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奄美果樹のエース・タンカンの収穫シーズンの始まりを告げる「たんかんはさみ入れ式」(JAあまみ主催)が一日、大和村の果樹園であった。奄美大島での今期の生産見込み量は千百トン。うちJA共販量は二百三十トン、販売額八千五十万円を目標にしている。今期は長雨、暖冬と続き品質の確保が懸念される時期もあったが、収穫期にかけて糖度は上昇傾向。関係者は「適期収穫、出荷で奄美タンカンの銘柄確立を図ろう」と誓い合ってはさみを入れた。徳之島町柑橘生産組合(田袋吉三組合長、組合員数八十四人)も一日、タンカンのはさみ入れ式を同町山の松本幸雄さん(73)が所有する松本農園で行った。参加した関係者たちは、徳之島タンカン「玉黄金」の名前を全国にさらに広げようと誓い合った。 |
| 2008AMAMI市美展(奄美市、市教育委員会、市美展実行委員会主催)の各部門最高賞の市美展賞が一日決まった。過去最多の応募総数千五百八十点(前回比九十二点増)から選ばれたのは美術部門が前村卓巨さん(奄美市笠利町)の「奄美で君のこと愛しいと想った」、書道部門に金久三津枝さん(喜界町)の「元好問詩」、写真部門に林幹根さん(奄美市名瀬)の「森の心緒」。金久さんの書が奄美市の買い上げ作品に決まった。市美展は九日に奄美文化センターで開幕する。 今年で二十八回目を迎える。内訳は一般の美術百四点、写真百十九点、書道五十六点、小学生千七十六点、中学生二百二十五点。地域別では奄美市が最も多く、群島各地や県本土、九州、東京、関西からも応募があった。 審査会は一日、奄美文化センターであった。金久さんと林さんは二度目の受賞、前村さんは初出品。各賞について美術部門の久保剛審査委員長は「写実的ながら全体的にシュールな構図は彼独特。天体ともガラス玉とも取れる黒いボールの配置が絶妙」、写真部門の管洋志審査委員は「心ときめきつつも身を鎮めた落ち着き、美しいものを素直に表現した感性が光る」、書道の松清秀仙審査委員は「文字の懐を引き締め、整然とした美しさを醸し出している。細い線や墨のたまりが快いアクセント」と講評した。 |
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| 本場奄美大島紬協同組合(赤崎拓郎理事長)のまとめによると、一月の大島紬の生産反数は九百五十六反(前年同月比17・7%減)で、前年同月に比べ二百六反減少した。男物は10・0%減、女物も19・1%減となった。月間生産反数が千反を割り込むのは、奄美群島が米軍統治下にあった昭和二十年代以来、五十数年ぶり。 一月の生産反数を経(たて)糸の密度で表す算(よみ)別でみると、十五・五算は六百八十五反、十三算は二百七十一反。前年同月比で十五・五算は16・1%減、十三算は21・7%減となった。 染色別では主力の泥が五百六十反で前年同月比24・1%減。化染は三百五十一反で10・7%減、草木泥は十九反増の二十九反、泥アイは五反減の十六反だった。 製品の男女別では男物が百六十二反、女物は七百九十四反。男物は十八反減、女物は百八十八反減となった。 不合格は十五点で不合格率は1・56%。内訳は絣(かすり)不ぞろい六点、尺不足四点、筋引き二点などだった。 |
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| 県企画部はこのほど、推計人口調査結果(十二月一日現在)を発表した。県全体の推計人口は百七十三万八百三十四人(男八十万八千四十人、女九十二万二千七百九十四人)で、前年同月と比べ一万一千五百四十二人減少した。奄美は十二万二千八百九十三人(男五万八千四百三十人、女六万四千四百六十三人)で、前年同月より千八百四十人減少した。他市町村が減少を続ける中で、龍郷町は八カ月連続で増えている。 県全体の世帯数は七十三万三千百五十六世帯で、前年同月と比べ二千九百三十九世帯増加した。十二月中の人口動態は、自然動態が四百十四人の減、社会動態は百三人の増。 奄美の世帯数は五万二千七百五十七世帯で、前年同月より十七世帯の増。人口動態は、自然動態が四十三人、社会動態は三十一人の各減となった。 |
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全国の民謡踊りを研究、伝承する舞踊団体「日本民踊研究会」(可知豊親会長)のチャリティー公演「民踊としま唄へのいざない」が三日、奄美市の奄美文化センターであった。愛知、三重両県の師範五人と門下生ら総勢約百六十人が来島。各地の伝統舞踊を時に華やかに時にりりしく舞い踊り、詰め掛けた観客をとりこにした。二〇〇一年に続いて二回目。同市名瀬出身で研究会師範の中島豊定玲(玉世)さん(61)=豊橋市在住=が呼び掛けて実現した。中島さんの地元同級生でつくる二十一年戌(いぬ)年会有志が主催した。 公演は中島さん率いる豊定会三十二人の祝舞「さんさ時雨」(宮城)で幕開けを飾った。三重の「権兵衛おどり」では野良着にほおかむり姿の踊り連が軽快な音楽に乗って登場。畑を狙うカラスと権兵衛のユーモアたっぷりの掛け合いで沸かせた。島根の「安木節」では竹に小銭を入れた楽器、銭太鼓を両手にリズミカルな妙技を披露した。 出演者全員の輪踊りが舞台いっぱいに広がった終盤の「一合まいた」(香川)は圧巻。また、師範会によるあでやかな舞いには観客からため息がもれた。 伊勢音頭保存会や西和美さんら唄者も賛助出演して花を添えた。 この世界に入って三十年の中島さんは「土地の文化や生活がにじみ出る民踊は先祖が守り抜いた素晴らしい踊り。古里の人に見ていただいてとても楽しかった」と喜んだ。 |
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奄美市住用町の川内集落(山田絋一区長、九十世帯)で三日、「フナンギョの滝・桜並木ウォーキング」があった。名瀬地区などからの参加者も合わせ、幼児から高齢者まで約百人が参加。川内生活館からフナンギョの滝まで早春の気配に満ちた約五キロのコースを歩き、さわやかな汗を流した。フナンギョの滝が奄美市の進める一集落一ブランド事業でブランド認定されたことを記念して開催されたイベント。 滝の名称は、昭和初期に川内川上流で伐採された丸太を川に流して運搬した際、丸太の多くが船材に用いられたことから「船木を切りに行く所」の意で用いられたとされている。 参加者は午前十時半に生活館を出発。川内川沿いの村道に植えられたヒカンザクラの花を眺めたりした後に、川の上流の滝を目指した。約三十分の歩行で滝に到着した一行は、五十メートル以上の落差がある滝の雄大な景観を写真に収めたりしていた。 |
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大和村津名久の農業大山安二さん(75)の果樹園で、黄色く熟れるスモモ(黄甘李=おうかんり)の花が満開になった。大山さんによると、例年は二月中旬が見ごろだが、今年は暖冬の影響か十日程度早いという。十五、六年前に在来のスモモの幹に接木して育て始めた。香りは白桃に近く、「漬けた焼酎の味は最高」と大山さん。花をめでながら「この花が満開のころが一番寒い。咲けば春ももうすぐと毎年感じる」とも話した。 |
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絶滅危ぐ種にランクされている奄美大島のリュウキュウアセビとアマミヒイラギモチの保存を図ろうと、京都大学大学院の瀬戸口浩彰准教授と京都府立植物園の長沢淳一課長補佐兼温室係長の二人が一月三十一日から三日まで、県林業技術総合センター龍郷町駐在や奄美大島内の民家を回って挿し穂の収集を行った。二人は、瀬戸内町文化財保護審議会の前田芳之会長の案内で初日、龍郷町駐在を訪れ、同駐在が収集し露地で植栽していた両種の株からせん定ばさみで挿し穂を収集した。二日以降は瀬戸内町などの民家を回って収集した。 長沢課長補佐と瀬戸口准教授は前田芳之会長の協力で奄美大島産のリュウキュウアセビの収集を始めたのは二〇〇〇年。他産との形態や遺伝子の違いを比較するのが目的で、同植物園で栽培している。研究の結果、奄美大島産は沖縄や屋久島などと異なることが分かり、論文に発表している。アマミヒイラギモチは牧野植物園と東京大学小石川植物園から提供を受けて京都府立植物園で栽培している。いずれも冬の寒さに強く、生育は順調という。 今回収集した挿し穂は持ち帰って京都府立植物園で挿し木で栽培し、系統などを調ベた後、増殖させ、地元に返して保護に役立てる計画。 前田会長や瀬戸口准教授によると、アマミヒイラギモチは業者による増殖が進み、一株数百円で販売されているが、リュウキュウアセビは民家でも正常に維持されている個体が少なくなっているという。 瀬戸口准教授「増殖させ、それぞれの遺伝子の型を調べ、将来は関心のある自治体に戻し、許可が降りたら植え戻ししたい。ほしいのは遺伝的な多様性」、長沢課長補佐も「奄美はなかなか来づらいが、すごい所。今後も貴重で珍しい植物を保存していきたい」として所有者からの提供を呼び掛けている。瀬戸口准教授の連絡先は京都大学大学院人間・環境学研究科Tel075・753・6860、前田会長はTel0997・73・1187。 |
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| 二〇〇七年度経営体育成普及活動全国コンクールの審査結果が発表され、県沖永良部事務所農業普及課が経営局長賞を受賞した。同課の入賞は昨年度に続いて二度目の快挙。バレイショの産地活性化に向けた大規模経営体を育成し、成果を上げたことなどが評価された。 コンクールは(社)全国農業改良普及支援協会が主催した。今年度は担い手育成を対象に募集し、個別経営体、組織経営体の二部門で農林水産大臣賞各一点、経営局長賞各二点、全国農業普及支援協会会長賞各四点を選んだ。 応募総数は都道府県選考を通過した五十点(個別二十四点、組織二十六点)。同課は個別部門で最高賞に次ぐ経営局長賞を射止め、県関係では鹿児島地域振興局農政普及課が組織部門で経営局長賞を受賞した。 同課はバレイショの産地化を目指して@機械化体系の確立による規模拡大A気象・土壌条件を克服する栽培体系の確立B専作モデル経営体の育成―を実践。技術指導や組織支援などに取り組んだ結果、「大規模経営体の育成や面積、生産量の拡大につながった」との成果を上げた。 |
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瀬戸内町の瀬戸内町森林組合(慶永達夫組合長)で、主に海外輸出用のソテツ実の出荷準備作業がピークを迎えている。砂漠緑化や観賞用に用いられ、同組合では六十トン以上の出荷を計画している。ソテツは同町請島や与路島が主産地だが、今年は奄美全域から集められた。同町阿木名にある作業場では職員らが、約一カ月水に漬けた真っ赤な実を、専用のミキサーにいれた後、たわしを使って丁寧に皮をむく作業に追われていた。 かび防止の薬品に漬けた後、天日で約一週間乾燥させた、商社を通して砂漠緑化用に中米のコスタリカやホンジュラス、観賞用にヨーロッパなどに輸出する。 同組合の請島勉筆頭理事は「出荷量は昨年に比べ伸びている。台風被害にも強く、安定した作物。今後も期待ができる」などと話した。 |
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| 独立行政法人農畜産業振興機構がまとめた二〇〇七砂糖年度の甘味資源作物交付金対象要件審査結果(〇七年十二月十九日現在)によると、交付金を申請した生産者一人当たりの今期サトウキビ収穫面積は平均〇・八二ヘクタールとなっている。県別は鹿児島一・〇三ヘクタール、沖縄〇・七ヘクタール。奄美は平均一・〇七ヘクタールで、島別の最高は喜界一・七一ヘクタール、最低は与論〇・六二ヘクタールとなっている。 交付金は今期スタートしたキビ新制度(品目別経営安定対策)で、一定の要件を満たした生産者を対象に機構が支払う。奄美の初年度の申請者と作付面積は六千七百四十二人、七千二百二十一・五ヘクタール。 これを大きく五区分される交付金対象要件別にみると▽A―1(認定農業者など)六百五十人、千六百七十・七ヘクタール▽A―2(収穫面積一ヘクタール以上の農家など)六百五十九人、千三百四十九・七ヘクタール▽A―3(収穫面積四・五ヘクタール以上の組織構成員)五十一人、百二十三・五ヘクタール▽A―4(基幹作業委託者など)三千百八十一人、三千百四十八ヘクタール▽A―5(農協キビ部会員)二千二百一人、九百二十九・六ヘクタール。 〇九年産までの特例措置で交付金対象とされているA―5農家の一人当たり収穫面積は〇・四ヘクタール程度。この区分に該当する二千二百人余の農家は小規模な手刈り収穫農家がほとんどとみられ、〇九年産に向けて組織化や基幹作業の委託誘導の対象ともなる。 島別の一人当たり収穫面積は喜界、徳之島、奄美大島の三島が一ヘクタール超で、沖永良部島は〇・八九ヘクタール、与論島は〇・六二ヘクタール。最も少ない与論島はA―5での申請者が全体の八割を占めており、特例期間切れをにらんだ組織づくりの加速が求められている。 |
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「奄美の健康な暮らし体感ツアー」(奄美WAVEコンソーシアム主催=事務局・奄美市商工水産課)が五日から三泊四日の日程で奄美大島で始まった。奄美の自然、文化、料理を体感しながら肥満、メタボリック症候群、糖尿病などの生活習慣病改善を目指す初の企画ツアーには十六人の男女が参加した。初日は鹿大大学院医歯学総合研究科の嶽崎俊郎教授による「ツアーの目的と意義―健康生活の実践」をテーマにした講演を聴講したほか、奄美空港からあやまる岬までのウオーキングがあり、海岸沿い約七キロを歩いて心地よい汗を流した。健康的に暮らすための知恵や予防医療の重要性を学び、ツアー終了後の生活スタイル改善へつなげることを目的に開催。ツアーの特徴は「専門機関のメンバーから肥満やメタボリック症候群等の改善に向けた知恵を勉強できる。奄美に暮らす人々が日常的に食べている郷土料理を体感できる。日本で有数の長寿地域である奄美大島の料理のレシピや成分表情報を得られる」―ことを挙げている。鹿大、琉大、奄美市健康増進課、観光ネットワーク奄美、タラソ奄美の竜宮などが協力する。 初の企画ツアーには奄美市から五人、東京、福岡、鹿児島から十一人が参加し、男性、女性各八人、年齢は五十八歳から七十歳まで。 一日目は笠利総合支所会議室で鹿大の嶽崎教授が奄美地域の長寿の要因などについて講演。タラソテラピー(海洋療法)の海水運動の特徴として「真水より浮力が働くため関節への負担が軽い。海塩粒子の吸入による呼吸器系の去痰(たん)効果、末梢血管拡張による末梢循環改善、アトピー性皮膚炎への効果」などを挙げた。 この後、参加者は奄美空港に移動し、サイクリングロードを歩き、あやまる岬へ向かった。 |
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| 県は五日、年齢別推計人口調査結果(二〇〇七年十月現在)を公表した。全人口に占める年齢区分は、年少人口(十五歳未満)が14・1%、生産年齢人口(十五―六十四歳)が60・2%、老年人口(六十五歳以上)が25・7%。前年と比べて年少人口が0・1ポイント、生産年齢人口が0・3ポイントそれぞれ低下し、老年人口は0・4ポイント上昇している。年少人口の割合が最も高いのは三島村の17・5%で、奄美の七市町を含む十三市町村が15%以上となっている。生産年齢人口は鹿児島市の65・8%が最も高く、老年人口は南大隅町の42・8%が最高。 調査は〇五年の国勢調査の結果を基に、それ以降の県人口移動調査による社会動態(転入―転出)と自然動態(出生―死亡)の結果を加減し推計した。県全体の人口は前年より約一万人少ない百七十三万一千六百三十九人で、このうち奄美十二市町村は十二万三千五十人。 一九八五年の調査結果と比較すると、年少人口は7・5ポイント、生産年齢人口は4ポイントそれぞれ低下し、老年人口は逆にA・5ぽ上昇しており、少子高齢化が確実に進展している。 年少人口の割合が三島村に次いで高いのは、徳之島町の17・3%で、奄美では天城町16・4%、龍郷町・和泊町16・1%、奄美市15・8%、知名町15・4%、与論町15・3%も15%以上を占めている。逆に割合が低いのは南大隅町の10・7%で、奄美では宇検村の11・3%が最も低い。 生産年齢人口の割合は、規模の大きい鹿児島市や霧島市、鹿屋市などの五市町が60%以上を占めている。奄美では奄美市の59・4%、徳之島町55・9%、与論町55・4%、知名町55%の順。 老年人口の割合は、県内市町村の六割以上の三十一市町村で30%を超えている。奄美では、宇検村の38・1%をはじめ、伊仙町35・5%、瀬戸内町33・8%、大和村33・1%、喜界町32・6%、天城町31・3%の六町村が30%以上となっている。 |
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(財)地域芸能活用センター(中村徹会長、東京都新宿区)は六日、二〇〇八年度地域伝統芸能奨励賞に奄美市笠利町の若手唄者、中村瑞希さん(28)を選出した。地域に根差した活動と同時に島唄を島外に発信し続ける中村さんは「全国の人が島唄を知る入り口となれば」と喜びを語った。授賞式は十月十一、十二日の地域伝統芸能全国大会(さいたま市)で行う。同センターは地域の観光促進や商工業の振興を目的に活動。毎年、高円宮殿下記念地域伝統芸能賞ほか各賞を選出している。地域伝統芸能奨励賞は地道な努力を重ねている将来有望な新人等へ贈られるもの。 中村さんは〇三年の奄美民謡大賞(南海日日新聞社主催)をはじめ、〇五年に民謡民舞全国大会で内閣総理大臣杯、〇六年には民謡界の最高峰とされる日本民謡フェスティバルでグランプリに輝いた。 自身が学んだ「大笠利わらぶぇ島唄クラブ」で子供たちを指導する傍ら、島内外のイベントに多数出演している。中村さんは「続けてきたことに意味がある。受賞は応援してくれた人たちのおかげ」と話す。鹿児島県からは〇五年に受賞した唄者の貴島康男さんに次いで二人目となり「島唄がほめられているのかな、と思います」。今後は「皆が一つになって楽しめる八月踊りを勉強したい」と抱負を語った。 平田隆義奄美市長は「若手唄者の第一人者としての功績や期待が実を結んだ。奄美の伝統、文化への誇りを胸に、ますますのご活躍を期待します」とコメントした。 |
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| 修学旅行で与論町を訪れる学校数が二〇〇七年度に過去最高を更新した。受け入れ規模は十八校二千九百六十四人(関東十四校、関西二校、静岡、長崎各一校)。体験・交流型のメニューが人気を集めているほか、「一島一校」の受け入れ態勢や官民一体の誘致活動が奏功したとみられている。 ヨロン島観光協会によると、受け入れ状況は〇六年度十四校千九百七十六人、〇五年度十六校三千九百四十一人。十年前は三校程度だったが、誘致活動が本格化した七年前から十校を超えるようになった。内訳は関東の高校が大半を占め、リピーターも半数以上に上る。 同協会が修学旅行を重視するのは将来の観光客獲得につなげるためだ。町商工観光課や宿泊業者と関東の旅行社、学校を訪問して島の魅力をPR。旅行社から依頼を受けると、他校との重複を避けて日程を調整する「一島一校」の受け入れ態勢も成果を見せた。 同町への修学旅行は経由地の沖縄泊を併せたパターンが多い。初日に沖縄で平和学習を行った後、フェリーで与論島へ入り、ダイビングやサンゴ礁観賞、サイクリング、陶芸制作などを体験するメニューが主流。近年は民家を訪問したり、民宿に泊まったりと人的交流を図るプログラムも増えている。 兵庫県立小野高校(中杉隆夫校長)は五年前から来島している常連校。今年は二月四日から四泊五日の日程で沖縄・与論旅行を計画し、生徒、教諭合わせて三百二十八人が参加した。与論滞在中は自然体験を中心にハーリー船競争、サトウキビの収穫にも挑戦。最終日は旅行前から練習したエイサーを披露し、地元の団体とも共演した。 中杉校長は「体験学習に力を入れようと北海道でのスキー旅行から訪問先を替えた。生徒からは島の人情に触れて感動したという感想が寄せられる。人生の中でも修学旅行は短期間だが、与論は生涯思い出に残る場所だと思う」。終了後も交流を続け、卒業旅行で再訪する生徒も多いという。 協会担当者は「修学旅行最盛期の秋冬にマリンスポーツが楽しめるのも強み。海での活動中は町担当課が巡視艇を出し、安全管理にも気を配っている。関係機関が連携した受け入れが評価につながっているようだ」と分析した。 |
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