「三太郎の里」6月オープン 住用の1次産業活性化へ 農林水産物出荷者協議会発足

住用町農林水産物直売所が6月1日オープン(施設写真) 丸山 奄美市が住用町摺勝地区で整備を進めてきた観光交流施設「三太郎の里」の農林水産物直売所が6月1日、オープンする。オープンに先駆けて8日、同直売所の利用農家らで組織する町農林水産物出荷者協議会の発足総会が開かれ、規約や2018年度の活動計画案などを承認した。市は直売所を町内の一次産業活性化への核施設として位置付けており、協議会への加入促進も含めて農家の生産意欲向上を図っていく。

 

摺勝地区で整備が進められてきた観光交流拠点施設「三太郎の里」(上)=10日、奄美市住用町=と、農林水産物出荷者協議会の発足総会

摺勝地区で整備が進められてきた観光交流拠点施設「三太郎の里」(上)=10日、奄美市住用町=と、農林水産物出荷者協議会の発足総会

 三太郎の里は13~17年度を期間とする「森と水のまち住用観光プロジェクト」の一環で、「三太郎祭」などのイベント会場としても使用される約1万3千平方メートルの市有地内に整備した。

 

 施設は鉄筋コンクリート平屋建てで、延べ床面積は約290平方メートル。施設内には直売所のほかに観光案内所も設置し、町内の観光ポイントを一元的に紹介する。直売所の管理は㈲サン奄美が市から委託を受けて行う。

 

 同市住用総合支所であった出荷者協議会の発足総会には町内の果樹、野菜の生産農家31人が出席し、会長に志岐正進氏を選出。志岐会長は「地元産の農産物は地元で消費する環境をつくるとともに、町外からも人を呼び込もう。農家が知恵を出し合い、安全で新鮮、安価でおいしい、良質の農産物販売に向け、一緒に汗をかいて頑張ろう」と呼び掛けた。

 

 直売所の運用に当たって市は「町内の無人販売所の維持も図りながら、生産者への技術研修なども行って連携強化を目指す」と説明。高齢者やUターン者などへの会員拡大も図っていく方針だ。

 

 6月1日は午後2時から直売所のオープニングセレモニーがある。