「ありのままの島暮らし」/加計呂麻民泊 双方に充実感

家庭的な雰囲気に包まれた中川さん夫婦と看護学生の夕食=16日、瀬戸内町加計呂麻島三浦

家庭的な雰囲気に包まれた中川さん夫婦と看護学生の夕食=16日、瀬戸内町加計呂麻島三浦

 教育旅行の学生らを受け入れる加計呂麻島民泊協議会(瀬戸内町、岩橋弘明会長)の活動が軌道に乗りつつある。2013年度の始動以来、口コミで利用が広がり、この夏は6校約60人を迎えた。「手つかずの自然に囲まれた島暮らしを体験してほしい」と受け入れ先の家族も充実感を味わっている。

 「しっかり食べな大きなれへんで」―。16日夜、加計呂麻島三浦の民家に笑い声が響いた。テーブルには家主の中川正夫さん(66)が釣ったブダイに、妻の由美子さん(66)が腕を振るった手料理。隣人の差し入れも所狭しと並ぶ。家族のように食卓を囲む相手は、自治医科大学(栃木県)の看護学生3人だ。
 民泊は修学旅行生らを一般家庭などが受け入れる宿泊サービス。奄美群島では農業体験を取り入れた試みが徳之島や与論島で先行している。瀬戸内町では休眠中だった町の民泊協を、住民有志が加計呂麻島の単独組織に衣替えした。