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12月29日(土)付 

瀬戸内町嘉鉄に集落の農産物直売所「ゆりどころ」がオープン
 瀬戸内町嘉鉄集落(岡野正郎区長)の県道沿いに農産物直売所「ゆりどころ」がこのほどオープンした。百円均一で毎朝取り立ての野菜などが並ぶとあって近隣住民らに好評だ。
 施設は、集落の活性化を図ろうと岡野区長らが中心になって企画。野菜などの供給は高齢者を中心に集落内で農業を行っている四十一人が参加している。行政の助成を得て木造の簡易施設を設置。壁面には同集落婦人会メンバーらが野菜や果実などのイラストを描いて花を添えた。
 持ち寄られる野菜はダイコン、ハクサイ、キャベツ、ホウレンソウ、カブ、葉ニンニクなど島野菜を中心に種類も豊富。果実も季節ものの赤ミカンやダイダイ、パパイアなどがあるほか、キクなどの切り花や正月用の門松、ウラジロも好評だという。
 岡野区長は「オープンしたばかりだが、何よりお年寄りらの顔が明るくなったことが一番うれしい。今後も知恵を出し合いながら盛り上げていきたい」などと話した。
 連絡はTEL0997・72・0508(岡野区長)へ。
07年奄美の大島紬生産、ついに2万反台割れ
 本場奄美大島紬協同組合(赤崎拓郎理事長)は二十八日、二〇〇七年の検査業務を終了した。同年の生産反数は前年比24%減の一万八千百六十二反で、ついに二万反を割り込んだ。減産は一九八五年(昭和六十年)から二十三年連続。減産幅は前年に比べて拡大しており、紬業界は低迷を脱する糸口さえ見えない苦境にある。
 年間の生産反数を経(たて)糸の密度で表す算(よみ)別で見ると、十五・五算は一万三千六百八十七反、十三算は四千四百七十五反。前年に比べ十五・五算は22・7%減、十三算は27・8%減となった。
 染色別では主力の泥が一万五百四十八反、化染六千七百十八反、草木泥五百四十七反、泥アイ三百四十九反。泥は30・3%減、化染15・0%減、草木泥は4・6%増、泥アイは2・0%増となった。
 生産反数を月別で見ると、全ての月で前年を下回った。四、七、九、十、十一、十二の各月で前年を五百反以上も下回り、中でも七月は六百七十九反の大幅減となった。
 製品の男女別では男物が三百二十七反、女物が一万四千九百五十五反。男物が20・6%減、女物が24・7%減だった。大島紬以外の製品に張る「産地証明」は三百四十六反で、21・9%減だった。
 同組合の最高生産反数は一九二七年(昭和二年)の三十五万六千九十四反。戦後では一九七二年(昭和四十七年)の二十九万七千反がピークで、金額ベースでは八〇年(同五十五年)に二百八十七億円を記録している。
 十年前の九七年(平成九年)の生産反数は五万五千四百四十一反。一昨年までの五年間は前年比一ケタの減産率で推移していたが、〇六年が12・4%減、〇七年は24・0%減と二年連続で二桁の減産率となり、減産幅も拡大した。
 赤崎理事長は「大型小売店の倒産以降、高額商品に対するローン貸し付け審査が厳しくなって大島紬には非常に不利な状況となった。販売面で混乱をきたし、悪影響が出た最悪の年だった。来年は新しい展開があると信じ、良い商品を作っていくことに集中するしかない」と語った。
 ある業界関係者は「繊細な技術に加えて集中と根気を要する織り技術者の賃金は時給に換算して二百円程度。これでは従事者は生活できず、後継者が育つはずもない。産地主導による価格の設定など、産地の現状を抜本的に改善しない限り、先はない」と話した。
07年産のキビ価格は基準糖度で2万702円
 サトウキビの経営安定対策初年の二〇〇七年産キビ農家手取り価格が二十八日確定した。基準糖度一三・七度で、一トン当たり二万七百二円。〇六年産の基準糖度帯(一三・一―一四・八度)キビに比べ二百三十二円のアップで、品質取引が始まった一九九四年産以降では過去最高となった。新制度での価格形成の仕組みでは砂糖の市場価格の反映が最大の特徴だが、国際的に高止まりしている砂糖相場が国内のキビ農家手取りを押し上げる結果となった。
 〇七年産からのキビ価は、認定農家や一ヘクタール以上の収穫農家、生産組織参加農家といった一定の要件を条件とする「甘味資源作物交付金」と、砂糖市価を反映した「取引価格」の二階建てとなる。交付金は農畜産振興機構を通じて支払われ、取引価格はキビを購入した各製糖会社から支払われる。
 〇七年産の交付金は昨年夏で決定済み。〇九年産までの三年間は固定され、基準帯では一万六千三百二十円とされている。
 一方、取引価格は市価に相当する輸入糖売戻価格を基に算定され、毎年十二月に決まる。〇七年産の取引価格は二十八日、「〇八年一―三月の輸入糖売戻価格」の決定に伴って確定した。取引価格には基準帯は設けられておらず、基準帯内でも糖度によって手取り額は変動する。
 鹿児島県農協中央会の集計によると、〇七年産の取引価格は糖度〇・一度につき三十二円程度上下。この結果、交付金を加えた手取り額は基準帯下限の一三・一度で二万五百十円、上限の一四・三度で二万八百九十四円。基準帯の中でも約五百円の開きが出る。基準帯を外れると糖度〇・一度ごとに百三十二円上下し、一五・九度で二万三千円台、一六・七度で二万四千円台、逆に一二・八度未満は二万円割れとなる。
 品質取引以降後のキビ農家手取り額は、対策費と銘打つ奨励金を加えて二万四百円台(基準糖度帯内)で推移してきた。〇七年産以降の新制度導入をにらんだ交付金の水準設計も〇六年産並みの手取り確保を意識して決定されていたが、その後の砂糖市価の上昇によって手取りアップとなった。

12月30日(日)付 

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好評、与論島の有機たい肥

 与論町堆肥センター(田畑豊範所長)の有機堆肥(たいひ)の販売が好調だ。牛ふんの悪臭を「アイドーラ液」で分解、加工し、良質の堆肥を供給している。島内だけなく島外の引き合いも強い。開設から二年。「畜産の島」にとってなくてはならない施設だ。エコマネーのように利用できる「蓄ふん」制度に加えて、堆肥袋の回収も実施し、畜産農家に喜ばれている。来年三月中には堆肥舎(熟成庫)を増設する計画だ。開設から二年。「畜産の島」にとってなくてはならない施設になっている。
 有機堆肥は、畜産農家から買い取った原料(牛ふん)に、海水や鉄分、ミネラルを豊富に含むアイドーラ液を混ぜながら、マニュアスプレッターでかくはんした後、天日干しして作る。アイドーラは与論の言葉。「アイ」は愛、「ドーラ」は俵の意味。悪臭を取り除く効果がある。
 堆肥の販売実績をみると、初年度はバラ堆肥を二百七十七トン、十五キロの袋詰堆肥を三千百六十九袋をつくり、販売額は三百四十八万円。〇六年度は千三百五十三トン、一万千九十三袋を製造し、千七百五十四万円を売り上げた。〇七年度は十一月末現在、七百二十トン、六百六十袋、九百十五万円を販売。前年度並みは確保できる見通しだ。主な販売先は島内の農家だが、最近は奄美大島、徳之島の果樹、園芸農家からの引き合いも強い。
 人気の要因は品質のよさと、利用者(農家)に配慮したサービス。「蓄ふん」は畜産農家が提供した牛ふんを堆肥換算して売買できるシステム。キビのトップ(梢頭部)を牛のえさに分けてもらった畜産農家がキビ農家に堆肥を提供することができる。堆肥はフレコン(フレシキブル・コンテナ)を配達、回収してくれる。肥料のまき方についても、手作りパンフレットで詳しく紹介している。
 課題もある。「作物によっては、より良質な完熟堆肥を望む声がある。製品出荷が作物の栽培時期によって変動するため、品質にバラツキが出やすい」(田畑所長)。このため、センターは〇七年度事業で完熟庫を整備し、高品質堆肥を効率的に製造する。今後、島内外の需要がさらに高まりそう。

奄美でもサンゴの病気「ホワイトシンドローム」を確認

 サンゴの表面に白い帯び状のものができ、放置しておくとサンゴ群体が死滅する原因不明の病気である「ホワイトシンドローム」が、瀬戸内町加計呂麻島のデリキョンマ崎沖と笠利湾内の一部で確認された。デリキョンマ崎沖では十一月末にダイバーらが協力してボランティアでサンゴの病変部をハンマーでたたいて取り除く作業を行った。オニヒトデ等の食害、白化現象に続く新たな脅威が出てきた。
 日本サンゴ礁学会会員で、環境省の委託を受けて五年前から同海域でサンゴのモニタリングをしている興克樹さんによると、今年五月末ごろからホワイトシンドロームとみられる病変部が目立ち始め、六月末ごろからさらに増えた。水深二―十メートルの海域の約三十群体に病変部が見つかった。ハナバチミドリイシ、サボテンミドリイシなど主にテーブルサンゴが病気にかかっていた。
 今のところ、病変部をハンマーでたたいて取り除く以外、対策は分かっていないため、関係者が協議して除去作業を計画した。サンゴの病変部の除去には県から特別採捕と岩礁破砕許可を得る必要があることから瀬戸内町側が許可申請した。
 十一月二十七日、ダイバーらで組織する「瀬戸内海を守る会」のメンバー、瀬戸内町商水観光課職員ら九人が除去作業に参加。ダイバーが潜ってサンゴの病変部のほとんどを取り除いた。
 同海域では数年前からダイバーがホワイトシンドロームらしき病変部を見ていた。興さんによると、オニヒトデ等の食害でも白くなることから「見逃していた可能性もある」。
 サンゴ礁がきれいな同海域はダイビング、シュノーケルのポイント。瀬戸内町は「貴重な海域であり、新たな発生が確認されたら今回と同様に共同作業で除去作業を検討したい」としている。
 ホワイトシンドロームは、有名なオーストラリアのグレートバリアリーフなど世界中で発生しており、日本では二〇〇三年に沖縄県の慶良間近海で見つかり、石垣島や西表島でも確認されているという。発生原因は感染症の一種ではないかといわれ、地球温暖化による海水温上昇との関係も指摘されているが、原因は特定されていない。

12月31日(月)付 

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休刊


1月1日(火)付 

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瀬戸内町に住民主体の「キュラジマ健康づくり応援団」
 瀬戸内町は住民主体の健康づくりに取り組んでおり、その中心的役割を担っているのが「キュラジマ健康づくり応援団」だ。メンバーは町の健康づくり推進員ら二十数人。広報、運動、食育の三班に分かれ、島唄や島踊り、食材など豊富な地域資源を活用した健康づくりを進めている。
 同町は昨年夏、名瀬保健所と連携し「あまみ長寿・子宝プロジェクト事業」の一環で「キュラジマ健康づくり応援団育成講座」を開催した。長寿・子宝アカデミー教室受講者や百寿のまちづくり五十人委員会、健康づくり推進員らが参加し、講座修了者を健康づくりのリーダーとして応援団に委嘱した。
 応援団は、町保健福祉課の宮原省吾課長を団長に二十三人。ほとんどは女性だが、中には男性も。メンバーは広報、運動、食育の三班に分かれ、それぞれ活動計画に沿って実践活動している。
 広報班(元気とどけ隊)は、健康に関する情報を発信し、健康診断受診者を増やすことを目標に町が開催する保健制度改正の説明会に同行、健診の大切さなど訴えている。
 運動班(健康預筋隊)は、昨年十一月から町民を対象にウオーキングを行っている。毎週月、水、金曜日の三回、古仁屋の海の駅を発着点に午後六時と同八時からの二回、手安の灯台前を折り返すコースで実施し好評だ。また、県が制作した島唄・島踊りのDVDを活用した活動にも取り組んでいる。
 食育班(まーさてぃくろう会)は、食を通した生活習慣の見直しを目指す。同町の平均余命(二十歳)は女性六十五・二歳、男性五十六・九歳で男性は全国平均を下回っており、男性の早世防止が課題。そこで同班は男性を対象にした料理教室など実施している。
 健康づくりは、住民一人ひとりの意識高揚が大切だ。地域のリーダーである応援団の役割は大きい。町保健福祉課は「九十歳まで自分で歩き、身の回りのことは自分でやる自立した高齢者になり、自分らしい人生を楽しむことが目標。これからも応援団を中心に住民主体の健康なまちづくりを目指したい」と話す。

1月2日(水)付 

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休刊


1月3日(木)付 

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休刊

1月4日(金)付 

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元日から徳之島で新春闘牛大会

 ○…徳之島では一日から新春闘牛大会が催され、闘牛ファンは連日の熱戦に沸いている。三日は全島一・中量級優勝旗争奪戦徳之島町大会(町闘牛協会主催)が同町亀津の伊藤観光ドームであった。全島一戦は王者「大福環境開発一号」が挑戦者「鮫島号」を三分四十二秒で退け四度目の防衛に成功した。
 ○…全島一戦は開始早々から王者が攻勢。挑戦者の反撃を許さず、王者が勝利を収めた。中量級も王者「琉球白虎」が挑戦者「戦勝徠成」との激戦を制して四度目の防衛を飾った。
 ○…三賞は「和軍坊」=敢闘、「常勝つかさ小鉄」=殊勲、「中山獅童」=技能、が獲得。闘牛場には地元闘牛ファンをはじめ、帰省客や観光客ら約二千五百人(主催者発表)が来場。迫力ある角突きを見守った

2日に5町1地区で成人式

 二〇〇八年成人式は二日の喜界、和泊、知名、与論を皮切りに三日は奄美市住用、龍郷町であり、五町一地区で計四百三十四人が大人の仲間入りを果たした。出席者たちは再会を喜び合い、趣向を凝らしたプログラムで決意を新たにした。全市町村が松の内に行われる奄美の成人式は四日に大和、宇検、瀬戸内の三町村、五日は奄美市名瀬、同笠利、徳之島、天城、伊仙の二地区三町で予定している。

本土へのUターンラッシュ、3日にピーク

 ○…「お盆休みにまた帰るね」―。年末年始をふるさとで過ごした人たちのUターンラッシュが三日朝から、始まった。空港やフェリーが接岸する各港は、両手に島の土産を抱えた家族連れや見送り客でにぎわっていた。
 ○…奄美市笠利町の奄美空港では、搭乗予約客が朝から出発カウンターに並んだ。日本航空(JAL)によると、東京、伊丹(大阪)、鹿児島行きはいずれも満席。出発便の時刻が近づくたびに多くの利用客でにぎわった。
 ○…瀬戸内町に家族四人で帰省していた四十代の女性は「魚釣りを楽しんだり、のんびり過ごせた。心も体も癒やされました」と話していた。都市部へのUターンラッシュは航空、船舶とも五日まで続く。
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