島では陸軍弾薬庫や教会、沖永良部島では和泊町の電柱置き場などを独自の視点で認定している。
 講演では世間遺産を地域の魅力発信につなげる手立てを提案した。「地域に点在する資源を次世代に伝えるためには住民の意思疎通が欠かせない」と強調。世界遺産登録に向けた取り組みについては「足元の宝を知らない人々も多い。価値認識を共有してほしい」と述べ、積極的な住民参加を促した。

1月28日(月)付 

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県下一周駅伝で大島は6位、Cクラス優勝

 第21回鹿児島県地区対抗女子駅伝競走大会(県、県教委、南日本放送主催)は27日、県内12地区が参加し霧島市隼人運動場を発着点とする6区間21・0975キロであり、肝属が5年連続優勝を達成した。大島は若手選手が活躍し、前年の10位から6位に躍進。記録も前年を4分14秒短縮し、目標にしていたCクラス優勝を果たした。
 競技は午前10時スタート。曇天でやや肌寒い一日だったが、コース沿道には応援の人々が多数集まり、選手たちに声援を送った。レースは初優勝を目指す鹿児島が序盤から首位に立ち5区までトップを守っていたが、最終6区で肝属が鹿児島を抜き去り、見事な逆転劇で5連覇を達成した。
 大島チームは、西田美咲(神村学園1年=奄美市笠利町出身)、猪股由佳子(主婦)、美代奈津実(喜界町立第一中3年)、備聖南(鹿児島女子高1年=龍郷町出身)、川照美(エクササイズプラザ・メッツ)、林桜子(鹿児島女子高1年=徳之島町出身)のメンバーでレースに臨んだ。
 1区は西田が区間6位と健闘したが、中盤までは後続の選手が順位を上げられず、一時は11位まで順位を落とした。しかし、9位でたすきを受けたアンカー林が、区間4位の快走を見せ、川辺、熊毛、伊佐を抜いて6位でゴール。来年のBクラス入りを決めた。

南海日日旗争奪男子バレーで「元気!わどまりクラブ」が3連覇

 第33回南海日日旗争奪6人制男子バレーボール大会(南海日日新聞社主催、奄美市バレーボール協会主管)は27日、奄美市名瀬総合体育館であり、地元の中高生を加え、チーム名を新たに臨んだ元気!わどまりクラブ(和泊クラブ)が全試合ストレート勝ちで3連覇を飾った。
 競技人口の底辺拡大、技術向上を目的とする大会には奄美大島、徳之島、沖永良部島から10チームが出場。松坂屋コロッケ・師玉当太主将の選手宣誓で熱戦の幕が開いた。
 決勝は3年ぶりの社旗奪還を目指すビベーレ・モリと3連覇が懸かる元気!わどまりクラブの5年連続同カード対決。序盤から優勢に試合を進めた元気!わどまりクラブはジャンプサーブや速攻攻撃を次々と成功させ、第1セットを先取。第2セットも勢いは衰えず、粘るビベーレ・モリの攻撃をブロックで食い止めるなど圧倒。パワーとスピードを見せ付け、ストレート勝ちで優勝を決めた。

1月29日(火)付 

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奄美のガソリン、12月に1リットル180円突破
 大島地区のレギュラーガソリン一リットル当たりの平均店頭価格は十二月には百八十円を突破、県平均を二十二円、全国平均を二十七円上回り、特別措置がある沖縄より二十九円高となった。
 昨年のガソリン価格は二、三月に下落したが四月から上昇、九月にいったん値を戻したものの十月から再度上昇カーブを描き、十二月に最高値に達した。年初の一月と比較すると、大島地区と県平均がそれぞれ二十円高、全国平均は二十三円高、沖縄平均は十九円高となった。
 大島地区の平均価格の推移をみると、一月の百六十三円が七月に百七十円台に突入、十二月には百八十三円に達した。県平均と比較すると年間を通して二十一―二十六円高く、全国平均より二十七―三十二円、沖縄平均より二十八―三十二円高。

瀬戸内町古仁屋の「せとうち海の駅」で「幸福の鐘」鳴らし、結婚式

 瀬戸内町古仁屋の総合ターミナルビル「せとうち海の駅」前にこのほど、すべての人々の幸せを願う「幸福(しあわせ)の鐘」が完成。二十五日、その鐘を使った初めての結婚式・披露宴が開催された。
 式を挙げたのは瀬戸内町出身の慶洋樹さん(24)=東京都在住、佳奈子さん(24)=同。式では二人が結婚の誓いを立てた後、鐘の前に移動。親せき、同級生、友人、知人ら約百二十人が見守る中で、同窓会による幸福の鐘セレモニーが開催された。
 二人が「ご縁」と「レッツゴー」の意味を掛けて鐘を五回鳴らすと、周囲から「おめでとう」の声とともに、多くの拍手やクラッカーが鳴り響き、二人に「結婚証明書」が手渡された。
  二人は既に東京都で新生活をスタートさせており、「大好きな島の海が見える場所で式を挙げたい」と同会場を選んだ。佳奈子さんは「自分で鐘を鳴らす式はなかなかない。今後もここで式を挙げる若者が増えてくれれば」と笑顔で語った。
 幸福の鐘は同町出身、在住者で構成する昭和三十五年生全国同窓会(伊藤秀樹会長)が四十九の年の祝い記念として建立した。

1月30日(水)付 

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大島地区文化協会連絡協議会が「方言の日」のポスター作る

 「話そうシマの言葉 語り継ごう奄美の文化」。大島地区文化協会連絡協議会(事務局・県大島支庁総務課)は二十九日、「『方言の日』(二月二十八日)のポスターを作り、方言の素晴らしさ、大切さを認識してもらうため広報啓発活動を始めた」と発表した。ポスターは七百部作成、市町村文化協会や学校に配布する。
 「方言の日」は二〇〇七年度の地区文化協会総会で決めた。当初は「島口」とする方向だったが、島ごとに異なるため「方言の日」に統一。先行する与論町が二月十八日を「ユンヌフ(二)トゥ(十)バ(八)の日」としていることに合わせた。
 奄美の島々は言葉の多様性も際立っている。「方言」にしても、奄美大島が「シマユムタ」「シマクトゥバ」「シマグチ」と三つの言い回しがある。喜界島は「シマユミタ」、徳之島は「シマグチ」「シマユミィタ」、沖永良部は「島ムニ」と表記している。ポスターにも島ごとの違いを盛り込んだ。
 方言や島唄への関心は年々高まっており、市町村単位の大会、学校での催しが行われている。二月十一日は県奄美パークで「親子で楽しむシマユムタ」が開催される。

1月31日(木)付 

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喜界町でチョウの食草を植える
  奄美群島農業農村整備事業推進協議会など七団体は二十六日、喜界町荒木集落共有地でボランティア植栽した。同町が北限の大型のチョウ・オオゴマダラの食草のホウライカガミなど植えた。
 農作物や農地、農業用施設を風害、塩害から保全し、集落住民とともに植栽することで地域への愛着を深めようと実施した。同推進協議会や荒木集落住民、県農村振興技術連盟喜界支部、建友会、町産業振興課など約七十人が参加した。
 今回は自然環境保護を重視し、オオゴマダラやツマベニチョウ、アカホシゴマダラ、アサギマダラの食草のホウライカガミ、リュウキュウエノキ、それにモクマオウやクロマツなど約六百本を植樹した。参加者らは「チョウの飛び交う島」を目指し、一本ずつていねいに植えていた。
高校入試志願者登録で大島学区の募集倍率は1・01倍
  県教育委員会は三十日、二〇〇八年度公立高校入試の志願登録状況を発表した。県全体の募集定員一万四千七百十人に対する志願者数は一万八千三十二人で、募集倍率は前年と同じ一・二三倍。このうち大島学区は、募集定員千三百六十人に対し志願者数千三百七十九人で、倍率は前年より0・02ポイント高い一・〇一倍となっている。学区内学校別では、新設徳之島の総合学科が二・四六倍と高倍率。半面、大島工業の電気など六校十学科で定員割れとなっている。
 学区別倍率は鹿児島の一・四八倍が最も高く、次いで薩摩一・二六倍、姶良東一・二三倍など。逆に倍率が低かったのは熊毛の〇・九二倍で一倍を割っている。大島学区は、全日制の倍率が一・〇三倍、定時制(奄美・商業)は〇・四倍。
 大島学区で定員を上回っているのは、新設徳之島の総合、普通の二学科をはじめ、大島、大島工業・電子機械、奄美の情報処理と衛生看護、喜界・普通、沖永良部・商業の六校八学科。一方、大島北はすべての学科で定員割れとなっている。同学区内の推薦募集枠は計百八十四人で、出願者数は二十二人。

2月1日(金)付 

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建設中の瀬戸内町・勝浦トンネルで貫通式

 瀬戸内町勝浦と奄美市住用町役勝を結ぶ国道58号道路改築事業(網野子バイパス)の一環で工事が進められてきた勝浦トンネルの貫通式が三十一日、トンネル坑内であり、関係者多数が出席して無事故での貫通を祝った。事業費は約三十四億円。トンネルは瀬戸内町勝浦と網野子をつなぐ延長一・一二二キロで、同町で最長となる。今後、舗装や照明、取り付け道路などの整備を進め、二〇〇九年度中に同町節子までの一部供用開始を予定している。
 県大島支庁瀬戸内事務所によると、勝浦トンネルは勝浦から役勝を結ぶ六・八キロのバイパス工事で整備する二本のトンネルのうちの一本で、〇六年七月に掘削工事に着手した。
 トンネルは、総幅員九・五メートル、車道六メートルで、勝浦から網野子入口の神社裏手に出る。既に網野子への取り付け道路(百八十メートル)や網野子川に架かる網野子大橋(十八メートル)も整備されている。
 網野子バイパスは、国道58号で最大の難所とされる網野子峠越えの解消を図るもの。勝浦トンネルに加え、網野子から役勝までを延長四・二四三キロの網野子トンネルで結ぶ。完成すると距離にして約三キロ、車での移動時間にして約十分それぞれ短縮される。

奄美市の佐向さんがチヌ18匹釣る

  奄美市名瀬の佐向啓義さん(57)はこのほど、瀬戸内町篠川の白浜に出掛け、チヌ十八匹の大漁に恵まれた。ガラ(ヒラアジ)やタマン(ハマフエフキ)などの引きも堪能。三日連続の釣行はいずれもチヌ二ケタと大当たり。「チヌは最大で四七センチだった。
 佐向さんは夜釣りでチヌを狙い、自作の竹竿(さお)を含めて三本を出した。車から釣座まで距離があるため「五匹釣ったら、車に戻ろうと思っていたが、何度か往復するはめになった。釣れすぎて疲れた」とニンマリ。しかし、「大きいのが釣れなかった」と複雑な表情も。
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